百間滝コース

コース難易度
初級
  • 日帰り
  • 4時間45分
  • 7.2km

コースガイド

百間滝の入口から六合目の中の湯まで檜の原生林の中を歩き、途中、百間滝の見事な景観が楽しめます。
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
4時間45分
歩行距離
7.2km
最大高低差
962m
水場
覚明社
トイレ
百間滝入口バス停
 御嶽山のそびえる木曽町には、ロープウェイへの御岳ブルーライン、三岳倉本から寒原高原を通る倉越パノラマライン、黒沢より古い巡礼の道を通る霊峰ラインの、3つのスカイライン自動車道があります。その中でも霊峰ラインは黒沢より中の湯に通じる道路でもあり、途中いたる所に霊人碑が点在し、特に四合目にかけての霊場は、滝行の場もあり、各講社のおびただしい数の霊人碑が集まり、信仰の道であったことを実感することが出来ます。
 四合目の霊場を過ぎてヘアピンカーブを上がったところに、百間滝入口バス停があり、広い駐車場になっており、公衆トイレもあります。ここから良く整備された道を左手の谷の方に降りていき、白川の橋を渡るとすぐに2段になって落ちるこもれびの滝が現れます。さらに奥へ進むと、左手の谷の奥に不易の滝が流れ落ちています。不易の滝は岩肌から滲み出た地下水が滝となり、一年中水量が変わらないことから、この名になったといわれています。登山口は、こもれびの滝の先、右手急斜面を登る擬木の階段から始まり、階段はつづら折れに尾根上の台地まで続きます。尾根上に上がるとそこは立派な檜の林立した原生林の中の道となります。樹齢300年以上と思われる檜の純林は油木尾根を覆い尽くし見事な景観を生み出しています。
 途中涸谷の橋を渡り左手の尾根上に移る、この辺りは見渡しても空を覆い尽くす檜の林立が最も印象に残ります。中には、根上りの檜もあり、倒木の上に芽付いた原生林の確たる証拠を感じることが出来ます。どこまでも続く檜の林は、尾根を右に巻くようになると、コメツガが混じり始め檜も少なくなります。左手へ登り詰めると正面に鳥居があり、百間滝展望台に到着。ここには東屋もあり立派な展望台で、本来ならここから四つの滝を同時に眺めることができますが、今はササが繁茂して滝を見ることができません。さらに百間滝小屋(無人)の方に歩くとササが刈り取られて百間滝の姿が現れます。御嶽山随一の豪快な滝の姿を楽しみましょう。
 この先で道は六合目、中の湯への道と、七合目への道に分岐します。左に進むとコメツガの林の中を登り、七合目行場山荘のすぐ上に出ます。右にとって六合目への道を下って行くと、コメツガの多い樹林の中の横断道は、途中二回ほど谷を渡り、最後コメツガやトウヒの中の坂を登り詰めると、中の湯の駐車場に到着。ここは中の湯バス停となっています。
百間滝。
不易の滝
檜の根上がりの木。
檜の美林が続く道
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