勧進代から葉山(長井)へ
コース難易度
中級
- 日帰り
- 6時間25分
- 11.2km
コースガイド
勧進代コースから昭和堰を辿り、白兎コースを下る周回コース

テクニック度 |
難易度の目安 難易度の目安
テクニック度
|
山行日数 |
日帰り |
歩行時間 |
6時間25分 |
歩行距離 |
11.2km |
最大高低差 |
865m |
水場 |
鉾立水場 |
トイレ |
葉山山荘 |
はやま(葉山・羽山・端山)と名の付く山は県内外に多数あります。いずれも里の近くの低い山が多く、祖霊信仰や稲作文化と深く関わってきた山です。その中でも本書に紹介されている二つの葉山は比較的標高が高く、かつては盛んと修験者の行場としても利用されていた時代もありました。(長井)葉山には堰の遺構も多く、山から用水を引いてきた歴史があり、またブナの二次林が多く見られることからも、里の暮らしと密接に関わってきた山であることが窺い知れます。
勧進代口駐車場から先はゲートがあり徒歩で林道を進むと、かんかね館跡への入り口があります。登山口はまだ先ですが、今回はここから入山することにします。急な斜面を登り尾根道をしばらく進むと分岐があり、左へ行くとかんかね館跡です。中世の館(たて)跡で見張りに使われていたといわれていますが、突き出た急峻な尾根に何段にも平らな場所が作られていて(曲輪)、防御性の高い機能を有した館の遺構が良く残されています。
分岐まで戻り時々展望も開ける雑木林を進むと登山口からの道と合流します。歩きやすいブナ林の尾根を進むとオケサ堀コースと合流し、さらに少し先で昭和堰入口の分岐に着きます。左に折れ、近年整備された昭和堰を辿るコースを進みます。等高線に沿ったほぼ平らな道ですが斜面をトラバースするなど足場の悪い箇所もあります。水を引くために掘削し、管理し続けてきた先人の苦労が偲ばれます。水源の御秘蔵沢を渡って急坂を登ると、奥ノ院です。吾妻連峰と飯豊連峰、祝瓶山が一望できます。社殿等はありませんが、何とも聖地の雰囲気が感じられる場所です。下っていくと「お田代」湿原に出て、葉山山荘に至ります。山荘下の分岐を直進すればオケサ堀コース方面ですが、分岐を左に進みます。岩の下から冷たい水が湧いている鉾立清水からは置賜盆地の散居集落を見渡せます。
下山する白兎コースは、Ⅴ字状に掘れて滑りやすい道が続きます。「姥石」、「駒の平」などのポイントを通過して高度を下げていけば、杉林の中に鳥居が建つ白兎登山口に到着します。車道を数十分歩けば、勧進代口駐車場に戻ることができます。
勧進代口駐車場から先はゲートがあり徒歩で林道を進むと、かんかね館跡への入り口があります。登山口はまだ先ですが、今回はここから入山することにします。急な斜面を登り尾根道をしばらく進むと分岐があり、左へ行くとかんかね館跡です。中世の館(たて)跡で見張りに使われていたといわれていますが、突き出た急峻な尾根に何段にも平らな場所が作られていて(曲輪)、防御性の高い機能を有した館の遺構が良く残されています。
分岐まで戻り時々展望も開ける雑木林を進むと登山口からの道と合流します。歩きやすいブナ林の尾根を進むとオケサ堀コースと合流し、さらに少し先で昭和堰入口の分岐に着きます。左に折れ、近年整備された昭和堰を辿るコースを進みます。等高線に沿ったほぼ平らな道ですが斜面をトラバースするなど足場の悪い箇所もあります。水を引くために掘削し、管理し続けてきた先人の苦労が偲ばれます。水源の御秘蔵沢を渡って急坂を登ると、奥ノ院です。吾妻連峰と飯豊連峰、祝瓶山が一望できます。社殿等はありませんが、何とも聖地の雰囲気が感じられる場所です。下っていくと「お田代」湿原に出て、葉山山荘に至ります。山荘下の分岐を直進すればオケサ堀コース方面ですが、分岐を左に進みます。岩の下から冷たい水が湧いている鉾立清水からは置賜盆地の散居集落を見渡せます。
下山する白兎コースは、Ⅴ字状に掘れて滑りやすい道が続きます。「姥石」、「駒の平」などのポイントを通過して高度を下げていけば、杉林の中に鳥居が建つ白兎登山口に到着します。車道を数十分歩けば、勧進代口駐車場に戻ることができます。
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朝日連峰 以東岳・祝瓶山・摩耶山・白鷹山 2025