箱根町から桃源台へ(芦ノ湖西岸歩道)

コース難易度
初級
  • 日帰り
  • 3時間20分
  • 11km

コースガイド

芦ノ湖湖畔に造られた遊歩道を歩きます。ベンチなどはありませんが、岸辺に降りてのんびりすることができます
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
3時間20分
歩行距離
11km
最大高低差
10m
水場
なし
トイレ
桃源台
 箱根町バス停から箱根峠方面へ。芦川入口バス停前で右へ入り、さらに二俣を右へ進んでやすらぎの森に入ります。正面に駒ヶ岳の見える展望地を経て白浜へ向かいます。車止めのゲートを越えて遊歩道へ。すぐに白浜で、このコースの出発地点になります。コース上のポイントになる地点には次のポイントまでの距離表示を示す立派な道標が立てられています。白浜にはコースで最も大きな砂浜があります。ここに下りて対岸の駒ヶ岳や湖面を優雅に走る観光船などを眺めながら、のんびりしていきましょう。観光客の姿も多く見かける場所です。
 遊歩道に戻ります。単調ですが起伏は少なく湖畔沿いなので開放感にあふれています。芦ノ湖の展望がきれいな箒ヶ鼻を過ぎてしばらく行くと、1930(昭和5)年に起きた豆相大震災の供養塔が立っています。苔むした塔ですが、たびたび手を合わせる人の姿を見かける場所です。百貫ノ鼻を過ぎ真田浜へ向かいます。ここの砂浜にも下りることができます。打ち上げられた流木に座ってランチを楽しんだり、駒ヶ岳から神山にかけての展望を満喫しましょう。小杉鼻から立岩にかけては、天然林と植林の杉が混在し世代交代が行われているようです。亀ヶ崎からは道幅が広がり対岸にゴール地点の桃源台が見えます。しばらく歩けば深良水門です。
 深良水門は、静岡県深良村(現裾野市)の名主大庭源之丞と江戸の町人友野与右衛門が中心になり、1666(寛文6)年から4年の歳月をかけて掘削したものだといわれます。現在でも、芦ノ湖の水は静岡県側の灌漑に利用されています。水門の脇には小さな公園があります。
 深良水門からさらに北上して広い道を歩きます。森林浴並木と命名された遊歩道で、ところどころにベンチが設置されています。湖尻水門で湖尻新橋を渡り桃源台を目指します。右側を見ると三国山や歩いてきた道が見えています。キャンプ村の南側を進めば桃源台バス停に到着。帰路はバスのほか、ロープウェイを利用するのも楽しいでしょう。
芦ノ湖のロケーションが広がる遊歩道を進む
350年の歴史を持つ深良水門。
樹林帯に入っても木々の間から芦ノ湖が見える。
真田浜。流木に腰掛けてランチを楽しむのもいい
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