養老山・笙ヶ岳
コース難易度
中級
- 6時間15分
コースガイド
養老山系は、鈴鹿山脈と平行して東に連なり、平野の最前面に位置している。それだけに素晴らしい眺望が得られ、とくに養老山へ向かう道からの、木曽川、長良川、揖斐川の流れる濃尾平野の広がりと、はるか奥に連なる御岳や恵那山などの雄大な展望は見応えがある。
テクニック度 |
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山行日数 |
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歩行時間 |
6時間15分 |
歩行距離 |
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最大高低差 |
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水場 |
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トイレ |
草原状の養老山と樹林の深い笙ヶ岳は対照的な山で、養老山系の主峰である養老山と最高峰の笙ヶ岳を一日で楽しむことができます。登山道はよく整備された歩きやすい道が続いていますが、大洞谷から笙ヶ岳への間は道があまりよくないので注意が必要です。笙ヶ岳まで歩くとかなりハードなコースとなるため、時間や体力に合わせてコースを短縮できるようになっています。
一番短いコースは養老山の往復で、次に段階的に、もみじ峠手前の旧牧場跡のあせび平まで、さらに足を延ばせば笙ヶ岳まで行けるという3段階に分けられます。また、逆コースをとって笙ヶ岳だけを目指すこともできるため、体力や経験に応じて歩くことができるコースとなっています。
公共交通機関を利用する場合は、養老鉄道の養老駅から歩きますが、登山口の養老ノ滝まではかなり距離があるため、養老山のみの往復コースとなることが多いです。
登山口は養老ノ滝の上にある駐車場から上る林道で、駐車場の横から林道に入り、すぐ左に谷に下りる道に入ります。ここは養老ノ滝の上で堰堤があり、流れを渡ったところから登山道が始まります。
最初は急な雑木林の斜面をジグザグに登る道で、よく整備されており、何度もターンを繰り返してベンチが2基ある明瞭な尾根に出ます。丸太の階段状の歩きやすい尾根道を進み、やがてもう一度大きな尾根に出ます。ここが三方山手前の分岐で、左に1分ほど進むと濃尾平野の眺望が大きく広がる三方山に着きます。素晴らしい展望が楽しめます。分岐に戻り10分ほど登ると、養老山脈主稜の笹原峠に出ます。峠はササが刈り開かれていますが、周囲は灌木に囲まれています。
左へ養老山への道を少し登ると、左に濃尾平野の眺望が開け、樹林の背も低くなって明るい草原状の稜線になります。道を登りきったところが小倉山で、山頂には東屋やベンチがあり、公園のように整備されています。山頂からの眺望は素晴らしく、眼前にはこれから登る三角の端正な姿の笙ヶ岳が見えます。
小倉山から小さなアップダウンを越え、右から上ってきている林道と出合うとすぐ、登山道が右に分かれており、これを登ると養老山の頂上に着きます。頂上は刈り開かれていますが、眺望はあまり良くありません。
笹原峠に戻り、主稜線を直進します。稜線の道はアップダウンが多い暗い雑木林の道で、何度も上下を繰り返してあせび平に出て、さらに下ってもみじ峠に着きます。時間や体力の余裕がなければ、あせび平から右に林道を下ることもできます。
笙ヶ岳へは峠から大洞谷登山道を下ります。鬱蒼とした樹林の道で、右から流れる大きな支流と出合ったところで右に分かれる道があり、右に入ります。流れを渡り斜面の山腹道を通って最後に浅い谷を詰め上がると笙ヶ岳の東のコルに出ますが、分岐からの道はあまり良くありません。植林された北側が開けた稜線を登ると笙ヶ岳に着きます。頂上は植林が伸びてきており、眺望は次第にきかなくなってきています。
下山はあせび平から長い林道を歩いて登山口に戻ります。
一番短いコースは養老山の往復で、次に段階的に、もみじ峠手前の旧牧場跡のあせび平まで、さらに足を延ばせば笙ヶ岳まで行けるという3段階に分けられます。また、逆コースをとって笙ヶ岳だけを目指すこともできるため、体力や経験に応じて歩くことができるコースとなっています。
公共交通機関を利用する場合は、養老鉄道の養老駅から歩きますが、登山口の養老ノ滝まではかなり距離があるため、養老山のみの往復コースとなることが多いです。
登山口は養老ノ滝の上にある駐車場から上る林道で、駐車場の横から林道に入り、すぐ左に谷に下りる道に入ります。ここは養老ノ滝の上で堰堤があり、流れを渡ったところから登山道が始まります。
最初は急な雑木林の斜面をジグザグに登る道で、よく整備されており、何度もターンを繰り返してベンチが2基ある明瞭な尾根に出ます。丸太の階段状の歩きやすい尾根道を進み、やがてもう一度大きな尾根に出ます。ここが三方山手前の分岐で、左に1分ほど進むと濃尾平野の眺望が大きく広がる三方山に着きます。素晴らしい展望が楽しめます。分岐に戻り10分ほど登ると、養老山脈主稜の笹原峠に出ます。峠はササが刈り開かれていますが、周囲は灌木に囲まれています。
左へ養老山への道を少し登ると、左に濃尾平野の眺望が開け、樹林の背も低くなって明るい草原状の稜線になります。道を登りきったところが小倉山で、山頂には東屋やベンチがあり、公園のように整備されています。山頂からの眺望は素晴らしく、眼前にはこれから登る三角の端正な姿の笙ヶ岳が見えます。
小倉山から小さなアップダウンを越え、右から上ってきている林道と出合うとすぐ、登山道が右に分かれており、これを登ると養老山の頂上に着きます。頂上は刈り開かれていますが、眺望はあまり良くありません。
笹原峠に戻り、主稜線を直進します。稜線の道はアップダウンが多い暗い雑木林の道で、何度も上下を繰り返してあせび平に出て、さらに下ってもみじ峠に着きます。時間や体力の余裕がなければ、あせび平から右に林道を下ることもできます。
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