新穂高温泉から鏡平・笠ヶ岳へ
コース難易度
上級
- 1泊2日
- 17時間5分
- 28.5km
コースガイド
鏡平で一泊、弓折岳から秩父平と抜戸岳を経由して笠ヶ岳へ。下山に笠新道を利用する周遊コース

テクニック度 |
難易度の目安 難易度の目安
テクニック度
|
山行日数 |
1泊2日 |
歩行時間 |
17時間5分 |
歩行距離 |
28.5km |
最大高低差 |
1,808m |
水場 |
笠ヶ岳キャンプ場 |
トイレ |
新穂高 |
笠ヶ岳は見事なまでの笠形で、北アルプスのなかでもかなり目立つ存在です。また、岐阜県の最高峰になります。笠新道は急な登りなので、本書では下りに利用するコースとして紹介します。
新穂高温泉から蒲田川左俣林道を進みます。風穴を過ぎ、中崎橋で右岸に渡り、しばらく行くと左手に笠新道登山口が現れます。さらに10分ほど歩くとブナ林の中にわさび平小屋が現れます。なおも林道を進み、小池新道分岐で小池新道へと入ります。良く整備された登山道です。秩父沢出合は開放的で休憩するのに良い場所。その先の秩父小沢は流れが心地よく、喉を潤したくなります。チボ岩・イタドリヶ原をぬけて徐々に高度を稼ぎます。シシウドヶ原にはベンチがあり、多くの登山者が休憩しています。ここから道は山腹を巻くように進みます。さらに沢に沿って登り、鏡平となります。鏡平山荘はかき氷が名物で居心地の良い山小屋です。
弓折岳へは小屋の前にかかる橋を渡り、尾根道を登ります。途中から山腹をトラバースするように登り、弓折分岐に出ます。
ここで双六小屋方面と分かれます。弓折岳の山頂は登山道から1分ほどの場所。弓折岳からは足元に注意しながら大ノマ乗越まで一気に下ります。ここから大ノマ岳までは長い登りとなり、大ノマ岳山頂をわずかに巻きます。秩父平までは下りになりますが、一部切り立った斜面の上を通過するので、足元には注意です。
秩父平は広々としたカールです。シナノキンバイなどの花も多く咲くお花畑で、視線を上げると不思議な形の秩父岩が並んでいます。カール上部は遅くまで残雪があります。
秩父平からの坂を登り切ると、しばらくはハイマツの中にのびる平坦で快適な道です。抜戸岳山頂への分岐を過ぎるとすぐに笠新道分岐が現れます。抜戸岩の間を抜けて下りきると、最後の登り。テント場からもうひと登りして遅くまで残る雪渓を横断すれば、笠ヶ岳山荘はすぐ。笠ヶ岳山頂は山荘から往復で25分ほどです。
帰路は笠新道を利用します。いったん笠新道分岐まで戻り、稜線を越えます。抜戸岳山頂にも寄っておきましょう。杓子平までは急な下りですが、花も多く咲く杓子平は平坦です。さらに下りが続き、やがて針葉樹の森となってブナ林に変化すれば、ようやく笠新道も終わり近くになります。蒲田川左俣林道の登山口に出たら、新穂高温泉を目指して歩きます。
新穂高温泉から蒲田川左俣林道を進みます。風穴を過ぎ、中崎橋で右岸に渡り、しばらく行くと左手に笠新道登山口が現れます。さらに10分ほど歩くとブナ林の中にわさび平小屋が現れます。なおも林道を進み、小池新道分岐で小池新道へと入ります。良く整備された登山道です。秩父沢出合は開放的で休憩するのに良い場所。その先の秩父小沢は流れが心地よく、喉を潤したくなります。チボ岩・イタドリヶ原をぬけて徐々に高度を稼ぎます。シシウドヶ原にはベンチがあり、多くの登山者が休憩しています。ここから道は山腹を巻くように進みます。さらに沢に沿って登り、鏡平となります。鏡平山荘はかき氷が名物で居心地の良い山小屋です。
弓折岳へは小屋の前にかかる橋を渡り、尾根道を登ります。途中から山腹をトラバースするように登り、弓折分岐に出ます。
ここで双六小屋方面と分かれます。弓折岳の山頂は登山道から1分ほどの場所。弓折岳からは足元に注意しながら大ノマ乗越まで一気に下ります。ここから大ノマ岳までは長い登りとなり、大ノマ岳山頂をわずかに巻きます。秩父平までは下りになりますが、一部切り立った斜面の上を通過するので、足元には注意です。
秩父平は広々としたカールです。シナノキンバイなどの花も多く咲くお花畑で、視線を上げると不思議な形の秩父岩が並んでいます。カール上部は遅くまで残雪があります。
秩父平からの坂を登り切ると、しばらくはハイマツの中にのびる平坦で快適な道です。抜戸岳山頂への分岐を過ぎるとすぐに笠新道分岐が現れます。抜戸岩の間を抜けて下りきると、最後の登り。テント場からもうひと登りして遅くまで残る雪渓を横断すれば、笠ヶ岳山荘はすぐ。笠ヶ岳山頂は山荘から往復で25分ほどです。
帰路は笠新道を利用します。いったん笠新道分岐まで戻り、稜線を越えます。抜戸岳山頂にも寄っておきましょう。杓子平までは急な下りですが、花も多く咲く杓子平は平坦です。さらに下りが続き、やがて針葉樹の森となってブナ林に変化すれば、ようやく笠新道も終わり近くになります。蒲田川左俣林道の登山口に出たら、新穂高温泉を目指して歩きます。
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