えびの高原からえびの岳へ

コース難易度
初級
  • 日帰り
  • 1時間35分
  • 3.1km

コースガイド

あまり知られていない山でしたが、豊かな植生とともに気軽に登れる山として近年人気があります。
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
1時間35分
歩行距離
3.1km
最大高低差
119m
水場
なし
トイレ
えびのエコミュージアムセンター
 霧島連山の中でも比較的に古い山で、えびの高原の中にあり小高いなだらかな丘のように見えるのがえびの岳です。新燃岳や硫黄山の噴火レベル警戒情報が出る前は、知る人ぞ知る短時間で周回できる小さな山でしたが、最近は登山客や軽装の観光客が増えています。
 本紹介コースは火口壁を1時間30分で周回するルートです。登山道はしっかりしていますが、なだらかなルートゆえに、霧が出ると道に迷いやすいので気を付けましょう。
 えびのエコミュージアムセンターからスタートします。アカマツ林の中の比較的緩やかな登りを進んでいきます。倒木などが並べられた尾根上の道であるため間違わずに歩けるはずです。最初のピークを過ぎ、しばらく行くと火口の鞍部への下りになります。雨の日などは滑りやすいので注意しましょう。鞍部から登りきって巨岩を左側から回りこむと、えびの岳山頂です。
 山頂からは韓国岳や硫黄山、鹿児島湾(錦江湾)に浮かぶ桜島や開聞岳を望む事ができ、近くには栗野岳がくっきりと見えます。春から初夏はノカイドウをはじめとしてキリシマミズキ、シロモジ、キブシ、ヒカゲツツジ、ミツバツツジ、ヤマツツジやハルリンドウなど多くの草花が登山道に咲き乱れます。秋はモミジや霧島に多いウリハダカエデ、ツタやシロモジの黄色や赤色の紅葉に酔いしれることができ、落ち葉を踏みながら歩く足音は下界の喧騒を癒してくれるはずです。
 山頂から樹林帯を抜けて高木のアカマツ林の中を下ると、やがてえびの高原キャンプ村に到着です。
えびの岳(手前)と栗野岳
えびの高原キャンプ村周辺のアカマツ林
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