猿倉温泉から櫛ヶ峰へ

コース難易度
上級
  • 日帰り
  • 10時間40分
  • 23.2km

コースガイド

猿倉温泉から旧道を経て南八甲田の主峰櫛ヶ峯に立ち、北八甲田の山々の展望を楽しむコース
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
10時間40分
歩行距離
23.2km
最大高低差
667m
水場
松次郎清水
トイレ
猿倉温泉登山口
 猿倉温泉バス停から猿倉温泉までおよそ300m余りの車道歩きになります。車道の両端は小さな湿原で、季節の花が咲き乱れます。
 温泉の奥に休憩所とトイレがあります。休憩所の前にある登山口の看板を過ぎて、登山道を進むと、すぐに猿倉岳への分岐があります。通称山道コースと呼ばれ、道がV字状に雨水で削られ、ヤブがうるさく整備されていないため旧道をたどります。旧道は昔、観光用道路として作られたものですが、一度も車が走ることなく今日に至っています。もともと車が走るように作られた道なので急な登りはなく、沢、尾根を大きく回り込むように作られています。休憩所を後に、15分も歩くと猿倉神社です。
 このあたりまでは道幅も広いですが、この先は樹林の中を歩くようになります。見返場で樹林が少し切れ、高田大岳、黒森の展望が得られますが、気づかないうちに通過しまた樹林の中となります。再度左手の樹林が切れると矢櫃湿原です。入口から湿原を見渡せますが、湿原は立入禁止なので中に入れません。さらに先へ進むと木製の矢櫃橋があり、道は南へ向けて緩やかな登りとなります。展望は全くありません。やがて左手に水がとうとうと流れ出る松次郎清水に出ます。南八甲田山中で一番の美味しい水なので、ぜひ汲んでおきましょう。水場から少しで乗鞍岳入口の分岐です。
 入口には小さな湿原があり、高山植物が咲き疲れを癒してくれます。道は西へと進み、樹林が切れて展望が開けてきます。夏は強い日差しを遮るものが全くないため、熱中症には要注意。標柱に地獄峠の表示が現れると駒ヶ峯入口の広場はすぐです。ここにも小さな沢があるので水を得ることができます。櫛ヶ峯入口まではゆるく下り、櫛ヶ峯入口の標柱がある所からは、標識に従い西へ進みます。このあたりの左手の湿地は田型萢と言われ、湿地にある池塘を田圃の形に見たてたため、田型萢と言われるようになりました。
 標識に従って西へ折れるとすぐに、湿原の中に木道が続きます。黄瀬萢といわれる広大な湿原でワタスゲの群落などは見事です。櫛ヶ峯の三角峰が徐々に大きくなり、田堰沢を渡ると、身丈ほどの樹林で遠望はありません。小沢を何回か渡り、視界が開けて森林限界になります。草つきの尾根を左手にずっと回ってから急登が始まります。最後のふんばりで登りきると、櫛ヶ峯の山頂です。裸地化した中に、三角点があります。北八甲田の山々や岩木山、十和田湖の輝きが手に取るような近さに見えます。遠くには岩手山や八幡平・秋田駒ヶ岳、早池峰山などが望めます。猿倉温泉から延々歩いて登った櫛ヶ峯の山頂からの展望は、充実感に満ちています。
 展望を十分楽しんだら、足元が見えない道をひたすら下ります。
のびやかに広がる矢櫃湿原。
櫛ヶ峯山頂からの北八甲田連峰。
地獄峠の湿原からの櫛ヶ峯(左)、駒ヶ峯(右)
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