【栃木県】の登山コースガイド
栃木県
検索結果42件中
1-20件
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茶臼岳から南月山、黒尾谷山へ
- 日帰り
- 4時間25分
- 8.3km
茶臼岳から南月山、黒尾谷山へ
- 日帰り
- 4時間25分
- 8.3km
ロープウェイの山麓駅から山頂駅へ登ると、アルペン的な山容の朝日岳、雄大な広がりをもつ那須高原を眺望できます。山頂の駅舎を出ると火山礫の広い斜面の道で、正面にめざす茶臼岳が仰がれ、少し登ると左へ牛ヶ首への道を分けます。柔らかな砂礫道を登ると、やがて八間石という巨岩帯で道は傾斜を増しますが、まもなく広い道となって頂上の一角に着きます。峰の茶屋跡からの道を合わせると、那須岳神社の社のある頂上が間近、茶臼岳山頂からは那須連山が一望できるほか、磐梯・吾妻連峰や日光連山、筑波山も遠望できます。 下山は峰の茶屋跡の道に進みます。先ほどの分岐まで戻り、標識に従って火山礫の道を下り、噴煙の音が聞こえてくると硫黄鉱山跡の標識が現れ、右に避難小屋が見えます。小屋を背にして南の牛ヶ首へ。この道は茶臼岳の西側を巻く火山礫のコースで見晴らしがよく、眼下に紅葉の名所の姥ヶ平が広がります。どんどん進むと茶臼岳で最も噴煙の大きい無間地獄前を通り、姥ヶ平の分岐を見送ったら牛ヶ首へひと登りです。 牛ヶ首は恰好の休憩場所。ひと休みしたら無間地獄を背にして日の出平へ向かいます。矮小木の多い急坂道を登ると、広い日の出平へ到着。一帯では初夏にミネザクラの花が咲きます。この先は南月山まで笹の中の道で、右手に沼原を見下ろし、火山礫とハイマツの尾根を進むと好望所の南月山です。噴煙立ち昇る茶臼岳を手にとるようにして、遠くには男鹿山塊や高原山、日光連山の峰々も連なります。 頂上で憩ったら黒尾谷岳へ。笹の多い急坂を下りますが、夏はドウダンツツジの花が多く、秋は紅葉の美しい樹林帯が広がります。鞍部から登り返すと黒尾谷岳。頂上は矮小木が茂っていますが、すぐ西側の岩に登ると、南月山や茶臼岳が望めます。下山はモミの木台までブナやミズナラ、モミなどの樹林帯を一気に下ります。下山口のモミの木台へ下ると、最寄りの一軒茶屋バス停まで6.7kmの車道歩きになるので、下山口に車を配車するとよいでしょう。ロープウェイの山麓駅から山頂駅へ登ると、アルペン的な山容の朝日岳、雄大な広がりをもつ那須高原を眺望できます。山頂の駅舎を出ると火山礫の広い斜面の道で、正面にめざす茶臼岳が仰がれ、少し登ると左へ牛ヶ首への道を分けます。柔らかな砂礫道を登ると、やがて八間石という巨岩帯で道は傾斜を増しますが、まもなく広い道となって頂上の一角に着きます。峰の茶屋跡からの道を合わせると、那須岳神社の社のある頂上が間近、茶臼岳山頂からは那須連山が一望できるほか、磐梯・吾妻連峰や日光連山、筑波山も遠望できます。 下山は峰の茶屋跡の道に進みます。先ほどの分岐まで戻り、標識に従って火山礫の道を下り、噴煙の音が聞こえてくると硫黄鉱山跡の標識が現れ、右に避難小屋が見えます。小屋を背にして南の牛ヶ首へ。この道は茶臼岳の西側を巻く火山礫のコースで見晴らしがよく、眼下に紅葉の名所の姥ヶ平が広がります。どんどん進むと茶臼岳で最も噴煙の大きい無間地獄前を通り、姥ヶ平の分岐を見送ったら牛ヶ首へひと登りです。 牛ヶ首は恰好の休憩場所。ひと休みしたら無間地獄を背にして日の出平へ向かいます。矮小木の多い急坂道を登ると、広い日の出平へ到着。一帯では初夏にミネザクラの花が咲きます。この先は南月山まで笹の中の道で、右手に沼原を見下ろし、火山礫とハイマツの尾根を進むと好望所の南月山です。噴煙立ち昇る茶臼岳を手にとるようにして、遠くには男鹿山塊や高原山、日光連山の峰々も連なります。 頂上で憩ったら黒尾谷岳へ。笹の多い急坂を下りますが、夏はドウダンツツジの花が多く、秋は紅葉の美しい樹林帯が広がります。鞍部から登り返すと黒尾谷岳。頂上は矮小木が茂っていますが、すぐ西側の岩に登ると、南月山や茶臼岳が望めます。下山はモミの木台までブナやミズナラ、モミなどの樹林帯を一気に下ります。下山口のモミの木台へ下ると、最寄りの一軒茶屋バス停まで6.7kmの車道歩きになるので、下山口に車を配車するとよいでしょう。 -
沼原から白笹山、南月山、日の出平周回
- 日帰り
- 5時間5分
- 9.4km
沼原から白笹山、南月山、日の出平周回
- 日帰り
- 5時間5分
- 9.4km
出発点となる沼原までは車利用で、タクシーの場合は東北本線の黒磯駅から利用できます。沼原湿原の入口となる沼原には大きな駐車場と、北隅にはトイレがあります。白笹山へはトイレの右側、道路の突き当たりが登山口です。石がゴロゴロする樹林帯の道の周辺では5月にシロヤシオの花が楽しめます。やがて涸れ沢を越えると傾斜を増して、白笹山への本格的な登りになります。南東へ向かう道をひとしきり登ると、道は左へカーブして、白笹山の西側から北側の道へ取り付きます。樹間から流石山や大倉山の稜線が遠望でき、沼原池も俯瞰できます。茶臼岳も望めるようになると白笹山の頂上に着きますが、展望はありません。 頂上で休憩した後は南月山へ。コメツガの古木やハイマツ混じりの急坂を下ると鞍部で、南月山へ緩やかな登り返しです。右手に黒尾谷岳を見下ろし、再度コメツガの古木が目立つようになり、やがて南月山の頂上に飛び出て、眼前へ茶臼岳が大きく望めます。振り返ると丸い山容の白笹山を眼下に、その後方に大佐飛山方面の山々が遠望できます。2等三角点の南月山には南月山神社が祀られています。その先は火山礫の道を日の出平へ向かって北上しますが、稜線の道は森林限界を超えた道。眼前に噴煙立ち昇る茶臼岳は実に豪快で、日の出平に近づくにつれ、圧巻な山容を展開してくれます。 日の出平は平らなところでベンチがあり、茶臼岳の火山監視施設が設置されています。また一帯は5月下旬から6月上旬にかけてミネザクラの花が咲き競い合います。日の出平からは稜線と分かれて左側の道へ入り、沼原へ下ります。しばらく平坦な道が続きますが、やがて地図の1775mの標高点の場所を過ぎると方角を北西へと変え、尾根をトラバースぎみに下ると小さな畏敬池を見ます。池畔でひと息入れたら、後は樹林帯の急坂道をひたすら下るのみ。辺りの林がダケカンバからブナ林へと変わると、沼原と姥ヶ平を結ぶ登山道、日の出平登山口です。分岐を左へとって10分ほど歩くと沼原駐車場と沼原湿原への分岐。ここは高山植物が楽しめる沼原湿原へ向かいます。分岐からさらに10分ほど歩くと沼原湿原の一角に着きます。湿原の中を遊歩道が巡るので、湿原植物の観察が楽しみです。湿原から駐車場までは少しの登り返しです。 帰路には乙女の滝を訪ねるとよいでしょう。出発点となる沼原までは車利用で、タクシーの場合は東北本線の黒磯駅から利用できます。沼原湿原の入口となる沼原には大きな駐車場と、北隅にはトイレがあります。白笹山へはトイレの右側、道路の突き当たりが登山口です。石がゴロゴロする樹林帯の道の周辺では5月にシロヤシオの花が楽しめます。やがて涸れ沢を越えると傾斜を増して、白笹山への本格的な登りになります。南東へ向かう道をひとしきり登ると、道は左へカーブして、白笹山の西側から北側の道へ取り付きます。樹間から流石山や大倉山の稜線が遠望でき、沼原池も俯瞰できます。茶臼岳も望めるようになると白笹山の頂上に着きますが、展望はありません。 頂上で休憩した後は南月山へ。コメツガの古木やハイマツ混じりの急坂を下ると鞍部で、南月山へ緩やかな登り返しです。右手に黒尾谷岳を見下ろし、再度コメツガの古木が目立つようになり、やがて南月山の頂上に飛び出て、眼前へ茶臼岳が大きく望めます。振り返ると丸い山容の白笹山を眼下に、その後方に大佐飛山方面の山々が遠望できます。2等三角点の南月山には南月山神社が祀られています。その先は火山礫の道を日の出平へ向かって北上しますが、稜線の道は森林限界を超えた道。眼前に噴煙立ち昇る茶臼岳は実に豪快で、日の出平に近づくにつれ、圧巻な山容を展開してくれます。 日の出平は平らなところでベンチがあり、茶臼岳の火山監視施設が設置されています。また一帯は5月下旬から6月上旬にかけてミネザクラの花が咲き競い合います。日の出平からは稜線と分かれて左側の道へ入り、沼原へ下ります。しばらく平坦な道が続きますが、やがて地図の1775mの標高点の場所を過ぎると方角を北西へと変え、尾根をトラバースぎみに下ると小さな畏敬池を見ます。池畔でひと息入れたら、後は樹林帯の急坂道をひたすら下るのみ。辺りの林がダケカンバからブナ林へと変わると、沼原と姥ヶ平を結ぶ登山道、日の出平登山口です。分岐を左へとって10分ほど歩くと沼原駐車場と沼原湿原への分岐。ここは高山植物が楽しめる沼原湿原へ向かいます。分岐からさらに10分ほど歩くと沼原湿原の一角に着きます。湿原の中を遊歩道が巡るので、湿原植物の観察が楽しみです。湿原から駐車場までは少しの登り返しです。 帰路には乙女の滝を訪ねるとよいでしょう。 -
ロープウェイ山麓駅から朝日岳、三本槍岳へ
- 日帰り
- 5時間30分
- 11km
ロープウェイ山麓駅から朝日岳、三本槍岳へ
- 日帰り
- 5時間30分
- 11km
ロープウェイ山麓駅から歩き始め、車道を少し登ると左手に現れる階段の登山道を登ります。クマザサや樹林の中の道を進むと、峠の茶屋の下の車道に出ます。峠の茶屋前を通り過ぎると那須岳登山指導所があり、山の神が祀られた鳥居をくぐると、その先は本格的な登山道になります。整備された道を登って行くと、やがて樹林帯を抜けて森林限界となります。左には茶臼岳の岩峰が、右手には朝日岳の荒々しい岩山がそびえて、高山の趣に満ちてきます。火山礫がゴロゴロする道をさらに登っていくと、初夏から初秋まではツツジ類やリンドウなどの花が楽しめます。やがてお椀型のたわんだ地形の上に、峰の茶屋跡避難小屋が見えてきて、ひと頑張りで峠に出ます。 峰の茶屋跡は那須岳縦走の十字路的存在。南は牛ヶ首・茶臼岳への道、西側は三斗小屋温泉への道、北側には目指す朝日岳~三本槍岳の道が分岐しています。展望もよく、隠居倉から熊見曽根への稜線、流石山から大倉山へ至る稜線が眺望でき、近くの朝日岳も鋭い岩峰を誇示しています。 峰の茶屋跡から剣が峰の東側を巻くようにして朝日岳へ向かうと、やがて手すり用の鎖が設置された岩稜を越えて、鎖の岩場をトラバースします。最後に急なザレ場を直登しますが、ここでは落石に注意が必要です。また一帯では、残雪期には滑落にも注意してください。まもなく朝日岳の分岐の平坦地。ここから朝日岳までは一投足です。 朝日岳で大展望を楽しんだら三本槍岳へ向かいます。小ピークを越えて登り返すと「熊見曽根」と表示された石の道標があります。隠居倉への道を分けて右手の緩やかな1900m峰を越え、ハイマツやクマザサの道を下ると、木道の敷かれた清水平に下ります。清水平で休憩した後は三本槍岳へ。矮小木とハイマツ混じりの平らな道を進むと、北温泉分岐。眼前の緩やかなピークを左に巻きながら下り、鞍部から低木の茂る最後の急坂を登れば、三本槍岳の頂上です。 1等三角点のある山頂は遮る木々はなく、那須連山が一望のもと。すっくとした山容の旭岳が目を捕らえ、大倉山から三倉山へ至る下野・会津の国境尾根が大きくうねる山並みの眺望は、飽きることがありません。天気に恵まれると会津磐梯山や吾妻連峰、飯豊連峰も望まれるでしょう。帰路は往路を戻ります。ロープウェイ山麓駅から歩き始め、車道を少し登ると左手に現れる階段の登山道を登ります。クマザサや樹林の中の道を進むと、峠の茶屋の下の車道に出ます。峠の茶屋前を通り過ぎると那須岳登山指導所があり、山の神が祀られた鳥居をくぐると、その先は本格的な登山道になります。整備された道を登って行くと、やがて樹林帯を抜けて森林限界となります。左には茶臼岳の岩峰が、右手には朝日岳の荒々しい岩山がそびえて、高山の趣に満ちてきます。火山礫がゴロゴロする道をさらに登っていくと、初夏から初秋まではツツジ類やリンドウなどの花が楽しめます。やがてお椀型のたわんだ地形の上に、峰の茶屋跡避難小屋が見えてきて、ひと頑張りで峠に出ます。 峰の茶屋跡は那須岳縦走の十字路的存在。南は牛ヶ首・茶臼岳への道、西側は三斗小屋温泉への道、北側には目指す朝日岳~三本槍岳の道が分岐しています。展望もよく、隠居倉から熊見曽根への稜線、流石山から大倉山へ至る稜線が眺望でき、近くの朝日岳も鋭い岩峰を誇示しています。 峰の茶屋跡から剣が峰の東側を巻くようにして朝日岳へ向かうと、やがて手すり用の鎖が設置された岩稜を越えて、鎖の岩場をトラバースします。最後に急なザレ場を直登しますが、ここでは落石に注意が必要です。また一帯では、残雪期には滑落にも注意してください。まもなく朝日岳の分岐の平坦地。ここから朝日岳までは一投足です。 朝日岳で大展望を楽しんだら三本槍岳へ向かいます。小ピークを越えて登り返すと「熊見曽根」と表示された石の道標があります。隠居倉への道を分けて右手の緩やかな1900m峰を越え、ハイマツやクマザサの道を下ると、木道の敷かれた清水平に下ります。清水平で休憩した後は三本槍岳へ。矮小木とハイマツ混じりの平らな道を進むと、北温泉分岐。眼前の緩やかなピークを左に巻きながら下り、鞍部から低木の茂る最後の急坂を登れば、三本槍岳の頂上です。 1等三角点のある山頂は遮る木々はなく、那須連山が一望のもと。すっくとした山容の旭岳が目を捕らえ、大倉山から三倉山へ至る下野・会津の国境尾根が大きくうねる山並みの眺望は、飽きることがありません。天気に恵まれると会津磐梯山や吾妻連峰、飯豊連峰も望まれるでしょう。帰路は往路を戻ります。 -
三斗小屋温泉から三本槍岳、大峠周回
- 1泊2日
- 9時間15分
- 17.8km
三斗小屋温泉から三本槍岳、大峠周回
- 1泊2日
- 9時間15分
- 17.8km
1日目は三斗小屋温泉まで入り、2日目に縦走路を周回するコース。 ロープウェイ山麓駅から峰の茶屋跡避難小屋まではロープウェイ山麓駅から朝日岳、三本槍岳へ(コースガイド)を参照。 峰の茶屋跡避難小屋の北側から標識を見て三斗小屋温泉へ向かいます。最初はガレ場の急坂道で、下り切ると那須岳避難小屋の前へ出て道なりに御沢の橋を渡り、延命水を過ぎると、三斗小屋温泉へ着きます。 三斗小屋温泉の煙草屋旅館の脇から隠居倉へ取り付きます。温泉神社を見て林の中を登ると明るく開けた平坦地で、白い噴煙が立ちのぼる源泉地から三斗小屋温泉へ湯が引かれています。さらに右側の急坂を登り切ると稜線へ飛び出て、茶臼岳がその山容を見せます。その先は隠居倉の山頂まできつい登り。さらに熊見曽根を進み、途中で足場の悪いザレ場を注意して渡り、岩の多い緩やかな稜線になって熊見曽根東端のピークに着きます。朝日岳の分岐を見送り、左手の緩やかな1900m峰を越えて清水平へ下ります。ここは湿原で木道歩きが続きます。さらに北温泉分岐を見送り、眼前のピークを左に巻いて、鞍部から最後の急坂を登り返すと三本槍岳の頂上。山頂からは360度のパノラマが楽しめます。 三本槍岳からは大峠へ。北面の旭岳方面への縦走路に入ると10分ほどで大峠への分岐があり、左へ折れます。地形図にある1826m峰からは鏡ヶ沼を俯瞰することができ、湖面の色合いの美しさが印象的です。ここは会津と下野とを分ける旧国境の稜線で、矮小木とハイマツやクマザサが茂っています。7~8月は随所で花畑が展開されて、あたかも天上の楽園の趣です。 大峠へ下ると石仏や地蔵が迎えてくれます。会津落合と流石山、三斗小屋温泉方面からの道の十字路で、三斗小屋温泉へは左のクマザサの中に入って行きます。歩きにくいジグザグの道を下り、平坦な道になると峠沢右岸に出ます。飛石伝いに渡り、ブナ林の中を進めば中ノ沢へ一気に下ります。さらに赤岩沢が続きますが、3つの沢には橋がないので、大雨後の増水時は要注意です。赤岩沢からはきつい登りとなって、やがて緩やかな登りになると三斗小屋温泉宿の分岐が現れ、左に折れると三斗小屋温泉です。1日目は三斗小屋温泉まで入り、2日目に縦走路を周回するコース。 ロープウェイ山麓駅から峰の茶屋跡避難小屋まではロープウェイ山麓駅から朝日岳、三本槍岳へ(コースガイド)を参照。 峰の茶屋跡避難小屋の北側から標識を見て三斗小屋温泉へ向かいます。最初はガレ場の急坂道で、下り切ると那須岳避難小屋の前へ出て道なりに御沢の橋を渡り、延命水を過ぎると、三斗小屋温泉へ着きます。 三斗小屋温泉の煙草屋旅館の脇から隠居倉へ取り付きます。温泉神社を見て林の中を登ると明るく開けた平坦地で、白い噴煙が立ちのぼる源泉地から三斗小屋温泉へ湯が引かれています。さらに右側の急坂を登り切ると稜線へ飛び出て、茶臼岳がその山容を見せます。その先は隠居倉の山頂まできつい登り。さらに熊見曽根を進み、途中で足場の悪いザレ場を注意して渡り、岩の多い緩やかな稜線になって熊見曽根東端のピークに着きます。朝日岳の分岐を見送り、左手の緩やかな1900m峰を越えて清水平へ下ります。ここは湿原で木道歩きが続きます。さらに北温泉分岐を見送り、眼前のピークを左に巻いて、鞍部から最後の急坂を登り返すと三本槍岳の頂上。山頂からは360度のパノラマが楽しめます。 三本槍岳からは大峠へ。北面の旭岳方面への縦走路に入ると10分ほどで大峠への分岐があり、左へ折れます。地形図にある1826m峰からは鏡ヶ沼を俯瞰することができ、湖面の色合いの美しさが印象的です。ここは会津と下野とを分ける旧国境の稜線で、矮小木とハイマツやクマザサが茂っています。7~8月は随所で花畑が展開されて、あたかも天上の楽園の趣です。 大峠へ下ると石仏や地蔵が迎えてくれます。会津落合と流石山、三斗小屋温泉方面からの道の十字路で、三斗小屋温泉へは左のクマザサの中に入って行きます。歩きにくいジグザグの道を下り、平坦な道になると峠沢右岸に出ます。飛石伝いに渡り、ブナ林の中を進めば中ノ沢へ一気に下ります。さらに赤岩沢が続きますが、3つの沢には橋がないので、大雨後の増水時は要注意です。赤岩沢からはきつい登りとなって、やがて緩やかな登りになると三斗小屋温泉宿の分岐が現れ、左に折れると三斗小屋温泉です。 -
北温泉から三本槍岳へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 12km
北温泉から三本槍岳へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 12km
かつてはマウントジーンズスキー場のゴンドラを利用して三本槍岳へ登れましたが、2023年にスキー場が閉鎖しました。そのため北温泉から登るコースを紹介します。 北温泉の手前の駐車場が出発。滝見台があり、優美な駒止の滝を眺めて、北温泉へ下っていきます。温泉の古風な建物や大露天風呂の手前に、「清水平4.5km・茶臼岳7.0km」の標識があり、そこを下って、余笹川に架かる橋を渡り、林間を登っていきます。急坂が続き、やがて緩やかな登りになると、林道が出合います。登山道をどんどん登るとブナ林となり、一帯は5月中旬から下旬にかけて、白い清楚なゴヨウツツジ(シロヤシオ)の花が楽しめます。さらに登っていくと、旧スキー場の分岐です。広くて、一息を入れるのによい所。 左へ折れて、清水平へ向かいます。ここからは中の大倉尾根になります。緩やかで歩きやすいブナの道が続き、背の高い笹道も少しあるが、やがて樹林が低くなって、左へ朝日岳の鋭鋒が現れます。整備された道をどんどん登っていきます。一帯の秋はナナカマドやサラサドウダンなどの紅葉がとても美しい所です。 右手へ赤面山も見えるようになり、ジグザグに登ると赤面山分岐に着きます。さらに登っていくと森林限界となり、ハイマツも現れるようになり、高山の雰囲気が漂います。やがて岩や石がゴロゴロする道となり、「スダレ山」という標識を見て、ひと登りするとハイマツ帯の平坦な道となって、三本槍岳と朝日岳の縦走路の分岐へ着きます。 そこを右折して、岩のゴロゴロする道を少し下っていくと、前方へ三本槍岳が姿を現します。やがて緩やかな鞍部の道となり、ここから標高差約80mの最後の登りを頑張ると、三本槍岳の頂上です。広い山頂に一等三角点があり、360度の大展望が楽しめます。 帰路は往路を戻ります。 なおバス利用の場合は、北湯入口バス停から北温泉へ向かって歩き始めます。帰路は北温泉の駐車場の手前に、白戸川バス停を示す標識があり、そこを下っていくとよいでしょう。かつてはマウントジーンズスキー場のゴンドラを利用して三本槍岳へ登れましたが、2023年にスキー場が閉鎖しました。そのため北温泉から登るコースを紹介します。 北温泉の手前の駐車場が出発。滝見台があり、優美な駒止の滝を眺めて、北温泉へ下っていきます。温泉の古風な建物や大露天風呂の手前に、「清水平4.5km・茶臼岳7.0km」の標識があり、そこを下って、余笹川に架かる橋を渡り、林間を登っていきます。急坂が続き、やがて緩やかな登りになると、林道が出合います。登山道をどんどん登るとブナ林となり、一帯は5月中旬から下旬にかけて、白い清楚なゴヨウツツジ(シロヤシオ)の花が楽しめます。さらに登っていくと、旧スキー場の分岐です。広くて、一息を入れるのによい所。 左へ折れて、清水平へ向かいます。ここからは中の大倉尾根になります。緩やかで歩きやすいブナの道が続き、背の高い笹道も少しあるが、やがて樹林が低くなって、左へ朝日岳の鋭鋒が現れます。整備された道をどんどん登っていきます。一帯の秋はナナカマドやサラサドウダンなどの紅葉がとても美しい所です。 右手へ赤面山も見えるようになり、ジグザグに登ると赤面山分岐に着きます。さらに登っていくと森林限界となり、ハイマツも現れるようになり、高山の雰囲気が漂います。やがて岩や石がゴロゴロする道となり、「スダレ山」という標識を見て、ひと登りするとハイマツ帯の平坦な道となって、三本槍岳と朝日岳の縦走路の分岐へ着きます。 そこを右折して、岩のゴロゴロする道を少し下っていくと、前方へ三本槍岳が姿を現します。やがて緩やかな鞍部の道となり、ここから標高差約80mの最後の登りを頑張ると、三本槍岳の頂上です。広い山頂に一等三角点があり、360度の大展望が楽しめます。 帰路は往路を戻ります。 なおバス利用の場合は、北湯入口バス停から北温泉へ向かって歩き始めます。帰路は北温泉の駐車場の手前に、白戸川バス停を示す標識があり、そこを下っていくとよいでしょう。 -
赤面山堀川登山口から赤面山へ
- 日帰り
- 4時間30分
- 8.5km
赤面山堀川登山口から赤面山へ
- 日帰り
- 4時間30分
- 8.5km
赤面山へ行くには、タクシーか車利用です。タクシーならば東北新幹線の新白河駅から利用できます。 旧白河高原スキー場の跡地から登るコースは、跡地が立入禁止となったため県道那須甲子線の堀川橋からの登山になります。 赤面山堀川登山口には登山標識はありませんが、堀川橋の南側に林道跡があり、ここが登山口です。駐車場はありませんが、路肩に3~4台の駐車可能です。 林道跡はすぐに小沢を渡り、しばらくは路面のえぐられた道を歩きますが、危険な道はありません。カラマツや自然林の道を緩やかに登っていくと、やがて左手に鉄梯子が現れます。ここに赤面山を示す標識があります。ここは「国立那須甲子青少年自然の家」の分岐にもなっています。 鉄梯子を登り、急な斜面をジグザグに登っていきます。樹木に囲まれて展望のよくない道だが、頑張って登りましょう。 やがて「中間点」を示す標識が現れ、ひと息を入れたら、さらに上を目指します。辺りはブナやミズナラの林で、4~6月は美しい新緑が楽しめます。 しばらくすると旧スキー場分岐で、左手は旧白河高原スキー場の跡地。分岐からは、さらにブナやシャクナゲの茂る道を登ると、サラサドウダンの道が続き、前方が開けてきて、茶臼岳に朝日岳が望めます。 さらに山頂が近くなると、大石が転がる道になりますが、どんどん登っていきます。夏にはイワカガミ、アキノキリンソウやオヤマリンドウ、シラネニンジンなどの花々が迎えてくれるでしょう。やがて点々とハイマツが現れ、頂上の一角の稜線へ着きます。 稜線を左へ折れると赤面山の頂上です。眺望が実に雄大。南西の方向には那須岳の核心部の茶臼岳や朝日岳が、北西には須立山から鋭峰の旭岳などが高々と偉容を誇っています。360度の展望にふさわしく、円い山岳展望盤があるので、山岳同定を楽しむとよいでしょう。下山は同じ道を戻ります。赤面山へ行くには、タクシーか車利用です。タクシーならば東北新幹線の新白河駅から利用できます。 旧白河高原スキー場の跡地から登るコースは、跡地が立入禁止となったため県道那須甲子線の堀川橋からの登山になります。 赤面山堀川登山口には登山標識はありませんが、堀川橋の南側に林道跡があり、ここが登山口です。駐車場はありませんが、路肩に3~4台の駐車可能です。 林道跡はすぐに小沢を渡り、しばらくは路面のえぐられた道を歩きますが、危険な道はありません。カラマツや自然林の道を緩やかに登っていくと、やがて左手に鉄梯子が現れます。ここに赤面山を示す標識があります。ここは「国立那須甲子青少年自然の家」の分岐にもなっています。 鉄梯子を登り、急な斜面をジグザグに登っていきます。樹木に囲まれて展望のよくない道だが、頑張って登りましょう。 やがて「中間点」を示す標識が現れ、ひと息を入れたら、さらに上を目指します。辺りはブナやミズナラの林で、4~6月は美しい新緑が楽しめます。 しばらくすると旧スキー場分岐で、左手は旧白河高原スキー場の跡地。分岐からは、さらにブナやシャクナゲの茂る道を登ると、サラサドウダンの道が続き、前方が開けてきて、茶臼岳に朝日岳が望めます。 さらに山頂が近くなると、大石が転がる道になりますが、どんどん登っていきます。夏にはイワカガミ、アキノキリンソウやオヤマリンドウ、シラネニンジンなどの花々が迎えてくれるでしょう。やがて点々とハイマツが現れ、頂上の一角の稜線へ着きます。 稜線を左へ折れると赤面山の頂上です。眺望が実に雄大。南西の方向には那須岳の核心部の茶臼岳や朝日岳が、北西には須立山から鋭峰の旭岳などが高々と偉容を誇っています。360度の展望にふさわしく、円い山岳展望盤があるので、山岳同定を楽しむとよいでしょう。下山は同じ道を戻ります。 -
大峠林道から大峠、大倉山、三倉山へ
- 日帰り
- 7時間35分
- 13.3km
大峠林道から大峠、大倉山、三倉山へ
- 日帰り
- 7時間35分
- 13.3km
公共交通の便が悪いコースで、マイカーでも周回は困難です。帰りをタクシー利用にするか、各登山口と下山口に配車するとよいでしょう。観音山雨量観測所から林道を歩き、林道終点から砂利や石畳道の広い道を進みます。やがて鏡ヶ沼西側分岐を見送り、ダケカンバやブナ林を歩き、急な坂道を詰めると会津と下野国境の大峠で、石仏群が迎えてくれます。大峠からは右手の流石山を目指します。低いササを分けて登る斜面は、7月になるとニッコウキウゲの花畑です(※近年シカの食害により数を減らしている)。登るにつれて眺望が広がり、後方に三本槍岳から茶臼岳へ至る峰々が横一列に並ぶ風景は実に豪快です。急坂道が緩くなると大峠山の一角。流石山の西の峰へかけて、標高差の少ない稜線漫歩が始まります。やがて三角点のある流石山に着き、前方には1800m級の峰々の稜線が大きくうねります。足元には下郷町の里の風景が点描され、会津磐梯山をはじめ、尾瀬の燧ヶ岳も遠望できます。 道はところどころササが深くなり、腰まで潜ることもありますが、道形は明瞭です。しばらくヤセ尾根が続くと南斜面を巻くようになり、地形図の1792m峰を経てさらに進むと池塘のキスゲ沼が現れ、さらに2~3分歩くと池塘の五葉の泉に出ます。さらにササの斜面を登り、傾斜が緩くなると1885mの大倉山です。日光連山や南会津の山々を望むことができて、眼前には三角錐の三倉山がそびえています。この先、三角点峰を越えて三倉山を目指す道はなかなかハードです。三倉山頂上は周辺の最高峰で、那須五岳と旭岳が横一列に並び、すばらしい光景が広がります。三倉山から唐沢山を越えて下郷町の音金へ下りますが、厳しい急坂が続く尾根道です。標高約1120m地点からは沢沿いの道となり、やがて荒れた林道へ出ます。林道を下り切ると稲荷神社の脇、音金登山口へ到着。音金上坪バス停は2~3分先です。公共交通の便が悪いコースで、マイカーでも周回は困難です。帰りをタクシー利用にするか、各登山口と下山口に配車するとよいでしょう。観音山雨量観測所から林道を歩き、林道終点から砂利や石畳道の広い道を進みます。やがて鏡ヶ沼西側分岐を見送り、ダケカンバやブナ林を歩き、急な坂道を詰めると会津と下野国境の大峠で、石仏群が迎えてくれます。大峠からは右手の流石山を目指します。低いササを分けて登る斜面は、7月になるとニッコウキウゲの花畑です(※近年シカの食害により数を減らしている)。登るにつれて眺望が広がり、後方に三本槍岳から茶臼岳へ至る峰々が横一列に並ぶ風景は実に豪快です。急坂道が緩くなると大峠山の一角。流石山の西の峰へかけて、標高差の少ない稜線漫歩が始まります。やがて三角点のある流石山に着き、前方には1800m級の峰々の稜線が大きくうねります。足元には下郷町の里の風景が点描され、会津磐梯山をはじめ、尾瀬の燧ヶ岳も遠望できます。 道はところどころササが深くなり、腰まで潜ることもありますが、道形は明瞭です。しばらくヤセ尾根が続くと南斜面を巻くようになり、地形図の1792m峰を経てさらに進むと池塘のキスゲ沼が現れ、さらに2~3分歩くと池塘の五葉の泉に出ます。さらにササの斜面を登り、傾斜が緩くなると1885mの大倉山です。日光連山や南会津の山々を望むことができて、眼前には三角錐の三倉山がそびえています。この先、三角点峰を越えて三倉山を目指す道はなかなかハードです。三倉山頂上は周辺の最高峰で、那須五岳と旭岳が横一列に並び、すばらしい光景が広がります。三倉山から唐沢山を越えて下郷町の音金へ下りますが、厳しい急坂が続く尾根道です。標高約1120m地点からは沢沿いの道となり、やがて荒れた林道へ出ます。林道を下り切ると稲荷神社の脇、音金登山口へ到着。音金上坪バス停は2~3分先です。 -
大間々台から釈迦ヶ岳、大入道へ
- 日帰り
- 5時間50分
- 12km
大間々台から釈迦ヶ岳、大入道へ
- 日帰り
- 5時間50分
- 12km
大間々台の駐車場の左手からスタートし、石段を登って砂利道を行きます。すぐにミツモチへの道を左に分けると、やがて右手に登山届けポストのある登山道が現れます。ミツモチへ直進する道を見送って、右の見晴コースへ入ります。しばらく樹林の中の緩い登りが続いた後、明るい尾根歩きになります。石ころの多い道をどんどん登ると眼前に釈迦ヶ岳が望まれ、ケルンが積まれる賽の河原に似た八海山神社跡に着きます。以前は八海山神社の小社が祀られていましたが、2018年に倒壊しました。 笹の道を分けて急坂を詰めると、剣ヶ峰一帯かつ矢板市の最高所1590m峰に出ます。さらに下り、小ピークを登り返して下ると剣ヶ峰直下の分岐。左の釈迦ヶ岳に至る稜線へ向かいます。那須塩原市と塩谷町を分ける境界尾根ですが、北側は広葉樹林で薄暗く、南側はクマザサが広がる明るい場所です。境界尾根をどんどん進むと、前方へ樹間から釈迦ヶ岳の大きな山容が望め、山深さが感じられます。コースは明瞭で、一度尾根筋を北側から巻き込むと、いよいよ釈迦ヶ岳の急登となります。一部に岩場があり、ロープが張られています。右から鶏頂山方面の道を合わせると、釈迦ヶ岳の頂上は一投足。 1等三角点のある釈迦ヶ岳は展望が雄大です。日光連山や那須・南会津の山々が眺望でき、関東平野も広がります。頂上には高原山神社と大きな釈迦如来像が祀られています。大展望を楽しんだら剣ヶ峰直下の分岐まで戻り、左の剣ヶ峰へ登ります。ここから大入道へ向かう道はなだらかで、初夏はシロヤシオの花道となります。登り返して着く大入道は、見晴らしはありませんが、春はカタクリの花が咲きます。大入道からは急降下して、涸れ沢を2つ登り返すと、まもなく平らな小間々台。ここから大間々台までは遊歩道の登りになりますが、初夏はヤマツツジやトウゴクミツバツツジ、レンゲツツジの花が目を楽しませてくれます。 なお、大間々台の南側にミツモチ(1248m)があり、やしおコースと青空コースで一周するのもいいでしょう。春~初夏はアカヤシオやヤマツツジ、シロヤシオなどの花々が迎えてくれます。大間々台の駐車場の左手からスタートし、石段を登って砂利道を行きます。すぐにミツモチへの道を左に分けると、やがて右手に登山届けポストのある登山道が現れます。ミツモチへ直進する道を見送って、右の見晴コースへ入ります。しばらく樹林の中の緩い登りが続いた後、明るい尾根歩きになります。石ころの多い道をどんどん登ると眼前に釈迦ヶ岳が望まれ、ケルンが積まれる賽の河原に似た八海山神社跡に着きます。以前は八海山神社の小社が祀られていましたが、2018年に倒壊しました。 笹の道を分けて急坂を詰めると、剣ヶ峰一帯かつ矢板市の最高所1590m峰に出ます。さらに下り、小ピークを登り返して下ると剣ヶ峰直下の分岐。左の釈迦ヶ岳に至る稜線へ向かいます。那須塩原市と塩谷町を分ける境界尾根ですが、北側は広葉樹林で薄暗く、南側はクマザサが広がる明るい場所です。境界尾根をどんどん進むと、前方へ樹間から釈迦ヶ岳の大きな山容が望め、山深さが感じられます。コースは明瞭で、一度尾根筋を北側から巻き込むと、いよいよ釈迦ヶ岳の急登となります。一部に岩場があり、ロープが張られています。右から鶏頂山方面の道を合わせると、釈迦ヶ岳の頂上は一投足。 1等三角点のある釈迦ヶ岳は展望が雄大です。日光連山や那須・南会津の山々が眺望でき、関東平野も広がります。頂上には高原山神社と大きな釈迦如来像が祀られています。大展望を楽しんだら剣ヶ峰直下の分岐まで戻り、左の剣ヶ峰へ登ります。ここから大入道へ向かう道はなだらかで、初夏はシロヤシオの花道となります。登り返して着く大入道は、見晴らしはありませんが、春はカタクリの花が咲きます。大入道からは急降下して、涸れ沢を2つ登り返すと、まもなく平らな小間々台。ここから大間々台までは遊歩道の登りになりますが、初夏はヤマツツジやトウゴクミツバツツジ、レンゲツツジの花が目を楽しませてくれます。 なお、大間々台の南側にミツモチ(1248m)があり、やしおコースと青空コースで一周するのもいいでしょう。春~初夏はアカヤシオやヤマツツジ、シロヤシオなどの花々が迎えてくれます。 -
西平岳から釈迦ヶ岳、前山へ
- 日帰り
- 5時間0分
- 7km
西平岳から釈迦ヶ岳、前山へ
- 日帰り
- 5時間0分
- 7km
西平岳登山口では、西平岳を示す標識を見て登り始めます。低いササを分けて行き、ミズナラなどの雑木林を抜けると、左側に釈迦ヶ岳開拓の牧場の広がりが見えてきます。その後も林の中の道で、登るたびに傾斜が増してきます。 木々の風情を見ながらどんどん高みを目指し、道が一度緩やかになると、標高1500m辺りで石仏を見ます。さらに登行を続けて明るいササの中を行きますが、夏ならばコバキボウシやシモツケソウ、ドウダンツツジなどの花々が迎えてくれます。道は再度急坂となり、ササがうるさく感じられる道となります。ひたすら頑張って登り続けると、やがて西平岳の南側の肩に飛び出てホッとしますが、本当の山頂はもう少し先です。 腰まで潜るササを分けて行くと、地図の示す1712mの西平岳山頂に着くものの、ササの中であり、休憩には適しません。この先、さらに2~3分北方に向かうと、山頂西面のガレ場に出ます。ここは野沢の谷を挟んで鶏頂山と対峙する場所で、目指す中岳や釈迦ヶ岳も望まれます。 前方にある高原山神社の小社を見て釈迦ヶ岳へ向かいます。またササの中の道となり、しばらく傾斜の緩い道を下りぎみに進むと中岳への登り返し。岩屑と木の根の道は急坂ですが、ほどなく頂上に着きます。ここにも小社が祀られています。 中岳からの下りは岩混じりの道で、所々にロープが張られていて、注意して進みます。下り切ると、またもササが深くなり、それが釈迦ヶ岳頂上付近まで続きます。やがて前山からの道の分岐までくると、あとは釈迦ヶ岳の頂上まで一投足です。 下山は前山経由で西平岳登山口へ周回します。釈迦ヶ岳から、先ほどの前山分岐まで戻り、塩谷コースへ入ります。ササの道から樹林帯になり、トリドの池が現れ、前山に着きます。一帯はアカヤシオの多い所。前山からは守子神社へ下る道を見送り、右へ尾根を急降下すると、やがて釈迦ヶ岳林道へ下り立ちます。後は林道を右へ向かうと西平岳登山口はもうすぐです。西平岳登山口では、西平岳を示す標識を見て登り始めます。低いササを分けて行き、ミズナラなどの雑木林を抜けると、左側に釈迦ヶ岳開拓の牧場の広がりが見えてきます。その後も林の中の道で、登るたびに傾斜が増してきます。 木々の風情を見ながらどんどん高みを目指し、道が一度緩やかになると、標高1500m辺りで石仏を見ます。さらに登行を続けて明るいササの中を行きますが、夏ならばコバキボウシやシモツケソウ、ドウダンツツジなどの花々が迎えてくれます。道は再度急坂となり、ササがうるさく感じられる道となります。ひたすら頑張って登り続けると、やがて西平岳の南側の肩に飛び出てホッとしますが、本当の山頂はもう少し先です。 腰まで潜るササを分けて行くと、地図の示す1712mの西平岳山頂に着くものの、ササの中であり、休憩には適しません。この先、さらに2~3分北方に向かうと、山頂西面のガレ場に出ます。ここは野沢の谷を挟んで鶏頂山と対峙する場所で、目指す中岳や釈迦ヶ岳も望まれます。 前方にある高原山神社の小社を見て釈迦ヶ岳へ向かいます。またササの中の道となり、しばらく傾斜の緩い道を下りぎみに進むと中岳への登り返し。岩屑と木の根の道は急坂ですが、ほどなく頂上に着きます。ここにも小社が祀られています。 中岳からの下りは岩混じりの道で、所々にロープが張られていて、注意して進みます。下り切ると、またもササが深くなり、それが釈迦ヶ岳頂上付近まで続きます。やがて前山からの道の分岐までくると、あとは釈迦ヶ岳の頂上まで一投足です。 下山は前山経由で西平岳登山口へ周回します。釈迦ヶ岳から、先ほどの前山分岐まで戻り、塩谷コースへ入ります。ササの道から樹林帯になり、トリドの池が現れ、前山に着きます。一帯はアカヤシオの多い所。前山からは守子神社へ下る道を見送り、右へ尾根を急降下すると、やがて釈迦ヶ岳林道へ下り立ちます。後は林道を右へ向かうと西平岳登山口はもうすぐです。 -
藤原登山口から鶏頂山、釈迦ヶ岳へ
- 日帰り
- 4時間50分
- 9.8km
藤原登山口から鶏頂山、釈迦ヶ岳へ
- 日帰り
- 4時間50分
- 9.8km
日塩もみじラインから登るこのコースは、バスの便がないのでマイカーかタクシー利用になります。藤原登山口には20台ほど停められる駐車場があり、ここから登山開始です。赤い鳥居の先に登山カード入れがあり、カラマツ林をしばらく登って行くとスキー場跡のトップへ着きます。その先は下り気味で、大沼から流れてくる小沢を渡りますが、雪解けの時期は登山道が水びたしになる場合もあります。さらに登り返すと弁天沼。小池が静かにたたずみ、石祠や吊鐘などがあって信仰の山の風情があります。初夏には一帯でレンゲツツジの花が咲き、秋には美しい紅葉が見られます。弁天沼で釈迦ヶ岳へ向かう道を左に見送り、右の林間を行きます。道沿いに石像や石塔が数多く現れ、水場を示す標識を見送り、ひと汗かくと稜線のT字路へ飛び出ます。前方は深く切れ落ちた爆裂火口跡で、左手に釈迦ヶ岳がどっしりと構えているのが見られます。 T字路からは鶏頂山を往復しましょう。しばらく樹林の中の急登が続きますが、道はしっかりと踏まれています。登り着いた鶏頂山の頂には、鶏頂山神社のほかアンテナ反射板が立ち、日光連山や関東平野の広がりが眺望できます。山頂から先ほどのT字路まで戻り、釈迦ヶ岳を目指します。稜線上に付けられた道は、右側の火口壁が切れ落ちているので、とくに残雪期には注意しましょう。一度鞍部へ下ると弁天沼分岐です。クマザサとダケカンバの道をさらに登ると、祠のある御岳山へ着きます。その先は明神岳からの道が合わさる塩原コース分岐で、さらに鞍部へ下ると、最後に釈迦ヶ岳への急坂が待っています。このコース中、最も苦しい登りが続きますが、高みに行くにつれ深山の趣が濃くなり、初夏にはヤシオツツジが迎えてくれます。やがて八方ヶ原方面の分岐に出ると、釈迦ヶ岳山頂はもうすぐです。1等三角点の釈迦ヶ岳の山頂は展望を遮るものがなく、日光連山や那須会津の山々が一望でき、はるか南には広大な関東平野が展開されます。 下山は同じ道をとりますが、御岳山の先の鞍部の弁天沼分岐からは、稜線と別れて弁天沼へ下り、弁天沼からは登ってきた道を下ります。時間があれば大沼を訪れるとよいでしょう。沼の周りは新緑と紅葉が美しく、水面に影鶏頂が見られることもあります。 釈迦ヶ岳から西平岳へ、または大間々台へ縦走して下るコースは、アプローチが長いことを念頭において計画を。グループであれば、各登山口に車を配車しておくとよいでしょう。日塩もみじラインから登るこのコースは、バスの便がないのでマイカーかタクシー利用になります。藤原登山口には20台ほど停められる駐車場があり、ここから登山開始です。赤い鳥居の先に登山カード入れがあり、カラマツ林をしばらく登って行くとスキー場跡のトップへ着きます。その先は下り気味で、大沼から流れてくる小沢を渡りますが、雪解けの時期は登山道が水びたしになる場合もあります。さらに登り返すと弁天沼。小池が静かにたたずみ、石祠や吊鐘などがあって信仰の山の風情があります。初夏には一帯でレンゲツツジの花が咲き、秋には美しい紅葉が見られます。弁天沼で釈迦ヶ岳へ向かう道を左に見送り、右の林間を行きます。道沿いに石像や石塔が数多く現れ、水場を示す標識を見送り、ひと汗かくと稜線のT字路へ飛び出ます。前方は深く切れ落ちた爆裂火口跡で、左手に釈迦ヶ岳がどっしりと構えているのが見られます。 T字路からは鶏頂山を往復しましょう。しばらく樹林の中の急登が続きますが、道はしっかりと踏まれています。登り着いた鶏頂山の頂には、鶏頂山神社のほかアンテナ反射板が立ち、日光連山や関東平野の広がりが眺望できます。山頂から先ほどのT字路まで戻り、釈迦ヶ岳を目指します。稜線上に付けられた道は、右側の火口壁が切れ落ちているので、とくに残雪期には注意しましょう。一度鞍部へ下ると弁天沼分岐です。クマザサとダケカンバの道をさらに登ると、祠のある御岳山へ着きます。その先は明神岳からの道が合わさる塩原コース分岐で、さらに鞍部へ下ると、最後に釈迦ヶ岳への急坂が待っています。このコース中、最も苦しい登りが続きますが、高みに行くにつれ深山の趣が濃くなり、初夏にはヤシオツツジが迎えてくれます。やがて八方ヶ原方面の分岐に出ると、釈迦ヶ岳山頂はもうすぐです。1等三角点の釈迦ヶ岳の山頂は展望を遮るものがなく、日光連山や那須会津の山々が一望でき、はるか南には広大な関東平野が展開されます。 下山は同じ道をとりますが、御岳山の先の鞍部の弁天沼分岐からは、稜線と別れて弁天沼へ下り、弁天沼からは登ってきた道を下ります。時間があれば大沼を訪れるとよいでしょう。沼の周りは新緑と紅葉が美しく、水面に影鶏頂が見られることもあります。 釈迦ヶ岳から西平岳へ、または大間々台へ縦走して下るコースは、アプローチが長いことを念頭において計画を。グループであれば、各登山口に車を配車しておくとよいでしょう。 -
ヨシ沼園地から前黒山へ
- 日帰り
- 3時間55分
- 6.5km
ヨシ沼園地から前黒山へ
- 日帰り
- 3時間55分
- 6.5km
前黒山の頂上には3等三角点が埋設されています。前黒山のすぐの東側には、前黒山の三角点よりも20mほど高い1700m峰があり、前者を前黒山三角点峰と呼び、それよりも高い後者を前黒山本峰とする文献などがあります。本書では三角点のある峰を前黒山と扱います。国土地理院の基準点名称も、ここを前黒山としてあります。 また、三角点峰から本峰へ至る道は整備されていません。 前黒山の出発地はヨシ沼園地の駐車場が便利です。ヨシ沼園地から車道を大沼園地へ向かって5分ほど歩くと、右手に未舗装の林道が分岐。入口に前黒山の標識があり、ここが前黒山の林道入口です。この林道は車の乗り入れ禁止。砂利道で荒れたところもある林道を緩やかに上っていくと、やがて前黒山取り付きで標識が現れます。それに導かれて右の登山道へ入ります。辺りは檜や杉の樹林帯ですが、明るい場所では初夏になるとワラビが摘めます。 しばらく登ると木々が低くなって林道跡のような広場に着きます。行く手に鹿除けの金網が設置されていますが、人が出入りできるように金網が途切れています。そこから尾根へ取り付くと、いきなりロープが張ってある急な尾根道がしばらく続きます。前黒山登山の最もキツイところですが、頑張って登りましょう。林床は低いササですが道はしっかりと付けられており、要所にはテープ類もあり、雪道でない限り迷わずに歩けます。ひとしきり汗をかくとダケカンバ林となり、標高1500m近くで尾根へ上がります。尾根道は岩っぽいところがいくつかありますが、テープ類を見失わずに進みましょう。辺りにはコメツガが目立つようになり、ヤシオツツジやムシカリなどが季節を彩ってくれます。さらに登ると左手に樹間から見える高い山が、いわゆる前黒山本峰です。傾斜が緩くなって歩きやすくなり、眼前にこんもりしたところが現れ、その先が前黒山頂上。小広い頂上からは、木々の間から釈迦ヶ岳や鶏頂山が、南西方向には女峰山や太郎山、日光白根山なども遠望できます。 頂上で休憩したら往路を下りますが、時間があればヨシ沼を訪ねてみましょう。ミツガシワやワタスゲ、レンゲツツジなどの植物が豊かで、木道の遊歩道が整備されています。さらには大沼も木道が整備されていて湿原植物が楽しめます。秋は紅葉の名所です。前黒山の頂上には3等三角点が埋設されています。前黒山のすぐの東側には、前黒山の三角点よりも20mほど高い1700m峰があり、前者を前黒山三角点峰と呼び、それよりも高い後者を前黒山本峰とする文献などがあります。本書では三角点のある峰を前黒山と扱います。国土地理院の基準点名称も、ここを前黒山としてあります。 また、三角点峰から本峰へ至る道は整備されていません。 前黒山の出発地はヨシ沼園地の駐車場が便利です。ヨシ沼園地から車道を大沼園地へ向かって5分ほど歩くと、右手に未舗装の林道が分岐。入口に前黒山の標識があり、ここが前黒山の林道入口です。この林道は車の乗り入れ禁止。砂利道で荒れたところもある林道を緩やかに上っていくと、やがて前黒山取り付きで標識が現れます。それに導かれて右の登山道へ入ります。辺りは檜や杉の樹林帯ですが、明るい場所では初夏になるとワラビが摘めます。 しばらく登ると木々が低くなって林道跡のような広場に着きます。行く手に鹿除けの金網が設置されていますが、人が出入りできるように金網が途切れています。そこから尾根へ取り付くと、いきなりロープが張ってある急な尾根道がしばらく続きます。前黒山登山の最もキツイところですが、頑張って登りましょう。林床は低いササですが道はしっかりと付けられており、要所にはテープ類もあり、雪道でない限り迷わずに歩けます。ひとしきり汗をかくとダケカンバ林となり、標高1500m近くで尾根へ上がります。尾根道は岩っぽいところがいくつかありますが、テープ類を見失わずに進みましょう。辺りにはコメツガが目立つようになり、ヤシオツツジやムシカリなどが季節を彩ってくれます。さらに登ると左手に樹間から見える高い山が、いわゆる前黒山本峰です。傾斜が緩くなって歩きやすくなり、眼前にこんもりしたところが現れ、その先が前黒山頂上。小広い頂上からは、木々の間から釈迦ヶ岳や鶏頂山が、南西方向には女峰山や太郎山、日光白根山なども遠望できます。 頂上で休憩したら往路を下りますが、時間があればヨシ沼を訪ねてみましょう。ミツガシワやワタスゲ、レンゲツツジなどの植物が豊かで、木道の遊歩道が整備されています。さらには大沼も木道が整備されていて湿原植物が楽しめます。秋は紅葉の名所です。 -
元湯温泉口から日留賀岳へ
- 日帰り
- 8時間35分
- 18km
元湯温泉口から日留賀岳へ
- 日帰り
- 8時間35分
- 18km
日留賀岳は元湯温泉口バス停から往復約8時間30分を要します。車を利用して小山氏宅まで行くと、1時間余り短縮できます。バス利用の場合、登山口は元湯温泉口バス停。近くに日留賀岳登山口の標識があります。ここから車道をくねり、要害集落を経て木の葉化石園からの車道を迎え、高原野菜畑が広がる道を行くと、右手に日留賀岳入口の標識が現れて、小山氏宅前へ導かれます。白戸集落の最奥にある一軒家で、登山者のために小山氏が提供している駐車場があり、数台駐車できます。駐車する場合は声をかけてください。 小山氏宅の東側から裏山へ登るように行き、竹や杉林の中を10分ほど登ると、小さな尾根上の分岐へ出ます。標識に従って左へ。まもなく「日留賀嶽神社改築寄進碑」と刻まれた石碑を見て、どんどん登ると送電線鉄塔が現れ、すぐ先でシラン沢林道と合流。しばらくは林道歩きで林道終点広場から山道になります。登山道は比津羅山を巻くように付けられていて、ササと雑木林の中の道は、やがて標高1020mの小鞍部に出ます。この先はカラマツ林の中の緩い道。標高1100m付近からミズナラやブナ林の中の急坂道を登るようになり、延々と標高1400m付近まで続きます。日留賀岳の登山で最も苦しい登りですが、一帯は秋の紅葉が美しいところです。尾根道が緩くなって、コメツガやアスナロなどの大木が鬱蒼と茂る樹林帯から再度尾根道になると、日留賀嶽神社の鳥居が現れます。日留賀岳の山深さが感じられる場所で、樹々の間から前方へ黒木に覆われた山頂あたりが見え隠れします。 尾根道をさらに進みます。道は尾根の北側斜面を巻きぎみに付けられていて、一帯は夏になるとレンゲショウマの花が点々と咲き、登山の疲れを癒してくれるでしょう。やがてシャクナゲが現れ、小さな石碑を見ると山頂直下の最後の急登です。この斜面は夏になると花畑になり、ハクサンフウロやトモエシオガマ、リンドウ、イワテトウキ、シラネニンジン、アキノキリンソウなどの花々が咲き乱れます。 日留賀岳の山頂には社殿が祀られていて、周囲を遮る高木はなく、近くに男鹿山塊の山々が横たわり、そして高原山や日光連山が遠望できます。下りは往路を戻りますが、長丁場なので、急がずに下りましょう。日留賀岳は元湯温泉口バス停から往復約8時間30分を要します。車を利用して小山氏宅まで行くと、1時間余り短縮できます。バス利用の場合、登山口は元湯温泉口バス停。近くに日留賀岳登山口の標識があります。ここから車道をくねり、要害集落を経て木の葉化石園からの車道を迎え、高原野菜畑が広がる道を行くと、右手に日留賀岳入口の標識が現れて、小山氏宅前へ導かれます。白戸集落の最奥にある一軒家で、登山者のために小山氏が提供している駐車場があり、数台駐車できます。駐車する場合は声をかけてください。 小山氏宅の東側から裏山へ登るように行き、竹や杉林の中を10分ほど登ると、小さな尾根上の分岐へ出ます。標識に従って左へ。まもなく「日留賀嶽神社改築寄進碑」と刻まれた石碑を見て、どんどん登ると送電線鉄塔が現れ、すぐ先でシラン沢林道と合流。しばらくは林道歩きで林道終点広場から山道になります。登山道は比津羅山を巻くように付けられていて、ササと雑木林の中の道は、やがて標高1020mの小鞍部に出ます。この先はカラマツ林の中の緩い道。標高1100m付近からミズナラやブナ林の中の急坂道を登るようになり、延々と標高1400m付近まで続きます。日留賀岳の登山で最も苦しい登りですが、一帯は秋の紅葉が美しいところです。尾根道が緩くなって、コメツガやアスナロなどの大木が鬱蒼と茂る樹林帯から再度尾根道になると、日留賀嶽神社の鳥居が現れます。日留賀岳の山深さが感じられる場所で、樹々の間から前方へ黒木に覆われた山頂あたりが見え隠れします。 尾根道をさらに進みます。道は尾根の北側斜面を巻きぎみに付けられていて、一帯は夏になるとレンゲショウマの花が点々と咲き、登山の疲れを癒してくれるでしょう。やがてシャクナゲが現れ、小さな石碑を見ると山頂直下の最後の急登です。この斜面は夏になると花畑になり、ハクサンフウロやトモエシオガマ、リンドウ、イワテトウキ、シラネニンジン、アキノキリンソウなどの花々が咲き乱れます。 日留賀岳の山頂には社殿が祀られていて、周囲を遮る高木はなく、近くに男鹿山塊の山々が横たわり、そして高原山や日光連山が遠望できます。下りは往路を戻りますが、長丁場なので、急がずに下りましょう。 -
二荒山神社から男体山へ
- 日帰り
- 6時間30分
- 8km
二荒山神社から男体山へ
- 日帰り
- 6時間30分
- 8km
男体山は二荒山神社のご神体で、全山が神社の所有地となっており、登拝可能な期間は毎年4月25日から11月11日までと定められています。また、受付時間は午前中のみなので、午前中に登拝料を納めて入山しましょう。二荒山神社の鳥居をくぐり、すぐに1合目の石碑を過ぎれば、森の中の急登が始まります。ひょっこり林道と合流すればそこが三合目。しばらく舗装路に沿って四合目の石鳥居が現れると、ここから本格的な登山が始まりますが、振り返れば中禅寺湖が樹林ごしに見えて一息つくことが出来ます。六合目から上は大きな岩を乗り越えながらの道のりになりますので、落石を起こさないよう注意しましょう。八合目の瀧尾神社を過ぎれば少しずつ傾斜もゆるんできて、九合目からは森を抜けてガレ場歩きとなります。男体山山頂からの眺望は、眼下の中禅寺湖を取り囲むように大小さまざまな山が鎮座して、まさに雄大のひとことに尽きます。二荒山神社の奥宮にお参りを済ませたらガレ場に注意しながら来た道を戻りましょう。男体山は二荒山神社のご神体で、全山が神社の所有地となっており、登拝可能な期間は毎年4月25日から11月11日までと定められています。また、受付時間は午前中のみなので、午前中に登拝料を納めて入山しましょう。二荒山神社の鳥居をくぐり、すぐに1合目の石碑を過ぎれば、森の中の急登が始まります。ひょっこり林道と合流すればそこが三合目。しばらく舗装路に沿って四合目の石鳥居が現れると、ここから本格的な登山が始まりますが、振り返れば中禅寺湖が樹林ごしに見えて一息つくことが出来ます。六合目から上は大きな岩を乗り越えながらの道のりになりますので、落石を起こさないよう注意しましょう。八合目の瀧尾神社を過ぎれば少しずつ傾斜もゆるんできて、九合目からは森を抜けてガレ場歩きとなります。男体山山頂からの眺望は、眼下の中禅寺湖を取り囲むように大小さまざまな山が鎮座して、まさに雄大のひとことに尽きます。二荒山神社の奥宮にお参りを済ませたらガレ場に注意しながら来た道を戻りましょう。 -
志津乗越から男体山へ
- 日帰り
- 9時間20分
- 21.4km
志津乗越から男体山へ
- 日帰り
- 9時間20分
- 21.4km
このコースには途中に水場が無いので十分な量の水を持って入山しましょう。三本松から裏男体林道を進み、チェーンで車の乗入規制がされている辺りが梵字飯場跡。林道はアスファルトが荒れてはいますが木陰を気持ちよく歩くことができます。つづら折れを進んで森がひらけると志津乗越に到着です。ここは男体山、女峰山、大真子山へと分かれる十字路で、のんびりした雰囲気の場所ですが、すでに標高は1785m。二荒山神社側の五合目と同じ標高だと思うと、ずいぶんと高い場所にいることを実感します。避難小屋の前を過ぎて二合目の標識が現れる頃には、薙と呼ばれる崩落地と合流します。ここから五合目まではきつい傾斜が続きますが、危険個所はないので、一歩ずつ着実に標高を稼ぎましょう。七合目以降は樹木が低くなり、振り返れば女峰山、遠くに尾瀬や越後の山々が遠望できます。九合目からはガレ場の稜線歩きとなり、奥宮が見えれば男体山山頂です。このコースには途中に水場が無いので十分な量の水を持って入山しましょう。三本松から裏男体林道を進み、チェーンで車の乗入規制がされている辺りが梵字飯場跡。林道はアスファルトが荒れてはいますが木陰を気持ちよく歩くことができます。つづら折れを進んで森がひらけると志津乗越に到着です。ここは男体山、女峰山、大真子山へと分かれる十字路で、のんびりした雰囲気の場所ですが、すでに標高は1785m。二荒山神社側の五合目と同じ標高だと思うと、ずいぶんと高い場所にいることを実感します。避難小屋の前を過ぎて二合目の標識が現れる頃には、薙と呼ばれる崩落地と合流します。ここから五合目まではきつい傾斜が続きますが、危険個所はないので、一歩ずつ着実に標高を稼ぎましょう。七合目以降は樹木が低くなり、振り返れば女峰山、遠くに尾瀬や越後の山々が遠望できます。九合目からはガレ場の稜線歩きとなり、奥宮が見えれば男体山山頂です。 -
霧降高原から女峰山へ
- 日帰り
- 10時間25分
- 12.7km
霧降高原から女峰山へ
- 日帰り
- 10時間25分
- 12.7km
このコースは標高差約1100m、片道6.5kmのロングコースなので早めのスタートを心がけましょう。霧降高原バス停で下車すると、天空回廊と呼ばれる1445段の木製階段が始まります。階段区間はキスゲ平と呼ばれ、例年6月下旬から7月上旬頃がニッコウキスゲの見ごろです。階段を登り切ったところが小丸山。シカフェンスの回転扉を抜け、背丈の低いササ原を行きます。焼石金剛を過ぎてコメツガが現れだすと、赤薙山への急登が始まります。頂上の赤薙山神社でお参りを済ませたら、赤薙奥社跡まではアップダウンを繰り返す稜線歩きです。左手には二荒山神社からの稜線があり、雲竜渓谷へと注ぐ滝を望むことができます。奥社跡は広場があるだけですが、ここからの道のりは比較的緩やかで、6月下旬から7月上旬にかけてハクサンシャクナゲの大群生地を楽しむことができます。一里ケ曽根への稜線歩きは、前方に女峰山を見ながら360度のパノラマを楽しめる本コースのハイライトです。水場で補給してハイマツと岩稜の道のりを進むと、女峰山山頂です。このコースは標高差約1100m、片道6.5kmのロングコースなので早めのスタートを心がけましょう。霧降高原バス停で下車すると、天空回廊と呼ばれる1445段の木製階段が始まります。階段区間はキスゲ平と呼ばれ、例年6月下旬から7月上旬頃がニッコウキスゲの見ごろです。階段を登り切ったところが小丸山。シカフェンスの回転扉を抜け、背丈の低いササ原を行きます。焼石金剛を過ぎてコメツガが現れだすと、赤薙山への急登が始まります。頂上の赤薙山神社でお参りを済ませたら、赤薙奥社跡まではアップダウンを繰り返す稜線歩きです。左手には二荒山神社からの稜線があり、雲竜渓谷へと注ぐ滝を望むことができます。奥社跡は広場があるだけですが、ここからの道のりは比較的緩やかで、6月下旬から7月上旬にかけてハクサンシャクナゲの大群生地を楽しむことができます。一里ケ曽根への稜線歩きは、前方に女峰山を見ながら360度のパノラマを楽しめる本コースのハイライトです。水場で補給してハイマツと岩稜の道のりを進むと、女峰山山頂です。 -
日光から女峰山へ
- 日帰り
- 11時間5分
- 19km
日光から女峰山へ
- 日帰り
- 11時間5分
- 19km
日帰りコースとしては日光連山では標高差・行動時間ともに最長とも言えるロングコースです。できれば女峰山山頂直下の唐沢避難小屋に宿泊して余裕を持った行程にするのがよいでしょう。西参道入口バス停で下車して、しばらく参道を行けば行者堂があるので、左奥へと進むと登山道が始まります。植林地の林道と合流して、再び登山道へと戻ると殺生禁断碑があります。赤土がむき出しになって滑りやすい区間もありますが、道のりはなだらかです。稚児ヶ墓を抜ける頃にはササが少しずつ登山道に覆いかぶさってきますが、道形はしっかりしています。森を抜けて開けたササ原に出れば水場はすぐそこです。ササ原から森へと入り込むといっそうササヤブが深くなります。登山道が傾斜を増し、ゴツゴツとした岩場を黄色い矢印のとおり進めば八風に到着します。すぐに開けた稜線に出ますがここが遥拝石。前方には前女峰や赤薙山への稜線が望めます。山頂が明瞭でない竜巻山を過ぎ、ガレ場を抜ければ唐沢避難小屋に到着します。残りは40分のガレ場の急登で女峰山山頂です。日帰りコースとしては日光連山では標高差・行動時間ともに最長とも言えるロングコースです。できれば女峰山山頂直下の唐沢避難小屋に宿泊して余裕を持った行程にするのがよいでしょう。西参道入口バス停で下車して、しばらく参道を行けば行者堂があるので、左奥へと進むと登山道が始まります。植林地の林道と合流して、再び登山道へと戻ると殺生禁断碑があります。赤土がむき出しになって滑りやすい区間もありますが、道のりはなだらかです。稚児ヶ墓を抜ける頃にはササが少しずつ登山道に覆いかぶさってきますが、道形はしっかりしています。森を抜けて開けたササ原に出れば水場はすぐそこです。ササ原から森へと入り込むといっそうササヤブが深くなります。登山道が傾斜を増し、ゴツゴツとした岩場を黄色い矢印のとおり進めば八風に到着します。すぐに開けた稜線に出ますがここが遥拝石。前方には前女峰や赤薙山への稜線が望めます。山頂が明瞭でない竜巻山を過ぎ、ガレ場を抜ければ唐沢避難小屋に到着します。残りは40分のガレ場の急登で女峰山山頂です。 -
志津乗越から女峰山へ
- 日帰り
- 7時間30分
- 15.3km
志津乗越から女峰山へ
- 日帰り
- 7時間30分
- 15.3km
志津乗越から馬立まではなだらかな林道ですが、途中の分岐で行き先を間違えないように注意しましょう。第二号橋あたりから女峰山と帝釈山が眼前に現れます。馬立から林道を外れて登山道を谷へと下りますが、下りきった場所が荒沢出合です。ここから唐沢避難小屋を経て女峰山までは急登が続きます。途中で女峰山の冷水と呼ばれる水場がありますが、このコース唯一の水場なのでしっかり補給しましょう。水場から避難小屋まではひと登り。女峰山への急登に備えて避難小屋で長めの休憩を取りましょう。急なガレ場を約40分で女峰山に到着です。頂上からの眺めは雄大で、帝釈山へと延びる均整な稜線が登山意欲を掻き立ててくれます。稜線は露岩が目立ち、高度感もありますが慎重に登降すればそれほどの危険はありません。振り返れば女峰山の尖峰に目を奪われます。好展望の帝釈山を過ぎると、富士見峠に向かって深い樹林帯の急坂へと吸い込まれていき、峠からは古い林道跡をたどります。今日歩いた稜線を見ながら、志津乗越へと戻りましょう。志津乗越から馬立まではなだらかな林道ですが、途中の分岐で行き先を間違えないように注意しましょう。第二号橋あたりから女峰山と帝釈山が眼前に現れます。馬立から林道を外れて登山道を谷へと下りますが、下りきった場所が荒沢出合です。ここから唐沢避難小屋を経て女峰山までは急登が続きます。途中で女峰山の冷水と呼ばれる水場がありますが、このコース唯一の水場なのでしっかり補給しましょう。水場から避難小屋まではひと登り。女峰山への急登に備えて避難小屋で長めの休憩を取りましょう。急なガレ場を約40分で女峰山に到着です。頂上からの眺めは雄大で、帝釈山へと延びる均整な稜線が登山意欲を掻き立ててくれます。稜線は露岩が目立ち、高度感もありますが慎重に登降すればそれほどの危険はありません。振り返れば女峰山の尖峰に目を奪われます。好展望の帝釈山を過ぎると、富士見峠に向かって深い樹林帯の急坂へと吸い込まれていき、峠からは古い林道跡をたどります。今日歩いた稜線を見ながら、志津乗越へと戻りましょう。 -
大真名子山から小真名子山周遊
- 日帰り
- 6時間35分
- 10.9km
大真名子山から小真名子山周遊
- 日帰り
- 6時間35分
- 10.9km
この2つの山は名前のとおり、男体山と女峰山にはさまれた愛おしい子たち(愛子)という意味ですが、日光連山の子だけあってなかなかハードです。志津乗越から大真名子山への入口はササに覆われていますが、足元を見れば道形があるので迷う心配はありません。すぐに石碑や八海山神像があり、ここから頂上までは急登が続きます。途中、岩の上に立つ三笠山神を過ぎる辺りから、戦場ヶ原や白根山を望むことができます。鉄ハシゴが出てくればそこが千鳥返しという岩場ですが、鎖もあるので慌てずに通過すればほどなく大真名子山に到着です。山頂は360度の大展望が広がります。ここからシラビソの森を40分で鷹の巣に着きます。小真名子山へは再び40分の登りなので、しっかり休憩してからスタートしましょう。小真名子山の頂上は展望がありませんが、富士見峠方向にほんの少し行けば女峰山や太郎山などの北側の展望が開けます。ここから富士見峠へは崩落地の中の不安定な道のりなので慎重に通過しましょう。富士見峠からは林道を使って志津乗越へと戻ります。この2つの山は名前のとおり、男体山と女峰山にはさまれた愛おしい子たち(愛子)という意味ですが、日光連山の子だけあってなかなかハードです。志津乗越から大真名子山への入口はササに覆われていますが、足元を見れば道形があるので迷う心配はありません。すぐに石碑や八海山神像があり、ここから頂上までは急登が続きます。途中、岩の上に立つ三笠山神を過ぎる辺りから、戦場ヶ原や白根山を望むことができます。鉄ハシゴが出てくればそこが千鳥返しという岩場ですが、鎖もあるので慌てずに通過すればほどなく大真名子山に到着です。山頂は360度の大展望が広がります。ここからシラビソの森を40分で鷹の巣に着きます。小真名子山へは再び40分の登りなので、しっかり休憩してからスタートしましょう。小真名子山の頂上は展望がありませんが、富士見峠方向にほんの少し行けば女峰山や太郎山などの北側の展望が開けます。ここから富士見峠へは崩落地の中の不安定な道のりなので慎重に通過しましょう。富士見峠からは林道を使って志津乗越へと戻ります。 -
丸山から大山へ
- 日帰り
- 6時間15分
- 12.5km
丸山から大山へ
- 日帰り
- 6時間15分
- 12.5km
霧降高原から天空回廊の1445段の階段を登りきると、小丸山から丸山へは静かなハイキングコースです。丸山は広い山頂ですが、どの方角にも展望があるので少し広場をめぐってみましょう。登山道を下れば平坦なササ原の八平ヶ原。ここから霧降高原まではゴロゴロ石の滑りやすい道のりです。大山へは車道の反対側に誘導表示があるので見逃さないようにしましょう。ササ原の中を進めば戊辰の道との分岐があり、すぐ先に合柄橋(実際には橋はない)があります。ヤマツツジの森をしばらく行けば牧柵ゲートがあり、くぐって入れば牧草地の斜面があり、登りきれば大山です。日光連山や筑波山などの眺めを堪能したら、猫ノ平へは林道と登山道が交互するので地図や標識で確認しながら進みましょう。猫ノ平からの下りは黒土で滑りやすいので注意しましょう。下りきった丁字路で、時間に余裕があれば右へ10分のマツクラ滝をぜひ見ていきましょう。マツクラ滝から引き返して玉簾滝や丁字滝を合わせて隠れ三滝を見た後は、さらに名瀑百選の霧降滝を見て滝めぐりを満喫しましょう。霧降高原から天空回廊の1445段の階段を登りきると、小丸山から丸山へは静かなハイキングコースです。丸山は広い山頂ですが、どの方角にも展望があるので少し広場をめぐってみましょう。登山道を下れば平坦なササ原の八平ヶ原。ここから霧降高原まではゴロゴロ石の滑りやすい道のりです。大山へは車道の反対側に誘導表示があるので見逃さないようにしましょう。ササ原の中を進めば戊辰の道との分岐があり、すぐ先に合柄橋(実際には橋はない)があります。ヤマツツジの森をしばらく行けば牧柵ゲートがあり、くぐって入れば牧草地の斜面があり、登りきれば大山です。日光連山や筑波山などの眺めを堪能したら、猫ノ平へは林道と登山道が交互するので地図や標識で確認しながら進みましょう。猫ノ平からの下りは黒土で滑りやすいので注意しましょう。下りきった丁字路で、時間に余裕があれば右へ10分のマツクラ滝をぜひ見ていきましょう。マツクラ滝から引き返して玉簾滝や丁字滝を合わせて隠れ三滝を見た後は、さらに名瀑百選の霧降滝を見て滝めぐりを満喫しましょう。 -
鳴虫山
- 日帰り
- 4時間20分
- 8.4km
鳴虫山
- 日帰り
- 4時間20分
- 8.4km
東武日光駅から東照宮方面に向かい、御幸町交差点を左に折れれば登山口です。すぐに天王山神社を右手に見て、暗い森の急坂が始まります。4月下旬から5月中旬はツツジが見ごろとなって楽しめますが、木の根が張り出して歩きづらい道のりが続きます。約50分で日光市街地を見下ろす神ノ主山に到着します。なおも続く木の根道を1時間15分で鳴虫山ですが、山頂の木々は背丈が高くなって春~夏は眺望が効きません。立派な木製階段を下ると、その先は足場の悪い急な登山道の下山が続きます。約20分で小ピークの合峰に着きますが、この辺りがかつての修業の地だったと云われています。独標を過ぎるとさらに傾斜が厳しくなり、足元の悪い下りが続きますが、林道と合流すればしだいになだらかになります。日光宇都宮道路の下のトンネルを抜けるとやしおの湯分岐に着きます。その先を左手に下りれば約70体の地蔵が並ぶ化地蔵があり、その横に荒々しくも美しい急流・憾満ヶ淵(含満淵)が流れています。隠れた名所を楽しんだら総合会館までは約15分です。東武日光駅から東照宮方面に向かい、御幸町交差点を左に折れれば登山口です。すぐに天王山神社を右手に見て、暗い森の急坂が始まります。4月下旬から5月中旬はツツジが見ごろとなって楽しめますが、木の根が張り出して歩きづらい道のりが続きます。約50分で日光市街地を見下ろす神ノ主山に到着します。なおも続く木の根道を1時間15分で鳴虫山ですが、山頂の木々は背丈が高くなって春~夏は眺望が効きません。立派な木製階段を下ると、その先は足場の悪い急な登山道の下山が続きます。約20分で小ピークの合峰に着きますが、この辺りがかつての修業の地だったと云われています。独標を過ぎるとさらに傾斜が厳しくなり、足元の悪い下りが続きますが、林道と合流すればしだいになだらかになります。日光宇都宮道路の下のトンネルを抜けるとやしおの湯分岐に着きます。その先を左手に下りれば約70体の地蔵が並ぶ化地蔵があり、その横に荒々しくも美しい急流・憾満ヶ淵(含満淵)が流れています。隠れた名所を楽しんだら総合会館までは約15分です。