日本全国の登山コースガイド
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検索結果1117件中
1-20件
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砂千里ヶ浜から中岳、高岳へ
- 日帰り
- 4時間50分
- 10.2km
砂千里ヶ浜から中岳、高岳へ
- 日帰り
- 4時間50分
- 10.2km
阿蘇山上駐車場が登山口です。古坊中登山口の南側から、阿蘇山公園道路(有料)の料金所に出て、公園道路沿いにある遊歩道を歩きます。右手に退避壕が見えてきたら、登山者用駐車場があるので、南方向へ右折します。また、遊歩道を歩かず、「阿蘇山火口シャトル」に乗って阿蘇山火口へ行き、中岳火口展望台で火口を見学して、この駐車場まで降りてきても良いです。 左手に中岳の火口を見ながら、砂千里ヶ浜の平原へと続く木道を進み、砂千里ヶ浜南端の小高い尾根で左折します。小高い尾根が終わるところから左へ回り込み、正面のガレた沢を登ります。ここは倶利伽羅谷川の源頭部となっています。ガレやザレを登っていくと、中岳の火口が見えるようになり、稜線にたどり着き右手に南岳が見えます。 左手にルートをとり、いくつかの小ピークを越えると、中岳の山頂です。西面には中岳の火口が大きく、噴気を上げている様子が望め、東面にはこれから登る高岳が望めます。一度下り、徐々に高度を上げていくと月見小屋分岐。ここを左折し、少しの登りで高岳の山頂です。周りには、さえぎるものもなく、九州一円の山岳が望めます。また、東方向の手前には高岳東峰(通称、 天狗の舞台)と高岳火口跡(通称、大鍋)が見え、その南端は絶壁となっています。 北東方向に尾根を進んで仙酔峡への分岐、直進して高岳東峰の基部を南に巻いて戻ると天狗の舞台に上がれます。目の前には、鋸歯状の根子岳と祖母山や、高岳の北尾根、鷲ヶ峰の岩峰が望めます。 高岳東峰から大鍋の南西方向に進むと、途中に井戸状の水場、さらに進むと避難小屋の月見小屋があり、緊急時には使用できます。小屋の前から西へ進んで、高岳南の肩を越え、中岳〜高岳間の登山路に戻ります。あとは、往路を引き返します。 阿蘇中岳は火山活動中で、気象庁などが常時観測している山です。入山にあたっては、必ず最新情報の問い合わせをお願いします。以下のアドレスでもチェックができます。 火山活動が活発化し火口から1km圏内の立ち入り規制の場合、阿蘇山上ターミナル付近と砂千里を結ぶ「皿山経由ルート」を通行し登山が出来ます。阿蘇山上駐車場が登山口です。古坊中登山口の南側から、阿蘇山公園道路(有料)の料金所に出て、公園道路沿いにある遊歩道を歩きます。右手に退避壕が見えてきたら、登山者用駐車場があるので、南方向へ右折します。また、遊歩道を歩かず、「阿蘇山火口シャトル」に乗って阿蘇山火口へ行き、中岳火口展望台で火口を見学して、この駐車場まで降りてきても良いです。 左手に中岳の火口を見ながら、砂千里ヶ浜の平原へと続く木道を進み、砂千里ヶ浜南端の小高い尾根で左折します。小高い尾根が終わるところから左へ回り込み、正面のガレた沢を登ります。ここは倶利伽羅谷川の源頭部となっています。ガレやザレを登っていくと、中岳の火口が見えるようになり、稜線にたどり着き右手に南岳が見えます。 左手にルートをとり、いくつかの小ピークを越えると、中岳の山頂です。西面には中岳の火口が大きく、噴気を上げている様子が望め、東面にはこれから登る高岳が望めます。一度下り、徐々に高度を上げていくと月見小屋分岐。ここを左折し、少しの登りで高岳の山頂です。周りには、さえぎるものもなく、九州一円の山岳が望めます。また、東方向の手前には高岳東峰(通称、 天狗の舞台)と高岳火口跡(通称、大鍋)が見え、その南端は絶壁となっています。 北東方向に尾根を進んで仙酔峡への分岐、直進して高岳東峰の基部を南に巻いて戻ると天狗の舞台に上がれます。目の前には、鋸歯状の根子岳と祖母山や、高岳の北尾根、鷲ヶ峰の岩峰が望めます。 高岳東峰から大鍋の南西方向に進むと、途中に井戸状の水場、さらに進むと避難小屋の月見小屋があり、緊急時には使用できます。小屋の前から西へ進んで、高岳南の肩を越え、中岳〜高岳間の登山路に戻ります。あとは、往路を引き返します。 阿蘇中岳は火山活動中で、気象庁などが常時観測している山です。入山にあたっては、必ず最新情報の問い合わせをお願いします。以下のアドレスでもチェックができます。 火山活動が活発化し火口から1km圏内の立ち入り規制の場合、阿蘇山上ターミナル付近と砂千里を結ぶ「皿山経由ルート」を通行し登山が出来ます。 -
仙酔峡から高岳、中岳へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 5.6km
仙酔峡から高岳、中岳へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 5.6km
仙酔峡が登山口です。公共交通機関がないので、マイカーかタクシーで向かいます。駐車場の東端にある花酔橋を渡り、ミヤマキリシマ群落の遊歩道を登っていきます。分岐がありますが、左ルートは鷲見平を経由して仙酔峠へ、右ルートは直接仙酔峠へ行けます。鷲見平には、鷲ヶ峰でクライミング中に遭難した岳人たちの慰霊碑が多くあります。 仙酔峠からは、目の前の仙酔尾根を忠実にたどります。最初 は小灌木がありますが、次第に草木もなくなり、溶岩で固めら れた岩尾根となります。尾根の左右は切れ落ちていますが、目印のペンキマーク通りに登ると、固定ロープが設置さ れている段差があり、その上からは、次第にガレからザレと登山道の様子が変化していきます。傾斜が緩やかになると尾根の上に出ます。分岐(高岳火口壁)があり、左へ行けば高岳東峰(通称、天狗の舞台)、右へ行けば10分ほどで高岳の頂上です。さえぎることのない360度の眺望が楽しめます。 南西方向に下ると、中岳へ続く尾根に出るので西に向かい、登り返すと中岳の山頂です。噴煙を上げている火口を望めます。 西へ尾根を下っていき、北面へ一度下り、尾根下をトラバースし て尾根に戻り、下って登り返すと火口東展望所です。目下に火口を見下ろすことができます。あとは、仙酔峡ロープウェイがかつてあっ た火口東駅跡へと遊歩道を下っていきます。火口東駅からも遊歩道を下ります。 阿蘇中岳は火山活動中で、噴火警戒レベルが高い場合は、高岳には登山できても、中岳には登山できない場合もあります。その時は、高岳より仙酔尾根を引き返すことになります。 また、阿蘇中岳第一火口の活動が活発化し火口から1km圏内の立ち入りが規制された場合、仙酔峡ロープウェイ火口東駅跡地付近から中岳山頂に向かう「すずめ岩経由ルート」が通過出来ます。いずれにしても、登山開始前に最新の火山情報を入手して、安全登山を心がけましょう。仙酔峡が登山口です。公共交通機関がないので、マイカーかタクシーで向かいます。駐車場の東端にある花酔橋を渡り、ミヤマキリシマ群落の遊歩道を登っていきます。分岐がありますが、左ルートは鷲見平を経由して仙酔峠へ、右ルートは直接仙酔峠へ行けます。鷲見平には、鷲ヶ峰でクライミング中に遭難した岳人たちの慰霊碑が多くあります。 仙酔峠からは、目の前の仙酔尾根を忠実にたどります。最初 は小灌木がありますが、次第に草木もなくなり、溶岩で固めら れた岩尾根となります。尾根の左右は切れ落ちていますが、目印のペンキマーク通りに登ると、固定ロープが設置さ れている段差があり、その上からは、次第にガレからザレと登山道の様子が変化していきます。傾斜が緩やかになると尾根の上に出ます。分岐(高岳火口壁)があり、左へ行けば高岳東峰(通称、天狗の舞台)、右へ行けば10分ほどで高岳の頂上です。さえぎることのない360度の眺望が楽しめます。 南西方向に下ると、中岳へ続く尾根に出るので西に向かい、登り返すと中岳の山頂です。噴煙を上げている火口を望めます。 西へ尾根を下っていき、北面へ一度下り、尾根下をトラバースし て尾根に戻り、下って登り返すと火口東展望所です。目下に火口を見下ろすことができます。あとは、仙酔峡ロープウェイがかつてあっ た火口東駅跡へと遊歩道を下っていきます。火口東駅からも遊歩道を下ります。 阿蘇中岳は火山活動中で、噴火警戒レベルが高い場合は、高岳には登山できても、中岳には登山できない場合もあります。その時は、高岳より仙酔尾根を引き返すことになります。 また、阿蘇中岳第一火口の活動が活発化し火口から1km圏内の立ち入りが規制された場合、仙酔峡ロープウェイ火口東駅跡地付近から中岳山頂に向かう「すずめ岩経由ルート」が通過出来ます。いずれにしても、登山開始前に最新の火山情報を入手して、安全登山を心がけましょう。 -
箱石釣井尾根から根子岳(東峰)へ
- 日帰り
- 3時間0分
- 4.6km
箱石釣井尾根から根子岳(東峰)へ
- 日帰り
- 3時間0分
- 4.6km
根子岳の名は、猫のきばのようにギザギザしているから、あるい は切り株のようだから、その名がついたといわれています。 箱石峠より、国道265号を1.2kmほど西に下ったところが根子岳 への登山口で、登山案内標識と登山届ポストがあり、ここから歩き始めます。ここには、2 ~ 3台程度の駐車スペースがあり、また箱石峠にも、5 ~ 6台程度の駐車スペースがあります。 国道より、コンクリート作業道を下り、黒川支流の砂防ダム上流側より、釣井尾根に登り上がり、尾根を忠 実に歩きます。右に植林、左に草原を見て、標高890mの地点まで登ると、鏡ガウド(谷)からの登山道と合流します。 草原から、小灌木帯となり、標高1250m付近で、箱石峠からの登山道と合流します。急峻な尾根となり、ロープが連続するようになり、尾根の左側を2回ばかり巻き、根子岳東峰に登り上がります。 西の稜線には、根子岳最高峰の天狗岩と鋸歯状の尾根が見えます。下山は往路を慎重に下ります。 最近の豪雨や地震などの自然災害で、阿蘇山の多くの登山道が被害を受けました。特に根子岳では、ほとんどの登山道が壊滅的となり、復旧不可能で、廃道となったものもあります。 西峰、天狗岩へは、すべての登山道が通行不可となり、東峰のみ登山可能で、前原牧場ルート、大戸尾根ルート、箱石釣井尾根ルートのみ通行可能でした。2023年7月には、その3ルートのうち、東峰とわくど石間の崩落により、前原ルート、大戸尾根ルートが通行禁止となりました。現在、根子岳には、箱石釣井尾根ルートのみ登山可能で、ピークも東峰のみ登頂可能です。 また、紹介した登山口より、2、3km西に下ったところにも、釣井尾根登山口案内標識があり、林道を車で入り、林道終点手前の路肩のスペースに駐車可能です。オフロード車のみ。そこから、釣井尾根に登ることも出来ます。 また、箱石尾根ルートは、夏はヤブが深く、ルートがわかりにくく、注意が必要です。根子岳の名は、猫のきばのようにギザギザしているから、あるい は切り株のようだから、その名がついたといわれています。 箱石峠より、国道265号を1.2kmほど西に下ったところが根子岳 への登山口で、登山案内標識と登山届ポストがあり、ここから歩き始めます。ここには、2 ~ 3台程度の駐車スペースがあり、また箱石峠にも、5 ~ 6台程度の駐車スペースがあります。 国道より、コンクリート作業道を下り、黒川支流の砂防ダム上流側より、釣井尾根に登り上がり、尾根を忠 実に歩きます。右に植林、左に草原を見て、標高890mの地点まで登ると、鏡ガウド(谷)からの登山道と合流します。 草原から、小灌木帯となり、標高1250m付近で、箱石峠からの登山道と合流します。急峻な尾根となり、ロープが連続するようになり、尾根の左側を2回ばかり巻き、根子岳東峰に登り上がります。 西の稜線には、根子岳最高峰の天狗岩と鋸歯状の尾根が見えます。下山は往路を慎重に下ります。 最近の豪雨や地震などの自然災害で、阿蘇山の多くの登山道が被害を受けました。特に根子岳では、ほとんどの登山道が壊滅的となり、復旧不可能で、廃道となったものもあります。 西峰、天狗岩へは、すべての登山道が通行不可となり、東峰のみ登山可能で、前原牧場ルート、大戸尾根ルート、箱石釣井尾根ルートのみ通行可能でした。2023年7月には、その3ルートのうち、東峰とわくど石間の崩落により、前原ルート、大戸尾根ルートが通行禁止となりました。現在、根子岳には、箱石釣井尾根ルートのみ登山可能で、ピークも東峰のみ登頂可能です。 また、紹介した登山口より、2、3km西に下ったところにも、釣井尾根登山口案内標識があり、林道を車で入り、林道終点手前の路肩のスペースに駐車可能です。オフロード車のみ。そこから、釣井尾根に登ることも出来ます。 また、箱石尾根ルートは、夏はヤブが深く、ルートがわかりにくく、注意が必要です。 -
草千里駐車場から烏帽子岳へ
- 日帰り
- 2時間0分
- 4km
草千里駐車場から烏帽子岳へ
- 日帰り
- 2時間0分
- 4km
本コースは、草千里ヶ浜という直径1kmの広くて浅い火口跡の縁を一周する草原のルートです。 烏帽子岳は3万年以上前に噴火し、その後、草千里ヶ浜が約2万7000年前に大規模噴火をおこしました。活発な噴火活動史を持つ山の一つであるため烏帽子岳の北麓には気象庁の火山観測点が設置されています。 草千里駐車場(有料)から、南方向を眺めると、奥に烏帽 子岳、その手前の左右に二つの池、その間に小山が見えま す。右手(西側)の池は、最初の噴火の名残り、左手(東側)の池は、溶岩ドームを噴き飛ばした後の火口跡、真ん中の山は駒立山といい、その溶岩ドームの残骸です。 駐車場から、県道111号阿蘇吉田線を西方向に向かい、火口縁の尾根に出たら、その尾根を南方向に進みます。すぐに、右手から湯の谷歩道が合流し、20分程で、また右手より垂玉温泉からの牧野道が合流します。ゲートがありますので、ゲートを開け閉めして、尾根を進みます。 次第に急坂になり、階段状に整備してあるところを登ると、前衛 ピークに到着、右折すると烏帽子岳の山頂です。 烏帽子岳の山頂には、1等三角点が設置されています。阿蘇の高岳や中岳の三角点は、1等ではなく、それより標高の低い烏帽子岳に、なぜ1等三角点があるのか。それは、高岳や中岳は噴火の煙で測量しにくいためであるといわれています。 1等三角点の山だけに眺望は素晴らしく、東面は大分宮崎の祖母・傾山群、西面は熊本市内から雲仙の山々、南面は南外輪山と九州脊梁の山々、北面は福岡の山々から九重と、多くの山々が望めます。 下山は、北東方向に尾根を下ります。階段状の道を下ると分岐が出てくるので左折し、草千里ヶ浜の東にある緩やかな尾根を進みます。そのまま進むと駐車場の東端にたどりつきます。分岐を左折せずに直進すると中岳に行くこともできます。 また、草千里ヶ浜には自然探勝路があり、登山道から探勝路へ入ることもできます。自然探勝路は、一周約1.5km約1時間の歩道です。本コースは、草千里ヶ浜という直径1kmの広くて浅い火口跡の縁を一周する草原のルートです。 烏帽子岳は3万年以上前に噴火し、その後、草千里ヶ浜が約2万7000年前に大規模噴火をおこしました。活発な噴火活動史を持つ山の一つであるため烏帽子岳の北麓には気象庁の火山観測点が設置されています。 草千里駐車場(有料)から、南方向を眺めると、奥に烏帽 子岳、その手前の左右に二つの池、その間に小山が見えま す。右手(西側)の池は、最初の噴火の名残り、左手(東側)の池は、溶岩ドームを噴き飛ばした後の火口跡、真ん中の山は駒立山といい、その溶岩ドームの残骸です。 駐車場から、県道111号阿蘇吉田線を西方向に向かい、火口縁の尾根に出たら、その尾根を南方向に進みます。すぐに、右手から湯の谷歩道が合流し、20分程で、また右手より垂玉温泉からの牧野道が合流します。ゲートがありますので、ゲートを開け閉めして、尾根を進みます。 次第に急坂になり、階段状に整備してあるところを登ると、前衛 ピークに到着、右折すると烏帽子岳の山頂です。 烏帽子岳の山頂には、1等三角点が設置されています。阿蘇の高岳や中岳の三角点は、1等ではなく、それより標高の低い烏帽子岳に、なぜ1等三角点があるのか。それは、高岳や中岳は噴火の煙で測量しにくいためであるといわれています。 1等三角点の山だけに眺望は素晴らしく、東面は大分宮崎の祖母・傾山群、西面は熊本市内から雲仙の山々、南面は南外輪山と九州脊梁の山々、北面は福岡の山々から九重と、多くの山々が望めます。 下山は、北東方向に尾根を下ります。階段状の道を下ると分岐が出てくるので左折し、草千里ヶ浜の東にある緩やかな尾根を進みます。そのまま進むと駐車場の東端にたどりつきます。分岐を左折せずに直進すると中岳に行くこともできます。 また、草千里ヶ浜には自然探勝路があり、登山道から探勝路へ入ることもできます。自然探勝路は、一周約1.5km約1時間の歩道です。 -
杵島岳から往生岳へ
- 日帰り
- 4時間5分
- 6.3km
杵島岳から往生岳へ
- 日帰り
- 4時間5分
- 6.3km
杵島岳・往生岳ともに、阿蘇火山のなかでは3000 ~ 4000年前に形成された新しい火山です。浸食を受けておらず、なだらかな山容の草原の山で、いくつかの火口跡も見ることができます。 草千里駐車場の東端からアスファルト舗装の遊歩道があり、それを進むと草千里駐車場東登山口、登山道を左に取り、杵島岳分岐でも左に登ります。 次第に急坂になり階段状となると、杵島岳の山頂に到着します。 北面には、遠くに福岡県筑後の山々から大分県日田の山々、九重、近くに阿蘇北外輪山の山々と往生岳、目前の足元には杵島岳の火口跡(直径約250m)。東面には噴気を上げている中岳、高岳。南面には、烏帽子岳と阿蘇南外輪山、遠方に九州脊梁の山々。西面には、金峰山などの熊本市内の山々と 雲仙普賢岳を望め、素晴らしい眺望です。杵島岳の火口縁は周回することができます。また火口跡に降りることもできます。 山頂より、時計周りに火口縁を半周し、火口縁から北東尾根を下ります。分岐があり、往生岳方向にルートがのびているので、それを進むと、鞍部にたどり着きます。そのまま往生岳の東尾根を登ると往生岳の最高点(1268m)です。そのまま下り気味に北東方向に進むと、左下に火口跡が二つあり、その次の丸いピークが三角点のある往生岳です。ここも素晴らしい眺望で す。 杵島岳と往生岳の鞍部まで引き返し、鞍部より左方向に登ると、杵島岳の火口縁からのびている北東尾根にたどり着きます。その尾根の内側は古御池旧火口群といい、いくつもの火口跡や、噴出物の盛り上がった小山などが眺められます。そのまま火口の縁を回ると分岐があり、どちらも草千里駐車場へ戻れます。 右へ進んでやや登り返し、杵島岳の中腹の杵島岳分岐経由で駐車場方面へ。途中の分岐から左へ進めば、少し時間がかかりますがスキー場跡の西端を通って駐車場に戻ることができます。杵島岳・往生岳ともに、阿蘇火山のなかでは3000 ~ 4000年前に形成された新しい火山です。浸食を受けておらず、なだらかな山容の草原の山で、いくつかの火口跡も見ることができます。 草千里駐車場の東端からアスファルト舗装の遊歩道があり、それを進むと草千里駐車場東登山口、登山道を左に取り、杵島岳分岐でも左に登ります。 次第に急坂になり階段状となると、杵島岳の山頂に到着します。 北面には、遠くに福岡県筑後の山々から大分県日田の山々、九重、近くに阿蘇北外輪山の山々と往生岳、目前の足元には杵島岳の火口跡(直径約250m)。東面には噴気を上げている中岳、高岳。南面には、烏帽子岳と阿蘇南外輪山、遠方に九州脊梁の山々。西面には、金峰山などの熊本市内の山々と 雲仙普賢岳を望め、素晴らしい眺望です。杵島岳の火口縁は周回することができます。また火口跡に降りることもできます。 山頂より、時計周りに火口縁を半周し、火口縁から北東尾根を下ります。分岐があり、往生岳方向にルートがのびているので、それを進むと、鞍部にたどり着きます。そのまま往生岳の東尾根を登ると往生岳の最高点(1268m)です。そのまま下り気味に北東方向に進むと、左下に火口跡が二つあり、その次の丸いピークが三角点のある往生岳です。ここも素晴らしい眺望で す。 杵島岳と往生岳の鞍部まで引き返し、鞍部より左方向に登ると、杵島岳の火口縁からのびている北東尾根にたどり着きます。その尾根の内側は古御池旧火口群といい、いくつもの火口跡や、噴出物の盛り上がった小山などが眺められます。そのまま火口の縁を回ると分岐があり、どちらも草千里駐車場へ戻れます。 右へ進んでやや登り返し、杵島岳の中腹の杵島岳分岐経由で駐車場方面へ。途中の分岐から左へ進めば、少し時間がかかりますがスキー場跡の西端を通って駐車場に戻ることができます。 -
揺ヶ池から阿蘇南外輪山の俵山へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 7.9km
揺ヶ池から阿蘇南外輪山の俵山へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 7.9km
米俵をいくつも積み重ねたような山容から、その名前がついたと いわれている俵山。このコースではその山頂を越え、俵山峠を目指 します。 揺ヶ池は阿蘇伏流水の一つで、水温約13℃。病気平癒という霊験あらたかな水で、地震が起こったあとは濁ってしまうという不思議な霊水です。 この揺ヶ池と県道28号を挟んで、俵山交流館「萌の里」があります。ここの一般駐車場の北側の台地に登山者専用駐車場があり、ここが登山口です。北端のコンクリート舗装の牧野道を登り、左手の送電線の鉄塔を目指します。そのまま尾根を登ると612mピークへたどり着き、鞍部に下りゲートを越え、尾根を登ると牧野と植林地の境に到着します。ここもゲートがあり、左手の作業道を進むと防火帯があり、右折します。一の坂、二の坂と急坂を登ると標高865mの尾根にたどり着きます。 あるいは、先のゲートに入ったところから植林地を登る急坂ルートもあり、同じく標高865mの尾根に出ることも可能です。 ここまでは牧場内のルートで、紹介ルート以外にも、多くの道や 牛の道がありますが、牧野と植林の境界を目指して登って行けば、時間の大差はありません。 そのまま尾根を登ると926mピーク、左手に展望台を見つつ右の緩やかな尾根を進むと、次第に急坂になり、1070mピークとの鞍部に出て、傾斜が緩やかになったところが俵山の山頂です。 正面に阿蘇五岳の山々、南外輪山、振り返れば熊本市内の山々、有明海を隔てて雲仙普賢岳とすばらしい眺望です。 山頂から250m程東へ進み、外輪山の縁、南外輪山自然歩道に出て分岐を左折します。いくつかの小ピークを登り下りし、966mピー クの先には、一般コースと急坂を迂回するコースがあります。どち らのルートも急坂の下で合流します。 その先の緩やかな広場には分岐があり、直進すると俵山峠へ、左折すると、灌木と風力発電の風車群を通って、俵山峠へ到着します。 俵山峠は阿蘇外輪山の主要峠の一つで、かつては阿蘇高森町と熊本市を結び、七曲峠とも呼ばれた交通の難所でした。現 在は園地として整備され、阿蘇山方面の展望を楽しむことができます。米俵をいくつも積み重ねたような山容から、その名前がついたと いわれている俵山。このコースではその山頂を越え、俵山峠を目指 します。 揺ヶ池は阿蘇伏流水の一つで、水温約13℃。病気平癒という霊験あらたかな水で、地震が起こったあとは濁ってしまうという不思議な霊水です。 この揺ヶ池と県道28号を挟んで、俵山交流館「萌の里」があります。ここの一般駐車場の北側の台地に登山者専用駐車場があり、ここが登山口です。北端のコンクリート舗装の牧野道を登り、左手の送電線の鉄塔を目指します。そのまま尾根を登ると612mピークへたどり着き、鞍部に下りゲートを越え、尾根を登ると牧野と植林地の境に到着します。ここもゲートがあり、左手の作業道を進むと防火帯があり、右折します。一の坂、二の坂と急坂を登ると標高865mの尾根にたどり着きます。 あるいは、先のゲートに入ったところから植林地を登る急坂ルートもあり、同じく標高865mの尾根に出ることも可能です。 ここまでは牧場内のルートで、紹介ルート以外にも、多くの道や 牛の道がありますが、牧野と植林の境界を目指して登って行けば、時間の大差はありません。 そのまま尾根を登ると926mピーク、左手に展望台を見つつ右の緩やかな尾根を進むと、次第に急坂になり、1070mピークとの鞍部に出て、傾斜が緩やかになったところが俵山の山頂です。 正面に阿蘇五岳の山々、南外輪山、振り返れば熊本市内の山々、有明海を隔てて雲仙普賢岳とすばらしい眺望です。 山頂から250m程東へ進み、外輪山の縁、南外輪山自然歩道に出て分岐を左折します。いくつかの小ピークを登り下りし、966mピー クの先には、一般コースと急坂を迂回するコースがあります。どち らのルートも急坂の下で合流します。 その先の緩やかな広場には分岐があり、直進すると俵山峠へ、左折すると、灌木と風力発電の風車群を通って、俵山峠へ到着します。 俵山峠は阿蘇外輪山の主要峠の一つで、かつては阿蘇高森町と熊本市を結び、七曲峠とも呼ばれた交通の難所でした。現 在は園地として整備され、阿蘇山方面の展望を楽しむことができます。 -
阿蘇北外輪山の鞍岳、ツームシ山へ
- 日帰り
- 2時間25分
- 6.2km
阿蘇北外輪山の鞍岳、ツームシ山へ
- 日帰り
- 2時間25分
- 6.2km
阿蘇北外輪山で、一番登られている山が鞍岳です。大同元年に坂上田村麻呂が、肥後の国に下った際に、馬の鞍のように見えたので鞍岳と称したという伝説があります。 熊本県の県有林(県有林鞍岳団地)であり、鳥獣特別保護地区に指定されていて、「全国遊歩道百選」にも選定されています。 登山口へは、県道339号北外輪山大津線(通称ミルクロード)の的石原野の3本のテレビ中継所が目印です。一番北にある中継所の約400m先に阿蘇牧場への牧野道がありそれを進むと、林道新山線となり、鞍岳園地に到着します。園地には、いくつもの駐車場がありますが、広い第一駐車場か第二駐車場に駐車します。 林道新山線を約1km程戻り、左手に県有林管理小屋跡を見て、沢沿いに登ります。まもなく沢を渡り右手の尾根へ入ると、ミヤマの広場があり、ミヤマキリシマ群落があります。なおも、直進するとアセビの林のある尾根へ上がります。 この尾根は、鞍岳とツームシ山の稜線となっています。右に進む とツームシ山へ、左へ進むと鞍岳です。 右にアセビの繁る尾根を進み、ひと登りでツームシ山に到着です。草原状の山頂で、阿蘇五岳などの山々や草原を望むことができます。尾根を北に下り登り返すとマゴ山です。往路を引き返して再度ツームシ山を越え、歩きやすい尾根を歩くと、途中左手の登山道横5mのところに、山の神の祠が祀られています。 次第に登りになると分岐があり、右に150m程で馬頭観音堂に着きます。立派なお堂の中には、穏やかな観音様が祀られています。 分岐まで戻り、急坂を登ると鞍岳の山頂。さえぎることのない眺望が360度広がり、九重をはじめ、阿蘇五岳、南外輪山の山々、有明海を挟んで雲仙普賢岳、ほかに福岡や佐賀の山々も望めます。 南の鞍部に下り、やや西方向に登ると女岳の頂、少し東へ戻り、小尾根を下って登り返して、小さなピークが子岳 です。駐車場へは女岳との鞍部に戻って右折すると戻れます。 鞍岳は園地として整備されていて、ルートは多く、本紹介ルートでなくても、ゆっくり歩くことができます。阿蘇北外輪山で、一番登られている山が鞍岳です。大同元年に坂上田村麻呂が、肥後の国に下った際に、馬の鞍のように見えたので鞍岳と称したという伝説があります。 熊本県の県有林(県有林鞍岳団地)であり、鳥獣特別保護地区に指定されていて、「全国遊歩道百選」にも選定されています。 登山口へは、県道339号北外輪山大津線(通称ミルクロード)の的石原野の3本のテレビ中継所が目印です。一番北にある中継所の約400m先に阿蘇牧場への牧野道がありそれを進むと、林道新山線となり、鞍岳園地に到着します。園地には、いくつもの駐車場がありますが、広い第一駐車場か第二駐車場に駐車します。 林道新山線を約1km程戻り、左手に県有林管理小屋跡を見て、沢沿いに登ります。まもなく沢を渡り右手の尾根へ入ると、ミヤマの広場があり、ミヤマキリシマ群落があります。なおも、直進するとアセビの林のある尾根へ上がります。 この尾根は、鞍岳とツームシ山の稜線となっています。右に進む とツームシ山へ、左へ進むと鞍岳です。 右にアセビの繁る尾根を進み、ひと登りでツームシ山に到着です。草原状の山頂で、阿蘇五岳などの山々や草原を望むことができます。尾根を北に下り登り返すとマゴ山です。往路を引き返して再度ツームシ山を越え、歩きやすい尾根を歩くと、途中左手の登山道横5mのところに、山の神の祠が祀られています。 次第に登りになると分岐があり、右に150m程で馬頭観音堂に着きます。立派なお堂の中には、穏やかな観音様が祀られています。 分岐まで戻り、急坂を登ると鞍岳の山頂。さえぎることのない眺望が360度広がり、九重をはじめ、阿蘇五岳、南外輪山の山々、有明海を挟んで雲仙普賢岳、ほかに福岡や佐賀の山々も望めます。 南の鞍部に下り、やや西方向に登ると女岳の頂、少し東へ戻り、小尾根を下って登り返して、小さなピークが子岳 です。駐車場へは女岳との鞍部に戻って右折すると戻れます。 鞍岳は園地として整備されていて、ルートは多く、本紹介ルートでなくても、ゆっくり歩くことができます。 -
地蔵峠から冠ヶ岳へ
- 日帰り
- 2時間30分
- 7.9km
地蔵峠から冠ヶ岳へ
- 日帰り
- 2時間30分
- 7.9km
地蔵峠は、かつては阿蘇南郷谷と御船、矢部地方を結ぶ交通の要衝で、お地蔵様が祀られています。また冠ヶ岳は、熊本平野から望むと円錐形に見え、昔は南外輪山の最高峰と考えられていました。 登山口は南阿蘇村のグリーンロード沿いの二つの駐車場、どちら の駐車場からも遊歩道で地蔵峠まで登れます。峠からは、南外輪山自然歩道の尾根を北に進みます。途中左手には、「天然水の森」があります。一度グリーンロードを横断し、緩やかな尾根を進むと、植林地、ササ原、広葉樹林が交互に現れ、冠ヶ岳分岐に到着します。左折し、15分程で冠ヶ岳の山頂に達し、眺望が開けます。 また山頂の先、30mの所には露岩があり、南面の素晴らしい眺望が開けます。 帰りは往路を引き返します。あるいは南西方向に下り、送電線の巡視路に出て、グリーンロードから地蔵峠の駐車場に戻ることもで きます。地蔵峠は、かつては阿蘇南郷谷と御船、矢部地方を結ぶ交通の要衝で、お地蔵様が祀られています。また冠ヶ岳は、熊本平野から望むと円錐形に見え、昔は南外輪山の最高峰と考えられていました。 登山口は南阿蘇村のグリーンロード沿いの二つの駐車場、どちら の駐車場からも遊歩道で地蔵峠まで登れます。峠からは、南外輪山自然歩道の尾根を北に進みます。途中左手には、「天然水の森」があります。一度グリーンロードを横断し、緩やかな尾根を進むと、植林地、ササ原、広葉樹林が交互に現れ、冠ヶ岳分岐に到着します。左折し、15分程で冠ヶ岳の山頂に達し、眺望が開けます。 また山頂の先、30mの所には露岩があり、南面の素晴らしい眺望が開けます。 帰りは往路を引き返します。あるいは南西方向に下り、送電線の巡視路に出て、グリーンロードから地蔵峠の駐車場に戻ることもで きます。 -
高森町村山から清栄山へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 6km
高森町村山から清栄山へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 6km
高森町村山交差点付近から左折して村山地区内の道に入り、進みます。この道は、九州自然歩道でもあります。 次第に周辺は牧場になり、正面左手に清栄山が見えるようになると、右手200m先に杉の密林が見えてきます。この杉の密林は高森殿の杉といわれ、幹回り10mを超える一対の大木で、樹齢400年を超えるといわれています。1586(天正14)年1月23日、島津勢に敗れた高森城主伊予守惟直が自刃 した場所です。 牧野道へ戻り登っていくと、黒岩峠。左の防火帯を登っていくと、次第に尾根が狭まり、清栄山の山頂へたどり着きます。 下山は往路を引き返しますが、直進して東外輪山の縦走をすると、所要時間2時間20分で、国道265号の色見付近に降りることができます。高森町村山交差点付近から左折して村山地区内の道に入り、進みます。この道は、九州自然歩道でもあります。 次第に周辺は牧場になり、正面左手に清栄山が見えるようになると、右手200m先に杉の密林が見えてきます。この杉の密林は高森殿の杉といわれ、幹回り10mを超える一対の大木で、樹齢400年を超えるといわれています。1586(天正14)年1月23日、島津勢に敗れた高森城主伊予守惟直が自刃 した場所です。 牧野道へ戻り登っていくと、黒岩峠。左の防火帯を登っていくと、次第に尾根が狭まり、清栄山の山頂へたどり着きます。 下山は往路を引き返しますが、直進して東外輪山の縦走をすると、所要時間2時間20分で、国道265号の色見付近に降りることができます。 -
牧ノ戸峠から久住山へ
- 日帰り
- 5時間15分
- 12.4km
牧ノ戸峠から久住山へ
- 日帰り
- 5時間15分
- 12.4km
やまなみハイウェイの最高所の牧ノ戸峠が登山口。公共交通機関のバスや、マイカーなどで峠までやってきます。レス トハウスや駐車場があります。コンクリートの遊歩道を登ると休憩舎のある展望所、右折し木道階段を登ると二つ目の展望所があります。ここから、南には阿蘇五岳、西には雲仙普賢岳や福岡の山々、九重西部の山々、由布・鶴見、これから登る九重山群の主要山岳が望めます。 岩がちなルートを進むと、左手に沓掛山のピーク。かつて修行僧 が草鞋をかけて休んだとか。ハシゴや階段を使い、下っていきます。登りと下りの専用ルートがあり、一方通行になっています。 ミヤマキリシマやアセビの間のなだらかな尾根が続き、ひと登 りで標高1530mの尾根、広場となり休憩ポイントになっています。 さらに緩やかな尾根を登り、尾根の左をトラバースすると扇ヶ鼻分岐。左折し、西千里ヶ浜を進みます。左手に池塘があり、星生山 と肥前ヶ城の間の広い窪地のようなところです。目の前に星生崎の岩塊が見えるようになると、ルートはその南面を巻くように登り、峠を越えて下っていきます。広場があり、久住山避難小屋、携帯トイレ専用ブース、バイオトイレ(寄付金必要)があります。バイオトイレはバイオが活動しない冬期は閉鎖となります。 広場から50m東へ進むと久住分れに到着です。それぞれ星生山、北千里ヶ浜、中岳、久住山、西千里ヶ浜方面への分岐となっています。正面のガレ場を登り、空池の縁まで行き、ガレ場を右に時計回りに登ると、1等三角点のある久住山の山頂に到着します。 眺望は抜群です。南面の久住高原には松並木のルートが望め、江戸時代に肥後の殿様が参勤交代で江戸まで歩いた道も見えます。 阿蘇山、祖母山がさえぎるものもなく高く見え、遠くは四国の石鎚山系や、北九州の山々も見えます。 眺望を楽しんだら、往路を扇ヶ鼻分岐まで引き返し、右の牧ノ戸方面ではなく、直進してミヤマキリシマ群落のある扇ヶ鼻に登ります。そのまま西進して小灌木の林を下ると、ササ原に出て、分岐、300m程直進すると岩井川岳です。 分岐まで戻り、西へ進み灌木とササ原の斜面を下り、しだいに植林地となると登山道が林道になります。約1.5km程、林道を歩くとやまなみハイウェイに出ます。路肩を500m程ほど歩くと、左手に久住高原ロードパークのゲート、右手に駐車場があります。駐車場から瀬の本高原へは、遊歩道を歩きます。やまなみハイウェイの最高所の牧ノ戸峠が登山口。公共交通機関のバスや、マイカーなどで峠までやってきます。レス トハウスや駐車場があります。コンクリートの遊歩道を登ると休憩舎のある展望所、右折し木道階段を登ると二つ目の展望所があります。ここから、南には阿蘇五岳、西には雲仙普賢岳や福岡の山々、九重西部の山々、由布・鶴見、これから登る九重山群の主要山岳が望めます。 岩がちなルートを進むと、左手に沓掛山のピーク。かつて修行僧 が草鞋をかけて休んだとか。ハシゴや階段を使い、下っていきます。登りと下りの専用ルートがあり、一方通行になっています。 ミヤマキリシマやアセビの間のなだらかな尾根が続き、ひと登 りで標高1530mの尾根、広場となり休憩ポイントになっています。 さらに緩やかな尾根を登り、尾根の左をトラバースすると扇ヶ鼻分岐。左折し、西千里ヶ浜を進みます。左手に池塘があり、星生山 と肥前ヶ城の間の広い窪地のようなところです。目の前に星生崎の岩塊が見えるようになると、ルートはその南面を巻くように登り、峠を越えて下っていきます。広場があり、久住山避難小屋、携帯トイレ専用ブース、バイオトイレ(寄付金必要)があります。バイオトイレはバイオが活動しない冬期は閉鎖となります。 広場から50m東へ進むと久住分れに到着です。それぞれ星生山、北千里ヶ浜、中岳、久住山、西千里ヶ浜方面への分岐となっています。正面のガレ場を登り、空池の縁まで行き、ガレ場を右に時計回りに登ると、1等三角点のある久住山の山頂に到着します。 眺望は抜群です。南面の久住高原には松並木のルートが望め、江戸時代に肥後の殿様が参勤交代で江戸まで歩いた道も見えます。 阿蘇山、祖母山がさえぎるものもなく高く見え、遠くは四国の石鎚山系や、北九州の山々も見えます。 眺望を楽しんだら、往路を扇ヶ鼻分岐まで引き返し、右の牧ノ戸方面ではなく、直進してミヤマキリシマ群落のある扇ヶ鼻に登ります。そのまま西進して小灌木の林を下ると、ササ原に出て、分岐、300m程直進すると岩井川岳です。 分岐まで戻り、西へ進み灌木とササ原の斜面を下り、しだいに植林地となると登山道が林道になります。約1.5km程、林道を歩くとやまなみハイウェイに出ます。路肩を500m程ほど歩くと、左手に久住高原ロードパークのゲート、右手に駐車場があります。駐車場から瀬の本高原へは、遊歩道を歩きます。 -
長者原から久住山、中岳、稲星山へ
- 日帰り
- 7時間10分
- 13.5km
長者原から久住山、中岳、稲星山へ
- 日帰り
- 7時間10分
- 13.5km
スタートの長者原の白水川にかかる橋横に「九重地蔵」があり、登山口となっていて、登山届ポストもあります。橋を渡り、通称「鉱山道路」を歩いてゲートを越えて進み、砂防ダムの先より左手の尾根道へ入ります。アセビやササ原の道を登ると、 また鉱山道路に合流し、10分ほど歩いて左手の涸沢を渡ります。峠に向けてガレた道を登ると諏蛾守越に着きます。すがもり越避難小屋があり、休憩できます。ここは、三俣山、北千里ヶ浜、坊ガツルへのルートの分岐点となっています。霧が発生しやすく道がわかりにくいところなので、鐘が設置されています。 峠を東へ下ると分岐があります。左へ進むと坊ガツルの法華院温泉山荘へ、右に進むと久住分れへ登れます。右へとり南へ進むと、そこは荒涼とした砂礫の北千里ヶ浜。右手には硫黄山がゴウゴウと噴気をあげています。左手には、昭和37年の冬に低体温症で亡くなった7名の登山者の慰霊碑があります。霧が深くルートを失いやすいですが、大きなケルンが導いてくれます。平坦な浜から次第に急坂になり、斜面を登ると久住分れの峠です。 正面のガレ場を登り、空池の縁まで行き、ガレ場を右に時計回りに登ると、1等三角点のある久住山の山頂に到着します。 空池の縁まで戻り、分岐で左折せずそのまま直進し、ガラガラと した天狗ヶ城の南西尾根を登るとすぐに頂です。 岩の間を下り、北面をトラバースし鞍部へ、また岩のゴロゴロした斜面を登ると九州本土最高峰の中岳の頂です。ここはさらに狭い 岩の峰で、眼下には、満々と水を貯めた御池があります、かつては この中岳と御池は信仰の対象となっていました。 南へ緩やかな尾根を少し下り、急峻な坂になるとハシゴがあります。また緩やかになると東千里ヶ浜に下りつき、分岐。直進し、砂礫の道を登ると稲星山に到着です。大きな山でどっしりとした山容で、九重山群のほかの山と異なり、山頂部は広い砂礫です。頂には岩の塊と稲星石仏があり、信仰の名残りを感じることができます。 西へ下ると、久住山との鞍部、神明水と呼ばれる水場があります。ミヤマキリシマ群落の南斜面を下ると、ジグザグの七曲りを経て、猪鹿狼寺本堂跡、ここも水場があります。かつて猪鹿狼寺の上宮は中岳にありました。 あとは林道と久住高原ロードパークのトンネルをくぐり、牧野道 を歩くと南登山口にたどり着きます。スタートの長者原の白水川にかかる橋横に「九重地蔵」があり、登山口となっていて、登山届ポストもあります。橋を渡り、通称「鉱山道路」を歩いてゲートを越えて進み、砂防ダムの先より左手の尾根道へ入ります。アセビやササ原の道を登ると、 また鉱山道路に合流し、10分ほど歩いて左手の涸沢を渡ります。峠に向けてガレた道を登ると諏蛾守越に着きます。すがもり越避難小屋があり、休憩できます。ここは、三俣山、北千里ヶ浜、坊ガツルへのルートの分岐点となっています。霧が発生しやすく道がわかりにくいところなので、鐘が設置されています。 峠を東へ下ると分岐があります。左へ進むと坊ガツルの法華院温泉山荘へ、右に進むと久住分れへ登れます。右へとり南へ進むと、そこは荒涼とした砂礫の北千里ヶ浜。右手には硫黄山がゴウゴウと噴気をあげています。左手には、昭和37年の冬に低体温症で亡くなった7名の登山者の慰霊碑があります。霧が深くルートを失いやすいですが、大きなケルンが導いてくれます。平坦な浜から次第に急坂になり、斜面を登ると久住分れの峠です。 正面のガレ場を登り、空池の縁まで行き、ガレ場を右に時計回りに登ると、1等三角点のある久住山の山頂に到着します。 空池の縁まで戻り、分岐で左折せずそのまま直進し、ガラガラと した天狗ヶ城の南西尾根を登るとすぐに頂です。 岩の間を下り、北面をトラバースし鞍部へ、また岩のゴロゴロした斜面を登ると九州本土最高峰の中岳の頂です。ここはさらに狭い 岩の峰で、眼下には、満々と水を貯めた御池があります、かつては この中岳と御池は信仰の対象となっていました。 南へ緩やかな尾根を少し下り、急峻な坂になるとハシゴがあります。また緩やかになると東千里ヶ浜に下りつき、分岐。直進し、砂礫の道を登ると稲星山に到着です。大きな山でどっしりとした山容で、九重山群のほかの山と異なり、山頂部は広い砂礫です。頂には岩の塊と稲星石仏があり、信仰の名残りを感じることができます。 西へ下ると、久住山との鞍部、神明水と呼ばれる水場があります。ミヤマキリシマ群落の南斜面を下ると、ジグザグの七曲りを経て、猪鹿狼寺本堂跡、ここも水場があります。かつて猪鹿狼寺の上宮は中岳にありました。 あとは林道と久住高原ロードパークのトンネルをくぐり、牧野道 を歩くと南登山口にたどり着きます。 -
大曲から三俣山へ
- 日帰り
- 4時間35分
- 6.9km
大曲から三俣山へ
- 日帰り
- 4時間35分
- 6.9km
飯田高原から九重山群を眺めると、一番大きくどっしりと見えるのが三俣山です。複式鐘状火山で、西峰、主峰、北峰、南峰(東峰)と4つの峰からなり、どこから見ても三つの峰が見えます。また、側火山の指山もあります。指山には自然観察路があり、山麓を回ることができます。 やまなみハイウェイのヘアピンカーブ、通称大曲が登山口です。このカーブの内側に駐車場があり、10台程の駐車が可能です。 通行する車に注意して、やまなみハイウェイを渡り、登山届ポストのある道へと入ります。涸沢にハシゴを使って下り、またハシゴを登り返し、滑りやすい急坂を登ると、鉱山道路に出ます。 そのまま、鉱山道路を歩くと、左手より長者原からの登山道が合流します。10分ほど歩いて左手の涸沢を渡り、峠に向けてガレた道を登ると諏蛾守越に着きます。すがもり越避難小屋があり、休憩出来ます。ここは、いくつかのルートの分岐点となっており、右手には噴気を上げる硫黄山が見えます。 三俣山へは、避難小屋の正面より三俣山西峰の南斜面を右上に登り、西峰の東稜線に出たら左へルートを取ります。やがて分岐があり、左は西峰を経由するルート、右は西峰の東斜面をトラバースするルートです。どちらも西峰の北で合流し、主峰との鞍部に下って行きます。鞍部から登り返して北方向に行くと三俣山主峰です。360度の眺望が望めます。 主峰と北峰の間には大鍋、小鍋といわれる火口跡があります。主峰の北へと下っていくと、大鍋の縁で北峰と鞍部へ下り着きます。登り返すと北峰の山頂、そのまま進むとガレた小鍋の縁に出るので、ロープや岩をもちながら時計回りに進み登り返すと南峰、西へ進めば主峰に戻ることができます。大鍋、小鍋には、シャクナゲ群落やドウダンツツジも多く、花の時期や紅葉のシーズンは、素晴らしいです。下山は、主峰から往路を戻りますが、南峰から東に急坂を下ると坊ガツルに下ることもできます。三俣山の頂上付近は、主な4峰以外にも同じような丸いピークがあり、道も多く、霧が出た時や積雪期は、ルートを失いやすいので注意が必要です。飯田高原から九重山群を眺めると、一番大きくどっしりと見えるのが三俣山です。複式鐘状火山で、西峰、主峰、北峰、南峰(東峰)と4つの峰からなり、どこから見ても三つの峰が見えます。また、側火山の指山もあります。指山には自然観察路があり、山麓を回ることができます。 やまなみハイウェイのヘアピンカーブ、通称大曲が登山口です。このカーブの内側に駐車場があり、10台程の駐車が可能です。 通行する車に注意して、やまなみハイウェイを渡り、登山届ポストのある道へと入ります。涸沢にハシゴを使って下り、またハシゴを登り返し、滑りやすい急坂を登ると、鉱山道路に出ます。 そのまま、鉱山道路を歩くと、左手より長者原からの登山道が合流します。10分ほど歩いて左手の涸沢を渡り、峠に向けてガレた道を登ると諏蛾守越に着きます。すがもり越避難小屋があり、休憩出来ます。ここは、いくつかのルートの分岐点となっており、右手には噴気を上げる硫黄山が見えます。 三俣山へは、避難小屋の正面より三俣山西峰の南斜面を右上に登り、西峰の東稜線に出たら左へルートを取ります。やがて分岐があり、左は西峰を経由するルート、右は西峰の東斜面をトラバースするルートです。どちらも西峰の北で合流し、主峰との鞍部に下って行きます。鞍部から登り返して北方向に行くと三俣山主峰です。360度の眺望が望めます。 主峰と北峰の間には大鍋、小鍋といわれる火口跡があります。主峰の北へと下っていくと、大鍋の縁で北峰と鞍部へ下り着きます。登り返すと北峰の山頂、そのまま進むとガレた小鍋の縁に出るので、ロープや岩をもちながら時計回りに進み登り返すと南峰、西へ進めば主峰に戻ることができます。大鍋、小鍋には、シャクナゲ群落やドウダンツツジも多く、花の時期や紅葉のシーズンは、素晴らしいです。下山は、主峰から往路を戻りますが、南峰から東に急坂を下ると坊ガツルに下ることもできます。三俣山の頂上付近は、主な4峰以外にも同じような丸いピークがあり、道も多く、霧が出た時や積雪期は、ルートを失いやすいので注意が必要です。 -
法華院温泉山荘から大船山へ
- 1泊2日
- 9時間0分
- 16.3km
法華院温泉山荘から大船山へ
- 1泊2日
- 9時間0分
- 16.3km
大船山から北大船山、平治岳にかけてはミヤマキリシマの大群落があり6月の花の時期は、山全体がピンクに染まります。このミヤ マキリシマの大群落は国指定の天然記念物になっています。 登山口の長者原から坊ガツルへの登山ルートは、九州自然歩道にもなっています。長者原のガイド犬平治号の記念像前から白水川にかかる橋を渡り、ラムサール条約登録湿地のタデ原の木道を歩き、広葉樹の林に入ります。 ベンチのある休憩所を過ぎると傾斜が増し、一度涸沢を横断します。この場所は、雨後は落石などに注意が必要です。次第に長者原方面の視界が開けてくると、ミヤマキリシマ群落のある雨ヶ池 です。雨が降ると池になります。木道を歩き、ひと登りで坊ガツルとの分水嶺の雨ヶ池越に到着。坊ガツルと大船山が望めます。 登山道を下っていくと坊ガツルの草原に出ます。九州唯一の高層湿原で、泥炭層や草炭層があり貴重な湿性植物もあります。ここには、給水施設、トイレ、避難小屋などがあります。 坊ガツルのキャンプ地を通り、避難小屋の前で平治岳への分岐を左に見て、大船山の斜面を登ります。広葉樹の林を登り、徐々にミヤマキリシマが増えてくると段原の鞍部に到着です。 南東に尾根を登っていき途中の小岩場を越えて、ガレ場を登ると大船山に登り着きます。ここも眺望が良く、特に九重山群の西の山々、中岳や久住山、三俣山が素晴らしいです。また東側の山頂直下には御池があり、ここにも水が満々とたまっています。 往路を坊ガツルまで下り、橋を二度渡り南方向へ木道を歩くと、法華院温泉山荘に到着です。標高1303mに位置し、九州では最高所にある温泉山荘です。「法華院」という名は、九重山法華院白水寺という寺に由来します。温泉入浴と宿泊ができますが、初日に大船山往復が難しい場合は、初日は法華院温泉山荘まで、二日目に身軽な装備で大船山を往復してもよいでしょう。 翌朝、山荘の西側から沢の右岸を登り、ガレ場を越えると砂浜の北千里ヶ浜へと上がります。砂浜が南に屈曲するところに分岐があり、左へ進みます。右は、諏蛾守越へのルートです。 また屈曲部の左手の丘には、中宮跡があります。右手に硫黄山の噴気、左手に登山者の慰霊碑を見つつ進むと、平坦な浜から次第に急坂になり、斜面を登ると久住分れの峠です。あとは、西に向かい牧ノ戸峠へと下山します。ここからの詳細は、牧ノ戸峠から久住山へ(コースガイド)を参照ください。大船山から北大船山、平治岳にかけてはミヤマキリシマの大群落があり6月の花の時期は、山全体がピンクに染まります。このミヤ マキリシマの大群落は国指定の天然記念物になっています。 登山口の長者原から坊ガツルへの登山ルートは、九州自然歩道にもなっています。長者原のガイド犬平治号の記念像前から白水川にかかる橋を渡り、ラムサール条約登録湿地のタデ原の木道を歩き、広葉樹の林に入ります。 ベンチのある休憩所を過ぎると傾斜が増し、一度涸沢を横断します。この場所は、雨後は落石などに注意が必要です。次第に長者原方面の視界が開けてくると、ミヤマキリシマ群落のある雨ヶ池 です。雨が降ると池になります。木道を歩き、ひと登りで坊ガツルとの分水嶺の雨ヶ池越に到着。坊ガツルと大船山が望めます。 登山道を下っていくと坊ガツルの草原に出ます。九州唯一の高層湿原で、泥炭層や草炭層があり貴重な湿性植物もあります。ここには、給水施設、トイレ、避難小屋などがあります。 坊ガツルのキャンプ地を通り、避難小屋の前で平治岳への分岐を左に見て、大船山の斜面を登ります。広葉樹の林を登り、徐々にミヤマキリシマが増えてくると段原の鞍部に到着です。 南東に尾根を登っていき途中の小岩場を越えて、ガレ場を登ると大船山に登り着きます。ここも眺望が良く、特に九重山群の西の山々、中岳や久住山、三俣山が素晴らしいです。また東側の山頂直下には御池があり、ここにも水が満々とたまっています。 往路を坊ガツルまで下り、橋を二度渡り南方向へ木道を歩くと、法華院温泉山荘に到着です。標高1303mに位置し、九州では最高所にある温泉山荘です。「法華院」という名は、九重山法華院白水寺という寺に由来します。温泉入浴と宿泊ができますが、初日に大船山往復が難しい場合は、初日は法華院温泉山荘まで、二日目に身軽な装備で大船山を往復してもよいでしょう。 翌朝、山荘の西側から沢の右岸を登り、ガレ場を越えると砂浜の北千里ヶ浜へと上がります。砂浜が南に屈曲するところに分岐があり、左へ進みます。右は、諏蛾守越へのルートです。 また屈曲部の左手の丘には、中宮跡があります。右手に硫黄山の噴気、左手に登山者の慰霊碑を見つつ進むと、平坦な浜から次第に急坂になり、斜面を登ると久住分れの峠です。あとは、西に向かい牧ノ戸峠へと下山します。ここからの詳細は、牧ノ戸峠から久住山へ(コースガイド)を参照ください。 -
男池から平治岳へ
- 日帰り
- 4時間50分
- 7.5km
男池から平治岳へ
- 日帰り
- 4時間50分
- 7.5km
登山口の男池までは公共交通機関がないので、マイカーかタクシーを利用します。この男池湧水群は名水百選に選定されています。 美化清掃協力金(100円)を払って男池園地に入り、遊歩道を歩き橋を渡ると、分岐があります。どちらも登山ルートですが、左ルートへ進んで男池の湧水を汲んで行きましょう。まもなく男池、こんこんと湧く名水の湧出量は日量2万トンともいわれています。 東側から池の裏側に回り込み散策道を歩くと、先の分岐からの右ルートと合流します。次第に谷が狭まってきて牧野柵を越えると、かくし水です。左手の小沢より水が涌き出ています。 少し沢沿いの道を進み、谷の中の小尾根を登ります。傾斜が緩やかになり、峠を越えて20m程降りると、ソババッケの窪地です。ソバ畑に由来する地名で、分岐があります。直進すると風穴から黒岳へ、右折すると大戸越から平治岳へのルートです。 右折し、谷筋が次第に狭まり、ガレた石ころルートが緩やかになると大戸越に出ます。正面には、坊ガツルを挟んで三俣山、右手には平治岳南峰が見え、ミヤマキリシマのシーズンは、ピンクの絨毯となります。花のシーズンは登山者が多いので、この南斜面は登りルートと下りルートの一方通行となります。 登りルートの表示板に従って斜面をジグザグに登っていくと、南峰の岩峰です。やや下り気味に北東から北へと登ると平治岳の山頂に到着。ここもミヤマキリシマ群落があり、ピンクの絨毯です。 平治岳の南峰へ戻り、登りルートの西側にある下山ルートをジグザグに下ります。男池へは、往路を引き返します。登山口の男池までは公共交通機関がないので、マイカーかタクシーを利用します。この男池湧水群は名水百選に選定されています。 美化清掃協力金(100円)を払って男池園地に入り、遊歩道を歩き橋を渡ると、分岐があります。どちらも登山ルートですが、左ルートへ進んで男池の湧水を汲んで行きましょう。まもなく男池、こんこんと湧く名水の湧出量は日量2万トンともいわれています。 東側から池の裏側に回り込み散策道を歩くと、先の分岐からの右ルートと合流します。次第に谷が狭まってきて牧野柵を越えると、かくし水です。左手の小沢より水が涌き出ています。 少し沢沿いの道を進み、谷の中の小尾根を登ります。傾斜が緩やかになり、峠を越えて20m程降りると、ソババッケの窪地です。ソバ畑に由来する地名で、分岐があります。直進すると風穴から黒岳へ、右折すると大戸越から平治岳へのルートです。 右折し、谷筋が次第に狭まり、ガレた石ころルートが緩やかになると大戸越に出ます。正面には、坊ガツルを挟んで三俣山、右手には平治岳南峰が見え、ミヤマキリシマのシーズンは、ピンクの絨毯となります。花のシーズンは登山者が多いので、この南斜面は登りルートと下りルートの一方通行となります。 登りルートの表示板に従って斜面をジグザグに登っていくと、南峰の岩峰です。やや下り気味に北東から北へと登ると平治岳の山頂に到着。ここもミヤマキリシマ群落があり、ピンクの絨毯です。 平治岳の南峰へ戻り、登りルートの西側にある下山ルートをジグザグに下ります。男池へは、往路を引き返します。 -
男池から黒岳へ
- 日帰り
- 6時間30分
- 7.7km
男池から黒岳へ
- 日帰り
- 6時間30分
- 7.7km
男池が今回のコースの登山口です。男池は九重連山の水が伏流となって、毎分14トン、1日に約2万トンの水を湧出しています。環境省の「日本名水百選」や大分県の「豊の国名水15選」に選定され、阿蘇野川の源流になっています。また黒岳の原生林は環境省の「日本の自然百選」にも選ばれています。 ソババッケまでは、男池から平治岳へ(コースガイド)を参照ください。ソババッケの分岐を直進し、黒岳と大船山の間の谷沿いを進みます。次第に岩の積み重ったところを越えるようになると風穴があります。天然の氷穴で、夏でも氷が発達し、かつては冷蔵庫として養蚕の蚕種の保存に使われていました。 左手の固定ロープのルートを落石に注意しながら登ると、シャクナゲ平の休憩地、さらに登ると天狗分れの分岐、左は高塚山、右は天狗岩です。 黒岳は九重では珍しく原生林に覆われていて、火山の岩塊の上に樹木が茂っています。ただし天狗岩は、岩塊のみの頂です。右折して天狗岩を往復します。頂の直近は大岩を登ったり下ったりするので、慎重に進みます。引き返して、黒岳最高峰の高塚山へ、この場所は岩とミヤマキリシマ群落のピークです。一般の登山客や体力に自信のない方は、ここより往路を引き返します。 高塚山から前岳への縦走路は、苔むした岩や、鬱蒼とした樹林帯の登り下りが多いので、滑落や転落に注意が必要です。小灌木などを手掛かりに下って行き、登り返すと上台、下って上台うつし、登り返して、前岳に到着です。 大きな登り下りのルートの途中には、いくつものアップダウンがあり、まるで富士山の樹海同様の迷路です。ルートを見失わないように注意が必要です。 前岳から小さなアップダウンを繰り返しながら下っていくと、仙人岩の難所です。固定ロープで通過し、どんどん下ると分岐があります。右は黒嶽荘、左は白泉荘へと下れます。どちらも大差ない時間で、白水鉱泉(黒嶽荘、白泉荘)に降りつきます。白水鉱泉は日本では珍しい単純二酸化炭素泉で、源泉温度は約8度。いくつかの効能があり、ラムネ水とも呼ばれます。男池が今回のコースの登山口です。男池は九重連山の水が伏流となって、毎分14トン、1日に約2万トンの水を湧出しています。環境省の「日本名水百選」や大分県の「豊の国名水15選」に選定され、阿蘇野川の源流になっています。また黒岳の原生林は環境省の「日本の自然百選」にも選ばれています。 ソババッケまでは、男池から平治岳へ(コースガイド)を参照ください。ソババッケの分岐を直進し、黒岳と大船山の間の谷沿いを進みます。次第に岩の積み重ったところを越えるようになると風穴があります。天然の氷穴で、夏でも氷が発達し、かつては冷蔵庫として養蚕の蚕種の保存に使われていました。 左手の固定ロープのルートを落石に注意しながら登ると、シャクナゲ平の休憩地、さらに登ると天狗分れの分岐、左は高塚山、右は天狗岩です。 黒岳は九重では珍しく原生林に覆われていて、火山の岩塊の上に樹木が茂っています。ただし天狗岩は、岩塊のみの頂です。右折して天狗岩を往復します。頂の直近は大岩を登ったり下ったりするので、慎重に進みます。引き返して、黒岳最高峰の高塚山へ、この場所は岩とミヤマキリシマ群落のピークです。一般の登山客や体力に自信のない方は、ここより往路を引き返します。 高塚山から前岳への縦走路は、苔むした岩や、鬱蒼とした樹林帯の登り下りが多いので、滑落や転落に注意が必要です。小灌木などを手掛かりに下って行き、登り返すと上台、下って上台うつし、登り返して、前岳に到着です。 大きな登り下りのルートの途中には、いくつものアップダウンがあり、まるで富士山の樹海同様の迷路です。ルートを見失わないように注意が必要です。 前岳から小さなアップダウンを繰り返しながら下っていくと、仙人岩の難所です。固定ロープで通過し、どんどん下ると分岐があります。右は黒嶽荘、左は白泉荘へと下れます。どちらも大差ない時間で、白水鉱泉(黒嶽荘、白泉荘)に降りつきます。白水鉱泉は日本では珍しい単純二酸化炭素泉で、源泉温度は約8度。いくつかの効能があり、ラムネ水とも呼ばれます。 -
正面登山口から由布岳へ
- 日帰り
- 5時間20分
- 7.4km
正面登山口から由布岳へ
- 日帰り
- 5時間20分
- 7.4km
別府〜湯布院間の県道11号(通称、やまなみハイウェイ)の正面登山口から登ります。交通の便が良く、多くの路線バス、マイカーで登山口まで来ることができます。 牧野を10分ほど歩くと、広葉樹の由布鶴見自然休養林となり、トイレやベンチのある休憩所があります。小さな谷を2つ越えると合野越、別府市と由布市の境となっています。 南に見える小山は飯盛ヶ城といい、簡単に往復できます。あとは、松や灌木の道をジグザグと登るとミヤマキリシマやススキの草原となり、岩がゴロゴロとして急坂になると、由布岳の西峰と東峰の鞍部であるマタエに到着です。火口壁の南の端で風の強い場合が多いので注意が必要です。 西へクサリを使って登り、馬の背へ。一度内側へ入り、障子ヶ戸へ右手のクサリを登ります。岩がちな尾根を登ると1等三角点のある由布岳西峰です。 北へ尾根を進み、途中から右へ下り、ウバガウジ(旧火口)の鋸歯状の岩を越えたり巻いたりして、剣ヶ峰に登っていきます。さらに、岩がちな稜線を進むと分岐があります。直進すれば、東峰、左折すれば、東登山口です。直進し東峰を目指します。岩から岩へと気をつけながら、登ると由布岳東峰に到着です。西峰、東峰とも遮ることのない360度の素晴らしい眺望です。天気が良ければ、四国の山々を見ることができます。 ここから先ほどの分岐に戻り右折、東登山口を目指すか、マタエに下って往路を引き返し、正面登山口に戻ることも可能です。 固定ロープやクサリの連続する急な尾根を下り、つづら折れの道を歩くと日向岳分岐に到着します。左は東登山口へ、直進は日向岳を経由して正面登山口へ。右は日向岳によらずに正面登山口に行くことができます。直進ルートも右ルートも合流し、由布岳の南斜面のトラバース道で、由布鶴見岳自然休養林の休憩所のすぐ上に出ます。あとは、牧野を歩いて正面登山口に帰り着きます。別府〜湯布院間の県道11号(通称、やまなみハイウェイ)の正面登山口から登ります。交通の便が良く、多くの路線バス、マイカーで登山口まで来ることができます。 牧野を10分ほど歩くと、広葉樹の由布鶴見自然休養林となり、トイレやベンチのある休憩所があります。小さな谷を2つ越えると合野越、別府市と由布市の境となっています。 南に見える小山は飯盛ヶ城といい、簡単に往復できます。あとは、松や灌木の道をジグザグと登るとミヤマキリシマやススキの草原となり、岩がゴロゴロとして急坂になると、由布岳の西峰と東峰の鞍部であるマタエに到着です。火口壁の南の端で風の強い場合が多いので注意が必要です。 西へクサリを使って登り、馬の背へ。一度内側へ入り、障子ヶ戸へ右手のクサリを登ります。岩がちな尾根を登ると1等三角点のある由布岳西峰です。 北へ尾根を進み、途中から右へ下り、ウバガウジ(旧火口)の鋸歯状の岩を越えたり巻いたりして、剣ヶ峰に登っていきます。さらに、岩がちな稜線を進むと分岐があります。直進すれば、東峰、左折すれば、東登山口です。直進し東峰を目指します。岩から岩へと気をつけながら、登ると由布岳東峰に到着です。西峰、東峰とも遮ることのない360度の素晴らしい眺望です。天気が良ければ、四国の山々を見ることができます。 ここから先ほどの分岐に戻り右折、東登山口を目指すか、マタエに下って往路を引き返し、正面登山口に戻ることも可能です。 固定ロープやクサリの連続する急な尾根を下り、つづら折れの道を歩くと日向岳分岐に到着します。左は東登山口へ、直進は日向岳を経由して正面登山口へ。右は日向岳によらずに正面登山口に行くことができます。直進ルートも右ルートも合流し、由布岳の南斜面のトラバース道で、由布鶴見岳自然休養林の休憩所のすぐ上に出ます。あとは、牧野を歩いて正面登山口に帰り着きます。 -
別府ロープウェイ高原駅から鶴見岳へ
- 日帰り
- 1時間50分
- 5.4km
別府ロープウェイ高原駅から鶴見岳へ
- 日帰り
- 1時間50分
- 5.4km
別府ロープウェイの高原駅が登山口。交通の便がよく、路線バスも多いです。マイカーの場合は、登山者専用駐車場に駐車します。ただし駐車場は、ロープウェイの営業時間により開閉されるので、注意が必要です。4月には海抜0mから山頂まで登る「べっぷ鶴見岳一気登山大会」が開催されます。標高差1374mを一気に登るほかにはない登山大会です。 鶴見岳の山際には一気登山道があり、駐車場の西端からその道に入ります。杉の植林から竹林になり、次第に森が深くなると、御岳権現社(火男火売神社の中宮)に着きます。ここには、マイカー駐車場(参拝者駐車場)、あるいは路線バスの鳥居バス亭からも歩いて来ることができます。 御神木の夫婦杉の間の石段を登ると、左手に水が涌き出る名水があります。名水を頂き、神社で安全登山の祈願をしていきます。 左手の登山道を登ると一度林道を横断し、分岐に出ます。左は踊り石を経由して鶴見岳へ、正面は直接山頂へと登れます。正面に進み、ジグザグとつづら折れの道を登っていくと、次第に岩がちとなり、傾斜が緩んできたら鶴見岳山頂の園地に着きます。左手の遊歩道を登るとテレビ塔などがある鶴見岳の山頂です。 国東半島の山々や、大分県北部の山々、由布岳、高崎山、九重山群などが眺望できます。山頂の一角には火男火売神社の上宮があります。上宮の岩は磁石となっていて、磁石は正常に動作しません。また山頂の園地では七福神めぐりや札所めぐりができます。 遊歩道を下り、別府ロープウェイの山上駅からロープウェイで高原駅まで下ります。歩いて下る場合は、往路を引き返すか、鞍ヶ戸への縦走路を進み、鞍部の馬の背から左折して踊り石経由で下ることができます。縦走の場合は、鞍ヶ戸を越えて船底へ下り、内山へ登り返して塚原温泉を目指します。別府ロープウェイの高原駅が登山口。交通の便がよく、路線バスも多いです。マイカーの場合は、登山者専用駐車場に駐車します。ただし駐車場は、ロープウェイの営業時間により開閉されるので、注意が必要です。4月には海抜0mから山頂まで登る「べっぷ鶴見岳一気登山大会」が開催されます。標高差1374mを一気に登るほかにはない登山大会です。 鶴見岳の山際には一気登山道があり、駐車場の西端からその道に入ります。杉の植林から竹林になり、次第に森が深くなると、御岳権現社(火男火売神社の中宮)に着きます。ここには、マイカー駐車場(参拝者駐車場)、あるいは路線バスの鳥居バス亭からも歩いて来ることができます。 御神木の夫婦杉の間の石段を登ると、左手に水が涌き出る名水があります。名水を頂き、神社で安全登山の祈願をしていきます。 左手の登山道を登ると一度林道を横断し、分岐に出ます。左は踊り石を経由して鶴見岳へ、正面は直接山頂へと登れます。正面に進み、ジグザグとつづら折れの道を登っていくと、次第に岩がちとなり、傾斜が緩んできたら鶴見岳山頂の園地に着きます。左手の遊歩道を登るとテレビ塔などがある鶴見岳の山頂です。 国東半島の山々や、大分県北部の山々、由布岳、高崎山、九重山群などが眺望できます。山頂の一角には火男火売神社の上宮があります。上宮の岩は磁石となっていて、磁石は正常に動作しません。また山頂の園地では七福神めぐりや札所めぐりができます。 遊歩道を下り、別府ロープウェイの山上駅からロープウェイで高原駅まで下ります。歩いて下る場合は、往路を引き返すか、鞍ヶ戸への縦走路を進み、鞍部の馬の背から左折して踊り石経由で下ることができます。縦走の場合は、鞍ヶ戸を越えて船底へ下り、内山へ登り返して塚原温泉を目指します。 -
四十八池~大沼池めぐり
- 日帰り
- 5時間30分
- 14km
四十八池~大沼池めぐり
- 日帰り
- 5時間30分
- 14km
ほたる温泉バス停前がスタートで、登山道を歩かず前山リフトを利用すれば楽に前山湿原まで運んでくれます。段々畑状の高層湿原である四十八池までの道は平坦で整備された歩きやすい道で、誰もが気軽にトレッキングできるコースです。浮島のある渋池を通過すると針葉樹のコメツガやオオシラビソの深い森の中を歩きます。 コメツガの巨樹の根元に暗闇の空洞があり、覗きこむと所々でヒカリゴケが見られます。中間付近で志賀山登山道入口があり、左の志賀山コースではなく右の四十八池コースを歩いて行きます。四十八池入口には屋根のある休憩所があり、手前にはバイオトイレも新設されています(開館期間要確認)。赤石山へのコースはこのトイレ前の分岐を右に登って行きます。急登もありますがほどなく忠右衛門新道の四十八池分岐で赤石山方面へ左折します。ここからは中央分水嶺の稜線歩きです。登り下りを何度も繰り返してようやく大沼池から登ってくる登山道との忠右衛門新道分岐まで来れば、赤石山まで最後の登りです。大岩峰を見ながら赤茶けたガレ場の縁を登って行くと待望の赤石山山頂です。西側に突き出した大岩の上に立てば、大沼池を眼下に志賀高原の山々や北アルプスが一望できます。 下山はもと来たコースを忠右衛門新道分岐まで戻ります。分岐から大沼池までは急な下り坂が続くので足を滑らせないように注意です。道が平坦になり前方にトイレとレストハウスの建物が見えてくれば大沼池です。四十八池への道は、池畔のサワグルミの森の中にあります。整備された登山道は四十八池まで緩やかな登りです。やがて志賀山神社の鳥居が現れると四十八池です。池塘が段々畑状になっている四十八池には、ミズバショウ、ワタスゲ、ヒメシャクナゲ、ヒオウギアヤメ、カラマツソウ、モウセンゴケなどが咲き誇っています。四十八池から往路を戻るには、鳥居の手前から左折してそのまま木道を突っ切って行けば、見覚えのあるトイレと休憩所に出ます。四十八池からは往路と同じ道を戻ります。 ちなみに四十八池から裏志賀山、志賀山へと縦走して硯川に戻るコースも人気です。先ほどの志賀神社の鳥居をくぐって志賀山への登山道を進みます。道はかなり急坂が続き、滑りやすく歩きにくい箇所もあるので、一歩一歩確実に登りましょう。稜線に上がると、裏志賀山への分岐があります。裏志賀山まではわずかな距離です。そして、鞍部から急登を登ると志賀山頂です。ほたる温泉バス停前がスタートで、登山道を歩かず前山リフトを利用すれば楽に前山湿原まで運んでくれます。段々畑状の高層湿原である四十八池までの道は平坦で整備された歩きやすい道で、誰もが気軽にトレッキングできるコースです。浮島のある渋池を通過すると針葉樹のコメツガやオオシラビソの深い森の中を歩きます。 コメツガの巨樹の根元に暗闇の空洞があり、覗きこむと所々でヒカリゴケが見られます。中間付近で志賀山登山道入口があり、左の志賀山コースではなく右の四十八池コースを歩いて行きます。四十八池入口には屋根のある休憩所があり、手前にはバイオトイレも新設されています(開館期間要確認)。赤石山へのコースはこのトイレ前の分岐を右に登って行きます。急登もありますがほどなく忠右衛門新道の四十八池分岐で赤石山方面へ左折します。ここからは中央分水嶺の稜線歩きです。登り下りを何度も繰り返してようやく大沼池から登ってくる登山道との忠右衛門新道分岐まで来れば、赤石山まで最後の登りです。大岩峰を見ながら赤茶けたガレ場の縁を登って行くと待望の赤石山山頂です。西側に突き出した大岩の上に立てば、大沼池を眼下に志賀高原の山々や北アルプスが一望できます。 下山はもと来たコースを忠右衛門新道分岐まで戻ります。分岐から大沼池までは急な下り坂が続くので足を滑らせないように注意です。道が平坦になり前方にトイレとレストハウスの建物が見えてくれば大沼池です。四十八池への道は、池畔のサワグルミの森の中にあります。整備された登山道は四十八池まで緩やかな登りです。やがて志賀山神社の鳥居が現れると四十八池です。池塘が段々畑状になっている四十八池には、ミズバショウ、ワタスゲ、ヒメシャクナゲ、ヒオウギアヤメ、カラマツソウ、モウセンゴケなどが咲き誇っています。四十八池から往路を戻るには、鳥居の手前から左折してそのまま木道を突っ切って行けば、見覚えのあるトイレと休憩所に出ます。四十八池からは往路と同じ道を戻ります。 ちなみに四十八池から裏志賀山、志賀山へと縦走して硯川に戻るコースも人気です。先ほどの志賀神社の鳥居をくぐって志賀山への登山道を進みます。道はかなり急坂が続き、滑りやすく歩きにくい箇所もあるので、一歩一歩確実に登りましょう。稜線に上がると、裏志賀山への分岐があります。裏志賀山まではわずかな距離です。そして、鞍部から急登を登ると志賀山頂です。 -
熊の湯スキー場から笠ヶ岳へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 6.2km
熊の湯スキー場から笠ヶ岳へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 6.2km
笠ヶ岳は山頂から遮るものがない360度のパノラマが楽しめる山です。熊の湯から山田牧場に抜ける県道の笠岳峠から往復すれば短時間で登れますが、ここでは温泉が湧く麓の熊の湯スキー場から笠岳峠を経由して笠ヶ岳を往復するコースを紹介します。 登山口は熊の湯スキー場のゲレンデの中にあります。ほたる温泉バス停からだと角間川の橋を渡って熊の湯ホテルの前の道を歩いて行きます。熊の湯ホテル前も駐車可能です。放射状にリフトがかけられているゲレンデを正面にして、右から2本目のリフトを登って行きます。注意すれば登山道の標識があるので、迷うことはないはずです。ゲレンデのちょうど中間部から、いよいよ登山道が始まります。笠ヶ岳の山腹を巻くように付けられているので、いくつもの沢をまたいでいきます。途中で登り箇所が一部ありますが、ほとんど高低差はありません。コメツガやダケカンバ、ナナカマドやオオカメノキの森の林床はネマガリダケに覆われています。県道が足元の樹林越しに垣間見えるようになれば、笠岳峠はもうすぐそこです。登山道は、竹の子汁が名物の峠の茶屋前に飛び出します。峠の茶屋前は10台くらいの駐車スペースがあり、ここから山頂を往復する人の方が多いようです。 笠岳峠からはいよいよ急登が続きます。といって標高差200m足らずです。手すりのある木の階段が整備されていますが、ところどころ滑りやすいところがあるので注意して歩きましょう。 溶岩円頂丘の笠ヶ岳山頂には大きな溶岩がむき出しになっています。岩の上に北側を向いた石の祠が祀ってあり、岩の下にも南側を向いた祠があります。小さな山頂からの360度の展望は素晴らしいの一言に尽きます。志賀高原の山々がぐるりと囲み、鳥甲山や北信五岳はもちろん、浅間山、草津白根山など数えきれない山々を見つけることができます。しかし何といっても北アルプスの眺めは圧巻でしょう。 下山コースはもと来た道を戻りますが、笠岳峠から県道を歩いて出発地点の熊の湯やほたる温泉方面に戻ることもできます。歩きやすいですが、距離的には遠回りになりますので、時間的には余裕をみた方がいいでしょう。笠ヶ岳は山頂から遮るものがない360度のパノラマが楽しめる山です。熊の湯から山田牧場に抜ける県道の笠岳峠から往復すれば短時間で登れますが、ここでは温泉が湧く麓の熊の湯スキー場から笠岳峠を経由して笠ヶ岳を往復するコースを紹介します。 登山口は熊の湯スキー場のゲレンデの中にあります。ほたる温泉バス停からだと角間川の橋を渡って熊の湯ホテルの前の道を歩いて行きます。熊の湯ホテル前も駐車可能です。放射状にリフトがかけられているゲレンデを正面にして、右から2本目のリフトを登って行きます。注意すれば登山道の標識があるので、迷うことはないはずです。ゲレンデのちょうど中間部から、いよいよ登山道が始まります。笠ヶ岳の山腹を巻くように付けられているので、いくつもの沢をまたいでいきます。途中で登り箇所が一部ありますが、ほとんど高低差はありません。コメツガやダケカンバ、ナナカマドやオオカメノキの森の林床はネマガリダケに覆われています。県道が足元の樹林越しに垣間見えるようになれば、笠岳峠はもうすぐそこです。登山道は、竹の子汁が名物の峠の茶屋前に飛び出します。峠の茶屋前は10台くらいの駐車スペースがあり、ここから山頂を往復する人の方が多いようです。 笠岳峠からはいよいよ急登が続きます。といって標高差200m足らずです。手すりのある木の階段が整備されていますが、ところどころ滑りやすいところがあるので注意して歩きましょう。 溶岩円頂丘の笠ヶ岳山頂には大きな溶岩がむき出しになっています。岩の上に北側を向いた石の祠が祀ってあり、岩の下にも南側を向いた祠があります。小さな山頂からの360度の展望は素晴らしいの一言に尽きます。志賀高原の山々がぐるりと囲み、鳥甲山や北信五岳はもちろん、浅間山、草津白根山など数えきれない山々を見つけることができます。しかし何といっても北アルプスの眺めは圧巻でしょう。 下山コースはもと来た道を戻りますが、笠岳峠から県道を歩いて出発地点の熊の湯やほたる温泉方面に戻ることもできます。歩きやすいですが、距離的には遠回りになりますので、時間的には余裕をみた方がいいでしょう。 -
志賀山西麓池めぐりコース
- 日帰り
- 2時間25分
- 7km
志賀山西麓池めぐりコース
- 日帰り
- 2時間25分
- 7km
スタートはほたる温泉バス停前の前山リフトから。リフトで一気に前山湿原まで上がれば、坊寺山の右奥には白馬連山が一望です。ワタスゲが咲く前山湿原から四十八池方面への道を少し歩くと横手山を背景に渋池があります。ここでは氷河時代の名残であるハイマツとモウセンゴケが見られます。渋池から左に入っていきます。良く整備された遊歩道ですが、周りをネマガリダケや針葉樹の森に囲まれているため展望は望めません。しばらく平坦な道を進むと、静かな雰囲気のひょうたん池に出ま。木戸池に近くなると下り坂になりキャンプ場脇の道路に出ます。道路を横断すれば木戸池温泉ホテルの入口で、案内板とトイレがあります。木戸池の周囲には遊歩道があり、どちらを通っても田ノ原湿原への歩道に出ます。小さな山越えをすると、木戸池スキー場のゲレンデに出て眼下に広がる田ノ原湿原に下ります。ここはかつて志賀火山の溶岩流によってできた湖の底でしたが、せき止めが崩れて湖が干上がったためにできた高層湿原です。平床や木戸池も同様です。田ノ原湿原からいったん道路を横断して深い森の中の小道を下っていくと、三角池があります。 このあたりから長池までクロベの巨木が見られるようになりますが、その対岸を車やバイクが行き交っていることが信じられないような奥深い森の雰囲気を醸し出しています。三角池と上ノ小池の間に日陰湿原があり、ミズバショウの群生が見られます。長池の岸沿いを歩いて行くとトイレのある広場と信州大学自然教育園の建物があります。ここには信州大学自然教育園のまが玉の丘コースという自然観察用のトレッキングコースがあり、約2時間ほどで回ってくることができます。長池から下ノ小池には信州大学自然教育園の道を下って道路を横断します。数台の車が駐車できる広場の左脇からの道を下りていくと、すぐに下ノ小池です。下ノ小池からしばらく進むと蓮池スキー場のゲレンデの道を歩くようになります。 丸池スキー場方面に迷いやすいので要注意です。蓮池は、バスターミナルやホテルのほかに、観光案内所やレストラン、郵便局などたくさんの建物が立ち並ぶ賑やかな場所にあります。その名の通りハスの花が咲き、見頃は初夏の7月頃です。近くの志賀高原総合会館98の中には自然保護センターやオリンピック・パラリンピック記念館があるので、ほたる温泉へ戻るバスの時間と相談してゆっくり回ることもできます。または、さらに琵琶池や丸池、水無池などをめぐるコースも整備されているので、コースに組み入れることもできます。スタートはほたる温泉バス停前の前山リフトから。リフトで一気に前山湿原まで上がれば、坊寺山の右奥には白馬連山が一望です。ワタスゲが咲く前山湿原から四十八池方面への道を少し歩くと横手山を背景に渋池があります。ここでは氷河時代の名残であるハイマツとモウセンゴケが見られます。渋池から左に入っていきます。良く整備された遊歩道ですが、周りをネマガリダケや針葉樹の森に囲まれているため展望は望めません。しばらく平坦な道を進むと、静かな雰囲気のひょうたん池に出ま。木戸池に近くなると下り坂になりキャンプ場脇の道路に出ます。道路を横断すれば木戸池温泉ホテルの入口で、案内板とトイレがあります。木戸池の周囲には遊歩道があり、どちらを通っても田ノ原湿原への歩道に出ます。小さな山越えをすると、木戸池スキー場のゲレンデに出て眼下に広がる田ノ原湿原に下ります。ここはかつて志賀火山の溶岩流によってできた湖の底でしたが、せき止めが崩れて湖が干上がったためにできた高層湿原です。平床や木戸池も同様です。田ノ原湿原からいったん道路を横断して深い森の中の小道を下っていくと、三角池があります。 このあたりから長池までクロベの巨木が見られるようになりますが、その対岸を車やバイクが行き交っていることが信じられないような奥深い森の雰囲気を醸し出しています。三角池と上ノ小池の間に日陰湿原があり、ミズバショウの群生が見られます。長池の岸沿いを歩いて行くとトイレのある広場と信州大学自然教育園の建物があります。ここには信州大学自然教育園のまが玉の丘コースという自然観察用のトレッキングコースがあり、約2時間ほどで回ってくることができます。長池から下ノ小池には信州大学自然教育園の道を下って道路を横断します。数台の車が駐車できる広場の左脇からの道を下りていくと、すぐに下ノ小池です。下ノ小池からしばらく進むと蓮池スキー場のゲレンデの道を歩くようになります。 丸池スキー場方面に迷いやすいので要注意です。蓮池は、バスターミナルやホテルのほかに、観光案内所やレストラン、郵便局などたくさんの建物が立ち並ぶ賑やかな場所にあります。その名の通りハスの花が咲き、見頃は初夏の7月頃です。近くの志賀高原総合会館98の中には自然保護センターやオリンピック・パラリンピック記念館があるので、ほたる温泉へ戻るバスの時間と相談してゆっくり回ることもできます。または、さらに琵琶池や丸池、水無池などをめぐるコースも整備されているので、コースに組み入れることもできます。