淀川登山口からヤクスギランドへ

コース難易度
上級
  • 1泊2日
  • 9時間25分
  • 11.6km

コースガイド

淀川口より出発しヤクスギランドへ下るルートです。巨木の森、美しい沢、奥岳の展望を静かに楽しめるコースです
テクニック度
岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
1泊2日
歩行時間
9時間25分
歩行距離
11.6km
最大高低差
620m
水場
淀川小屋・石塚小屋手前
トイレ
淀川小屋・石塚小屋
 淀川登山口~花之江河までは淀川登山口から楠川へ(コースガイド)を参照して下さい。
 花之江河からは宮之浦岳への登山道を左に見て、右側の花之江河歩道に入ります。1日歩いても人に出会う事も少なく、途中ビャクシン沢の渡渉点もありますので熟練者向けの登山道です。
 さて花之江河から70m程進むと右側に携帯トイレブースがあり、さらに進むと開けた所に出ます。ここは旧花之江河小屋の跡地です。ここから少し進むと丸太の一本橋があります。近年の整備によりロープの手すりが設置されたので歩きやすくなりましたが、寒い日は凍結や霜がおり非常に滑りやすいので注意して下さい。ここから比較的平坦な道を進むと水場に出ます。ここから石塚小屋までは5分程ですが、小屋には水場がないため、石塚小屋に宿泊する方はここで水を汲みましょう。ここから小屋までの間には過去に石塚、小杉谷へ至る石塚歩道がありましたが、現在は廃道の為踏み込まないようにして下さい。
 石塚小屋は収容人数15名ほどの小さな避難小屋です。小屋の裏側に常設トイレ、小屋よりヤクスギランド方面に向かう側には携帯トイレブースも設置されています。
 小屋より先は徐々に高度をさげ湿地帯を通過します。ここは道を見失いやすい場所なのでしっかりピンクテープを確認しながら歩きます。湿地帯を越え急坂を登り切ると正面に巨岩が現れます。この巨岩がみはらし台です。登山道脇にある「みはらし台」看板横のロープを使って岩の上に登ってみましょう。ここからは宮之浦岳、翁岳、黒味岳などの屋久島の主稜を望む事ができ、さらによく見ると黒味岳の横には高盤岳のトーフ岩も見る事ができます。このみはらし台より先はなだらかな下り道が続きます。この辺りの森がヤクスギ、ツガ、モミ、または広葉樹のハリギリ、ヤマグルマなどの巨木が広がる美しい森です。
 このエリアを進むとビャクシン沢渡渉点に出ます。この沢は通常の水位だと川の中ほどの露岩に座る事が休憩するには最高の場所ですが、雨が強いと渡渉できなくなります。この判断は非常に難しく、渡渉できなくて石塚小屋まで戻るにもかなり距離がありますので、雨天時は小屋出発前に天気予報や今までの降水量のチェックは必ず行いましょう。ビャクシン沢より40分程進むと大和杉に到着です。
大和杉~ヤクスギランドまではヤクスギランドから大和杉へ(コースガイド)を参照して下さい。
名も無き巨木たちの森。
みはらし台からの展望
ビャクシン沢の渡渉点。
小さな避難小屋、石塚小屋
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