鉱山道

コース難易度
中級
  • 1泊2日
  • 4時間30分
  • 9.1km

コースガイド

テクニック度
山行日数
1泊2日
歩行時間
4時間30分
歩行距離
9.1km
最大高低差
水場
トイレ
 鉱山道とは雪倉銀山の開発の際に開かれた、越後側から白馬岳への古くからの登路のことを指します。
大正時代に廃坑になると荒れてしまったものの、一般登山者が増加し始めると、新潟県で整備するようになりました。明治27年には、ウェストンがここから白馬岳に登った記録があります。今も変化に富んだ好ルートとして、静けさを求めるマニアに登られている道です。
 ただし、登山者の絶対数が少なく、残雪期などは道がわかりにくくなる場所もあるので、山慣れない人の安易な入山は禁物です。ここでは下りコースとして紹介しますが、このルートは悪天時のエスケープには不適なので注意してください。
 鉢ヶ岳の鞍部のザレた稜線から指導標に従って下りますが、踏跡もわかりにくいので慎重に進みます。斜面をジグザグに下り、さらに沢筋に沿うように下って行くと、塩谷精練所跡に出ます。
 ここから道は急斜面を鉢ヶ沢に下りて行きます。ガレた沢を、対岸の踏跡めざして渡ります。このあたりは遅くまで高山植物が残り、楽しいところです。
 雪倉上ノ沢を過ぎ、神ノ田圃では池塘の端を歩いていきます。さらに下ると樹林帯の広い道になります。秋にはナナカマドの紅葉が素晴らしく、また蓮華菱の岩壁も見事です。
 展望台を右に見てトラバースの多い道になります。やがて沢状のゴロゴロしたところを行きますが、ペンキを頼りに進みます。瀬戸川には鉄パイプの橋があるが事前に確認しておきましょう。対岸に渡り、川筋に沿ってガレの中を行くと、まもなく自然遊歩道の木道に出ます。
鉱山道への分岐点
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