旧摩耶道から摩耶山へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 2時間45分
  • 6.5km

コースガイド

古くから登られてきた天上寺への参道で、樹林の中に続く静かなトレイル
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
2時間45分
歩行距離
6.5km
最大高低差
640m
水場
掬星台
トイレ
掬星台
 真っ白な布を垂らしたように見える雄大な布引の滝は、平安の昔から多くの和歌にも詠まれてきた屈指の名瀑です。この滝で修業をした役行者が開いた「滝勝寺」という寺がかつて近くの熊内にあり、摩耶山天上寺と“兄弟寺”として両方に詣でる風習があったそうです。その参詣道だったのが旧摩耶道。一時廃れていましたが、地元の毎日登山会の人々によって整備されました。
 JR新神戸駅の南側を東へ。1つ目の橋を北へ進み、新幹線の跨線橋を渡り、右手にある灯籠を東へ入ります。瀟洒な住宅街の西端に出たところで左折して階段を登ります。雷声寺境内へ続く石段を登ります。一番上の段まで行くと右手に不動尊が祀られていて、その右脇から登山道となります。
 雷声寺からの山道は、はじめは傾斜がきつく、尾根上に出ると緩やかで歩きやすい道になります。山腹をしばらく進むと、学校林道分岐。ここから先、行者堂跡までは多少のアップダウンはありますが、ほぼ水平に道がつけられています。
 建物跡を過ぎ行者堂跡地の広場に出ます。ここで青谷道と合流し、摩耶山史跡公園への登りが始まります。
 階段が多く大変ですが、深い樹林の中なので森林浴を楽しみながら登れます。上野道と合流するとほどなく旧天上寺山門に着きます。長い石段の登り途中、左手に「旧摩耶の大杉さん」という巨木があります。枯れていてもなお存在感がある大きな杉の木です。
 大杉さんからひと登りで摩耶山史跡公園。かつて天上寺のあった場所で、本堂跡の基壇などわずかに往時の痕跡が残っています。振り返ると、樹林の間から街並みが見下ろせ、進行方向には摩耶山頂が借景のように望めます。史跡公園から先は、掬星台へダイレクトに続く右の道と、奥之院跡から摩耶山頂を経由する左の道のどちらも取ることができます。下りは「まやビューライン」を利用、ロープウェーとケーブルカーを乗り継いで下山します。
掬星台からの眺め
摩耶山史跡公園
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