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検索結果30件中  1-20件
  • 烏帽子岳〜三国岳

    • 5時間35分

    烏帽子岳〜三国岳

    • 5時間35分
    烏帽子岳は炭焼きが盛んだった名残で、多くの踏み跡があったようだが、今はかなり整理された。時山からの鉄塔の巡視路、細野からの道、篠立から狗留孫岳を経由する道の3コースとなっている。三国岳は時山の阿蘇谷道と滋賀県側からの百々女鬼谷道、鞍掛峠からの県境尾根の道などがある。 鉄塔の巡視路は、時山集落の背後から烏帽子岳に向けて伸び上がる、急峻な尾根にある。時山バンガロー村から登り始めるが、要所に中部電力の巡視路の札と道標があり、これに従って桧の植林地の急斜面の道を登って行く。 ジグザグを繰り返す道はふたつ目の鉄塔を過ぎて傾斜が少しゆるくなり、いったん伐採地の明るい尾根に出てから、常緑樹の中に入る。このあたりで道が分かれるが、左の道に入り急な尾根を登って行く。暗い常緑の林は登るにつれて次第に落葉樹が増えて明るくなり、雰囲気も変わってくる。 尾根は緩急があるものの急な登りが多く、シャクナゲが出てくるようになると、稜線も近くなりさらに急登が続く。やがて道は分かれるがどちらも稜線に出る道で、烏帽子岳へは左をとり、少し登ると三国岳と烏帽子岳を結ぶ稜線に出る。 左に進むと何度かアップダウンがあり、途中に小さな岩の出たところからは霊仙などの大きな眺望が開ける。15分ほどで烏帽子岳頂上に着くが、頂上直下で右から狗留孫岳からの尾根道が合流している。烏帽子岳頂上は樹林に囲まれ展望はまったくきかない。東へ5分ほどのところに三角点ピークがあるが、ここもほとんど眺望はない。 三国岳までは直線的なゴツゴツとした細い尾根が続いている。稜線上のコルにある鉄塔まではほぼ下りで、道はしっかりとしているが、鉄塔を過ぎると踏み跡はあやふやとなるが、尾根はわかりやすい。三国岳に近づいたところでヌタ場があり、この先、急な登りとなる。尾根の右端の岩場に沿って細々とした踏み跡をたどると、県境尾根に出る。逆コースの場合は少し分かりにくい下りとなるだろう。 県境尾根に出てから左に5分ほど登ると三国岳の頂上に着く。三国岳は二つの頂上からなり、この少し先に最高点ピークがある。どちらの頂上も展望はそう良くない。 県境尾根を北に進む。急な歩きにくい下りがしばらく続き、下りきったところから815mピークの右斜面の山腹道となり、稜線に戻ったところで、左の滋賀県側からの道が合流している。阿蘇谷のコルはこの先で、コルから右に阿蘇谷へと下る。 浅い谷の流れに沿って下って行くと、広々としたダイラに出る。雑木林に包まれた美しい谷間が開けている。谷は狭い谷と変わり流れに沿って下って行く。しばらく下ると尾根をマド状のコルで乗り越してワサビ田跡を過ぎると、再び右から本流と出合う。谷を渡ったところに炭焼き窯跡があり、もう少し下ったところからしっかりとした広い道となり、時山の集落に出る。阿蘇谷道は近年の大雨で荒れているので注意したい。
    烏帽子岳は炭焼きが盛んだった名残で、多くの踏み跡があったようだが、今はかなり整理された。時山からの鉄塔の巡視路、細野からの道、篠立から狗留孫岳を経由する道の3コースとなっている。三国岳は時山の阿蘇谷道と滋賀県側からの百々女鬼谷道、鞍掛峠からの県境尾根の道などがある。 鉄塔の巡視路は、時山集落の背後から烏帽子岳に向けて伸び上がる、急峻な尾根にある。時山バンガロー村から登り始めるが、要所に中部電力の巡視路の札と道標があり、これに従って桧の植林地の急斜面の道を登って行く。 ジグザグを繰り返す道はふたつ目の鉄塔を過ぎて傾斜が少しゆるくなり、いったん伐採地の明るい尾根に出てから、常緑樹の中に入る。このあたりで道が分かれるが、左の道に入り急な尾根を登って行く。暗い常緑の林は登るにつれて次第に落葉樹が増えて明るくなり、雰囲気も変わってくる。 尾根は緩急があるものの急な登りが多く、シャクナゲが出てくるようになると、稜線も近くなりさらに急登が続く。やがて道は分かれるがどちらも稜線に出る道で、烏帽子岳へは左をとり、少し登ると三国岳と烏帽子岳を結ぶ稜線に出る。 左に進むと何度かアップダウンがあり、途中に小さな岩の出たところからは霊仙などの大きな眺望が開ける。15分ほどで烏帽子岳頂上に着くが、頂上直下で右から狗留孫岳からの尾根道が合流している。烏帽子岳頂上は樹林に囲まれ展望はまったくきかない。東へ5分ほどのところに三角点ピークがあるが、ここもほとんど眺望はない。 三国岳までは直線的なゴツゴツとした細い尾根が続いている。稜線上のコルにある鉄塔まではほぼ下りで、道はしっかりとしているが、鉄塔を過ぎると踏み跡はあやふやとなるが、尾根はわかりやすい。三国岳に近づいたところでヌタ場があり、この先、急な登りとなる。尾根の右端の岩場に沿って細々とした踏み跡をたどると、県境尾根に出る。逆コースの場合は少し分かりにくい下りとなるだろう。 県境尾根に出てから左に5分ほど登ると三国岳の頂上に着く。三国岳は二つの頂上からなり、この少し先に最高点ピークがある。どちらの頂上も展望はそう良くない。 県境尾根を北に進む。急な歩きにくい下りがしばらく続き、下りきったところから815mピークの右斜面の山腹道となり、稜線に戻ったところで、左の滋賀県側からの道が合流している。阿蘇谷のコルはこの先で、コルから右に阿蘇谷へと下る。 浅い谷の流れに沿って下って行くと、広々としたダイラに出る。雑木林に包まれた美しい谷間が開けている。谷は狭い谷と変わり流れに沿って下って行く。しばらく下ると尾根をマド状のコルで乗り越してワサビ田跡を過ぎると、再び右から本流と出合う。谷を渡ったところに炭焼き窯跡があり、もう少し下ったところからしっかりとした広い道となり、時山の集落に出る。阿蘇谷道は近年の大雨で荒れているので注意したい。
  • 神峰山口バス停からポンポン山へ

    神峰山口バス停からポンポン山へ

    神峰山口バス停すぐの信号を渡った集落の中に道標があります。獣害防止柵の扉を開けて進むと、高速下に山門が現れ神峯山寺に到着します。ここから本山寺までは、長いアスファルトの道をひたすら進みます(道中「東海自然歩道は舗装路をすすみます」と書いてあり、自然歩道とはなんぞや?と自問自答…)。 本山寺の山門で道は二手に分かれます。右は登山道、左は本山寺を経ます。本コースの山道歩きはここから、天狗杉を過ぎると針葉樹の中を抜けて進みます。ここからポンポン山までの道は歩きやすく森を楽しみながら進みましょう。山頂を足で踏み鳴らせばポンポンと音がしたことから名付けられたユニークな名前のポンポン山。東側の展望が開けています。山頂からは東へ進み、大原野森林公園への分岐の後、すぐに釈迦岳と東海自然歩道の分岐があります。ここを左、東海自然歩道を進みます。下り終えると車道に出ます。右折して善峯寺へ下山したあたりから、阪急バスで東向日駅へ出られます。冬季は善峯寺からのバスは運休のため、もう20分先へ下った小塩バス停から乗車します。
    神峰山口バス停すぐの信号を渡った集落の中に道標があります。獣害防止柵の扉を開けて進むと、高速下に山門が現れ神峯山寺に到着します。ここから本山寺までは、長いアスファルトの道をひたすら進みます(道中「東海自然歩道は舗装路をすすみます」と書いてあり、自然歩道とはなんぞや?と自問自答…)。 本山寺の山門で道は二手に分かれます。右は登山道、左は本山寺を経ます。本コースの山道歩きはここから、天狗杉を過ぎると針葉樹の中を抜けて進みます。ここからポンポン山までの道は歩きやすく森を楽しみながら進みましょう。山頂を足で踏み鳴らせばポンポンと音がしたことから名付けられたユニークな名前のポンポン山。東側の展望が開けています。山頂からは東へ進み、大原野森林公園への分岐の後、すぐに釈迦岳と東海自然歩道の分岐があります。ここを左、東海自然歩道を進みます。下り終えると車道に出ます。右折して善峯寺へ下山したあたりから、阪急バスで東向日駅へ出られます。冬季は善峯寺からのバスは運休のため、もう20分先へ下った小塩バス停から乗車します。
  • 阪急大山崎駅から天王山へ

    阪急大山崎駅から天王山へ

    JR山崎駅からは線路沿いを東へ、阪急大山崎駅からは駅前のコンビ二左手を北へ進み、踏切を渡って宝積寺を目指します。宝積寺からはしばらく登りです。酒解神社の鳥居の前に山崎合戦の地碑があり、三川合流が望めます。十七烈士の墓を経て酒解神社、もうひと登りで天王山山頂に到着。太閤秀吉が山崎合戦の直後に築城した山崎城は天下統一の出発点になった城とされています。 山頂を後に北西に進みます。のんびり歩きやすい道が続きます。小倉神社分岐を右へ向かいますが、この先は急な下りが小倉神社まで続きます。急がず丁寧に下りましょう。小倉神社より住宅街を抜け、バス通りを20分ほど進むと阪急西山天王山駅に到着です。
    JR山崎駅からは線路沿いを東へ、阪急大山崎駅からは駅前のコンビ二左手を北へ進み、踏切を渡って宝積寺を目指します。宝積寺からはしばらく登りです。酒解神社の鳥居の前に山崎合戦の地碑があり、三川合流が望めます。十七烈士の墓を経て酒解神社、もうひと登りで天王山山頂に到着。太閤秀吉が山崎合戦の直後に築城した山崎城は天下統一の出発点になった城とされています。 山頂を後に北西に進みます。のんびり歩きやすい道が続きます。小倉神社分岐を右へ向かいますが、この先は急な下りが小倉神社まで続きます。急がず丁寧に下りましょう。小倉神社より住宅街を抜け、バス通りを20分ほど進むと阪急西山天王山駅に到着です。
  • 阪急嵐山駅から松尾山へ

    阪急嵐山駅から松尾山へ

    阪急嵐山駅改札を出て左手のコンビニ角を西へ進み、突き当たりを左へ曲がるとすぐ京都一周トレイルの道標「26」があり、ここが登り口となります。はじめは竹林の中をつづら折れで少し急な登りですが、しばらく進むと尾根に出ます。尾根道はところどころ堆積岩が露出していて滑る箇所があるので雨の後は用心してください。松尾山の頂上手前にベンチが現れ四辻に至ります。この四辻を直進して松尾山の山頂を目指しましょう。山頂から少し北に進むと嵐山へと続く道と出合います。ここを右に進み、先のベンチのある四辻へ戻ります。南に進路を取り西芳寺方面を目指します。ここからの尾根は歩きやすいですが、登り下りを3度繰り返しますので歩きごたえもあります。3度目のピークからの眺望が綺麗です。この先は急な斜面で木の根も出ていますので注意しながら下りましょう。林道に合流、左へ進めば西芳寺(苔寺)へと至ります。鈴虫寺を経由、阪急松尾大社駅でゴールです。
    阪急嵐山駅改札を出て左手のコンビニ角を西へ進み、突き当たりを左へ曲がるとすぐ京都一周トレイルの道標「26」があり、ここが登り口となります。はじめは竹林の中をつづら折れで少し急な登りですが、しばらく進むと尾根に出ます。尾根道はところどころ堆積岩が露出していて滑る箇所があるので雨の後は用心してください。松尾山の頂上手前にベンチが現れ四辻に至ります。この四辻を直進して松尾山の山頂を目指しましょう。山頂から少し北に進むと嵐山へと続く道と出合います。ここを右に進み、先のベンチのある四辻へ戻ります。南に進路を取り西芳寺方面を目指します。ここからの尾根は歩きやすいですが、登り下りを3度繰り返しますので歩きごたえもあります。3度目のピークからの眺望が綺麗です。この先は急な斜面で木の根も出ていますので注意しながら下りましょう。林道に合流、左へ進めば西芳寺(苔寺)へと至ります。鈴虫寺を経由、阪急松尾大社駅でゴールです。
  • 阪急嵐山駅から小倉山へ

    阪急嵐山駅から小倉山へ

    阪急嵐山駅から渡月橋を眺めたときに、後ろにぽっこり見えるのが小倉山です。その麓には、藤原定家が「小倉百人一首」をまとめたとされる小倉山荘があったといわれています。 渡月橋を渡り左岸を進んで亀山公園を経て、トロッコ嵐山駅を目指します。右手には竹林の小径、左手には大河内山荘があります。トロッコ駅を過ぎると蓮の群生で有名な小倉池があり、ここから愛宕神社への鳥居前町、嵯峨鳥居本を抜け一之鳥居へ。六丁峠までは府道50号のアスファルトの登り坂が続きます。六丁峠は頭上に嵐山高雄パークウェイが走る高架下です。パークウェイ沿いを南西へ進む道が本コースで唯一の少し険しい登りです。木々の切れ間から望む保津峡に癒されつつ、「小倉山を経てハイキングコース」の看板を目印に、ブロック敷の舗装路へ。右手の小倉山のピークへ至る小径を進み登頂です。山頂には眺望はありませんが下りの途中に展望台があり、嵯峨野の風景が一望できます。登山道を下り、亀山公園の展望台から観る保津峡も絶景です。公園を後に嵐山駅まで戻ります。
    阪急嵐山駅から渡月橋を眺めたときに、後ろにぽっこり見えるのが小倉山です。その麓には、藤原定家が「小倉百人一首」をまとめたとされる小倉山荘があったといわれています。 渡月橋を渡り左岸を進んで亀山公園を経て、トロッコ嵐山駅を目指します。右手には竹林の小径、左手には大河内山荘があります。トロッコ駅を過ぎると蓮の群生で有名な小倉池があり、ここから愛宕神社への鳥居前町、嵯峨鳥居本を抜け一之鳥居へ。六丁峠までは府道50号のアスファルトの登り坂が続きます。六丁峠は頭上に嵐山高雄パークウェイが走る高架下です。パークウェイ沿いを南西へ進む道が本コースで唯一の少し険しい登りです。木々の切れ間から望む保津峡に癒されつつ、「小倉山を経てハイキングコース」の看板を目印に、ブロック敷の舗装路へ。右手の小倉山のピークへ至る小径を進み登頂です。山頂には眺望はありませんが下りの途中に展望台があり、嵯峨野の風景が一望できます。登山道を下り、亀山公園の展望台から観る保津峡も絶景です。公園を後に嵐山駅まで戻ります。
  • るり渓温泉から深山へ

    るり渓温泉から深山へ

    るり渓の奥、山深く遠いことで深山と呼ばれます。奥るり渓バス停から園部能勢線を西へ、アスファルト道を登ります。登山口は、土ヶ畑交差点、るり渓山郷の駅の右手にあります。雑木林の森に癒されながら進みますが、粘度質の土道のため、ズルッと滑りやすい箇所もあるので注意が必要です。1kmほど進むと稜線に出ます。ススキ野原になっていて景色がよく、亀岡方面が見渡せます。緩やかな起伏を楽しみなら歩いていくと車道と合流、目の前にレーダー雨量観測所があります。通用口を過ぎ、その奥にある深山神社が深山山頂です。山頂は展望がよく、大阪方面、篠山方面、京都方面が見渡せます。 深山山頂からは来た道を奥るり渓バス停に戻り、京都るり渓温泉for REST RESORTの温泉に入りサッパリして家路につきましょう。
    るり渓の奥、山深く遠いことで深山と呼ばれます。奥るり渓バス停から園部能勢線を西へ、アスファルト道を登ります。登山口は、土ヶ畑交差点、るり渓山郷の駅の右手にあります。雑木林の森に癒されながら進みますが、粘度質の土道のため、ズルッと滑りやすい箇所もあるので注意が必要です。1kmほど進むと稜線に出ます。ススキ野原になっていて景色がよく、亀岡方面が見渡せます。緩やかな起伏を楽しみなら歩いていくと車道と合流、目の前にレーダー雨量観測所があります。通用口を過ぎ、その奥にある深山神社が深山山頂です。山頂は展望がよく、大阪方面、篠山方面、京都方面が見渡せます。 深山山頂からは来た道を奥るり渓バス停に戻り、京都るり渓温泉for REST RESORTの温泉に入りサッパリして家路につきましょう。
  • 赤熊バス停から半国山へ

    赤熊バス停から半国山へ

    亀岡市の西部に位置する標高774mの山です。 赤熊バス停をスタートすると三叉路に。真ん中の砂利道を歩きます。獣害のゲートを越え林道を進むと、終点にお地蔵さんがあるので、安全祈願をして登山道に入ります。しばらくはせせらぎ沿い。降雨で道がえぐられた箇所を迂回しながら音羽の滝へ。歩きやすい山道となり、途中「烏帽子山」の分岐がありますが左の道を進み、うしつなぎ広場に到着。ここが半国山と烏帽子山の鞍部です。左折して南の方角へひと登りで半国山山頂です。亀岡盆地や愛宕山が見渡せます。下山は少し下って東へ進み金輪寺へ。山頂からすぐの斜面は滑りやすいので注意。大岩を過ぎ、Y字の分岐を右手へ。1kmほどで近畿自然歩道と城跡の分岐点です。近畿自然歩道はあまり整備されていないため、少し登り返す城跡方面へ進みます。金輪寺を5分ほど下ると妙見の展望台があり園部方面が望めます。獣よけのゲートを出ると宮川神社です。集落を道なりに進むとバス道に出て、宮前バス停からバスで亀岡駅へと戻ります。
    亀岡市の西部に位置する標高774mの山です。 赤熊バス停をスタートすると三叉路に。真ん中の砂利道を歩きます。獣害のゲートを越え林道を進むと、終点にお地蔵さんがあるので、安全祈願をして登山道に入ります。しばらくはせせらぎ沿い。降雨で道がえぐられた箇所を迂回しながら音羽の滝へ。歩きやすい山道となり、途中「烏帽子山」の分岐がありますが左の道を進み、うしつなぎ広場に到着。ここが半国山と烏帽子山の鞍部です。左折して南の方角へひと登りで半国山山頂です。亀岡盆地や愛宕山が見渡せます。下山は少し下って東へ進み金輪寺へ。山頂からすぐの斜面は滑りやすいので注意。大岩を過ぎ、Y字の分岐を右手へ。1kmほどで近畿自然歩道と城跡の分岐点です。近畿自然歩道はあまり整備されていないため、少し登り返す城跡方面へ進みます。金輪寺を5分ほど下ると妙見の展望台があり園部方面が望めます。獣よけのゲートを出ると宮川神社です。集落を道なりに進むとバス道に出て、宮前バス停からバスで亀岡駅へと戻ります。
  • JR亀岡駅から牛松山へ

    JR亀岡駅から牛松山へ

    JR亀岡駅の北側ロータリーが起点です。サンガスタジアムの北側をまわり、クライミングウォールを横目に坂を上がります。保津橋を渡り、保津町へ。保津交差点を越え、一つ目の信号を右へ、二股の道の石柱を左へ進み、北保津バス停を東に入ります。集落の突き当たりにあるゲートを開ければ、すぐ登山口です。 低山でありながらもなかなかの登りがあり、少々くたびれますが、ご褒美の平らな道では、ぜひ森を味わってください。丁石を頼りに十八丁まで進むと金刀比羅神社に到着、隣にある東屋の屋根下には保津川下りの模型が祀られています。牛松山の三角点は少し先のアンテナ塔の近くです。電車の場合は同じ道を戻ります。マイカーの場合は和らぎの道の駐車場に置き、亀岡駅方面に戻り、山頂から西へ下ると周遊もできます。
    JR亀岡駅の北側ロータリーが起点です。サンガスタジアムの北側をまわり、クライミングウォールを横目に坂を上がります。保津橋を渡り、保津町へ。保津交差点を越え、一つ目の信号を右へ、二股の道の石柱を左へ進み、北保津バス停を東に入ります。集落の突き当たりにあるゲートを開ければ、すぐ登山口です。 低山でありながらもなかなかの登りがあり、少々くたびれますが、ご褒美の平らな道では、ぜひ森を味わってください。丁石を頼りに十八丁まで進むと金刀比羅神社に到着、隣にある東屋の屋根下には保津川下りの模型が祀られています。牛松山の三角点は少し先のアンテナ塔の近くです。電車の場合は同じ道を戻ります。マイカーの場合は和らぎの道の駐車場に置き、亀岡駅方面に戻り、山頂から西へ下ると周遊もできます。
  • 唐櫃越(JR馬堀駅から阪急上桂駅へ)

    唐櫃越(JR馬堀駅から阪急上桂駅へ)

    明智光秀が京へ向かったとされる道「唐櫃越」。JR馬堀駅の改札を出て南へ進み、ローソンの角を東へ、その突き当たりを左折します。トロッコ亀岡駅手前の三本木橋を渡り右折し、砂利道を川上に進み2つ目の橋を左折、如意寺の前を過ぎると山道になります。住宅地からわずかな距離で標高が約300m上がるので、なかなかの急登です。稜線に出て右、みすぎ山からは牛松山や愛宕山が望めます。山頂からすぐに砂利道はアスファルトに変わり、しばらくは舗装路です。ところどころに小道があるので間違えて入らぬように注意。沓掛山標識を確認し、左に入る山道を進みます。2018年の大雨による倒木で迂回する場所が多いので、沓掛山の山頂までは必ず方角と道の確認をおこたらないこと。山頂すぐ手前に分岐があり、左へ進むと沓掛山山頂です。 先ほどの分岐まで戻り、桂方面を目指します。長岡京方面の眺望を楽しんでから下山します。桂坂野鳥遊園への分岐を過ぎると下りが続きます。終盤は竹林となります。苔寺へ進む標識が見えると里まではすぐ。直進して東海自然歩道と交差、さらに直進して阪急上桂駅に到着です。
    明智光秀が京へ向かったとされる道「唐櫃越」。JR馬堀駅の改札を出て南へ進み、ローソンの角を東へ、その突き当たりを左折します。トロッコ亀岡駅手前の三本木橋を渡り右折し、砂利道を川上に進み2つ目の橋を左折、如意寺の前を過ぎると山道になります。住宅地からわずかな距離で標高が約300m上がるので、なかなかの急登です。稜線に出て右、みすぎ山からは牛松山や愛宕山が望めます。山頂からすぐに砂利道はアスファルトに変わり、しばらくは舗装路です。ところどころに小道があるので間違えて入らぬように注意。沓掛山標識を確認し、左に入る山道を進みます。2018年の大雨による倒木で迂回する場所が多いので、沓掛山の山頂までは必ず方角と道の確認をおこたらないこと。山頂すぐ手前に分岐があり、左へ進むと沓掛山山頂です。 先ほどの分岐まで戻り、桂方面を目指します。長岡京方面の眺望を楽しんでから下山します。桂坂野鳥遊園への分岐を過ぎると下りが続きます。終盤は竹林となります。苔寺へ進む標識が見えると里まではすぐ。直進して東海自然歩道と交差、さらに直進して阪急上桂駅に到着です。
  • 忍頂寺~大原野(南春日町バス停)

    忍頂寺~大原野(南春日町バス停)

    忍頂寺バス停より忍頂寺交差点を東に向かい、竜王山を目指します。宝池寺に着くと山頂まではあと少し。竜王山山頂にある木造の大きな展望台からは大阪平野が一望できます。 下山は南へ下り、車作の集落の中は、道標に注意しながら車作大橋を目指します。ここから東海自然歩道が2手に分かれます。北側は竜仙の滝を経て萩谷に至る道(武士自然歩道で紹介)。ここは一般コースと呼ばれる南側の道を進みます。萩谷総合公園まで舗装路を1時間ほど進み、白滝、摂津峡とアスファルトの道を歩き、原立石バス停から右手の道を進んで神峯山寺を目指します。ここから本山寺まではアスファルトの長い登りです。ポンポン山を経て、釈迦岳への分岐を左へ下り、車道に出て左折、突き当たりを右へ。間もなく左手に入る山道から、金蔵寺を経て集落を下り、南春日町を目指します。南春日町バス停からバスで阪急東向日駅へ向かうことができます(本数が少ないので、15分ほど北東に歩き、洛西ニュータウンからバスで阪急洛西口駅、JR桂川駅にも向かえます)。
    忍頂寺バス停より忍頂寺交差点を東に向かい、竜王山を目指します。宝池寺に着くと山頂まではあと少し。竜王山山頂にある木造の大きな展望台からは大阪平野が一望できます。 下山は南へ下り、車作の集落の中は、道標に注意しながら車作大橋を目指します。ここから東海自然歩道が2手に分かれます。北側は竜仙の滝を経て萩谷に至る道(武士自然歩道で紹介)。ここは一般コースと呼ばれる南側の道を進みます。萩谷総合公園まで舗装路を1時間ほど進み、白滝、摂津峡とアスファルトの道を歩き、原立石バス停から右手の道を進んで神峯山寺を目指します。ここから本山寺まではアスファルトの長い登りです。ポンポン山を経て、釈迦岳への分岐を左へ下り、車道に出て左折、突き当たりを右へ。間もなく左手に入る山道から、金蔵寺を経て集落を下り、南春日町を目指します。南春日町バス停からバスで阪急東向日駅へ向かうことができます(本数が少ないので、15分ほど北東に歩き、洛西ニュータウンからバスで阪急洛西口駅、JR桂川駅にも向かえます)。
  • 瓜生山から比叡山へ

    • 6時間25分

    瓜生山から比叡山へ

    • 6時間25分
    京都市内から望み、最も目立つ山が比叡山である。変化に富んだ比叡山のロングルートを紹介しよう。まず、比叡山南西支稜上の瓜生山から縦走し、音羽川源流を経て無動寺の寺院をお参りする。そして、大比叡山頂に立ち、平安時代からの参拝道、雲母坂を下るコースだ。 北白川仕伏町バス停より、京都一周トレイルの標識に導かれてバプテスト病院の横を抜ける。大山祇神社や清沢口石切り場跡を見て沢沿いの道を登ると、臨済禅の発展に尽くした白隠禅師の恩人である白幽子仙人が巌居した跡地だ。かつて北白川城本丸があったとされる瓜生山頂には、勝軍地蔵が安置された石室が残されている。 北白川城出丸(本丸の物見の砦)があった白鳥山山頂は、雑木林に囲まれてかつての面影はない。曼殊院の背後にあるてん子山へは、登山道から往復15分の寄り道になる。三角点はあるが、ここも林に囲まれて展望はない。 弁財天二ノ鳥居で京都一周トレイルと分かれ、花崗岩が明るい雰囲気をつくる音羽川沿いの林道を行く。稲荷神社を見て、比叡山ドライブウェイ下のトンネル歩道をくぐると東海自然歩道に合流する。鳥居がある桜茶屋跡を過ぎると、「七曲り」と呼ばれる水平な道が続く。いくつかの寺院がある無動寺に着いたら、明王堂境内を訪れてみよう。目の前に広がる琵琶湖の展望に驚くばかりだ。 坂本ケーブルの延暦寺駅から、「西尊院堂すぐこの上」の石標がある急な山道を登って、無動寺バス停へ。車道をそのまま登ると東塔へ行ってしまうので注意しよう。 無動寺バス停前の三叉路の信号を渡り、ガーデンミュージアム方面へ30m行くと古い墓地へ登る山道がある(道標はない)。墓地を突っ切ると、檜林の山道はやがて尾根に合流して西に向かう。「智證大師御」を過ぎると、無線中継所やテレビアンテナ、給水プールなどの施設がある山頂台地に着く。檜に囲まれた小さな丘の上に三角点のある最高地点、大比叡山頂がある。残念ながら、ここからの展望はまったくない。 山頂から西に下るとすぐに車道に合流し、ガーデンミュージアムの前にある、広い比叡山頂駐車場に出る。比叡山のもうひとつの山頂である四明岳山頂は、ガーデンミュージアムの敷地内にある。ガーデンミュージアム北側の車道を南西へ進み、スキー場跡地から雲母坂への登山道に入る。このあたりも登山者向けの道標が少なく、道がいくつかあるのでわかりにくい。 平安時代から比叡山と都を結ぶ主要路である雲母坂は、ここで見られる花崗岩に含まれる雲母がきらきらと光るので、その名がつけられた。後醍醐天皇に仕えた武将、千種忠顕の碑からどんどん下っていくと浄刹結界址の石碑を見て、水飲対陣跡碑に着く。この石碑は、1336(延元元)年に足利尊氏の攻撃から比叡山へ逃れた後醍醐天皇を擁護するための戦いがここであったことを示すものだ。修学院離宮の敷地の柵が出てくるあたりから、登山道は雨の侵食で深くえぐられて歩きにくくなる。雲母坂登山口から修学院駅まで、音羽川沿いに住宅街を下ろう。
    京都市内から望み、最も目立つ山が比叡山である。変化に富んだ比叡山のロングルートを紹介しよう。まず、比叡山南西支稜上の瓜生山から縦走し、音羽川源流を経て無動寺の寺院をお参りする。そして、大比叡山頂に立ち、平安時代からの参拝道、雲母坂を下るコースだ。 北白川仕伏町バス停より、京都一周トレイルの標識に導かれてバプテスト病院の横を抜ける。大山祇神社や清沢口石切り場跡を見て沢沿いの道を登ると、臨済禅の発展に尽くした白隠禅師の恩人である白幽子仙人が巌居した跡地だ。かつて北白川城本丸があったとされる瓜生山頂には、勝軍地蔵が安置された石室が残されている。 北白川城出丸(本丸の物見の砦)があった白鳥山山頂は、雑木林に囲まれてかつての面影はない。曼殊院の背後にあるてん子山へは、登山道から往復15分の寄り道になる。三角点はあるが、ここも林に囲まれて展望はない。 弁財天二ノ鳥居で京都一周トレイルと分かれ、花崗岩が明るい雰囲気をつくる音羽川沿いの林道を行く。稲荷神社を見て、比叡山ドライブウェイ下のトンネル歩道をくぐると東海自然歩道に合流する。鳥居がある桜茶屋跡を過ぎると、「七曲り」と呼ばれる水平な道が続く。いくつかの寺院がある無動寺に着いたら、明王堂境内を訪れてみよう。目の前に広がる琵琶湖の展望に驚くばかりだ。 坂本ケーブルの延暦寺駅から、「西尊院堂すぐこの上」の石標がある急な山道を登って、無動寺バス停へ。車道をそのまま登ると東塔へ行ってしまうので注意しよう。 無動寺バス停前の三叉路の信号を渡り、ガーデンミュージアム方面へ30m行くと古い墓地へ登る山道がある(道標はない)。墓地を突っ切ると、檜林の山道はやがて尾根に合流して西に向かう。「智證大師御」を過ぎると、無線中継所やテレビアンテナ、給水プールなどの施設がある山頂台地に着く。檜に囲まれた小さな丘の上に三角点のある最高地点、大比叡山頂がある。残念ながら、ここからの展望はまったくない。 山頂から西に下るとすぐに車道に合流し、ガーデンミュージアムの前にある、広い比叡山頂駐車場に出る。比叡山のもうひとつの山頂である四明岳山頂は、ガーデンミュージアムの敷地内にある。ガーデンミュージアム北側の車道を南西へ進み、スキー場跡地から雲母坂への登山道に入る。このあたりも登山者向けの道標が少なく、道がいくつかあるのでわかりにくい。 平安時代から比叡山と都を結ぶ主要路である雲母坂は、ここで見られる花崗岩に含まれる雲母がきらきらと光るので、その名がつけられた。後醍醐天皇に仕えた武将、千種忠顕の碑からどんどん下っていくと浄刹結界址の石碑を見て、水飲対陣跡碑に着く。この石碑は、1336(延元元)年に足利尊氏の攻撃から比叡山へ逃れた後醍醐天皇を擁護するための戦いがここであったことを示すものだ。修学院離宮の敷地の柵が出てくるあたりから、登山道は雨の侵食で深くえぐられて歩きにくくなる。雲母坂登山口から修学院駅まで、音羽川沿いに住宅街を下ろう。
  • 愛宕山

    • 4時間50分

    愛宕山

    • 4時間50分
    愛宕山北面の首無地蔵のあるサカサマ峠より裏参道を登り、表参道を下るコースを紹介する。清滝バス停から出発し、清滝川に沿って車道を北へ向かう。自家用車の人は有料駐車場がある。清滝川沿いの東海自然歩道と別れ堂承川沿いの林道を行く。月輪寺への分岐を過ぎ、梨ノ木谷を登って行くとだんだん傾斜が増して、林道から登山道へと変わる。尾根まで登ると首無地蔵があるサカサマ峠だ。京都市街地の展望が開けている。 峠から愛宕山頂がある愛宕神社まで、昔から北山に住む人々が参拝に使った裏参道を登る。ゆるやかで自然林がきれいな、気持ちの良い道が続く。889.8mの三角点に立ちたい人は、途中で寄り道をすることになる。愛宕山頂近くの林道に合流し、竜ヶ岳方面へ向かうと10分ほどで鉄塔が立つ展望の開けた三角点へ行くことができる。 境内に着いたら長い石段を登って火伏せの神様が祀られる愛宕神社をお参りしよう。下山は歩きやすい表参道を行く。境内から総門をくぐり、大きな杉並木の道を下ると水尾分かれだ。このT字路を左に曲がり、大杉神社を過ぎると五合目の東屋がある。「あたごしんこ」の茶屋跡、急な石段の壺割坂、火燧権現跡、お助け水などを見ながら下るうちに登山口の鳥居に着く。最後は清滝バス停まで10分ほど車道を登ろう。
    愛宕山北面の首無地蔵のあるサカサマ峠より裏参道を登り、表参道を下るコースを紹介する。清滝バス停から出発し、清滝川に沿って車道を北へ向かう。自家用車の人は有料駐車場がある。清滝川沿いの東海自然歩道と別れ堂承川沿いの林道を行く。月輪寺への分岐を過ぎ、梨ノ木谷を登って行くとだんだん傾斜が増して、林道から登山道へと変わる。尾根まで登ると首無地蔵があるサカサマ峠だ。京都市街地の展望が開けている。 峠から愛宕山頂がある愛宕神社まで、昔から北山に住む人々が参拝に使った裏参道を登る。ゆるやかで自然林がきれいな、気持ちの良い道が続く。889.8mの三角点に立ちたい人は、途中で寄り道をすることになる。愛宕山頂近くの林道に合流し、竜ヶ岳方面へ向かうと10分ほどで鉄塔が立つ展望の開けた三角点へ行くことができる。 境内に着いたら長い石段を登って火伏せの神様が祀られる愛宕神社をお参りしよう。下山は歩きやすい表参道を行く。境内から総門をくぐり、大きな杉並木の道を下ると水尾分かれだ。このT字路を左に曲がり、大杉神社を過ぎると五合目の東屋がある。「あたごしんこ」の茶屋跡、急な石段の壺割坂、火燧権現跡、お助け水などを見ながら下るうちに登山口の鳥居に着く。最後は清滝バス停まで10分ほど車道を登ろう。
  • 峰山・朝日峯

    • 5時間20分

    峰山・朝日峯

    • 5時間20分
    栂ノ尾より峰山と朝日峯を縦走するコースを紹介する。栂ノ尾バス停より出発する。マイカーの人は、バス停横に駐車場がある。登山口は高山寺境内の中だ。まず高山寺拝観料を払い、境内中央の石段を登り詰めたところにある明恵上人御廟をめざす。御廟背後の山側に向かって右手に上がる登山道から入山する。杉林に覆われた沢沿いの道は、やがて右手の尾根を越える。時計を逆回りするように、峰山の頂上に近い北斜面を巻くように登る。樹木に覆われた山頂からの展望はない。 ここから朝日峯まで、なだらかな縦走路が続く。杉や桧の植林地の中にある高さ4mほどの大岩を見て、602mピークを過ぎると道は林道に変わる。愛宕山、竜ヶ岳、朝日峯などを見渡せるビューポイントがある。朝日峯への分岐から山頂までは、15分ぐらいだ。山頂からは、比良山地南部から比叡山や大文字山、京都市街方面まで、北東から南への大展望が開けている。 分岐に戻り林道を行くと松尾峠はすぐだ。峠にある東屋の中には、花崗岩の大きな地蔵様が祀られている。峠から尾根に沿って南に林道は延びているが、登山道は尾根の左斜面をへつるように行く。急な尾根を下りきると谷山6号橋の前に出る。谷山川沿いの林道を下って清滝川に架かる橋を渡り、槙ノ尾バス停をめざそう。
    栂ノ尾より峰山と朝日峯を縦走するコースを紹介する。栂ノ尾バス停より出発する。マイカーの人は、バス停横に駐車場がある。登山口は高山寺境内の中だ。まず高山寺拝観料を払い、境内中央の石段を登り詰めたところにある明恵上人御廟をめざす。御廟背後の山側に向かって右手に上がる登山道から入山する。杉林に覆われた沢沿いの道は、やがて右手の尾根を越える。時計を逆回りするように、峰山の頂上に近い北斜面を巻くように登る。樹木に覆われた山頂からの展望はない。 ここから朝日峯まで、なだらかな縦走路が続く。杉や桧の植林地の中にある高さ4mほどの大岩を見て、602mピークを過ぎると道は林道に変わる。愛宕山、竜ヶ岳、朝日峯などを見渡せるビューポイントがある。朝日峯への分岐から山頂までは、15分ぐらいだ。山頂からは、比良山地南部から比叡山や大文字山、京都市街方面まで、北東から南への大展望が開けている。 分岐に戻り林道を行くと松尾峠はすぐだ。峠にある東屋の中には、花崗岩の大きな地蔵様が祀られている。峠から尾根に沿って南に林道は延びているが、登山道は尾根の左斜面をへつるように行く。急な尾根を下りきると谷山6号橋の前に出る。谷山川沿いの林道を下って清滝川に架かる橋を渡り、槙ノ尾バス停をめざそう。
  • 大文字山

    • 2時間30分

    大文字山

    • 2時間30分
    五山の送り火で有名な大文字山は、東山三六峰のひとつ。京都市民に最も親しまれている山である。地下鉄東西線蹴上駅から三条通を山科方面に歩き疎水のトンネルをくぐる。疎水沿いに右へ行くとインクライン(疎水を結ぶ船が蹴上付近の高差を往来できなかったため、船を陸送した鉄道)が今も保存されている。左手の鳥居をくぐって少し進むと橋のたもとに京都一周トレイルの標識がある。ここの標識番号は32番、大文字山山頂手前にある45番まで標識に従えばよい。日向大神宮の駐車場の奥から登山道が始まる。神社の境内を通って登山道に合流することもできるが、枝道がたくさんあるのでわかりにくい。38番の標識がある峠は七福思案処と呼ばれ、道が5つに分岐し進む道を考えてしまう。45番標識で京都一周トレイルから離れ、正面の急坂を登り稜線に出たら北西に進む。すぐに大文字山山頂の広場に出る。山頂から将軍塚や清水山が見える。山頂から20分ほど下ると突然視界が開けて大文字の火床に出る。京都市内の展望が素晴らしい。下山路は火床の「大」の字の中心へ。階段を下りよく踏まれた雑木林の道を行くと千人塚、川を渡って下ったところに湧き水「中尾の水」がある。住宅地に入ると、そこは銀閣寺参道、多くの観光客で賑わっている。
    五山の送り火で有名な大文字山は、東山三六峰のひとつ。京都市民に最も親しまれている山である。地下鉄東西線蹴上駅から三条通を山科方面に歩き疎水のトンネルをくぐる。疎水沿いに右へ行くとインクライン(疎水を結ぶ船が蹴上付近の高差を往来できなかったため、船を陸送した鉄道)が今も保存されている。左手の鳥居をくぐって少し進むと橋のたもとに京都一周トレイルの標識がある。ここの標識番号は32番、大文字山山頂手前にある45番まで標識に従えばよい。日向大神宮の駐車場の奥から登山道が始まる。神社の境内を通って登山道に合流することもできるが、枝道がたくさんあるのでわかりにくい。38番の標識がある峠は七福思案処と呼ばれ、道が5つに分岐し進む道を考えてしまう。45番標識で京都一周トレイルから離れ、正面の急坂を登り稜線に出たら北西に進む。すぐに大文字山山頂の広場に出る。山頂から将軍塚や清水山が見える。山頂から20分ほど下ると突然視界が開けて大文字の火床に出る。京都市内の展望が素晴らしい。下山路は火床の「大」の字の中心へ。階段を下りよく踏まれた雑木林の道を行くと千人塚、川を渡って下ったところに湧き水「中尾の水」がある。住宅地に入ると、そこは銀閣寺参道、多くの観光客で賑わっている。
  • 貴船山

    • 5時間10分

    貴船山

    • 5時間10分
    貴船山東斜面に付けられたユリ道(山腹を巻く道)、ニノ瀬ユリはかつてニノ瀬と芹生を繋ぐ峠道であった。貴船神社のある貴船川沿いを交易路として使うのは憚られるということで、平安の頃から盛んにニノ瀬ユリが使われるようになった。叡山電鉄ニノ瀬駅より貴船川沿いに登り、踏み切りを渡ると富士神社がある。ここから夜泣峠とニノ瀬ユリへ行くふたつの道が分かれる。ここでは夜泣峠がある東海自然歩道を行く。沢沿いの急な坂道を過ぎて、雑木林のジグザグ道を登り詰めると祠が祭られている峠に着く。幼少の惟喬親王がここで夜泣きしたという伝説が、峠の名の由来である。峠より稜線を北進する。明るく歩きやすい杉林がしばらく続き、ニノ瀬ユリの広い道と合流する。道が出合うあたりは、東側が開け比叡山や鞍馬の山々がよく見える。樋ノ水峠への分岐より峠を経て、貴船山を往復する。2等三角点の山頂から、展望は良くない。分岐に戻り、貴船山の東斜面に道は進む。地形が複雑、また、いくつかの作業道が枝分かれするので、目印を見失わないように。花背峠方面の展望が開けたところに来ると滝谷峠は近い。峠で右に曲がり、滝谷沿いに急な道を下る。途中小さな滝がいくつか見られる。やがて、林道に出た後、舗装道に合流する。貴船神社奥宮にお参りして貴船バス停に向かう。
    貴船山東斜面に付けられたユリ道(山腹を巻く道)、ニノ瀬ユリはかつてニノ瀬と芹生を繋ぐ峠道であった。貴船神社のある貴船川沿いを交易路として使うのは憚られるということで、平安の頃から盛んにニノ瀬ユリが使われるようになった。叡山電鉄ニノ瀬駅より貴船川沿いに登り、踏み切りを渡ると富士神社がある。ここから夜泣峠とニノ瀬ユリへ行くふたつの道が分かれる。ここでは夜泣峠がある東海自然歩道を行く。沢沿いの急な坂道を過ぎて、雑木林のジグザグ道を登り詰めると祠が祭られている峠に着く。幼少の惟喬親王がここで夜泣きしたという伝説が、峠の名の由来である。峠より稜線を北進する。明るく歩きやすい杉林がしばらく続き、ニノ瀬ユリの広い道と合流する。道が出合うあたりは、東側が開け比叡山や鞍馬の山々がよく見える。樋ノ水峠への分岐より峠を経て、貴船山を往復する。2等三角点の山頂から、展望は良くない。分岐に戻り、貴船山の東斜面に道は進む。地形が複雑、また、いくつかの作業道が枝分かれするので、目印を見失わないように。花背峠方面の展望が開けたところに来ると滝谷峠は近い。峠で右に曲がり、滝谷沿いに急な道を下る。途中小さな滝がいくつか見られる。やがて、林道に出た後、舗装道に合流する。貴船神社奥宮にお参りして貴船バス停に向かう。
  • 瓢箪崩山

    • 4時間10分

    瓢箪崩山

    • 4時間10分
    岩倉より瓢箪崩山、江文峠を経て大原に下るコースを紹介する。花園町バス停より北へ住宅街を抜け、林道を暫く行くと右手にトトギ池という貯水池がある。登山道は、そのはす向かいから始まる。ササの斜面をジグザグに登り尾根に出ると、道はゆるやかになる。植林地と雑木林が交互に現れる。登山道の東を流れる高野川との間に1本、平行して走る尾根があり、その尾根上にも踏み跡がある。その分岐点を過ぎると、すぐにお地蔵様が現れる。道はふたつに分かれ、上へ行くと瓢箪崩山山頂、左は山腹を巻いて寒谷峠へ直接抜ける道だ。山頂は樹木に囲まれ展望がきかない。山頂から寒谷峠に下る途中には、小さな岩場があり急なところがある。峠は明るく岩倉から大原井出町に抜ける道が交差している。尾根の右斜面に付けられた道を進むとやがて、井出町に下る枝道や岩倉長谷町に下る別の枝道が出てくる。2万5千分の1地形図の471m付近には大岩がふたつあり、岩の上から展望が良い。金毘羅山を木々の間から見ながら江文峠へ下る。峠は車道で寸断されて古道の面影は全くなくなってしまった。峠から東へ30mほど行くと旧道の入口がある。薄暗い杉林の中を下って行くと江文神社の下に出る。東海自然歩道の標識に従い、井出町を抜けて戸寺バス停を目指す。
    岩倉より瓢箪崩山、江文峠を経て大原に下るコースを紹介する。花園町バス停より北へ住宅街を抜け、林道を暫く行くと右手にトトギ池という貯水池がある。登山道は、そのはす向かいから始まる。ササの斜面をジグザグに登り尾根に出ると、道はゆるやかになる。植林地と雑木林が交互に現れる。登山道の東を流れる高野川との間に1本、平行して走る尾根があり、その尾根上にも踏み跡がある。その分岐点を過ぎると、すぐにお地蔵様が現れる。道はふたつに分かれ、上へ行くと瓢箪崩山山頂、左は山腹を巻いて寒谷峠へ直接抜ける道だ。山頂は樹木に囲まれ展望がきかない。山頂から寒谷峠に下る途中には、小さな岩場があり急なところがある。峠は明るく岩倉から大原井出町に抜ける道が交差している。尾根の右斜面に付けられた道を進むとやがて、井出町に下る枝道や岩倉長谷町に下る別の枝道が出てくる。2万5千分の1地形図の471m付近には大岩がふたつあり、岩の上から展望が良い。金毘羅山を木々の間から見ながら江文峠へ下る。峠は車道で寸断されて古道の面影は全くなくなってしまった。峠から東へ30mほど行くと旧道の入口がある。薄暗い杉林の中を下って行くと江文神社の下に出る。東海自然歩道の標識に従い、井出町を抜けて戸寺バス停を目指す。
  • 金毘羅山

    • 5時間10分

    金毘羅山

    • 5時間10分
    大原盆地の西を囲む金毘羅山、翠黛山、焼杉山の大原三山を縦走するコースを紹介する。戸寺バス停より東海自然歩道の標識に従い、高野川に架る橋を渡って江文神社を目指す。大きな杉のある参道を登り、神社境内の左横から登山道に入る。右側の林道はロックゲレンデに通じる道だ。暗い杉林をジグザグに登り尾根に出たら北進する。しばらくすると琴平新宮社が現れる。神社右横から石段を登って稜線に出、左へ行く。山頂には金毘羅権現社、その手前には琴平神社奥宮、そして縦走路から外れるが南西の尾根を10分ほど行ったところに三角点があり、ここにも祠がある。琴平神社奥宮からは比叡山や京都方面の展望が良い。縦走路分岐まで戻り、雑木林の急斜面を下る。コブをひとつ越すと、樹木に被われた静かな翠黛山だ。寂光院へ直接下る道へは行かず、寂光院と天ヶ岳を繋ぐ寂光院道の峠へ下る。峠より杉林の尾根をそのまま北進して焼杉山を目指す。山頂からは北のナッチョや天ヶ岳方面の展望が開けている。岩が出ている急斜面を下ると、古知谷方面へ縦走する道と草生町へ延びる南尾根の道の分岐がある。右の草生町への道を下る。尾根は東から南にカーブし、大原中学校西側の車道に出る。ここから大原バス停までは5分、歩道を東へ行く。
    大原盆地の西を囲む金毘羅山、翠黛山、焼杉山の大原三山を縦走するコースを紹介する。戸寺バス停より東海自然歩道の標識に従い、高野川に架る橋を渡って江文神社を目指す。大きな杉のある参道を登り、神社境内の左横から登山道に入る。右側の林道はロックゲレンデに通じる道だ。暗い杉林をジグザグに登り尾根に出たら北進する。しばらくすると琴平新宮社が現れる。神社右横から石段を登って稜線に出、左へ行く。山頂には金毘羅権現社、その手前には琴平神社奥宮、そして縦走路から外れるが南西の尾根を10分ほど行ったところに三角点があり、ここにも祠がある。琴平神社奥宮からは比叡山や京都方面の展望が良い。縦走路分岐まで戻り、雑木林の急斜面を下る。コブをひとつ越すと、樹木に被われた静かな翠黛山だ。寂光院へ直接下る道へは行かず、寂光院と天ヶ岳を繋ぐ寂光院道の峠へ下る。峠より杉林の尾根をそのまま北進して焼杉山を目指す。山頂からは北のナッチョや天ヶ岳方面の展望が開けている。岩が出ている急斜面を下ると、古知谷方面へ縦走する道と草生町へ延びる南尾根の道の分岐がある。右の草生町への道を下る。尾根は東から南にカーブし、大原中学校西側の車道に出る。ここから大原バス停までは5分、歩道を東へ行く。
  • 品谷山

    • 2時間30分

    品谷山

    • 2時間30分
    ダンノ峠から北に杉林の尾根を上る。すぐに自然林となり尾根が西に向きを変えると、北斜面から佐々里峠方面が展望できる。アップダウンを過ぎた佐々里峠分岐では、前方の樹間に品谷山が顔を出す。分岐を過ぎ866mのピークへ至る。 品谷山へは、さらにブナをはじめとしたなだらかな自然林の尾根道を行く。品谷山山頂は北から西方面に樹間の展望が開ける。 山頂から南西に下り鞍部を過ぎ、ひとつピークを越えると自然林の明るい品谷峠である。南に下りるスモモ谷をいくつかの炭焼窯跡を見ながら廃村八丁に至る。
    ダンノ峠から北に杉林の尾根を上る。すぐに自然林となり尾根が西に向きを変えると、北斜面から佐々里峠方面が展望できる。アップダウンを過ぎた佐々里峠分岐では、前方の樹間に品谷山が顔を出す。分岐を過ぎ866mのピークへ至る。 品谷山へは、さらにブナをはじめとしたなだらかな自然林の尾根道を行く。品谷山山頂は北から西方面に樹間の展望が開ける。 山頂から南西に下り鞍部を過ぎ、ひとつピークを越えると自然林の明るい品谷峠である。南に下りるスモモ谷をいくつかの炭焼窯跡を見ながら廃村八丁に至る。
  • 天童山から桟敷ヶ岳へ

    • 8時間30分

    天童山から桟敷ヶ岳へ

    • 8時間30分
    天童山は、城丹国境尾根の西に位置し、台形状の頂をもつどっしりとした山容の山である。 京北ふるさとバス山国バス停で下車し、大堰川に架かる中江橋を渡り中江集落に着く。寺の横からが登山道。竹林の先の六地蔵を左に折れ、墓地を過ぎると京都一周トレイルの道標が立つ林道に出る。ここから竜ヶ坂までは、かつての小浜街道を歩く。ところどころ残る石垣や峠の石窟に祀られた石仏がその名残だ。竜ヶ坂の峠からは、天童山方面に延びるすぐそばの林道を行く。林道終点の基地からは北方の展望が開ける。尾根道をたどると、標識No.D3のある城丹国境尾根に出合う。 左に歩き杉林の急登を過ぎ天童山頂に着く。山頂は木々に囲まれ展望はない。飯森山へはいったん下った後登り返し、南方の展望が開ける消防局の反射板に出る。さらに関電の反射板を過ぎ、飯森山の急登にかかる。山頂は展望はないが雑木の明るい広場だ。山頂を越した鞍部が大谷峠。登り返してしばらく歩くと、左斜面が伐採され展望が開ける。左前方には遠く比良山系が望める。自然林の尾根歩きが続き、2本目の送電鉄塔をくぐると、右への道に入り城丹国境尾根を離れる。わずかなアップダウンを繰り返し、桟敷ヶ岳山頂に至る。山頂より雲ヶ畑の雲ケ畑岩屋橋バス停へは桟敷ヶ岳(コースガイド)を参照。
    天童山は、城丹国境尾根の西に位置し、台形状の頂をもつどっしりとした山容の山である。 京北ふるさとバス山国バス停で下車し、大堰川に架かる中江橋を渡り中江集落に着く。寺の横からが登山道。竹林の先の六地蔵を左に折れ、墓地を過ぎると京都一周トレイルの道標が立つ林道に出る。ここから竜ヶ坂までは、かつての小浜街道を歩く。ところどころ残る石垣や峠の石窟に祀られた石仏がその名残だ。竜ヶ坂の峠からは、天童山方面に延びるすぐそばの林道を行く。林道終点の基地からは北方の展望が開ける。尾根道をたどると、標識No.D3のある城丹国境尾根に出合う。 左に歩き杉林の急登を過ぎ天童山頂に着く。山頂は木々に囲まれ展望はない。飯森山へはいったん下った後登り返し、南方の展望が開ける消防局の反射板に出る。さらに関電の反射板を過ぎ、飯森山の急登にかかる。山頂は展望はないが雑木の明るい広場だ。山頂を越した鞍部が大谷峠。登り返してしばらく歩くと、左斜面が伐採され展望が開ける。左前方には遠く比良山系が望める。自然林の尾根歩きが続き、2本目の送電鉄塔をくぐると、右への道に入り城丹国境尾根を離れる。わずかなアップダウンを繰り返し、桟敷ヶ岳山頂に至る。山頂より雲ヶ畑の雲ケ畑岩屋橋バス停へは桟敷ヶ岳(コースガイド)を参照。
  • 桟敷ヶ岳

    • 5時間10分

    桟敷ヶ岳

    • 5時間10分
    王位継承争いに敗れ北山に隠棲した惟喬親王(844〜897年)が山頂付近に桟敷を作り、都を眺めて懐かしんだという伝説から桟敷ヶ岳の名が付けられたといわれている。雲ケ畑岩屋橋バス停前の橋を渡り、林道を30分登ると岩屋不動の駐車場に着く。ゴールデンウィークの頃は、岩屋不動のシャクナゲが見事に咲き誇る。駐車場脇から登山道に入り、沢沿いに登って行くと六体地蔵のある薬師峠。ここは、かつて雲ヶ畑と大森を結ぶ生活道であった。ここで右に曲がり、稜線伝いに北上する。岩茸山付近から美しい自然林となり、尾根は広くゆるやかで気持ちいい道が続く。途中、登山道を少し離れたところに大きな石がたくさんあるガレ場のような場所がある。都ながめの岩と昔から呼ばれている岩の位置は不明だが、このガレ場がそうなのかもしれない。送電線鉄塔付近は樹木が伐採されササ原となっており、東の花背峠方面と西の周山方面の展望が開けている。ここから巡視路をたどって下る道もある。鞍部を超えて少し登れば桟敷ヶ岳山頂だ。北東に位置する石仏峠方面の展望が開けている。杉林の中の急な坂道を下ると45分で林道に着く。祖父谷川沿いの林道をどんどん下って行けば、雲ケ畑岩屋橋バス停に戻る。
    王位継承争いに敗れ北山に隠棲した惟喬親王(844〜897年)が山頂付近に桟敷を作り、都を眺めて懐かしんだという伝説から桟敷ヶ岳の名が付けられたといわれている。雲ケ畑岩屋橋バス停前の橋を渡り、林道を30分登ると岩屋不動の駐車場に着く。ゴールデンウィークの頃は、岩屋不動のシャクナゲが見事に咲き誇る。駐車場脇から登山道に入り、沢沿いに登って行くと六体地蔵のある薬師峠。ここは、かつて雲ヶ畑と大森を結ぶ生活道であった。ここで右に曲がり、稜線伝いに北上する。岩茸山付近から美しい自然林となり、尾根は広くゆるやかで気持ちいい道が続く。途中、登山道を少し離れたところに大きな石がたくさんあるガレ場のような場所がある。都ながめの岩と昔から呼ばれている岩の位置は不明だが、このガレ場がそうなのかもしれない。送電線鉄塔付近は樹木が伐採されササ原となっており、東の花背峠方面と西の周山方面の展望が開けている。ここから巡視路をたどって下る道もある。鞍部を超えて少し登れば桟敷ヶ岳山頂だ。北東に位置する石仏峠方面の展望が開けている。杉林の中の急な坂道を下ると45分で林道に着く。祖父谷川沿いの林道をどんどん下って行けば、雲ケ畑岩屋橋バス停に戻る。