観音峰から法力峠へ
コース難易度
中級
- 日帰り
- 4時間25分
- 9.5km
コースガイド
一部にはブッシュもありますが、山上ヶ岳から稲村ヶ岳一帯の山容を見ながら楽しく歩けるコースです。

テクニック度 |
難易度の目安 難易度の目安
テクニック度
|
山行日数 |
日帰り |
歩行時間 |
4時間25分 |
歩行距離 |
9.5km |
最大高低差 |
600m |
水場 |
観音水 |
トイレ |
洞川温泉 |
下市口駅から洞川温泉行のバスに乗り、観音峰登山口で下車。虻トンネルの傍にある休憩所まで戻って、みたらい渓谷に懸かる吊橋を渡り、杉植林の中、斜面を巻くように登って行きます。しばらく歩くと観音水があり、天川村と南朝の歴史を記した案内板があります。ここからは白倉谷側の山腹を絡む単調な登りが続き、左に小道を登るとヤグラの展望台があり弥山方面の展望が得られます。その先、小橋を渡りしばらく進むと辺りは自然林へと変わり緩やかな登りの先に鳥居が見え、南朝ゆかりの神社跡に建つ休憩所に着きます。ここが観音平で、木々に囲まれた広場は休憩には良い所です。
休憩所から石段を登ると後醍醐天皇のお歌石があり「よしの山 花ぞちるらん天の川 くものつつみを くずすしらなみ」と詠んでいます。その先で分岐する観音の岩屋は、南北朝の動乱期に大塔宮護良親王が北条の軍勢に追われてこの山中に逃げ込み、一時身をひそめたと伝える南朝ゆかりの洞窟です。洞窟内には十一面観音を祀る祠があります。分岐に戻り岩壁の基部を巻くように進み丸太の階段道を登りきると尾根に出て、ススキの原を登りきると、視界が開け、石塔が建つ観音峰展望台に着きます。展望台からは稲村ヶ岳から弥山にかけての一大パノラマが開けます。展望台周辺にはベニバナヤマシャクヤクが散見され、6月中旬頃には華麗な色彩を見せてくれます。
眺望を楽しんだら法力峠へのコースを取ります。ススキの原を北に向かうと雑木林になり、それを登りつめると1285mのピークに立ちます。行く手に観音峰が指呼され、そこからは潤い豊かなブナ林を登って行きます。秋には黄葉が見事で、絶好の撮影ポイントとしてお薦めです。最後は檜林とブナ、松などの境目に沿って登ると、三等三角点が埋まる観音峰の山頂に着きます。残念ながら周囲は樹木で覆われ展望は得られません。山頂からは、北東方向に植林境界の尾根を進み、小さなアップダウンを繰り返すと1380mの三ツ塚に出ますが、樹林の中のピークで道標がないと見過ごしてしまいそうな所です。ここからは右手樹間に大日山と稲村ヶ岳の山容を眺めながら、いくつかの起伏を越えて行きますが、道のべには5月中旬頃であればヤマシャクヤクの清楚な花が楽しめます。観音峰展望台から数えて6つ目の起伏を過ぎ、最後の急坂を下りきると法力峠に着きます。立派な道標が立ち、「稲村ヶ岳3.7km、稲村ヶ岳登山口2.9km」とあります。
一息着いたらあとはよく踏まれた道を左へ30分ほど下ると分岐があります。分岐を右にとれば母公堂へ出て、「ごろごろ水」の前を通って洞川温泉に入ります。左は五代松鍾乳洞の前を経て洞川温泉バス停へと下りますが、どちらを取っても大差はありません。
休憩所から石段を登ると後醍醐天皇のお歌石があり「よしの山 花ぞちるらん天の川 くものつつみを くずすしらなみ」と詠んでいます。その先で分岐する観音の岩屋は、南北朝の動乱期に大塔宮護良親王が北条の軍勢に追われてこの山中に逃げ込み、一時身をひそめたと伝える南朝ゆかりの洞窟です。洞窟内には十一面観音を祀る祠があります。分岐に戻り岩壁の基部を巻くように進み丸太の階段道を登りきると尾根に出て、ススキの原を登りきると、視界が開け、石塔が建つ観音峰展望台に着きます。展望台からは稲村ヶ岳から弥山にかけての一大パノラマが開けます。展望台周辺にはベニバナヤマシャクヤクが散見され、6月中旬頃には華麗な色彩を見せてくれます。
眺望を楽しんだら法力峠へのコースを取ります。ススキの原を北に向かうと雑木林になり、それを登りつめると1285mのピークに立ちます。行く手に観音峰が指呼され、そこからは潤い豊かなブナ林を登って行きます。秋には黄葉が見事で、絶好の撮影ポイントとしてお薦めです。最後は檜林とブナ、松などの境目に沿って登ると、三等三角点が埋まる観音峰の山頂に着きます。残念ながら周囲は樹木で覆われ展望は得られません。山頂からは、北東方向に植林境界の尾根を進み、小さなアップダウンを繰り返すと1380mの三ツ塚に出ますが、樹林の中のピークで道標がないと見過ごしてしまいそうな所です。ここからは右手樹間に大日山と稲村ヶ岳の山容を眺めながら、いくつかの起伏を越えて行きますが、道のべには5月中旬頃であればヤマシャクヤクの清楚な花が楽しめます。観音峰展望台から数えて6つ目の起伏を過ぎ、最後の急坂を下りきると法力峠に着きます。立派な道標が立ち、「稲村ヶ岳3.7km、稲村ヶ岳登山口2.9km」とあります。
一息着いたらあとはよく踏まれた道を左へ30分ほど下ると分岐があります。分岐を右にとれば母公堂へ出て、「ごろごろ水」の前を通って洞川温泉に入ります。左は五代松鍾乳洞の前を経て洞川温泉バス停へと下りますが、どちらを取っても大差はありません。
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