踊子歩道

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 7時間5分
  • 20km

コースガイド

川端康成の名作「伊豆の踊子」のロマン漂う天城峠越えをメインに、数々の滝が織りなす渓流美を楽しむ初心者向けのコース
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
7時間5分
歩行距離
20km
最大高低差
665m
水場
なし
トイレ
旧天城トンネル
 踊子歩道は交通アクセスが良く軽装で気軽に歩けるため、四季を通じてたいへん多くのハイカーが訪れています。コース全体に道標は完備されていますが、見落としやすい箇所がいくつかあり注意が必要です。
 浄蓮の滝バス停付近の踊子歩道起点を示す道標から旧下田街道へ。この付近からしばらく文学碑が点在しており文人たちの聖地であったことがうかがえます。天皇陛下「お手植え杉」を過ぎてしばらく進むと道の駅天城越えに到着します。
 道の駅駐車場の端から庭園を通り抜け、下田街道等の説明看板を見ながら進むと天城遊々の森(旧大川端キャンプ場)に出ます。ここを通過してさらに上流へ向かい国道414号天城大橋と交差し、急な階段を上がると旧道へ出ます。
 旧道を進むと川端康成レリーフと「伊豆の踊子」冒頭の名文が刻まれた文学碑があります。このあたりからブナ・ケヤキ・カエデ類などの原生的な自然林が水生地まで続き、さらに進むと国の重要文化財に指定されている旧天城トンネルに到着します。トンネルを越え、寒天橋、二階滝と旧道を下ると、国道と交差する地点へ出ます。この付近で道標を見落とさないよう注意しましょう。平滑の滝に寄った後、わさび沢を通過し林道へ出て、その後さらに下るとモミの巨木と石仏が見られ、近くには宗太郎園地の休憩舎があります。
 中世の時代にタイムスリップしたかのような美しい宗太郎杉並木を過ぎ、しばらく進むと猿田淵遊歩道看板が見えますのでこの木製階段を下ると、河津七滝巡りが始まります。猿田淵・河津七滝は登り尾南火山からの溶岩流に河川の浸食が加わり変化に富んだ景観を見せてくれます。七滝見学後、河津七滝ループ橋の橋脚を過ぎた地点(旅館青木の坂、横)の旧道へ誘導する看板がわかりづらいので注意です。以後、旧下田街道ルートでもあるので石碑・石仏などが随所に見られます。民家沿いでは道標を確認しながら進みます。
 吊橋、源頼朝ゆかりの小鍋神社、旧下田街道小鍋峠越分岐を過ぎ、湯ヶ野温泉へ向かいます。石畳の歩道「湯坂」へ入ると「踊子ゆかりの宿・福田家」が河津川対岸に見えてきます。そのまま湯坂を登ると湯ヶ野バス停に到着。湯ヶ野無料駐車場はバス停付近の信号を渡たり30mほど坂を登った左側にあります。
初景滝と「踊子と私」像。
国指定重要文化財、旧天城トンネル
釜滝と柱状節理。
踊子歩道の名所、宗太郎杉並木
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