根本山から熊鷹山へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 4時間45分
  • 9.6km

コースガイド

江戸時代に宗教登山で人気があった根本山と展望のよい熊鷹山を、広く美しい尾根で結ぶ縦走周遊登山です。
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
4時間45分
歩行距離
9.6km
最大高低差
599m
水場
なし
トイレ
なし
 日帰り低山歩きでも登高差が大きく、稜線も長く、長時間の山歩きになります。ルートには最低限の道標はあるものの、細かい分岐が多く、登山道は分かりにくく、登山者は少なく、中級者以上の方におすすめのコースです。季節的には春のアカヤシオの咲く季節がおすすめですが、新緑の頃も美しく、紅葉もすばらしいです。
 桐生市街から車で石鴨林道の奥にある、不死熊橋の少し手前の三境林道入口にある駐車場へ。ここから少し林道を歩くと不死熊橋で、山を説明した看板などがあります。さらに林道を歩くと、左右に分かれる分岐があり、右は熊鷹山から下山する林道なので、分岐は左へ、しばらく行くと道標があり、ここから山道に入っていきます。
 広い尾根の暗いヒノキの樹林帯の中、ジグザグにつけられている登山道をたどります。標高を稼いていると、左が明るい落葉広葉樹林になります。尾根は細くなり、だんだん急坂になっていき、ところどころ岩場も出てきます。この付近から密度はそれほど濃くないものの、早春にはたくさんのアカヤシオの花が現れてきます。
 さらに尾根の登りが続きます。早春であればアカヤシオの花が咲きます。小さく下ったり、崖下を右へトラバースしたりする箇所がありますが、尾根を目標に登れば問題ありません。モミの巨木が出てくると、左側に三境山の尾根も見えてきます。再びヒノキの樹林帯に入ると、中尾十字路です。右は十二山への巻き道なので、ここから急勾配をまっすぐ登り、尾根を右に進むと小さな祠があって、その奥のピークが根本山です。地味な山頂で、木々に囲まれて展望はないものの、木々の間からちらりと山を見ることはできます。
 山頂から道標に従いかなり急な尾根を下ると、巻き道と合流します。すぐに大きなお社があった十二山根本山神社です。今は石祠があるだけの簡素なものですが、神聖な雰囲気はそのままです。
 神社からしばらくは林の中、尾根の南面を巻いていきます。明るい尾根の鞍部に出て、最後に少し登ると、小さな看板があるだけで木々に囲まれた十二山の山頂です。ここから熊鷹山まではのびやかで美しい尾根が続き、ミズナラやカラマツの明るい林が続き、低山とは思えない美しい稜線歩きが楽しめます。最後に少し登ると、小さな展望台がある熊鷹山の山頂です。展望台からの景色はすばらしく、日光など北関東の山々を見渡すことができます。山頂付近はシロヤシオやヤマツツジなどのツツジが生えています。
 熊鷹山から反対側の急坂をまっすぐ下ります。左に分岐が2回ありますが、尾根に忠実に下ります。突然一度右に巻き、また尾根を下り、最後に左に大きく巻くように下ると林道に出ます。あとは延々と続く長い林道歩きで、不死熊橋に到着し、さらにしばらく林道を歩くと三境林道入口に到着します。
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