乗鞍高原観光センターバス停から白骨温泉へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 2時間25分
  • 6.6km

コースガイド

見晴峠を越えて白骨温泉に至るルート。カラマツをはじめとした亜高山帯の樹林を通り抜けます
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
2時間25分
歩行距離
6.6km
最大高低差
530m
水場
なし
トイレ
観光センター
 今回紹介するコースは利用者も少なく、静かな山歩きが楽しめますが、ほかの多くのルートと同じく、クマの生息域とも重なるのでクマ鈴やラジオなど音を出してクマと接触しないようにする予防グッズは必ず携帯しましょう。
 マイカー駐車場もある乗鞍高原観光センターバス停を出発。シーズン中は観光客や登山者で賑わう観光センターの横手から白骨温泉への車道を通り、小さな橋を渡ってすぐに道を左にとり、小川の左岸を少し進むと金山登山口で「至白骨5.4km」の道標があります。
 いくつかのペンションが建つ静かな舗装路の坂道をどん詰まりまで進むと、小川沿いに道が続いており、入口の道標には「白骨温泉まで5.3km」の表示があります。小さな橋を渡って登山道に入ります。
 登山道の歩き始めはシラカバ林を進み、やがてカラマツなどの針葉樹林を抜け、斜面をトラバースするように徐々に高度を上げていくと、見晴岩に到着です。この岩の高さは十数mあり、樹林に遮られることがないので、展望良好です。
 カラマツ林にはやがてシラビソ、コメツガ類、ダケカンバも混じり始め、カラマツが目立たなくなる頃に見晴峠へと到着。見晴峠の道標では「白骨まで3.1km、乗鞍高原側の鈴蘭まで2.8km」の表示があります。峠を過ぎるとトラバースしながら斜面をゆっくりと下っていきます。トラバース路が途切れると尾根道となり、ガードレールを何段も積み重ねたような雪崩防止柵があります。尾根沿いに50mほどの長さになり、下を通る車道への被害を防いでいます。
 雪崩柵のある尾根から離れ、つづら折れの比較的広い山道を下りていくとシラカバが多くなり、白骨温泉の街が木々の間から見え隠れします。やがて「白骨まで1.1km」と記された道標があり、上高地乗鞍スーパー林道に出ます。現在、スーパー林道は白骨温泉までが通行可能であり、それ以降上高地へは通行不可のままとなっています。
 通過する車に注意しながら、車道を下りていくと、路肩に乳白色の温泉が流れる岩窟を見つけることができます。岩窟は噴湯丘の名残で、温泉に混じる炭酸石灰が析出してできたものです。スーパー林道の左側に湯川を見ながらしばらく下っていくと、白骨温泉の案内所に到着です。
見晴岩から望む乗鞍高原
ひなびた雰囲気を残す白骨温泉。
見晴峠付近のツガ林。
登山道沿いに多くみられる、カラマツとシラカバの混合林
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