【初心者向け】の登山コースガイド
初心者向け
検索結果343件中
1-20件
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草千里駐車場から烏帽子岳へ
- 日帰り
- 2時間0分
- 4km
草千里駐車場から烏帽子岳へ
- 日帰り
- 2時間0分
- 4km
本コースは、草千里ヶ浜という直径1kmの広くて浅い火口跡の縁を一周する草原のルートです。 烏帽子岳は3万年以上前に噴火し、その後、草千里ヶ浜が約2万7000年前に大規模噴火をおこしました。活発な噴火活動史を持つ山の一つであるため烏帽子岳の北麓には気象庁の火山観測点が設置されています。 草千里駐車場(有料)から、南方向を眺めると、奥に烏帽 子岳、その手前の左右に二つの池、その間に小山が見えま す。右手(西側)の池は、最初の噴火の名残り、左手(東側)の池は、溶岩ドームを噴き飛ばした後の火口跡、真ん中の山は駒立山といい、その溶岩ドームの残骸です。 駐車場から、県道111号阿蘇吉田線を西方向に向かい、火口縁の尾根に出たら、その尾根を南方向に進みます。すぐに、右手から湯の谷歩道が合流し、20分程で、また右手より垂玉温泉からの牧野道が合流します。ゲートがありますので、ゲートを開け閉めして、尾根を進みます。 次第に急坂になり、階段状に整備してあるところを登ると、前衛 ピークに到着、右折すると烏帽子岳の山頂です。 烏帽子岳の山頂には、1等三角点が設置されています。阿蘇の高岳や中岳の三角点は、1等ではなく、それより標高の低い烏帽子岳に、なぜ1等三角点があるのか。それは、高岳や中岳は噴火の煙で測量しにくいためであるといわれています。 1等三角点の山だけに眺望は素晴らしく、東面は大分宮崎の祖母・傾山群、西面は熊本市内から雲仙の山々、南面は南外輪山と九州脊梁の山々、北面は福岡の山々から九重と、多くの山々が望めます。 下山は、北東方向に尾根を下ります。階段状の道を下ると分岐が出てくるので左折し、草千里ヶ浜の東にある緩やかな尾根を進みます。そのまま進むと駐車場の東端にたどりつきます。分岐を左折せずに直進すると中岳に行くこともできます。 また、草千里ヶ浜には自然探勝路があり、登山道から探勝路へ入ることもできます。自然探勝路は、一周約1.5km約1時間の歩道です。本コースは、草千里ヶ浜という直径1kmの広くて浅い火口跡の縁を一周する草原のルートです。 烏帽子岳は3万年以上前に噴火し、その後、草千里ヶ浜が約2万7000年前に大規模噴火をおこしました。活発な噴火活動史を持つ山の一つであるため烏帽子岳の北麓には気象庁の火山観測点が設置されています。 草千里駐車場(有料)から、南方向を眺めると、奥に烏帽 子岳、その手前の左右に二つの池、その間に小山が見えま す。右手(西側)の池は、最初の噴火の名残り、左手(東側)の池は、溶岩ドームを噴き飛ばした後の火口跡、真ん中の山は駒立山といい、その溶岩ドームの残骸です。 駐車場から、県道111号阿蘇吉田線を西方向に向かい、火口縁の尾根に出たら、その尾根を南方向に進みます。すぐに、右手から湯の谷歩道が合流し、20分程で、また右手より垂玉温泉からの牧野道が合流します。ゲートがありますので、ゲートを開け閉めして、尾根を進みます。 次第に急坂になり、階段状に整備してあるところを登ると、前衛 ピークに到着、右折すると烏帽子岳の山頂です。 烏帽子岳の山頂には、1等三角点が設置されています。阿蘇の高岳や中岳の三角点は、1等ではなく、それより標高の低い烏帽子岳に、なぜ1等三角点があるのか。それは、高岳や中岳は噴火の煙で測量しにくいためであるといわれています。 1等三角点の山だけに眺望は素晴らしく、東面は大分宮崎の祖母・傾山群、西面は熊本市内から雲仙の山々、南面は南外輪山と九州脊梁の山々、北面は福岡の山々から九重と、多くの山々が望めます。 下山は、北東方向に尾根を下ります。階段状の道を下ると分岐が出てくるので左折し、草千里ヶ浜の東にある緩やかな尾根を進みます。そのまま進むと駐車場の東端にたどりつきます。分岐を左折せずに直進すると中岳に行くこともできます。 また、草千里ヶ浜には自然探勝路があり、登山道から探勝路へ入ることもできます。自然探勝路は、一周約1.5km約1時間の歩道です。 -
揺ヶ池から阿蘇南外輪山の俵山へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 7.9km
揺ヶ池から阿蘇南外輪山の俵山へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 7.9km
米俵をいくつも積み重ねたような山容から、その名前がついたと いわれている俵山。このコースではその山頂を越え、俵山峠を目指 します。 揺ヶ池は阿蘇伏流水の一つで、水温約13℃。病気平癒という霊験あらたかな水で、地震が起こったあとは濁ってしまうという不思議な霊水です。 この揺ヶ池と県道28号を挟んで、俵山交流館「萌の里」があります。ここの一般駐車場の北側の台地に登山者専用駐車場があり、ここが登山口です。北端のコンクリート舗装の牧野道を登り、左手の送電線の鉄塔を目指します。そのまま尾根を登ると612mピークへたどり着き、鞍部に下りゲートを越え、尾根を登ると牧野と植林地の境に到着します。ここもゲートがあり、左手の作業道を進むと防火帯があり、右折します。一の坂、二の坂と急坂を登ると標高865mの尾根にたどり着きます。 あるいは、先のゲートに入ったところから植林地を登る急坂ルートもあり、同じく標高865mの尾根に出ることも可能です。 ここまでは牧場内のルートで、紹介ルート以外にも、多くの道や 牛の道がありますが、牧野と植林の境界を目指して登って行けば、時間の大差はありません。 そのまま尾根を登ると926mピーク、左手に展望台を見つつ右の緩やかな尾根を進むと、次第に急坂になり、1070mピークとの鞍部に出て、傾斜が緩やかになったところが俵山の山頂です。 正面に阿蘇五岳の山々、南外輪山、振り返れば熊本市内の山々、有明海を隔てて雲仙普賢岳とすばらしい眺望です。 山頂から250m程東へ進み、外輪山の縁、南外輪山自然歩道に出て分岐を左折します。いくつかの小ピークを登り下りし、966mピー クの先には、一般コースと急坂を迂回するコースがあります。どち らのルートも急坂の下で合流します。 その先の緩やかな広場には分岐があり、直進すると俵山峠へ、左折すると、灌木と風力発電の風車群を通って、俵山峠へ到着します。 俵山峠は阿蘇外輪山の主要峠の一つで、かつては阿蘇高森町と熊本市を結び、七曲峠とも呼ばれた交通の難所でした。現 在は園地として整備され、阿蘇山方面の展望を楽しむことができます。米俵をいくつも積み重ねたような山容から、その名前がついたと いわれている俵山。このコースではその山頂を越え、俵山峠を目指 します。 揺ヶ池は阿蘇伏流水の一つで、水温約13℃。病気平癒という霊験あらたかな水で、地震が起こったあとは濁ってしまうという不思議な霊水です。 この揺ヶ池と県道28号を挟んで、俵山交流館「萌の里」があります。ここの一般駐車場の北側の台地に登山者専用駐車場があり、ここが登山口です。北端のコンクリート舗装の牧野道を登り、左手の送電線の鉄塔を目指します。そのまま尾根を登ると612mピークへたどり着き、鞍部に下りゲートを越え、尾根を登ると牧野と植林地の境に到着します。ここもゲートがあり、左手の作業道を進むと防火帯があり、右折します。一の坂、二の坂と急坂を登ると標高865mの尾根にたどり着きます。 あるいは、先のゲートに入ったところから植林地を登る急坂ルートもあり、同じく標高865mの尾根に出ることも可能です。 ここまでは牧場内のルートで、紹介ルート以外にも、多くの道や 牛の道がありますが、牧野と植林の境界を目指して登って行けば、時間の大差はありません。 そのまま尾根を登ると926mピーク、左手に展望台を見つつ右の緩やかな尾根を進むと、次第に急坂になり、1070mピークとの鞍部に出て、傾斜が緩やかになったところが俵山の山頂です。 正面に阿蘇五岳の山々、南外輪山、振り返れば熊本市内の山々、有明海を隔てて雲仙普賢岳とすばらしい眺望です。 山頂から250m程東へ進み、外輪山の縁、南外輪山自然歩道に出て分岐を左折します。いくつかの小ピークを登り下りし、966mピー クの先には、一般コースと急坂を迂回するコースがあります。どち らのルートも急坂の下で合流します。 その先の緩やかな広場には分岐があり、直進すると俵山峠へ、左折すると、灌木と風力発電の風車群を通って、俵山峠へ到着します。 俵山峠は阿蘇外輪山の主要峠の一つで、かつては阿蘇高森町と熊本市を結び、七曲峠とも呼ばれた交通の難所でした。現 在は園地として整備され、阿蘇山方面の展望を楽しむことができます。 -
阿蘇北外輪山の鞍岳、ツームシ山へ
- 日帰り
- 2時間25分
- 6.2km
阿蘇北外輪山の鞍岳、ツームシ山へ
- 日帰り
- 2時間25分
- 6.2km
阿蘇北外輪山で、一番登られている山が鞍岳です。大同元年に坂上田村麻呂が、肥後の国に下った際に、馬の鞍のように見えたので鞍岳と称したという伝説があります。 熊本県の県有林(県有林鞍岳団地)であり、鳥獣特別保護地区に指定されていて、「全国遊歩道百選」にも選定されています。 登山口へは、県道339号北外輪山大津線(通称ミルクロード)の的石原野の3本のテレビ中継所が目印です。一番北にある中継所の約400m先に阿蘇牧場への牧野道がありそれを進むと、林道新山線となり、鞍岳園地に到着します。園地には、いくつもの駐車場がありますが、広い第一駐車場か第二駐車場に駐車します。 林道新山線を約1km程戻り、左手に県有林管理小屋跡を見て、沢沿いに登ります。まもなく沢を渡り右手の尾根へ入ると、ミヤマの広場があり、ミヤマキリシマ群落があります。なおも、直進するとアセビの林のある尾根へ上がります。 この尾根は、鞍岳とツームシ山の稜線となっています。右に進む とツームシ山へ、左へ進むと鞍岳です。 右にアセビの繁る尾根を進み、ひと登りでツームシ山に到着です。草原状の山頂で、阿蘇五岳などの山々や草原を望むことができます。尾根を北に下り登り返すとマゴ山です。往路を引き返して再度ツームシ山を越え、歩きやすい尾根を歩くと、途中左手の登山道横5mのところに、山の神の祠が祀られています。 次第に登りになると分岐があり、右に150m程で馬頭観音堂に着きます。立派なお堂の中には、穏やかな観音様が祀られています。 分岐まで戻り、急坂を登ると鞍岳の山頂。さえぎることのない眺望が360度広がり、九重をはじめ、阿蘇五岳、南外輪山の山々、有明海を挟んで雲仙普賢岳、ほかに福岡や佐賀の山々も望めます。 南の鞍部に下り、やや西方向に登ると女岳の頂、少し東へ戻り、小尾根を下って登り返して、小さなピークが子岳 です。駐車場へは女岳との鞍部に戻って右折すると戻れます。 鞍岳は園地として整備されていて、ルートは多く、本紹介ルートでなくても、ゆっくり歩くことができます。阿蘇北外輪山で、一番登られている山が鞍岳です。大同元年に坂上田村麻呂が、肥後の国に下った際に、馬の鞍のように見えたので鞍岳と称したという伝説があります。 熊本県の県有林(県有林鞍岳団地)であり、鳥獣特別保護地区に指定されていて、「全国遊歩道百選」にも選定されています。 登山口へは、県道339号北外輪山大津線(通称ミルクロード)の的石原野の3本のテレビ中継所が目印です。一番北にある中継所の約400m先に阿蘇牧場への牧野道がありそれを進むと、林道新山線となり、鞍岳園地に到着します。園地には、いくつもの駐車場がありますが、広い第一駐車場か第二駐車場に駐車します。 林道新山線を約1km程戻り、左手に県有林管理小屋跡を見て、沢沿いに登ります。まもなく沢を渡り右手の尾根へ入ると、ミヤマの広場があり、ミヤマキリシマ群落があります。なおも、直進するとアセビの林のある尾根へ上がります。 この尾根は、鞍岳とツームシ山の稜線となっています。右に進む とツームシ山へ、左へ進むと鞍岳です。 右にアセビの繁る尾根を進み、ひと登りでツームシ山に到着です。草原状の山頂で、阿蘇五岳などの山々や草原を望むことができます。尾根を北に下り登り返すとマゴ山です。往路を引き返して再度ツームシ山を越え、歩きやすい尾根を歩くと、途中左手の登山道横5mのところに、山の神の祠が祀られています。 次第に登りになると分岐があり、右に150m程で馬頭観音堂に着きます。立派なお堂の中には、穏やかな観音様が祀られています。 分岐まで戻り、急坂を登ると鞍岳の山頂。さえぎることのない眺望が360度広がり、九重をはじめ、阿蘇五岳、南外輪山の山々、有明海を挟んで雲仙普賢岳、ほかに福岡や佐賀の山々も望めます。 南の鞍部に下り、やや西方向に登ると女岳の頂、少し東へ戻り、小尾根を下って登り返して、小さなピークが子岳 です。駐車場へは女岳との鞍部に戻って右折すると戻れます。 鞍岳は園地として整備されていて、ルートは多く、本紹介ルートでなくても、ゆっくり歩くことができます。 -
地蔵峠から冠ヶ岳へ
- 日帰り
- 2時間30分
- 7.9km
地蔵峠から冠ヶ岳へ
- 日帰り
- 2時間30分
- 7.9km
地蔵峠は、かつては阿蘇南郷谷と御船、矢部地方を結ぶ交通の要衝で、お地蔵様が祀られています。また冠ヶ岳は、熊本平野から望むと円錐形に見え、昔は南外輪山の最高峰と考えられていました。 登山口は南阿蘇村のグリーンロード沿いの二つの駐車場、どちら の駐車場からも遊歩道で地蔵峠まで登れます。峠からは、南外輪山自然歩道の尾根を北に進みます。途中左手には、「天然水の森」があります。一度グリーンロードを横断し、緩やかな尾根を進むと、植林地、ササ原、広葉樹林が交互に現れ、冠ヶ岳分岐に到着します。左折し、15分程で冠ヶ岳の山頂に達し、眺望が開けます。 また山頂の先、30mの所には露岩があり、南面の素晴らしい眺望が開けます。 帰りは往路を引き返します。あるいは南西方向に下り、送電線の巡視路に出て、グリーンロードから地蔵峠の駐車場に戻ることもで きます。地蔵峠は、かつては阿蘇南郷谷と御船、矢部地方を結ぶ交通の要衝で、お地蔵様が祀られています。また冠ヶ岳は、熊本平野から望むと円錐形に見え、昔は南外輪山の最高峰と考えられていました。 登山口は南阿蘇村のグリーンロード沿いの二つの駐車場、どちら の駐車場からも遊歩道で地蔵峠まで登れます。峠からは、南外輪山自然歩道の尾根を北に進みます。途中左手には、「天然水の森」があります。一度グリーンロードを横断し、緩やかな尾根を進むと、植林地、ササ原、広葉樹林が交互に現れ、冠ヶ岳分岐に到着します。左折し、15分程で冠ヶ岳の山頂に達し、眺望が開けます。 また山頂の先、30mの所には露岩があり、南面の素晴らしい眺望が開けます。 帰りは往路を引き返します。あるいは南西方向に下り、送電線の巡視路に出て、グリーンロードから地蔵峠の駐車場に戻ることもで きます。 -
高森町村山から清栄山へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 6km
高森町村山から清栄山へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 6km
高森町村山交差点付近から左折して村山地区内の道に入り、進みます。この道は、九州自然歩道でもあります。 次第に周辺は牧場になり、正面左手に清栄山が見えるようになると、右手200m先に杉の密林が見えてきます。この杉の密林は高森殿の杉といわれ、幹回り10mを超える一対の大木で、樹齢400年を超えるといわれています。1586(天正14)年1月23日、島津勢に敗れた高森城主伊予守惟直が自刃 した場所です。 牧野道へ戻り登っていくと、黒岩峠。左の防火帯を登っていくと、次第に尾根が狭まり、清栄山の山頂へたどり着きます。 下山は往路を引き返しますが、直進して東外輪山の縦走をすると、所要時間2時間20分で、国道265号の色見付近に降りることができます。高森町村山交差点付近から左折して村山地区内の道に入り、進みます。この道は、九州自然歩道でもあります。 次第に周辺は牧場になり、正面左手に清栄山が見えるようになると、右手200m先に杉の密林が見えてきます。この杉の密林は高森殿の杉といわれ、幹回り10mを超える一対の大木で、樹齢400年を超えるといわれています。1586(天正14)年1月23日、島津勢に敗れた高森城主伊予守惟直が自刃 した場所です。 牧野道へ戻り登っていくと、黒岩峠。左の防火帯を登っていくと、次第に尾根が狭まり、清栄山の山頂へたどり着きます。 下山は往路を引き返しますが、直進して東外輪山の縦走をすると、所要時間2時間20分で、国道265号の色見付近に降りることができます。 -
別府ロープウェイ高原駅から鶴見岳へ
- 日帰り
- 1時間50分
- 5.4km
別府ロープウェイ高原駅から鶴見岳へ
- 日帰り
- 1時間50分
- 5.4km
別府ロープウェイの高原駅が登山口。交通の便がよく、路線バスも多いです。マイカーの場合は、登山者専用駐車場に駐車します。ただし駐車場は、ロープウェイの営業時間により開閉されるので、注意が必要です。4月には海抜0mから山頂まで登る「べっぷ鶴見岳一気登山大会」が開催されます。標高差1374mを一気に登るほかにはない登山大会です。 鶴見岳の山際には一気登山道があり、駐車場の西端からその道に入ります。杉の植林から竹林になり、次第に森が深くなると、御岳権現社(火男火売神社の中宮)に着きます。ここには、マイカー駐車場(参拝者駐車場)、あるいは路線バスの鳥居バス亭からも歩いて来ることができます。 御神木の夫婦杉の間の石段を登ると、左手に水が涌き出る名水があります。名水を頂き、神社で安全登山の祈願をしていきます。 左手の登山道を登ると一度林道を横断し、分岐に出ます。左は踊り石を経由して鶴見岳へ、正面は直接山頂へと登れます。正面に進み、ジグザグとつづら折れの道を登っていくと、次第に岩がちとなり、傾斜が緩んできたら鶴見岳山頂の園地に着きます。左手の遊歩道を登るとテレビ塔などがある鶴見岳の山頂です。 国東半島の山々や、大分県北部の山々、由布岳、高崎山、九重山群などが眺望できます。山頂の一角には火男火売神社の上宮があります。上宮の岩は磁石となっていて、磁石は正常に動作しません。また山頂の園地では七福神めぐりや札所めぐりができます。 遊歩道を下り、別府ロープウェイの山上駅からロープウェイで高原駅まで下ります。歩いて下る場合は、往路を引き返すか、鞍ヶ戸への縦走路を進み、鞍部の馬の背から左折して踊り石経由で下ることができます。縦走の場合は、鞍ヶ戸を越えて船底へ下り、内山へ登り返して塚原温泉を目指します。別府ロープウェイの高原駅が登山口。交通の便がよく、路線バスも多いです。マイカーの場合は、登山者専用駐車場に駐車します。ただし駐車場は、ロープウェイの営業時間により開閉されるので、注意が必要です。4月には海抜0mから山頂まで登る「べっぷ鶴見岳一気登山大会」が開催されます。標高差1374mを一気に登るほかにはない登山大会です。 鶴見岳の山際には一気登山道があり、駐車場の西端からその道に入ります。杉の植林から竹林になり、次第に森が深くなると、御岳権現社(火男火売神社の中宮)に着きます。ここには、マイカー駐車場(参拝者駐車場)、あるいは路線バスの鳥居バス亭からも歩いて来ることができます。 御神木の夫婦杉の間の石段を登ると、左手に水が涌き出る名水があります。名水を頂き、神社で安全登山の祈願をしていきます。 左手の登山道を登ると一度林道を横断し、分岐に出ます。左は踊り石を経由して鶴見岳へ、正面は直接山頂へと登れます。正面に進み、ジグザグとつづら折れの道を登っていくと、次第に岩がちとなり、傾斜が緩んできたら鶴見岳山頂の園地に着きます。左手の遊歩道を登るとテレビ塔などがある鶴見岳の山頂です。 国東半島の山々や、大分県北部の山々、由布岳、高崎山、九重山群などが眺望できます。山頂の一角には火男火売神社の上宮があります。上宮の岩は磁石となっていて、磁石は正常に動作しません。また山頂の園地では七福神めぐりや札所めぐりができます。 遊歩道を下り、別府ロープウェイの山上駅からロープウェイで高原駅まで下ります。歩いて下る場合は、往路を引き返すか、鞍ヶ戸への縦走路を進み、鞍部の馬の背から左折して踊り石経由で下ることができます。縦走の場合は、鞍ヶ戸を越えて船底へ下り、内山へ登り返して塚原温泉を目指します。 -
熊の湯スキー場から笠ヶ岳へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 6.2km
熊の湯スキー場から笠ヶ岳へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 6.2km
笠ヶ岳は山頂から遮るものがない360度のパノラマが楽しめる山です。熊の湯から山田牧場に抜ける県道の笠岳峠から往復すれば短時間で登れますが、ここでは温泉が湧く麓の熊の湯スキー場から笠岳峠を経由して笠ヶ岳を往復するコースを紹介します。 登山口は熊の湯スキー場のゲレンデの中にあります。ほたる温泉バス停からだと角間川の橋を渡って熊の湯ホテルの前の道を歩いて行きます。熊の湯ホテル前も駐車可能です。放射状にリフトがかけられているゲレンデを正面にして、右から2本目のリフトを登って行きます。注意すれば登山道の標識があるので、迷うことはないはずです。ゲレンデのちょうど中間部から、いよいよ登山道が始まります。笠ヶ岳の山腹を巻くように付けられているので、いくつもの沢をまたいでいきます。途中で登り箇所が一部ありますが、ほとんど高低差はありません。コメツガやダケカンバ、ナナカマドやオオカメノキの森の林床はネマガリダケに覆われています。県道が足元の樹林越しに垣間見えるようになれば、笠岳峠はもうすぐそこです。登山道は、竹の子汁が名物の峠の茶屋前に飛び出します。峠の茶屋前は10台くらいの駐車スペースがあり、ここから山頂を往復する人の方が多いようです。 笠岳峠からはいよいよ急登が続きます。といって標高差200m足らずです。手すりのある木の階段が整備されていますが、ところどころ滑りやすいところがあるので注意して歩きましょう。 溶岩円頂丘の笠ヶ岳山頂には大きな溶岩がむき出しになっています。岩の上に北側を向いた石の祠が祀ってあり、岩の下にも南側を向いた祠があります。小さな山頂からの360度の展望は素晴らしいの一言に尽きます。志賀高原の山々がぐるりと囲み、鳥甲山や北信五岳はもちろん、浅間山、草津白根山など数えきれない山々を見つけることができます。しかし何といっても北アルプスの眺めは圧巻でしょう。 下山コースはもと来た道を戻りますが、笠岳峠から県道を歩いて出発地点の熊の湯やほたる温泉方面に戻ることもできます。歩きやすいですが、距離的には遠回りになりますので、時間的には余裕をみた方がいいでしょう。笠ヶ岳は山頂から遮るものがない360度のパノラマが楽しめる山です。熊の湯から山田牧場に抜ける県道の笠岳峠から往復すれば短時間で登れますが、ここでは温泉が湧く麓の熊の湯スキー場から笠岳峠を経由して笠ヶ岳を往復するコースを紹介します。 登山口は熊の湯スキー場のゲレンデの中にあります。ほたる温泉バス停からだと角間川の橋を渡って熊の湯ホテルの前の道を歩いて行きます。熊の湯ホテル前も駐車可能です。放射状にリフトがかけられているゲレンデを正面にして、右から2本目のリフトを登って行きます。注意すれば登山道の標識があるので、迷うことはないはずです。ゲレンデのちょうど中間部から、いよいよ登山道が始まります。笠ヶ岳の山腹を巻くように付けられているので、いくつもの沢をまたいでいきます。途中で登り箇所が一部ありますが、ほとんど高低差はありません。コメツガやダケカンバ、ナナカマドやオオカメノキの森の林床はネマガリダケに覆われています。県道が足元の樹林越しに垣間見えるようになれば、笠岳峠はもうすぐそこです。登山道は、竹の子汁が名物の峠の茶屋前に飛び出します。峠の茶屋前は10台くらいの駐車スペースがあり、ここから山頂を往復する人の方が多いようです。 笠岳峠からはいよいよ急登が続きます。といって標高差200m足らずです。手すりのある木の階段が整備されていますが、ところどころ滑りやすいところがあるので注意して歩きましょう。 溶岩円頂丘の笠ヶ岳山頂には大きな溶岩がむき出しになっています。岩の上に北側を向いた石の祠が祀ってあり、岩の下にも南側を向いた祠があります。小さな山頂からの360度の展望は素晴らしいの一言に尽きます。志賀高原の山々がぐるりと囲み、鳥甲山や北信五岳はもちろん、浅間山、草津白根山など数えきれない山々を見つけることができます。しかし何といっても北アルプスの眺めは圧巻でしょう。 下山コースはもと来た道を戻りますが、笠岳峠から県道を歩いて出発地点の熊の湯やほたる温泉方面に戻ることもできます。歩きやすいですが、距離的には遠回りになりますので、時間的には余裕をみた方がいいでしょう。 -
志賀山西麓池めぐりコース
- 日帰り
- 2時間25分
- 7km
志賀山西麓池めぐりコース
- 日帰り
- 2時間25分
- 7km
スタートはほたる温泉バス停前の前山リフトから。リフトで一気に前山湿原まで上がれば、坊寺山の右奥には白馬連山が一望です。ワタスゲが咲く前山湿原から四十八池方面への道を少し歩くと横手山を背景に渋池があります。ここでは氷河時代の名残であるハイマツとモウセンゴケが見られます。渋池から左に入っていきます。良く整備された遊歩道ですが、周りをネマガリダケや針葉樹の森に囲まれているため展望は望めません。しばらく平坦な道を進むと、静かな雰囲気のひょうたん池に出ま。木戸池に近くなると下り坂になりキャンプ場脇の道路に出ます。道路を横断すれば木戸池温泉ホテルの入口で、案内板とトイレがあります。木戸池の周囲には遊歩道があり、どちらを通っても田ノ原湿原への歩道に出ます。小さな山越えをすると、木戸池スキー場のゲレンデに出て眼下に広がる田ノ原湿原に下ります。ここはかつて志賀火山の溶岩流によってできた湖の底でしたが、せき止めが崩れて湖が干上がったためにできた高層湿原です。平床や木戸池も同様です。田ノ原湿原からいったん道路を横断して深い森の中の小道を下っていくと、三角池があります。 このあたりから長池までクロベの巨木が見られるようになりますが、その対岸を車やバイクが行き交っていることが信じられないような奥深い森の雰囲気を醸し出しています。三角池と上ノ小池の間に日陰湿原があり、ミズバショウの群生が見られます。長池の岸沿いを歩いて行くとトイレのある広場と信州大学自然教育園の建物があります。ここには信州大学自然教育園のまが玉の丘コースという自然観察用のトレッキングコースがあり、約2時間ほどで回ってくることができます。長池から下ノ小池には信州大学自然教育園の道を下って道路を横断します。数台の車が駐車できる広場の左脇からの道を下りていくと、すぐに下ノ小池です。下ノ小池からしばらく進むと蓮池スキー場のゲレンデの道を歩くようになります。 丸池スキー場方面に迷いやすいので要注意です。蓮池は、バスターミナルやホテルのほかに、観光案内所やレストラン、郵便局などたくさんの建物が立ち並ぶ賑やかな場所にあります。その名の通りハスの花が咲き、見頃は初夏の7月頃です。近くの志賀高原総合会館98の中には自然保護センターやオリンピック・パラリンピック記念館があるので、ほたる温泉へ戻るバスの時間と相談してゆっくり回ることもできます。または、さらに琵琶池や丸池、水無池などをめぐるコースも整備されているので、コースに組み入れることもできます。スタートはほたる温泉バス停前の前山リフトから。リフトで一気に前山湿原まで上がれば、坊寺山の右奥には白馬連山が一望です。ワタスゲが咲く前山湿原から四十八池方面への道を少し歩くと横手山を背景に渋池があります。ここでは氷河時代の名残であるハイマツとモウセンゴケが見られます。渋池から左に入っていきます。良く整備された遊歩道ですが、周りをネマガリダケや針葉樹の森に囲まれているため展望は望めません。しばらく平坦な道を進むと、静かな雰囲気のひょうたん池に出ま。木戸池に近くなると下り坂になりキャンプ場脇の道路に出ます。道路を横断すれば木戸池温泉ホテルの入口で、案内板とトイレがあります。木戸池の周囲には遊歩道があり、どちらを通っても田ノ原湿原への歩道に出ます。小さな山越えをすると、木戸池スキー場のゲレンデに出て眼下に広がる田ノ原湿原に下ります。ここはかつて志賀火山の溶岩流によってできた湖の底でしたが、せき止めが崩れて湖が干上がったためにできた高層湿原です。平床や木戸池も同様です。田ノ原湿原からいったん道路を横断して深い森の中の小道を下っていくと、三角池があります。 このあたりから長池までクロベの巨木が見られるようになりますが、その対岸を車やバイクが行き交っていることが信じられないような奥深い森の雰囲気を醸し出しています。三角池と上ノ小池の間に日陰湿原があり、ミズバショウの群生が見られます。長池の岸沿いを歩いて行くとトイレのある広場と信州大学自然教育園の建物があります。ここには信州大学自然教育園のまが玉の丘コースという自然観察用のトレッキングコースがあり、約2時間ほどで回ってくることができます。長池から下ノ小池には信州大学自然教育園の道を下って道路を横断します。数台の車が駐車できる広場の左脇からの道を下りていくと、すぐに下ノ小池です。下ノ小池からしばらく進むと蓮池スキー場のゲレンデの道を歩くようになります。 丸池スキー場方面に迷いやすいので要注意です。蓮池は、バスターミナルやホテルのほかに、観光案内所やレストラン、郵便局などたくさんの建物が立ち並ぶ賑やかな場所にあります。その名の通りハスの花が咲き、見頃は初夏の7月頃です。近くの志賀高原総合会館98の中には自然保護センターやオリンピック・パラリンピック記念館があるので、ほたる温泉へ戻るバスの時間と相談してゆっくり回ることもできます。または、さらに琵琶池や丸池、水無池などをめぐるコースも整備されているので、コースに組み入れることもできます。 -
焼額山登山口から焼額山へ
- 日帰り
- 3時間5分
- 6.2km
焼額山登山口から焼額山へ
- 日帰り
- 3時間5分
- 6.2km
焼額スキー場のプリンスホテル西館前に登山者用の駐車スペースがあり、道標に従って進めばスキー場内の林道を少し歩いた先に焼額山登山口があります。焼額山はスキーリゾートで開発し尽くされた山のイメージがありますが、雑魚川源流域のイワナ原種保存区や樹齢800年のシナノキなど、残された貴重な自然は大切に保護されているようです。 焼額山登山道は伐採された後に落葉広葉樹などが自然に育って大きくなった二次林の森を登って行きます。ブナが目立ちます。しばらく進んでゲレンデを横断すると今度はカラマツの人工林が続きます。ネマガリダケに覆われた林床は展望がまったく利かないですが、秋になり一面黄色に染まると、なかなか美しい景色が楽しめます。またゲレンデに出て、今度はゲレンデの中の登りとなります。振り返れば、横手山から笠ヶ岳、坊寺山など志賀高原の山々が眼下に広がります。高度が上がるに従い寺子屋峰や岩菅山など景色が広がっていきます。山頂に近づくと、左のゲレンデ脇の針葉樹林帯に登山道があり、誘導する道標があります。ゲレンデをそのまま歩いてもゴンドラ山頂駅付近で合流します。 ゴンドラ山頂駅の前から、山頂の稚児池湿原まで木道の遊歩道が整備されています。コメツガやオオシラビソに覆われた針葉樹林帯を少し歩くと、広々とした稚児池湿原が目の前に大きく開けます。焼額山山頂には大きな案内板と立派な鳥居のある焼額神社があります。焼額山が火山だった名残りでもある高層湿原は、木道で一周できます。ワタスゲやヒメシャクナゲ、モウセンゴケ、コバイケイソウ、ウメバチソウ、リンドウなど様々な高山植物を見ることができます。また山頂部西側は、樹林が切れていて遮るものがないので、妙高連山や北アルプスの山並みが一望です。 下山は往路と反対側の奥志賀高原スキー場方面の道標に従って木道を歩きます。ほどなく奥志賀高原スキー場のゲレンデ上部に出ます。ここからはゲレンデ内の道標に従って下っていきます。正面には岩菅山の稜線や鳥甲山、苗場山などの大展望が楽しめます。奥志賀高原ゴンドラリフト山頂駅からは林道上の道になり、第3リフト乗り場からは大きく迂回する簡易舗装路を下っていきます。下山口の奥志賀高原ホテルまでもうひと頑張りです。奥志賀高原バス停から焼額山登山口に戻るバスの便は、1時間に1本の運行なので、事前に時刻表を調べておくとよいでしょう。焼額スキー場のプリンスホテル西館前に登山者用の駐車スペースがあり、道標に従って進めばスキー場内の林道を少し歩いた先に焼額山登山口があります。焼額山はスキーリゾートで開発し尽くされた山のイメージがありますが、雑魚川源流域のイワナ原種保存区や樹齢800年のシナノキなど、残された貴重な自然は大切に保護されているようです。 焼額山登山道は伐採された後に落葉広葉樹などが自然に育って大きくなった二次林の森を登って行きます。ブナが目立ちます。しばらく進んでゲレンデを横断すると今度はカラマツの人工林が続きます。ネマガリダケに覆われた林床は展望がまったく利かないですが、秋になり一面黄色に染まると、なかなか美しい景色が楽しめます。またゲレンデに出て、今度はゲレンデの中の登りとなります。振り返れば、横手山から笠ヶ岳、坊寺山など志賀高原の山々が眼下に広がります。高度が上がるに従い寺子屋峰や岩菅山など景色が広がっていきます。山頂に近づくと、左のゲレンデ脇の針葉樹林帯に登山道があり、誘導する道標があります。ゲレンデをそのまま歩いてもゴンドラ山頂駅付近で合流します。 ゴンドラ山頂駅の前から、山頂の稚児池湿原まで木道の遊歩道が整備されています。コメツガやオオシラビソに覆われた針葉樹林帯を少し歩くと、広々とした稚児池湿原が目の前に大きく開けます。焼額山山頂には大きな案内板と立派な鳥居のある焼額神社があります。焼額山が火山だった名残りでもある高層湿原は、木道で一周できます。ワタスゲやヒメシャクナゲ、モウセンゴケ、コバイケイソウ、ウメバチソウ、リンドウなど様々な高山植物を見ることができます。また山頂部西側は、樹林が切れていて遮るものがないので、妙高連山や北アルプスの山並みが一望です。 下山は往路と反対側の奥志賀高原スキー場方面の道標に従って木道を歩きます。ほどなく奥志賀高原スキー場のゲレンデ上部に出ます。ここからはゲレンデ内の道標に従って下っていきます。正面には岩菅山の稜線や鳥甲山、苗場山などの大展望が楽しめます。奥志賀高原ゴンドラリフト山頂駅からは林道上の道になり、第3リフト乗り場からは大きく迂回する簡易舗装路を下っていきます。下山口の奥志賀高原ホテルまでもうひと頑張りです。奥志賀高原バス停から焼額山登山口に戻るバスの便は、1時間に1本の運行なので、事前に時刻表を調べておくとよいでしょう。 -
カヤの平から八剣山へ
- 日帰り
- 2時間25分
- 6km
カヤの平から八剣山へ
- 日帰り
- 2時間25分
- 6km
カヤの平高原キャンプ場にある総合案内所前からロッヂへの道を進むと、登山道入口が二つあります。左が西コース、右が東コースと信州大学ブナ原生林教育園の入口です。右を選んで東コースへ。巨大ブナが林立する平坦な気持ち良い道が続きます。しばらく歩くとベンチのある広場に出ますが、ここは5方向の道が交わっている五差路なので注意が必要です。標識に従って進み、すぐに視界が開けると、7月にはニッコウキスゲで彩られる高層湿原の北ドブ湿原です。さらに沢の中の道をしばらく歩くと分岐があり、右の道を登って行きます。急坂の道が続き、ほどなく八剣山山頂です。 下山は先ほどの分岐まで戻ってカヤの平総合案内所コースに進みます。100mほど登るとまた分岐がありますが、ここは必ず左のカヤの平総合案内所コースを選びます。巨大ブナ林の中の気持ち良い小道を1kmほど歩くと、往路の時に通った五差路の広場に出ます。案内標識で西コースをしっかり確認しましょう。1.5kmほどでカヤの平高原ロッヂ前に出ます。カヤの平高原キャンプ場にある総合案内所前からロッヂへの道を進むと、登山道入口が二つあります。左が西コース、右が東コースと信州大学ブナ原生林教育園の入口です。右を選んで東コースへ。巨大ブナが林立する平坦な気持ち良い道が続きます。しばらく歩くとベンチのある広場に出ますが、ここは5方向の道が交わっている五差路なので注意が必要です。標識に従って進み、すぐに視界が開けると、7月にはニッコウキスゲで彩られる高層湿原の北ドブ湿原です。さらに沢の中の道をしばらく歩くと分岐があり、右の道を登って行きます。急坂の道が続き、ほどなく八剣山山頂です。 下山は先ほどの分岐まで戻ってカヤの平総合案内所コースに進みます。100mほど登るとまた分岐がありますが、ここは必ず左のカヤの平総合案内所コースを選びます。巨大ブナ林の中の気持ち良い小道を1kmほど歩くと、往路の時に通った五差路の広場に出ます。案内標識で西コースをしっかり確認しましょう。1.5kmほどでカヤの平高原ロッヂ前に出ます。 -
カヤの平から高標山へ
- 日帰り
- 3時間30分
- 7.6km
カヤの平から高標山へ
- 日帰り
- 3時間30分
- 7.6km
カヤの平高原キャンプ場にある総合案内所から林道を奥志賀方面に少し歩くと北志賀林道のゲートがあります。ここには高標山登山口の標識があり、数台の駐車スペースがあります。平坦な林道を800mほど歩くと、左手に高標山登山口があります。しばらくはカラマツの人工林が続きます。 カラマツ林がいつの間にか途切れると、巨大なブナが林立するようになり、足元の高山植物の花も、ツバメオモトやゴゼンタチバナ、ツマトリソウなどが可憐な花を咲かせています。斜面を登りきると道は平坦になり、高標山へと続く尾根上を歩きます。少しずつ展望が利くようになり、登り下りを過ぎて細尾根になってくると、山頂まであとわずかな登りです。 高標山山頂には古い石祠と三角点があり、新緑が始まる時期や紅葉の頃はほぼ360°近い展望が楽しめます。善光寺平や北アルプスの山並み、北信五岳、志賀高原や秋山郷の山々など、ゆっくりと景色を楽しみましょう。下山は往路をその通りに戻ります。カヤの平高原キャンプ場にある総合案内所から林道を奥志賀方面に少し歩くと北志賀林道のゲートがあります。ここには高標山登山口の標識があり、数台の駐車スペースがあります。平坦な林道を800mほど歩くと、左手に高標山登山口があります。しばらくはカラマツの人工林が続きます。 カラマツ林がいつの間にか途切れると、巨大なブナが林立するようになり、足元の高山植物の花も、ツバメオモトやゴゼンタチバナ、ツマトリソウなどが可憐な花を咲かせています。斜面を登りきると道は平坦になり、高標山へと続く尾根上を歩きます。少しずつ展望が利くようになり、登り下りを過ぎて細尾根になってくると、山頂まであとわずかな登りです。 高標山山頂には古い石祠と三角点があり、新緑が始まる時期や紅葉の頃はほぼ360°近い展望が楽しめます。善光寺平や北アルプスの山並み、北信五岳、志賀高原や秋山郷の山々など、ゆっくりと景色を楽しみましょう。下山は往路をその通りに戻ります。 -
唐松尾根から大菩薩嶺へ
- 日帰り
- 3時間25分
- 7.2km
唐松尾根から大菩薩嶺へ
- 日帰り
- 3時間25分
- 7.2km
甲斐大和駅から栄和交通バスに乗車して登山口となる上日川峠へ向かいます。塩山駅から甲州市民バスで大菩薩峠登山口まで行き、そこから乗合タクシーを利用することもできます。 上日川峠は、いくつかの登山ルートの基点となっています。まず福ちゃん荘を目指すルートを確認して出発します。ロッヂ長兵衛の右脇から舗装された車道を歩き始めますが、すぐ左側に歩道が分岐します。そのまま車道を行ってもよいですが、歩道へ入りましょう。どちらを経由しても、福ちゃん荘までの時間は大差ありません。 福ちゃん荘では、これから登る唐松尾根登山道と、後に降りてくることになる大菩薩峠へ通じる道が分岐します。唐松尾根は、その名のとおり下部はカラマツ林で、秋には黄葉が楽しめます。登るにつれて傾斜が強まり、上部はかなりの急登となります。展望が開けてくるので、楽しみながらゆっくりと登りましょう。登り着いた所が雷岩で、高さ数mの岩塊が盛りあがっています。ルート中随一の展望が開けた所で、晴れて遠望が得られれば、富士山をはじめ、箱根、伊豆から南アルプスの山並みと、大パノラマが展開します。 頂上へ至る道は、今までとは雰囲気がガラリと変わって鬱蒼とした針葉樹林の中に続き、標高の高い深山に来たことを思わせます。大菩薩嶺山頂は樹林に囲まれ、展望はありません。 雷岩まで戻り、南東方向へそのまま尾根上の道を進みます。このあたりから介山荘の建つ大菩薩峠までの間は、一番の見所です。尾根上には草地が広がり、右側南西方向の展望がずっと開けます。雷岩から見た景色が、歩くとともに少しずつ変化していく様子を楽しみましょう。前方に見えるピーク、妙見ノ頭の右側を巻いて、旧大菩薩峠であった賽ノ河原まで緩い下りが続きます。賽ノ河原からわずかに登り返した所が親不知ノ頭です。振り返れば、雷岩から歩いてきた尾根を全部見渡せます。介山荘が建つ大菩薩峠はもう足元。富士山は峠まで下ると見えないので、ここで見納めとなります。 大菩薩峠で尾根歩きは終了です。介山荘を過ぎた所で右へ曲がり、福ちゃん荘へ向けて下山しましょう。幅広い道を、山腹を巻きながら緩く下っていきます。大菩薩峠から40分ほどで、行きで通過した福ちゃん荘に着き、上日川峠まで往路を戻ります。甲斐大和駅から栄和交通バスに乗車して登山口となる上日川峠へ向かいます。塩山駅から甲州市民バスで大菩薩峠登山口まで行き、そこから乗合タクシーを利用することもできます。 上日川峠は、いくつかの登山ルートの基点となっています。まず福ちゃん荘を目指すルートを確認して出発します。ロッヂ長兵衛の右脇から舗装された車道を歩き始めますが、すぐ左側に歩道が分岐します。そのまま車道を行ってもよいですが、歩道へ入りましょう。どちらを経由しても、福ちゃん荘までの時間は大差ありません。 福ちゃん荘では、これから登る唐松尾根登山道と、後に降りてくることになる大菩薩峠へ通じる道が分岐します。唐松尾根は、その名のとおり下部はカラマツ林で、秋には黄葉が楽しめます。登るにつれて傾斜が強まり、上部はかなりの急登となります。展望が開けてくるので、楽しみながらゆっくりと登りましょう。登り着いた所が雷岩で、高さ数mの岩塊が盛りあがっています。ルート中随一の展望が開けた所で、晴れて遠望が得られれば、富士山をはじめ、箱根、伊豆から南アルプスの山並みと、大パノラマが展開します。 頂上へ至る道は、今までとは雰囲気がガラリと変わって鬱蒼とした針葉樹林の中に続き、標高の高い深山に来たことを思わせます。大菩薩嶺山頂は樹林に囲まれ、展望はありません。 雷岩まで戻り、南東方向へそのまま尾根上の道を進みます。このあたりから介山荘の建つ大菩薩峠までの間は、一番の見所です。尾根上には草地が広がり、右側南西方向の展望がずっと開けます。雷岩から見た景色が、歩くとともに少しずつ変化していく様子を楽しみましょう。前方に見えるピーク、妙見ノ頭の右側を巻いて、旧大菩薩峠であった賽ノ河原まで緩い下りが続きます。賽ノ河原からわずかに登り返した所が親不知ノ頭です。振り返れば、雷岩から歩いてきた尾根を全部見渡せます。介山荘が建つ大菩薩峠はもう足元。富士山は峠まで下ると見えないので、ここで見納めとなります。 大菩薩峠で尾根歩きは終了です。介山荘を過ぎた所で右へ曲がり、福ちゃん荘へ向けて下山しましょう。幅広い道を、山腹を巻きながら緩く下っていきます。大菩薩峠から40分ほどで、行きで通過した福ちゃん荘に着き、上日川峠まで往路を戻ります。 -
柳沢峠から三窪高原へ
- 日帰り
- 2時間55分
- 7.5km
柳沢峠から三窪高原へ
- 日帰り
- 2時間55分
- 7.5km
三窪高原は、青梅街道の最高地点である柳沢峠の西側に連なるなだらかな尾根です。ツツジ類の花木が多く、開花時期の6月頃には尾根のあちこちに赤や朱色の花が散りばめられます。 柳沢峠へは、土・日、祝日に塩山駅からバスの便があります。また、峠には駐車場があるので、マイカーの利用もできます。 駐車場南西側の角から歩きはじめ、まず柳沢ノ頭に登ります。この先もう長い登りはありません。ハンゼノ頭は、広く平らで視界も良く、展望台とも呼ばれます。周囲に遊歩道があるので、好みのルートを散策しましょう。電波塔の手前にはトイレのある広場があり、休憩するには良い所です。 電波塔の北側は、林の中に草地が点在し、次々と庭園を巡っているかのようです。藤谷ノ頭を越えて、幅広く刈り払われた防火帯を下り、板橋峠に降り立ちます。林道が通じており、林道を経由して柳沢峠へ戻ります。三窪高原は、青梅街道の最高地点である柳沢峠の西側に連なるなだらかな尾根です。ツツジ類の花木が多く、開花時期の6月頃には尾根のあちこちに赤や朱色の花が散りばめられます。 柳沢峠へは、土・日、祝日に塩山駅からバスの便があります。また、峠には駐車場があるので、マイカーの利用もできます。 駐車場南西側の角から歩きはじめ、まず柳沢ノ頭に登ります。この先もう長い登りはありません。ハンゼノ頭は、広く平らで視界も良く、展望台とも呼ばれます。周囲に遊歩道があるので、好みのルートを散策しましょう。電波塔の手前にはトイレのある広場があり、休憩するには良い所です。 電波塔の北側は、林の中に草地が点在し、次々と庭園を巡っているかのようです。藤谷ノ頭を越えて、幅広く刈り払われた防火帯を下り、板橋峠に降り立ちます。林道が通じており、林道を経由して柳沢峠へ戻ります。 -
湯原から小倉山へ
- 日帰り
- 1時間55分
- 4.6km
湯原から小倉山へ
- 日帰り
- 1時間55分
- 4.6km
小倉山は塩山の北方にあります。山頂の展望台からは、富士山から南アルプスの山々が望めます。また山麓にはザゼンソウの群生地があり、開花時期の2月下旬〜3月下旬には多くの人が訪れます。 塩山駅から玉宮行きバスに乗車します。登山口に近いバス停は湯原ですが、自由乗降区間なので運転手に告げればざぜん草公園入口で降車できます。駐車場を過ぎて竹森川を渡り谷間へ入ると、すぐザゼンソウの群生地が広がります。谷の奥から尾根へ上がり、右へ10分ほどで小倉山山頂に着きます。展望を楽しんだら、上条峠まで尾根を縦走しましょう。尾根に沿ってひと山越え、平沢集落分岐を過ぎてまもなく東屋に着きます。すぐ下に林道の上条峠があります。 平沢集落分岐へ戻り、下山します。分岐直下の鞍部は道が不明瞭です。左右の谷へは降りず前へ進むと、左に道の続きがあります。麓の分岐で「ざぜん草」方面は、小川に沿う道を歩き、ざぜん草公園に戻ります。「平沢集落」方面は、すぐ舗装路に出て、左に行けば玉宮バス停に着きます。小倉山は塩山の北方にあります。山頂の展望台からは、富士山から南アルプスの山々が望めます。また山麓にはザゼンソウの群生地があり、開花時期の2月下旬〜3月下旬には多くの人が訪れます。 塩山駅から玉宮行きバスに乗車します。登山口に近いバス停は湯原ですが、自由乗降区間なので運転手に告げればざぜん草公園入口で降車できます。駐車場を過ぎて竹森川を渡り谷間へ入ると、すぐザゼンソウの群生地が広がります。谷の奥から尾根へ上がり、右へ10分ほどで小倉山山頂に着きます。展望を楽しんだら、上条峠まで尾根を縦走しましょう。尾根に沿ってひと山越え、平沢集落分岐を過ぎてまもなく東屋に着きます。すぐ下に林道の上条峠があります。 平沢集落分岐へ戻り、下山します。分岐直下の鞍部は道が不明瞭です。左右の谷へは降りず前へ進むと、左に道の続きがあります。麓の分岐で「ざぜん草」方面は、小川に沿う道を歩き、ざぜん草公園に戻ります。「平沢集落」方面は、すぐ舗装路に出て、左に行けば玉宮バス停に着きます。 -
大滝不動尊から甲州高尾山へ
- 日帰り
- 4時間25分
- 9.3km
大滝不動尊から甲州高尾山へ
- 日帰り
- 4時間25分
- 9.3km
甲州高尾山は、甲府盆地の東、ブドウ畑が広がる丘を見下ろす位置にあります。勝沼ぶどう郷駅周辺の桜やブドウの収穫期に合わせると、山とともに楽しめるでしょう。 山の中腹にある大滝不動尊まで、勝沼ぶどう郷駅からタクシーで向かいます。車道のすぐそばに仁王門があり、ここから約200段の石段が始まります。石段を登りきると本堂があり、その右脇から山内を巡る道へ入ります。弁財天、文殊堂などを巡るうちに林道へ出ます。 林道はT字路になっており、右は展望台、正面は甲州高尾山への近道です。棚横手に登るなら、左の富士見台方面へ進みます。T字路から10分ほど林道を歩くと右側斜面に崩壊地が見られ、その50m程先から山道へ入ります。薄暗い植林帯を登り、尾根に上がります。ここが棚横手と富士見台の鞍部です。 北へ進み棚横手を往復しましょう。棚横手の山頂は南東側に視界が開け、富士山、道志、大月周辺の山々を望むことができます。先ほどの鞍部へ戻り、そのまま尾根を直進して登りつめたあたりが富士見台です。ここからしばらくは、見晴しの良い尾根歩きが楽しめるところですが、これは山火事で木が焼失した結果です。 尾根の向きが南西から西へ変わると、大滝不動尊からの近道が右から合わさります。再び緩い起伏が続くうち、正面に小ピークが迫ってきます。顕著に盛り上がっていますが、甲州高尾山の標柱は、ここよりやや標高の低い1つ先のコブに立っています。三角点はさらにその先に設置されています。 三角点を過ぎて、すぐ林道を横切ります。その後、急な下りが続き、急坂が一段落した後も波打つように起伏して高度を落とします。目の前に送電線鉄塔が現れたら柏尾山に到着です。鉄塔を右から左へ巻くように南へ向きを変え、再び急な下りで一気に麓を目指します。ブドウ畑を過ぎ、獣避けの柵を抜けた先に五所大神社があります。 国道へ降りてから西へ進み、大善寺の前を通り過ぎてから国道の右脇を登っていく道に入ります。あとは、勝沼フットパスと名付けられたルートに沿えば、甲府盆地を見下ろす丘に広がるブドウ畑の中を通り、勝沼ぶどう郷駅に戻ります。 別ルートとして大日影トンネル遊歩道を通るのも興味深いです。甲州高尾山は、甲府盆地の東、ブドウ畑が広がる丘を見下ろす位置にあります。勝沼ぶどう郷駅周辺の桜やブドウの収穫期に合わせると、山とともに楽しめるでしょう。 山の中腹にある大滝不動尊まで、勝沼ぶどう郷駅からタクシーで向かいます。車道のすぐそばに仁王門があり、ここから約200段の石段が始まります。石段を登りきると本堂があり、その右脇から山内を巡る道へ入ります。弁財天、文殊堂などを巡るうちに林道へ出ます。 林道はT字路になっており、右は展望台、正面は甲州高尾山への近道です。棚横手に登るなら、左の富士見台方面へ進みます。T字路から10分ほど林道を歩くと右側斜面に崩壊地が見られ、その50m程先から山道へ入ります。薄暗い植林帯を登り、尾根に上がります。ここが棚横手と富士見台の鞍部です。 北へ進み棚横手を往復しましょう。棚横手の山頂は南東側に視界が開け、富士山、道志、大月周辺の山々を望むことができます。先ほどの鞍部へ戻り、そのまま尾根を直進して登りつめたあたりが富士見台です。ここからしばらくは、見晴しの良い尾根歩きが楽しめるところですが、これは山火事で木が焼失した結果です。 尾根の向きが南西から西へ変わると、大滝不動尊からの近道が右から合わさります。再び緩い起伏が続くうち、正面に小ピークが迫ってきます。顕著に盛り上がっていますが、甲州高尾山の標柱は、ここよりやや標高の低い1つ先のコブに立っています。三角点はさらにその先に設置されています。 三角点を過ぎて、すぐ林道を横切ります。その後、急な下りが続き、急坂が一段落した後も波打つように起伏して高度を落とします。目の前に送電線鉄塔が現れたら柏尾山に到着です。鉄塔を右から左へ巻くように南へ向きを変え、再び急な下りで一気に麓を目指します。ブドウ畑を過ぎ、獣避けの柵を抜けた先に五所大神社があります。 国道へ降りてから西へ進み、大善寺の前を通り過ぎてから国道の右脇を登っていく道に入ります。あとは、勝沼フットパスと名付けられたルートに沿えば、甲府盆地を見下ろす丘に広がるブドウ畑の中を通り、勝沼ぶどう郷駅に戻ります。 別ルートとして大日影トンネル遊歩道を通るのも興味深いです。 -
日川渓谷遊歩道
- 日帰り
- 1時間10分
- 1.9km
日川渓谷遊歩道
- 日帰り
- 1時間10分
- 1.9km
日川は、大菩薩嶺に近い雷岩を源頭とし、大菩薩主稜線と日川尾根に挟まれて南へ流れます。木賊のあたりは、特に落差が大きく谷も深く切れ込んでおり、日川渓谷竜門峡と呼ばれています。渓谷沿いには遊歩道が整備され、景観を楽しむことができます。 甲斐大和駅から、天目行き甲州市民バス、または上日川峠行き栄和交通バスに乗車して、竜門峡入口バス停で下車します。栄和交通バスは自由乗降区間なので降り場を運転手に告げてください。竜門橋を渡り、林道を少し進んでから、右側鋭角に曲り遊歩道に入ります。遊歩道の途中にあるいくつかの見所を次々と巡り歩きます。竜門の滝と落合三つの滝へ近づく道は、現在通れません。蜘蛛淵を過ぎると渓谷を離れ、天目地区の車道に上がります。すぐ近くには戦国時代、武田家ゆかりの栖雲寺があるので、併せて寄ってみるのもよいでしょう。天目バス停からバスに乗車して甲斐大和駅に戻ります。日川は、大菩薩嶺に近い雷岩を源頭とし、大菩薩主稜線と日川尾根に挟まれて南へ流れます。木賊のあたりは、特に落差が大きく谷も深く切れ込んでおり、日川渓谷竜門峡と呼ばれています。渓谷沿いには遊歩道が整備され、景観を楽しむことができます。 甲斐大和駅から、天目行き甲州市民バス、または上日川峠行き栄和交通バスに乗車して、竜門峡入口バス停で下車します。栄和交通バスは自由乗降区間なので降り場を運転手に告げてください。竜門橋を渡り、林道を少し進んでから、右側鋭角に曲り遊歩道に入ります。遊歩道の途中にあるいくつかの見所を次々と巡り歩きます。竜門の滝と落合三つの滝へ近づく道は、現在通れません。蜘蛛淵を過ぎると渓谷を離れ、天目地区の車道に上がります。すぐ近くには戦国時代、武田家ゆかりの栖雲寺があるので、併せて寄ってみるのもよいでしょう。天目バス停からバスに乗車して甲斐大和駅に戻ります。 -
いわかがみ平から栗駒山
- 日帰り
- 3時間10分
- 6.5km
いわかがみ平から栗駒山
- 日帰り
- 3時間10分
- 6.5km
宮城県側の車道の終点、標高1100mのいわかがみ平は、大駐車場と公営のレストハウスが整備された登山基地です。山頂までの標高差があまりなく、展望と高山植物を手軽に楽しめるため、多くの登山者やハイカーがいわかがみ平を起点に山頂を目指します。 大駐車場からレストハウスへ向かう道を進み、右手に分岐する東栗駒コースに入ります。最初は溝状に掘れた、泥濘の多い歩きにくい道が続きます。大きな岩の段差があるハシゴ場は慎重に登りましょう。30分も登ると灌木帯に入り、少し右手に下るとナメの沢床が続く新湯沢に出ます。沢の右岸(上流に向かって左側)の岩盤の上を100mほど登り、沢の上部に張られたロープを目印に左岸に渡渉します。この渡渉点は6月下旬まで雪渓が残り、視界のないときは接続する登山道を見失う恐れがあるので注意してください。 樹高が低くなった灌木帯を右に回り込むように登ると、砂礫の混じるハイマツ帯に入ります。6月上旬にはミヤマキンバイが咲き誇ります。東栗駒山の頂稜から新湯沢源頭をはさんで栗駒山の優美な山容が望めます。この一帯は9月下旬から10月上旬にかけて息を飲むほどの鮮やかな紅葉が広がります。 ほぼ平坦な東栗駒山の頂稜を過ぎ、少し登ると栗駒草原と呼ばれる湿性のお花畑が始まります。6月中旬から7月中旬までイワカガミ・ヒナザクラ・イワイチョウ・キンコウカが咲き乱れる別天地です。裏掛コース分岐を過ぎ、土砂流失防止の整備が行われた急な階段を登りきると、左から中央コースが合流します。さらにひと登りすれば、多くの登山者が休憩している栗駒山山頂です。 独立峰である山頂からの展望は正に360度。真西に富士山を思わせる山容の鳥海山、北に焼石連峰や早池峰山、南には船形連峰と蔵王連峰、南西には栗駒国定公園の山々の奥に月山や朝日連峰など、東北地方中部の山並みが見渡せます。 帰りは整備されて歩きやすい中央コースを下っていわかがみ平に戻ります。階段を下り、緩い下り坂になると展望の良い小ピークに出ます。振り返ると栗駒本峰が大きく聳えています。ここから石が埋め込まれたコンクリートの道を下り、灌木の背が高くなるころいわかがみ平のレストハウスの前に出ます。 なお、紅葉時期の交通渋滞対策として、9月下旬から10月中旬までの期間、いこいの村栗駒跡地からいわかがみ平まで、終日マイカー規制が行われるようになりました。この期間中はいこいの村栗駒跡地の臨時駐車場から運行するシャトルバスをご利用ください。宮城県側の車道の終点、標高1100mのいわかがみ平は、大駐車場と公営のレストハウスが整備された登山基地です。山頂までの標高差があまりなく、展望と高山植物を手軽に楽しめるため、多くの登山者やハイカーがいわかがみ平を起点に山頂を目指します。 大駐車場からレストハウスへ向かう道を進み、右手に分岐する東栗駒コースに入ります。最初は溝状に掘れた、泥濘の多い歩きにくい道が続きます。大きな岩の段差があるハシゴ場は慎重に登りましょう。30分も登ると灌木帯に入り、少し右手に下るとナメの沢床が続く新湯沢に出ます。沢の右岸(上流に向かって左側)の岩盤の上を100mほど登り、沢の上部に張られたロープを目印に左岸に渡渉します。この渡渉点は6月下旬まで雪渓が残り、視界のないときは接続する登山道を見失う恐れがあるので注意してください。 樹高が低くなった灌木帯を右に回り込むように登ると、砂礫の混じるハイマツ帯に入ります。6月上旬にはミヤマキンバイが咲き誇ります。東栗駒山の頂稜から新湯沢源頭をはさんで栗駒山の優美な山容が望めます。この一帯は9月下旬から10月上旬にかけて息を飲むほどの鮮やかな紅葉が広がります。 ほぼ平坦な東栗駒山の頂稜を過ぎ、少し登ると栗駒草原と呼ばれる湿性のお花畑が始まります。6月中旬から7月中旬までイワカガミ・ヒナザクラ・イワイチョウ・キンコウカが咲き乱れる別天地です。裏掛コース分岐を過ぎ、土砂流失防止の整備が行われた急な階段を登りきると、左から中央コースが合流します。さらにひと登りすれば、多くの登山者が休憩している栗駒山山頂です。 独立峰である山頂からの展望は正に360度。真西に富士山を思わせる山容の鳥海山、北に焼石連峰や早池峰山、南には船形連峰と蔵王連峰、南西には栗駒国定公園の山々の奥に月山や朝日連峰など、東北地方中部の山並みが見渡せます。 帰りは整備されて歩きやすい中央コースを下っていわかがみ平に戻ります。階段を下り、緩い下り坂になると展望の良い小ピークに出ます。振り返ると栗駒本峰が大きく聳えています。ここから石が埋め込まれたコンクリートの道を下り、灌木の背が高くなるころいわかがみ平のレストハウスの前に出ます。 なお、紅葉時期の交通渋滞対策として、9月下旬から10月中旬までの期間、いこいの村栗駒跡地からいわかがみ平まで、終日マイカー規制が行われるようになりました。この期間中はいこいの村栗駒跡地の臨時駐車場から運行するシャトルバスをご利用ください。 -
須川温泉から栗駒山へ
- 日帰り
- 3時間35分
- 8.5km
須川温泉から栗駒山へ
- 日帰り
- 3時間35分
- 8.5km
栗駒山は岩手県では「酢川岳」と呼ばれ、須川温泉を起点に、名残ヶ原の高山植物と、昭和湖や剣岳の荒々しい火山地形を楽しめる本コースは多くの登山者に利用され親しまれています。 登山道は須川高原温泉の建屋と、露天風呂にはさまれた源泉が流れる川の脇から始まります。大日岩を右手に眺めて灌木帯を登ると、オイラン(蒸し)風呂の小屋の横を通り抜けます。地熱の湯気が立つ小さな丘を越えて少し下ると、木道が敷かれた名残ヶ原の湿原に出ます。湿原は乾燥化が進んでいますが、初夏から夏にかけてワタスゲやモウセンゴケ・イワイチョウが咲き誇ります。 湿原南端の分岐は、右折すると賽の河原やゆげ山方面に行く散策路で、登山道は直進します。低木帯を少し登ると苔花台と標識がある産沼コースの分岐ですが、ここも直進。昭和湖から流れてくるゼッタ沢を渡り、火山性ガスの噴出で木々が枯れている地獄谷の左岸を通過します。やがて道が平坦になり青白色の幻想的な水をたたえた昭和湖に着きます。この湖は昭和19年の爆発によってできた火山湖で、湖面に剣岳の荒々しい岩肌を映し出しています。 昭和湖から左手に進み、階段の急坂を登ります。緩い登りに変わりハイマツが出てくると、県境の天狗平の分岐に着きます。ここを左折して山頂を目指しましょう。天狗岩の横を抜け、展望の良い稜線を進むと、登山者で賑わう栗駒山山頂に着きます。 下山路は北東側へ下る産沼コースに入ります。間違って宮城県側の中央コースに入る方が多いので、標識をよく確認してください。下り始めは少し急ですが、やがて傾斜の緩い尾根に入ります。このコースは灌木が茂り視界があまり良くないのが難点です。 山頂から40分で産沼に着きます。右に笊森コースが分岐しますが、笊森避難小屋より下部の登山道は廃道です。産沼から西よりに方向を変えて展望のない低木帯に入ります。ジグザグの急坂を下り、三途の川とゼッタ沢を石飛びで渡渉します。沢から一段登れば苔花台の分岐です。右折し少し下って名残ヶ原南端の散策路の分岐を賽ノ磧方面に進みましょう。少し登った賽ノ磧の火口原は6月初旬にイワカガミの見事なお花畑が見られます。整備された遊歩道を下ると大日岩が見えてきて、すぐに須川温泉に戻れます。栗駒山は岩手県では「酢川岳」と呼ばれ、須川温泉を起点に、名残ヶ原の高山植物と、昭和湖や剣岳の荒々しい火山地形を楽しめる本コースは多くの登山者に利用され親しまれています。 登山道は須川高原温泉の建屋と、露天風呂にはさまれた源泉が流れる川の脇から始まります。大日岩を右手に眺めて灌木帯を登ると、オイラン(蒸し)風呂の小屋の横を通り抜けます。地熱の湯気が立つ小さな丘を越えて少し下ると、木道が敷かれた名残ヶ原の湿原に出ます。湿原は乾燥化が進んでいますが、初夏から夏にかけてワタスゲやモウセンゴケ・イワイチョウが咲き誇ります。 湿原南端の分岐は、右折すると賽の河原やゆげ山方面に行く散策路で、登山道は直進します。低木帯を少し登ると苔花台と標識がある産沼コースの分岐ですが、ここも直進。昭和湖から流れてくるゼッタ沢を渡り、火山性ガスの噴出で木々が枯れている地獄谷の左岸を通過します。やがて道が平坦になり青白色の幻想的な水をたたえた昭和湖に着きます。この湖は昭和19年の爆発によってできた火山湖で、湖面に剣岳の荒々しい岩肌を映し出しています。 昭和湖から左手に進み、階段の急坂を登ります。緩い登りに変わりハイマツが出てくると、県境の天狗平の分岐に着きます。ここを左折して山頂を目指しましょう。天狗岩の横を抜け、展望の良い稜線を進むと、登山者で賑わう栗駒山山頂に着きます。 下山路は北東側へ下る産沼コースに入ります。間違って宮城県側の中央コースに入る方が多いので、標識をよく確認してください。下り始めは少し急ですが、やがて傾斜の緩い尾根に入ります。このコースは灌木が茂り視界があまり良くないのが難点です。 山頂から40分で産沼に着きます。右に笊森コースが分岐しますが、笊森避難小屋より下部の登山道は廃道です。産沼から西よりに方向を変えて展望のない低木帯に入ります。ジグザグの急坂を下り、三途の川とゼッタ沢を石飛びで渡渉します。沢から一段登れば苔花台の分岐です。右折し少し下って名残ヶ原南端の散策路の分岐を賽ノ磧方面に進みましょう。少し登った賽ノ磧の火口原は6月初旬にイワカガミの見事なお花畑が見られます。整備された遊歩道を下ると大日岩が見えてきて、すぐに須川温泉に戻れます。 -
栗駒山から秣岳へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 9.8km
栗駒山から秣岳へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 9.8km
秣岳は剣岳を中央火口丘とする崩壊が進んだ旧外輪山の西端に位置する山です。天馬尾根と呼ばれる外輪山の稜線上に点在する雪田草原や高層湿原と、そこに咲き乱れる高山植物、そして秋の紅葉は必見で、最近は入山者が増えています。 須川温泉から昭和湖、天狗平を経て栗駒山へ至るコースは須川温泉から栗駒山へ(コースガイド)を参照ください。天狗平から栗駒山山頂まで35分で往復できますので、初めての方は往復してきたほうが良いでしょう。 天狗平から西へミネカエデ・ミヤマナラ・ドウダンの灌木帯の中を進むと、展望岩頭と呼ばれる北側が切れ落ちた露岩の上に出ます。ここは栗駒山随一の展望地で、眼下に剣岳や昭和湖、須川湖、池塘を散りばめた高層湿原の龍泉ヶ原を見下ろし、秣岳へ続く天馬尾根の背後に端正な山容を見せる鳥海山、そして重畳と連なる山々の奥に焼石連峰が一望できます。この露岩には6月初旬にイワウメやミネズオウ・イワヒゲ・コケモモが咲き誇ります。 展望岩頭を後にして、洗掘されて歩きにくい道を40分下り、秣岳との鞍部に出ます。そこから先は雪田草原と高層湿原が続く、展望の良い穏やかな登りになります。やがて木道が敷かれたしろがね湿原に出ます。平らな湿原の奥の岩峰に向かって真っすぐに伸びる木道の景観から「栗駒のモン・サン=ミッシェル」と称され登山者に親しまれています。岩峰の上に登ると眼前に秣岳が見え、岩峰を取り巻く灌木帯の紅葉は赤、オレンジ、黄、緑の原色に彩られ見事です。 秣岳手前の湿原周辺には栗駒山唯一のオオシラビソの植生が見られます。雪田草原の中の急坂を登ると秣岳山頂に着きます。東側の展望が開け、眼下の樹海の中に須川湖の青い湖面が望めます。 秣岳から北西方面に急坂をジグザグに下り、鞍部から少し登り返して、右へ岩と泥が混じった滑りやすい斜面を降りて行きます。ブナの原生林に入り30分ほどで栗駒道路の秣岳登山口に着きます。ここから車道を1時間歩いて須川温泉に戻ります。時間と体力があれば須川湖の南側にあるシラタマノキ湿原に立ち寄り、泥炭層の露頭を見るのもお勧めです。秣岳は剣岳を中央火口丘とする崩壊が進んだ旧外輪山の西端に位置する山です。天馬尾根と呼ばれる外輪山の稜線上に点在する雪田草原や高層湿原と、そこに咲き乱れる高山植物、そして秋の紅葉は必見で、最近は入山者が増えています。 須川温泉から昭和湖、天狗平を経て栗駒山へ至るコースは須川温泉から栗駒山へ(コースガイド)を参照ください。天狗平から栗駒山山頂まで35分で往復できますので、初めての方は往復してきたほうが良いでしょう。 天狗平から西へミネカエデ・ミヤマナラ・ドウダンの灌木帯の中を進むと、展望岩頭と呼ばれる北側が切れ落ちた露岩の上に出ます。ここは栗駒山随一の展望地で、眼下に剣岳や昭和湖、須川湖、池塘を散りばめた高層湿原の龍泉ヶ原を見下ろし、秣岳へ続く天馬尾根の背後に端正な山容を見せる鳥海山、そして重畳と連なる山々の奥に焼石連峰が一望できます。この露岩には6月初旬にイワウメやミネズオウ・イワヒゲ・コケモモが咲き誇ります。 展望岩頭を後にして、洗掘されて歩きにくい道を40分下り、秣岳との鞍部に出ます。そこから先は雪田草原と高層湿原が続く、展望の良い穏やかな登りになります。やがて木道が敷かれたしろがね湿原に出ます。平らな湿原の奥の岩峰に向かって真っすぐに伸びる木道の景観から「栗駒のモン・サン=ミッシェル」と称され登山者に親しまれています。岩峰の上に登ると眼前に秣岳が見え、岩峰を取り巻く灌木帯の紅葉は赤、オレンジ、黄、緑の原色に彩られ見事です。 秣岳手前の湿原周辺には栗駒山唯一のオオシラビソの植生が見られます。雪田草原の中の急坂を登ると秣岳山頂に着きます。東側の展望が開け、眼下の樹海の中に須川湖の青い湖面が望めます。 秣岳から北西方面に急坂をジグザグに下り、鞍部から少し登り返して、右へ岩と泥が混じった滑りやすい斜面を降りて行きます。ブナの原生林に入り30分ほどで栗駒道路の秣岳登山口に着きます。ここから車道を1時間歩いて須川温泉に戻ります。時間と体力があれば須川湖の南側にあるシラタマノキ湿原に立ち寄り、泥炭層の露頭を見るのもお勧めです。 -
山屋から杢蔵山へ
- 日帰り
- 4時間40分
- 9km
山屋から杢蔵山へ
- 日帰り
- 4時間40分
- 9km
新庄市には葛麓(かつろく)という別名があります。杢蔵山は古くは木葛山(もくづやま)と呼ばれ、国土地理院が地図を作製するに当たり、読みから杢蔵山と漢字表記され(もくぞうさん)と呼ばれるようになったそうです。葛麓とは文字通り木葛山の麓の意味です。 杢蔵山は新庄市街地から見ると、どっしりと横に大きく広がった山容で聳えています。標高は1000m足らずの山ですが、山頂からの展望と、お花畑、そして綺麗な山小屋がコンパクトにまとまっていて、新庄市民の憩いの山になっています。 山屋登山口から一ノ滝コースに入ると、すぐに戸前川を渡り、スギの植林地を登っていきます。途中で渓流遊歩道が右に分岐しますが、廃道に近い状態なので入らないようにしましょう。大きくS字形に登ると、右に一ノ滝へ下る道が分かれますので立ち寄ってみましょう。一ノ滝は落差20mの滝で、手前にかわいいお顔の不動明王の石仏が安置されています。分岐まで戻り、少し登ると豊作と領内安全を祈願した不動明王の石塔が立っています 戸前川右岸の登山道周辺にはシナノキの大木が多く見られます。三ノ滝を登山道から見下ろし、少し登れば松倉沢出合に出ます。石飛びで対岸に渡り、右俣に沿って右岸の高みを進みます。途中、岩の間から湧き出る小さな水場があります。そこから急な七曲ノ坂と心臓破りノ坂を一気に登り、ブナが矮生林に変わると、前杢蔵の分岐に着きます。 分岐を左折しわずかな距離で「新庄自然に親しむ会」が管理する整理整頓がゆき届いた杢蔵山荘に着きます。薪ストーブもあり、小屋の外から眺める新庄市街地の夜景は一見の価値があります。 山荘からブナの樹林帯に入ると、金杢水の水場に着きます。そこから少しの登りで7月下旬にヤマルリトラノオの淡い水色の花が咲く風衝草原に出ます。振り返れば杢蔵山荘とテレビ塔が林立する三角山、そして月山と新庄市街地が一望できます。 稜線に出た途端、東側の眺望が一気に広がります。そこから右手が切れ落ちたヤセ尾根を北に5分たどれば杢蔵山山頂です。八森山や火打岳などの展望が開け、山座同定の楽しみはつきません。 帰路は杢蔵山荘から三角山を経て、テレビ塔保守用の悪路の林道を下ります。林道の道脇にはヤマルリトラノオやヤマユリ・ソバナなど山野草が多く咲いています。林道中間部に銀杢命水の水場があります。約1時間30分下れば山屋登山口に戻れます。新庄市には葛麓(かつろく)という別名があります。杢蔵山は古くは木葛山(もくづやま)と呼ばれ、国土地理院が地図を作製するに当たり、読みから杢蔵山と漢字表記され(もくぞうさん)と呼ばれるようになったそうです。葛麓とは文字通り木葛山の麓の意味です。 杢蔵山は新庄市街地から見ると、どっしりと横に大きく広がった山容で聳えています。標高は1000m足らずの山ですが、山頂からの展望と、お花畑、そして綺麗な山小屋がコンパクトにまとまっていて、新庄市民の憩いの山になっています。 山屋登山口から一ノ滝コースに入ると、すぐに戸前川を渡り、スギの植林地を登っていきます。途中で渓流遊歩道が右に分岐しますが、廃道に近い状態なので入らないようにしましょう。大きくS字形に登ると、右に一ノ滝へ下る道が分かれますので立ち寄ってみましょう。一ノ滝は落差20mの滝で、手前にかわいいお顔の不動明王の石仏が安置されています。分岐まで戻り、少し登ると豊作と領内安全を祈願した不動明王の石塔が立っています 戸前川右岸の登山道周辺にはシナノキの大木が多く見られます。三ノ滝を登山道から見下ろし、少し登れば松倉沢出合に出ます。石飛びで対岸に渡り、右俣に沿って右岸の高みを進みます。途中、岩の間から湧き出る小さな水場があります。そこから急な七曲ノ坂と心臓破りノ坂を一気に登り、ブナが矮生林に変わると、前杢蔵の分岐に着きます。 分岐を左折しわずかな距離で「新庄自然に親しむ会」が管理する整理整頓がゆき届いた杢蔵山荘に着きます。薪ストーブもあり、小屋の外から眺める新庄市街地の夜景は一見の価値があります。 山荘からブナの樹林帯に入ると、金杢水の水場に着きます。そこから少しの登りで7月下旬にヤマルリトラノオの淡い水色の花が咲く風衝草原に出ます。振り返れば杢蔵山荘とテレビ塔が林立する三角山、そして月山と新庄市街地が一望できます。 稜線に出た途端、東側の眺望が一気に広がります。そこから右手が切れ落ちたヤセ尾根を北に5分たどれば杢蔵山山頂です。八森山や火打岳などの展望が開け、山座同定の楽しみはつきません。 帰路は杢蔵山荘から三角山を経て、テレビ塔保守用の悪路の林道を下ります。林道の道脇にはヤマルリトラノオやヤマユリ・ソバナなど山野草が多く咲いています。林道中間部に銀杢命水の水場があります。約1時間30分下れば山屋登山口に戻れます。