大師道から森林植物園へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 3時間10分
  • 6.9km

コースガイド

大龍寺の参道として古くから歩かれてきた大師道から、再度公園を通って森林植物園をめざすコース
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
3時間10分
歩行距離
6.9km
最大高低差
390m
水場
なし
トイレ
再度公園
 六甲山は明治以降に開かれたハイカラな山という印象を持っている人が多いようですが、じつは古い歴史を秘めた場所も少なくありません。天上寺のある摩耶山と並んで、古い歴史があるのが再度山です。弘法大師空海が、遣唐使として旅立つ前に無事を祈願するために訪れ、帰国後に再度訪れたとの故事から「再度山」と名づけられたそうです。その再度山にあるのが古刹大龍寺で、参道として利用されてきた道が「大師道」と呼ばれています。
 地下鉄県庁前駅、JR・阪神電鉄の元町駅から徒歩約15分の「花と緑のまち推進センター」西側にある公園の西角に大師道起点の石板があります。山手大の南東角に「丁石」がひっそりと建ち、この道が参道であることを示しています。しばらくは傾斜のかなりきつい舗装路です。住宅が途切れ、公衆トイレ前の橋を渡り左岸を進みます。少し開けた河原の向かいには燈籠茶屋がありましたが2023年末に閉店となりました。
 燈籠茶屋跡を過ぎるといよいよ山道らしい雰囲気になり、丁石を数えながら登っていくと舗装路に出て猩々池のほとりに出ます。Cafe&Bar Takibi Nekoの前を過ぎると、いよいよ大龍寺までの最後の登りです。
大龍寺の仁王門下を横切る全山縦走路に入って再度越から再度公園を目指しますが、お寺でお詣りしてから境内を通り抜け再度山の頂を越えて行くこともできます。
 再度山の西側を南北に通るのが再度越で、全山縦走路を経由して行く場合、明瞭なコル地形の分岐を北へ右折します。下りきったところにあるのが修法ヶ原池で、周辺一帯が再度公園。広々とした休憩ポイントです。
 ログハウス「風楽山荘」前から車道を北へ進み、広場の端を西へ。仙人谷から洞川湖の東側を通り、車道に出たら左折し、学習の森に入って北へ進みます。再度ドライブウェイに出ると、森林植物園西口です。正門前より神戸電鉄北鈴蘭台行きの無料送迎バスが出ています。三宮へは桜森町バスセンターからみなと観光バスが便利です。詳しくは園の案内を参照してください。4~11月の土日祝日は神戸三宮駅からの神戸市バスが運行しているのでこれを使うのもいいでしょう。
再度公園の修法ヶ原池
森林植物園の長谷池。
古くから登山者に愛されていた燈籠茶屋。
歴史ある大龍寺
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