戸倉三山縦走

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 7時間35分
  • 14.8km

コースガイド

秋川の支流・盆堀川を囲む臼杵山、市道山、刈寄山をU字型につなぐミニ縦走コース
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
7時間35分
歩行距離
14.8km
最大高低差
612m
水場
なし
トイレ
今熊園地
 戸倉三山は、奥多摩三山ほどの賑わいもなく標高も高くないので、静かな低山歩きが楽しめます。ただ、意外に時間がかかるので、余裕のある計画を立てましょう。
 武蔵五日市駅からのバスを荷田子バス停で降り、バス道を檜原方向に少し進んで信号のある交差点を南に入ると、すぐに白い道標のある登山口に着きます。ここから杉の植林帯の急坂を一気に登り切った所が荷田子峠で、グミ尾根の登山道と峠越えの道が交差しています。右に進んでグミ尾根の北面を絡むように登っていくと、尾根上の小ピーク、グミの木山の下に「茱萸御前」と書かれた標石があります。この先は次第に尾根伝いの道となって、南面が伐採で開けてきます。急坂を登り切った所が臼杵山北峰で、臼杵神社の新旧二対の猫碑と呼ばれる石像が出迎えてくれます。臼杵山の北峰から南に200mほど行くと三角点の置かれた南峰、鹿ン丸に出ます。南峰で左折して南に進み、高度差100mほどの急坂を下った後、杉の植林帯を登り返します。ヨメトリ坂からの道を右から合わせた先が市道山です。「市道」という山名は、昔、南麓の恩方の人々が市の立つ日に山越えをして五日市へ往き来したことに由来するようです。
 市道山で再び左折して急下降して行くと市歩地山に出ます。ここで陣馬山方面への吊尾根の道と分かれ、峰見通りの稜線を東へとたどります。小さなアップダウンを繰り返しながら2kmほど進み、弾左衛門ノ峰を北から巻いた先でトッキリ場の三差路を左折して北に下り、再び三差路に出て刈寄山に向かいなだらかな猪畑尾根上の道を進みます。送電鉄塔の下を通って旧入山峠に出ると左右に林道が見下ろせます。さらに進んで階段を下りたところが入山峠で、登山道を盆堀林道が横切っています。登山道を北に向かい、山火事跡の開けた斜面をぐいぐいと登って行くと刈寄山に出ます。東屋とベンチがある山頂からは南北に展望が開けています。入山峠の分岐点に戻って東に進み、緩やかな尾根道を下っていくと50分ほどで今熊山に着きます。山頂の今熊神社前の広場にはベンチとテーブルが置かれ、100mほど下った今熊園地にはトイレがあります。山頂を後に東に下り、稲荷神社で舗装路に出て20分ほど行くと今熊山登山口バス停に出ます。
荷田子峠付近からの御前山
明るい刈寄山山頂。
狭い尾根状の旧入山峠
今熊神社の鳥居
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