わかさ氷ノ山自然ふれあいの里から氷ノ山

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 4時間25分

コースガイド

テクニック度
山行日数
日帰り
歩行時間
4時間25分
歩行距離
最大高低差
水場
トイレ
 若桜側の登山基地である「わかさ氷ノ山自然ふれあいの里」は、2000年頃に整備され、多くの登山者を迎えています。ここには、わかさ氷ノ山スキー場やキャンプ場(オートキャンプも可能)、2015年春にリニューアルした氷ノ山自然ふれあい館「響の森」などがあり、宿泊施設もいくつかあります。特に「氷ノ山高原の宿 氷太くん」は登山者に人気の宿です。
 登山コースは、氷ノ山越コース、仙谷コース、三ノ丸コースがあり、いずれも整備された登山道のため、初心者でも登りやすいのが特徴です。ここでは、古くから登られている氷ノ山越コースをご紹介します。
 アクセスは、若桜駅から若桜町営バスに乗り、約25分で終点の氷ノ山自然ふれあいの里に到着します。登山口は、氷ノ山キャンプ場のオートキャンプサイト北側の奥にあります。マイカー登山の場合は、キャンプ場の駐車場を利用できますが、土日は使用不可のため注意が必要です。
 登山道に入ると、杉林の中の道を少し進み、古くからの登山道に合流します。この道は、かつて鳥取から兵庫へと越える交通路で、登山者の間では「米コース」と呼ばれています。ジグザグの急登や丸木階段を登りきると、氷ノ山越(鳥取側では「氷ノ越」とも呼ばれます)に到着し、視界が開けます。
 氷ノ山越は十字路になっており、峠を越えると福定へと続く氷ノ山越道、左へ進むとハチ高原、右へ進むと氷ノ山方面です。ここで避難小屋をあとにし、氷ノ山山頂を目指します。
 鳥取県と兵庫県の県境尾根は、ブナ林が広がるなだらかな道で、のんびりと歩くことができます。小さなピークを三つ越えると、仙谷コースとの合流地点に到着し、道標が設置されています。そこからさらに登り返すとコシキ岩があり、ここを過ぎると氷ノ山山頂に到着します。
 下山は、往路を戻る方法のほか、時間に余裕があれば、景色の美しい三ノ丸コースを下るのもおすすめです。このコースを進むと、最終的にスキー場へと下ることができます。
氷ノ山越から山頂に向う途中の鳥取側の山並み
氷ノ山山頂から山麓の福定を見下ろす
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