万助道をたどり千畳ヶ原へ

コース難易度
中級
  • 1泊2日
  • 7時間45分
  • 12.8km

コースガイド

万助小屋に一泊して、翌日は千畳ヶ原から一ノ滝へ。豊かな森と広大な湿原、そして滝めぐりと、静けさあふれるコース
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
1泊2日
歩行時間
7時間45分
歩行距離
12.8km
最大高低差
1,000m
水場
一ノ滝
トイレ
一ノ滝
 一ノ滝駐車場で準備をすませたら歩き始めます。しばらくは林道をたどり、林道終点から山道に入っていきます。気持ちのよいブナ林の道を進みます。狭霧橋への道を右手に見て、碇清水の水場でひと息入れましょう。
 万助道十字路に出て右に折れ、まもなく行くと檜ノ沢の清流が流れる渡戸に出ます。渡戸は分岐となっていて、沢を渡り進むと長坂道に出ますが、ここでは沢を渡らず、万助道をたどります。沢音が心地よい檜ノ沢の渓谷を左手に見ながら登り道が続きます。沢音が遠くなり、尾根渡りの分岐に出ます。右の下道をたどると湧水の湧く碇に出てブナの道を行きますが、近年、春先の雪崩で樹木が広範囲でなぎ倒され荒れています。ここは左手の尾根道に入り進みます。
 周囲にシャクナゲが目立つようになり、ギャップを過ぎて、豊かな湧水の流れを渡って今日の宿泊所、万助平に立つ万助小屋に到着です。万助平の奥に湧水が出ていて、別天地のようです。ゆったりと山の時間を楽しむことにしましょう。晴れていれば、夜の星空のきらめきに驚かされます。
 翌朝は、小屋の清掃と水の補給も忘れずに、早立ちを心がけましょう。小屋を出てしばらくはブナの樹林帯の中を進みますが、やがてミネザクラやハクサンシャクナゲの混じる灌木帯になって視界が開け、ドッタリの草地に出ます。再び灌木帯になって、小さな草付きの湿地を越えると、千畳ヶ原の一角、仙人平に着きます。広大な高層湿地の風景の中を進んで、蛇石流分岐に出ます。ここから御浜は近いですが、ここでは千畳ヶ原でのゆったりとした時間の中で過ごすことにして右手に折れてT字分岐に出ます。
 ここからは二ノ滝コースに入り馬ノ背のミヤマナラの尾根道を下ります。
 月山沢(増水時は計画変更も視野に入れること)を渡り右手に不動滝、やや下って竜頭滝、竜ヶ滝と過ぎて喜助平に出ます。森ノ清水を経て額絵ノ壷、玉粋ノ滝、三ノ滝と続きます。狭霧橋を右に見て、二ノ滝方面に下ります。二ノ滝からは西ノコマイを左に見て下り、一ノ滝神社を過ぎ、やや巻くようにして登りの起点、一ノ滝駐車場に到着です。
広大な千畳ヶ原
月山沢渡渉点にて。
額絵ノ壷
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