大峰から清津峡へ

コース難易度
初級
  • 日帰り
  • 4時間25分
  • 9.1km

コースガイド

ロープウェイで楽にアプローチ。ブナの美林のなかを下り、日本有数の清流の清津峡の上流部を歩きます
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
4時間25分
歩行距離
9.1km
最大高低差
515m
水場
大峰の源水
トイレ
なし
 大峰は、JR上越新幹線越後湯沢駅すぐの裏山。駅近くから出発している湯沢高原ロープウェイを利用でき、下山後にはバスで越後湯沢に戻れます。湯沢高原からの展望はすばらしく、観光地ではない自然度の高い清津峡の眺めは感動的です。また、生えそろったブナの純林と、ブナの巨木の「ブナ姫」は一見の価値があるでしょう。5月下旬から10月下旬のブナの黄葉までがシーズンです。大峰はみなかみ町の大峰山に名前が似ていますが、別の山です。
 越後湯沢駅近くの湯沢高原ロープウェイに乗り、山頂駅で下車し左に向かい、観光客が多い湯沢高原スキー場の急勾配の車道を登ります。レストランの建物を横に見てさらに行くと、舗装路と別れ、登山道は右にスキー場のゲレンデをリフトに沿って登っていきます。踏み跡程度の歩きにくい急勾配で、特に勾配が急な箇所はジグザグに登ります。そのまま車道を登っていっても、それほど時間差はありません。
 やがて尾根に出て、車道もある広い大峰の肩に到着。左手に展望台があり、上がると谷川岳から平標山まで谷川連峰の展望が広がります。展望台から先ほどの分岐に戻り、しばらく尾根上の林道を歩きます。あまり登高差がない、カーブの多い道が続きます。やがて、湯沢高原から直接登ってくる道と合流し、少し下ると栄太郎峠です。
 道標に従って、林道から離れ左に下り始めます。きれいに生えそろう、明るいブナ林です。しばらく下ると小沢に入ります。足元はぬかるんで歩きにくくなります。沢を渡ってしばらく行くと、ブナ姫と名付けられたブナの巨木があります。小尾根を歩いたり、沢を何回も渡ったりを繰り返します。この下りは長く続きます。雨の日、初心者は登山道上に張り出た木の根が濡れて滑りやすいので注意が必要です。下りきると清津峡に到着します。
 分岐を左に行き、清津川に沿ってゆるやかに登ります。ブナ、トチノキが多く、美しい森を形成しています。美しい流れとは少し離れる場所を歩くこともありますが、ずっと川の流れの音を聞きながら歩く心地よい登山道です。時々見えるエメラルドグリーンの水は、白い河原の石に映えて、宝石のように美しく光っています。
 緩やかにアップダウンを繰り返しながら広い遊歩道を登っていきます。大峰の源水と呼ばれる水場を通り、暗い杉の植林地を抜けると、舗装路に出るので、道標に導かれて左に行くと八木沢口バス停に到着します。
エメラルドグリーンの流れの清津峡
大峰山腹のブナの純林、黄葉が美しい
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