十勝岳温泉から富良野岳、三峰山、上富良野岳

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 8時間30分
  • 11.2km

コースガイド

花の百名山・富良野岳から展望の稜線をたどり上富良野岳へ。標高差が少なく短時間で登れるため人気のコースです。
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
8時間30分
歩行距離
11.2km
最大高低差
642m
水場
なし
トイレ
十勝岳温泉駐車場
 十勝岳温泉からスタートします。登山道はヌッカクシ富良野川を右手に見下ろし安政火口に向かって始まります。川の水が涸れたあたりで対岸に渡り、化物岩の斜面に取りつき、ハイマツと岩のトラバースとなります。ここの岩場はナキウサギの声がよく聞こえてくるところです。尾根を乗越すと今まで隠れていた富良野岳が突然現れます。岩が積み重なる涸れ沢に上ホロ分岐があり、富良野岳と上富良野岳への道が分かれます。
 ぬかるみやすい緩やかな下りは三峰山沢に続き、沢を渡ると三峰山の山腹に出ます。ここには階段がつけられており、もう一つ小さな沢を越えると富良野岳に向けて長いトラバースとなります。ハイマツとナナカマドが目立ちますが、ところどころでウコンウツギが群落を作り7月初旬には斜面を黄色に染めます。トラバースを終えると主稜線へやや急な登りが待っています。ハイマツの斜面を登り終えると富良野岳分岐です。この分岐は平らで広く景色も良いので多くの登山者が休憩するところです。
 富良野岳へはここから往復します。ここまでもチングルマなどの高山植物が多く見られますが、本番はここから。土留め階段の斜面にはコマクサをはじめ多種の花が点在し、稜線に出ると斜面は一面のお花畑となります。チングルマ・エゾコザクラといったお馴染みの花から、大雪山系では珍しいコイワカガミも見られます。特にハクサンイチゲとチングルマは白い大群落を作り、その中に黄色いチシマキンバイソウが色を添えます。山頂直下にはこれも珍しいエゾルリソウがわずかに見られます。
 富良野岳山頂は一等三角点が置かれるだけあり、素晴らしい展望が広がります。芦別岳・夕張岳が間近に迫り、見下ろすと原始ヶ原の湿原、十勝連峰は主峰十勝岳を中心に美瑛富士まで見え、遠く旭岳やニペソツ山まで望めます。
 富良野岳分岐まで戻り三峰山に向かいます。名前通り3つの小ピークが連なり、小規模ではあるものの高山植物の群落が点在します。3つ目のピークを越え、緩い登りの先に上富良野岳があります。元は稜線上の名もない突端でしたが、上富良野町開基百年記念で命名され、地形図にもその名が記されるようになりました。地形図では漢字、山頂標識はひらがなでの表記となっています。
 安政火口を右手に見ながら化物岩に向けて下っていきます。左手には富良野岳から三峰山が連なり、先ほど歩いた三峰山の3つの峰がはっきり見えます。尾根を外れると長い階段が始まり一気に100mほど標高を下げます。階段が終わり平坦になると徐々に岩が増え、登りに分かれた上ホロ分岐に出るので、十勝岳温泉へと下ります。
上富良野岳直下から望む富良野岳
エゾルリソウ
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