十文字峠から股ノ沢歩道へ
コース難易度
上級
- 1泊2日
- 9時間30分
- 17.9km
注意情報
2024年10月現在、入川から十文字小屋方面は通行不可
コースガイド
十文字峠から荒川の源流を谷通しにたどっていく豊かな自然林の、経験者向きトレイル

テクニック度 |
難易度の目安 難易度の目安
テクニック度
|
山行日数 |
1泊2日 |
歩行時間 |
9時間30分 |
歩行距離 |
17.9km |
最大高低差 |
1,320m |
水場 |
十文字小屋 |
トイレ |
十文字小屋 |
1日目の毛木平から十文字峠までは毛木平から十文字峠を越えて栃本へ(コースガイド)を参照してください。
2日目は十文字小屋を早朝に出発。甲武信ヶ岳へ向かう道を分け、15分ほどで栃本分岐に着きます。右が股ノ沢歩道です。道は途端に心細い踏み跡程度になり、樹木につけられた赤布やテープに注意して進むようにします。
源流のガレや小沢を渡りながら下って行くと次第に傾斜が緩くなり、股ノ沢本流のすぐ協をたどる道となります。豊かな自然林と股ノ沢の流れに沿った道は、奥秩父の持つ魅力を存分に味わうことができます。注意して谷側を見ると、作業場跡には歯車の錆びた機械がそのまま残っています。ここは武田信玄の時代、金山が開かれた所で千軒平と呼ばれていました。明治、大正の頃までは手堀の鉱山があったのです。この先は本流から離れ、沢を渡り尾根を越しの繰り返しですが、新緑や紅葉の季節なら森林の豊かさに足を止めてしまう眺めが随所に現れます。沢を渡る地点では、その手前に差し掛かったら必ず対岸をじっくり観察してルートを確かめるようにしましょう。小尾根を越える地点に山の神の祠が見えたら柳避難小屋はもうすぐ。下りの傾斜がきつくなり股ノ沢近くに降り立つとすぐに真ノ沢吊橋(古い床板に注意)です。その先は右岸を流れに沿って進むと10分程で柳避難小屋前の吊橋に出ます。小屋は無人ですがよく手入れされており、緊急時には頼りになります。
柳避難小屋を出て5分ほどは流れに沿って進みます。入川の谷から道は次第に離れ、赤沢吊橋付近までは山の中腹をたどる道が続きます。ガレや小沢を渡る箇所は道が崩れていたりして緊張します。ロープが張られているところもありますが、慎重にルートを確かめるようにしましょう。標識のある大きな尾根を越え、赤沢谷側に下ると落葉時などやや道が不明瞭になります。旧軌道跡に出てしばらく緩く下り、行き止まり手前を左に急下降すると赤沢吊橋。さらに下った赤沢谷出合にはベンチや案内板もあり、ほっとする所です。
ここからは森林軌道跡を残して整備された歩道が入川の車道まで続きます。青い水をたっぷりたたえた入川渓谷の流れを見つつ入川渓流観光釣場までのんびり歩き、さらに車道を30分ほどで川又バス停です。
川又からのバス便は西武観光バスと秩父市営バスの2系統ありますが、本数が少ないので事前に時刻を調べておきましょう。
2日目は十文字小屋を早朝に出発。甲武信ヶ岳へ向かう道を分け、15分ほどで栃本分岐に着きます。右が股ノ沢歩道です。道は途端に心細い踏み跡程度になり、樹木につけられた赤布やテープに注意して進むようにします。
源流のガレや小沢を渡りながら下って行くと次第に傾斜が緩くなり、股ノ沢本流のすぐ協をたどる道となります。豊かな自然林と股ノ沢の流れに沿った道は、奥秩父の持つ魅力を存分に味わうことができます。注意して谷側を見ると、作業場跡には歯車の錆びた機械がそのまま残っています。ここは武田信玄の時代、金山が開かれた所で千軒平と呼ばれていました。明治、大正の頃までは手堀の鉱山があったのです。この先は本流から離れ、沢を渡り尾根を越しの繰り返しですが、新緑や紅葉の季節なら森林の豊かさに足を止めてしまう眺めが随所に現れます。沢を渡る地点では、その手前に差し掛かったら必ず対岸をじっくり観察してルートを確かめるようにしましょう。小尾根を越える地点に山の神の祠が見えたら柳避難小屋はもうすぐ。下りの傾斜がきつくなり股ノ沢近くに降り立つとすぐに真ノ沢吊橋(古い床板に注意)です。その先は右岸を流れに沿って進むと10分程で柳避難小屋前の吊橋に出ます。小屋は無人ですがよく手入れされており、緊急時には頼りになります。
柳避難小屋を出て5分ほどは流れに沿って進みます。入川の谷から道は次第に離れ、赤沢吊橋付近までは山の中腹をたどる道が続きます。ガレや小沢を渡る箇所は道が崩れていたりして緊張します。ロープが張られているところもありますが、慎重にルートを確かめるようにしましょう。標識のある大きな尾根を越え、赤沢谷側に下ると落葉時などやや道が不明瞭になります。旧軌道跡に出てしばらく緩く下り、行き止まり手前を左に急下降すると赤沢吊橋。さらに下った赤沢谷出合にはベンチや案内板もあり、ほっとする所です。
ここからは森林軌道跡を残して整備された歩道が入川の車道まで続きます。青い水をたっぷりたたえた入川渓谷の流れを見つつ入川渓流観光釣場までのんびり歩き、さらに車道を30分ほどで川又バス停です。
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