天ヶ岳

コース難易度
初級
  • 5時間25分

コースガイド

テクニック度
山行日数
歩行時間
5時間25分
歩行距離
最大高低差
水場
トイレ
 大原・小出石からシャクナゲ尾根を登り、鞍馬へと至る尾根を下るコースをご紹介します。
 出発は小出石バス停です。ここから国道477号を百井方面へ向かって約20分歩くと、左手に流れる高谷川に架かる橋が見えてきます。その橋を渡ると林道が延びており、50メートルほど進んだところに登山道の標識があります。
 登山道は杉林の急登から始まりますが、やがて傾斜が緩やかになり、尾根道に入ります。標高が上がるにつれてシャクナゲが増えていき、とくに高圧線鉄塔の前後では群生が見られます。ゴールデンウィークの時期には、華やかな花々が尾根を彩り、見事な景観が楽しめます。
 尾根道を登っていくと、やがて百井峠と寂光院を結ぶ「寂光院道」に合流します。ここで右に曲がり、岩が多く雑木林の続く道を辿って天ヶ岳を目指します。山頂付近は地形が複雑で、いくつか枝道もあるため、道に迷わないように注意が必要です。
 天ヶ岳の山頂はササと杉林に囲まれており、展望はありません。しかし、南西に続く尾根を下っていくと、大きなアカマツが混じる雑木林に入り、歩いていてとても気持ちの良い道が続きます。途中の三又岳からは、鞍馬山や貴船山の展望を楽しむことができます。
 やがて杉林に入ると、静原へ下る水谷との分岐に差し掛かります。ここでは右へ曲がり、さらに進んで標高524.8メートルの三角点では左へ曲がります。このあたりの尾根はクランク状に曲がっているので、ルートを見失わないように気をつけてください。
 経塚を過ぎてどんどん下っていくと、薬王坂に出ます。ここには古い石段が残っており、かつての峠道の風情を感じることができます。薬王坂は、鞍馬と静原を結ぶだけでなく、かつて敦賀街道と鞍馬街道を横に繋いでいた重要な道でもありました。鞍馬寺と比叡山延暦寺の僧たちが行き来した歴史あるルートでもあります。
 最後に、旧街道の雰囲気を残す鞍馬の家並みを通り抜け、叡山電鉄の鞍馬駅へと下ります。
このコースは、春の花、初夏の緑、秋の紅葉と、四季折々の自然を楽しむことができる魅力的なルートです。ゆっくりと歴史と自然を感じながら、北山の尾根歩きを満喫してみてください。
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