薬師原から八森山へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 7時間0分
  • 9.9km

コースガイド

神室連峰南部の量感のある穏やかな山容の八森山を周回するコース。昔は雨乞いの山として信仰の対象になっていた
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
7時間0分
歩行距離
9.9km
最大高低差
838m
水場
なし
トイレ
なし
 神室連峰の南部主稜線縦走路は槍ヶ先からさらに烏帽子山、一杯森、杢蔵山へ続きますが、一杯森分岐から直進する支脈上に、丸く大きな山容で聳えているのが八森山です。
 八森山はかつて山岳信仰の対象となっていた山で、日照りや長雨のときに、村人がこぞって八森山に参拝し、雨乞いや日和乞いを祈ったと伝えられています。西峰西側直下のキャラボクに囲まれて建つ石塔がかつての信仰の痕跡として残っています。
 最上町の薬師原から刃場川の奥へ伸びる林道に入り、三叉路になったところに駐車スペースがあります。直進して荒れた林道を進むと、右手に目立たない登山口の標識が立っています。
 小沢を飛び石で渡り、スギ林を右手方向に回り込めば、顕著な尾根にでます。地元の小学生が書いた可愛い合目表示に励まされながら登ると、まもなくブナ林に入ります。この先も急登の連続なのでゆっくり登って行きましょう。やがてさらに急な登りを経て新庄市と最上町の市町境尾根に出ます。尾根の直下は6月初旬までとても急な雪渓が残りますので、滑落に注意が必要です。
 市町境尾根の西斜面は直下までブナが伐採され、チシマザサが繁茂しています。残されたブナの梢越しに杢蔵山が垣間見え、東側は切れ落ちて、東荒倉沢源頭部の草付きのスラブが一望できます。
 ひと登りで三叉路に出ます。ここが地形図上の八森山山頂ですが、西へ展望の良い頂稜をたどって、宗教上の山頂である西峰を目指します。山頂標識と地元小学生の登山記念プレートが賑やかな西峰山頂は展望に優れ、月山や鳥海山が一望できます。
 先の三叉路まで戻り、稜線を北上して槍ヶ先を目指します。この稜線は年によってササ藪が繁茂していることがあります。展望の素晴らしい広い稜線を進むと、一杯森分岐に着きます。ここを直進し、刃場川源頭部へスッパリと切れ落ちたヤセ尾根を通過します。ここは滑落の危険があるので慎重に通過しましょう。
 烏帽子山の登りから辿ってきた稜線を振り返ると、険しいヤセ尾根の風景に「あんなところを歩いてきたのか。」と驚かされます。烏帽子山を下り、二重山稜のところを通過して、エチゴキジムシロやシラネアオイの花に励まされながら槍ヶ先へ急坂を登ります。
 槍ヶ先から親倉見登山口への下りは有屋から神室山~火打岳を縦走して親倉見へ(コースガイド)を参照ください。なお677m峰の下の親倉見分岐を右折して薬師原に出るルートは通行禁止になりました。薬師原登山口へ戻る場合、親倉見登山口から車道を迂回してください。
槍ヶ先から見た残雪と新緑模様が美しい八森山
市町境尾根から八森山を見上げる。
険しい山容を見せる杢蔵山。
小学生の記念登山プレートが賑やかな八森山山頂
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