開田口から開田頂上へ

コース難易度
上級
  • 日帰り
  • 8時間50分
  • 11.1km

コースガイド

開田高原にある登山口である開田口から、御嶽山の中では最も長いルートで山上を目指すコース
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
8時間50分
歩行距離
11.1km
最大高低差
1,230m
水場
四合目
トイレ
なし
 開田口は御嶽登山道の中でも最もボリュームのある登山道のため、日帰りでは往復するのに時間がかかりすぎるため、早朝出発か宿泊も考えた余裕を持った計画を立てる必要があります。他のコースと組み合わせたプランも面白いかもしれません。
 開田高原マイアスキー場への道から開田口のある林道を左に入る分岐に、開田口登山道の詳細を記した立派な大看板があるのでぜひ確認しておきましょう。
 道は曲折する林道となり、ひゅってくらいすを過ぎると、道の舗装が無くなるので慎重に運転しましょう。しばらくして、左手に御嶽山登山道入口の看板が立っています。マイカーはこのすぐ先が駐車スペースとなっています。登山道入口には登山届のボックスも備えてあるので、必ず登山計画書を記入してから出発しましょう。
 登山道に入りオオシラビソと檜の林の中を進むと、5分ほどで四合目に着きます。ここには湧水があり、唯一の貴重な水場があります。この辺りは小さな沢の底であり、イタヤカエデやダケカンバなどの広葉樹が茂って明るい雰囲気です。
 道は急斜面になりジグザグに登ると、エンレイソウ、ツクバネソウ、ゴゼンタチバナなど足元を楽しませてくれます。1時間ほどで五合目に到着。この辺りは幻想的な美しい苔の森が広がり、山麓の懐の深さを感じさせてくれます。木のベンチがあるので一息いれ、ここからシラビソの繁る尾根を左に巻き、少し進んだところで涸沢を渡って左手の尾根に取り付きます。南側が深く切れ込んでいる急な尾根を登って行くと、六合目の標識があります。
 標高は2000mを超え、さらに左に寄りながら行くと、地形が複雑になり、小さな登り返しを繰り返して急斜面を登ると平坦になり、右手の涸沢を渡ると七合目避難小屋跡に出ます。三ノ池へ1.8km、剣ヶ峰へ4.2kmの標識があります。
 七合目からは樹相が変わり、オオシラビソは矮小化し、ハイマツやナナカマドが混ざり始めます。30分ほどで八合目に到着、ダケカンバが多くなり、左手の尾根に登ると急に視界が開け森林限界に出ます。左の沢に入り急な道を登る途中では、キソアザミの大群落が見事です。左に斜上すると、三ノ池南端、白竜教の社のある開田頂上です。三ノ池避難小屋があります。
 下山は登ってきた道を引き返します。
森林限界付近の林相
七合目避難小屋の跡。
森林限界を超えた直後、急な沢の登り
登山地図ナビアプリ
山と高原地図ホーダイ
山と高原地図ホーダイ
登山のための専用地図
60年以上の実績を誇る「山と高原地図」がスマホで使える!各山の専門家の現地調査に基づいた信頼できる登山情報アプリ。
登山道、コースタイム情報、コースの見どころ、山小屋や水場など登山者に必須の情報がすべて掲載!

掲載書籍