山屋から杢蔵山へ

コース難易度
初級
  • 日帰り
  • 4時間40分
  • 9km

コースガイド

神室連峰南端にそびえる新庄市民の故郷の山。山屋登山口から一ノ滝コースを登り、三角山から林道を下る周回コース
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
4時間40分
歩行距離
9km
最大高低差
676m
水場
二股上部、金杢水、銀杢命水(林道下部)
トイレ
杢蔵山荘
 新庄市には葛麓(かつろく)という別名があります。杢蔵山は古くは木葛山(もくづやま)と呼ばれ、国土地理院が地図を作製するに当たり、読みから杢蔵山と漢字表記され(もくぞうさん)と呼ばれるようになったそうです。葛麓とは文字通り木葛山の麓の意味です。
 杢蔵山は新庄市街地から見ると、どっしりと横に大きく広がった山容で聳えています。標高は1000m足らずの山ですが、山頂からの展望と、お花畑、そして綺麗な山小屋がコンパクトにまとまっていて、新庄市民の憩いの山になっています。
 山屋登山口から一ノ滝コースに入ると、すぐに戸前川を渡り、スギの植林地を登っていきます。途中で渓流遊歩道が右に分岐しますが、廃道に近い状態なので入らないようにしましょう。大きくS字形に登ると、右に一ノ滝へ下る道が分かれますので立ち寄ってみましょう。一ノ滝は落差20mの滝で、手前にかわいいお顔の不動明王の石仏が安置されています。分岐まで戻り、少し登ると豊作と領内安全を祈願した不動明王の石塔が立っています
 戸前川右岸の登山道周辺にはシナノキの大木が多く見られます。三ノ滝を登山道から見下ろし、少し登れば松倉沢出合に出ます。石飛びで対岸に渡り、右俣に沿って右岸の高みを進みます。途中、岩の間から湧き出る小さな水場があります。そこから急な七曲ノ坂と心臓破りノ坂を一気に登り、ブナが矮生林に変わると、前杢蔵の分岐に着きます。
 分岐を左折しわずかな距離で「新庄自然に親しむ会」が管理する整理整頓がゆき届いた杢蔵山荘に着きます。薪ストーブもあり、小屋の外から眺める新庄市街地の夜景は一見の価値があります。
 山荘からブナの樹林帯に入ると、金杢水の水場に着きます。そこから少しの登りで7月下旬にヤマルリトラノオの淡い水色の花が咲く風衝草原に出ます。振り返れば杢蔵山荘とテレビ塔が林立する三角山、そして月山と新庄市街地が一望できます。
 稜線に出た途端、東側の眺望が一気に広がります。そこから右手が切れ落ちたヤセ尾根を北に5分たどれば杢蔵山山頂です。八森山や火打岳などの展望が開け、山座同定の楽しみはつきません。
 帰路は杢蔵山荘から三角山を経て、テレビ塔保守用の悪路の林道を下ります。林道の道脇にはヤマルリトラノオやヤマユリ・ソバナなど山野草が多く咲いています。林道中間部に銀杢命水の水場があります。約1時間30分下れば山屋登山口に戻れます。
杢蔵山山頂西側の風衝地より三角山、新庄市内、そして月山を望む
前杢蔵からたおやかな山容の杢蔵山を望む。
手造りの温もりを感じる杢蔵山荘。
杢蔵山山頂から曲沢をはさんで対峙する八森山を見る
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