恐山~大尽山

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 5時間15分
  • 14.7km

コースガイド

 湖畔の自然歩道を登山口まで進み、標高が高くなるにつれてヒバからブナに変化する森林の中の古道を登っていきます。
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
5時間15分
歩行距離
14.7km
最大高低差
612m
水場
なし
トイレ
恐山菩提寺駐車場
 古くから修験者が活動していた恐山は、近世に入ると地蔵信仰の中心となり、豊作(大漁)の祈願や死者供養あるいは湯治の場として人々の崇敬を集めてきました。また恐山参りは年に3回(春・夏・秋)行われ、春(豊作・大漁の祈願)と秋(豊作・大漁のお礼)は主として現世利益の祈祷で、夏の大祭は死者供養が主となっていました。
 恐山への参詣道には4つのルート(川内口、田名部口、大湊口、正津川口)があり、主に江戸時代から昭和(戦前)にかけて利用されていました。4ルートの中で比較的古道が残っていて歩きやすいのは川内口の「八木沢越え」で、お地蔵様を拝みながら恐山菩提寺へと向かいます。これから紹介する大尽山へのコースはその一部です。
 湯坂(カルデラ内壁)を下ってすぐの所に広い駐車場(自然歩道入口)があります。ここから湖畔の平坦な自然歩道(春にはミズバショウの大群落、秋にはトリカブトの花が美しい)を小川を辿り、数回渡りながら進むと大尽山登山口に着きます。
 登山口からは登りとなり、大尽沢を右下に見ながらカルデラ内壁を登っていきます。この辺りは恐山山地森林生態系保護地域に指定されていて、ヒバの優占が著しい森林やヒバとブナの混交する森林が発達するとともに、標高が高くなるにつれてブナの純林に移行していきます。菅江真澄(江戸後期の国学者・旅行家)も、ヒバの伐採の様子を見学するために大尽山を訪れています。
 約1時間でT字路となり、右に少し進むと「一体地蔵」で、川内コース(八木沢越え)の最高地点(標高約600m)です。祠の小さな地蔵さんが迎えてくれます。この道を「六体地蔵」から「四体地蔵」へ、さらに鳥居へと下っていくと八木沢の流れとなり、渡渉してすぐのところに駐車場があります。
 大尽山山頂へはT字路を左へ進みます。大尽山山頂からはハート形の宇曽利山湖、釜臥山など蓮華八葉の山々、東に尻屋崎と太平洋、西に津軽半島の山々、南東に陸奥湾、北に北海道など、360度のパノラマを楽しむことができます。復路は、山頂近くの急坂に注意しながらT字路まで戻り、往路を引き返します。
 なお恐山菩提寺方面には途中に三途の川・奪衣婆と懸衣翁の石像・太鼓橋・観音像(石像)・丁塚石(壹丁)などがあり、駐車場では大きな六地蔵が迎えてくれます。また自然歩道入口付近には「鬼石」(江戸時代の名所)があり、境内には恐山温泉(4ヵ所の湯桁)もあるので、時間に余裕があれば立ち寄るのがおすすめです。
大尽山と宇曽利山湖。
大尽山から見た宇曽利山湖。
六地蔵と大尽山(左)
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