木谷登山口から地獄谷を経て一向平へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 7時間20分
  • 13km

コースガイド

木谷登山口を出発、一向平を目指すコース。地獄谷の周辺は急な下りや荒れている箇所等があるので通行の際は要注意
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
7時間20分
歩行距離
13km
最大高低差
930m
水場
なし
トイレ
一向平
 鍵掛峠から鏡ヶ成方向に車道を少し進み、車道が大きく右に曲がる手前の左側の路肩が広くなったところに木谷登山口があります。山道に入り、少し進むとベンチがあり、その先は涸れ沢沿いに緩やかに登っていきます。しばらく進むと沢沿いから右の巻道に入るが、5分ほどで沢沿いに戻り、そのすぐ先が、左から文殊越の道が合流する道標のある分岐です。ここを右に折れ、心地よいブナの原生林を進み、最後、15分ほどの急登で鳥越峠に到着。(峠は十字路になっているが、左方向の大山縦走路への道、右方向の烏ヶ山への道は、ともに崩落が進み危険な状態なので立ち入らないように)地獄谷へは登ってきた道の反対側に進みます。
 最初、ロープの設置された急な下りを行くことになるが、滑りやすいので十分注意です。その後は山腹のトラバース道となる。ところどころ倒木で道が隠れているところがあるが、踏み跡はしっかりあるのでよく見て進みます。トラバース道が終わった後は、地獄谷方向へ急な下りとなるが、石や枯れ木が重なった歩きにくい道であり、滑らないように注意しましょう。最後に水の流れる一枚岩を慎重に下り、駒鳥避難小屋に至ります。道は小屋の地獄谷側についており、ここから河原まではわずかな下りだが、かなり荒れています。はしごやロープが設置されているが、要注意です。河原に降り立ったところの少し先にわずかな踏み跡があり、右方向(下流)に向かいます。河原は狭くなったり、広くなったりするが、歩きやすいところを選び、下ります。
 沢を渡る場合は、最初から割り切って靴のまま水の中を歩くほうが早くて安全です。右岸に夫婦滝を見、烏谷を過ぎるあたりからは、両岸からの土石の崩落が多くあり、毎年のように地形の変化がみられます。(過去には、土石の崩落により長さが数十メートルもある堰止湖ができ、通過が困難となったこともある)7号堰堤から先は何箇所か残置ロープを使って下るところがあるが、ロープが傷んでいる場合もあるので、慎重に行動しましょう。2段になった堰堤を過ぎると6号堰堤に至り、堰堤手前の左岸に目印のテープがあるので、これに従って河原を離れ登っていけば、10分ほどで大休口です。
※大休口~三本杉上バス停の様子は三本杉から大休峠を経て船上山へ(コースガイド)を参照して下さい。
駒鳥避難小屋付近から望む大山の稜線
静かに流れ落ちる夫婦滝。
駒鳥避難小屋から地獄谷の河原へ下る道。荒れ気味の道のため注意したい
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