大神堂から駒ヶ岳へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 5時間0分
  • 4.8km

コースガイド

海谷山塊西稜の一峰駒ヶ岳を、変化に富んだ根知谷の大神堂から往復するコース。
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
5時間0分
歩行距離
4.8km
最大高低差
887m
水場
駒清水
トイレ
なし
 海谷山塊は、海谷渓谷を挟んだ両側に点在する標高1500m前後の岩峰群で、妙高連峰とはまた違った魅力のある山々が連なっています。駒ヶ岳はそんな海谷山塊西稜の一峰です。全体的に切り立った山が多い中で、駒ヶ岳は周囲を急峻な崖に囲まれているものの、山頂部分は緩やかな地形で麓から見ると台形に見えます。
 駒ヶ岳に直接登るルートは、海谷渓谷入口の三峡パークからと、根知地区の大神堂からの2ルートがありますが、ここでは比較的傾斜が緩く、登山道にも変化があり、途中で展望も楽しめる山寺登山口からのコースを紹介します。
 大神堂からの林道を登っていくと、登山口近くには5台ほどの駐車スペースがあります。標柱がある登山口から登り始め、木々に覆われた道を登っていくと、駒清水の水場に到着します。登山口には水場がないので、ここで水を補給すると良いでしょう。ここから尾根に上がるとブナ林が広がり、今までよりも明るい雰囲気の林になります。一旦尾根が平らになると糸魚川方面が開けた場所があり、更にもう一段上がると、今までよりも細い尾根になります。その尾根上にある岩の上に立つと、根知谷が一望できて、雨飾山も良く見えます。その後少しの間急登となりますが、傾斜が緩み大きな岩が出てきたら、もうすぐ「いっぷく」に到着です。
 いっぷくからは岩壁の下を斜上する道となりますが、足場が悪く少々登りにくい区間です。道が岩壁に沿うようになってきます。はしごが設置されている場所もありますが、通過が難しい場所ではありません。バンドと呼ばれているオーバーハングした岩の隙間を通過し、小さい沢を渡り高度を上げていくと、すくみのテラスに出ます。標高が上がった分、ここからの展望は素晴らしいです。すくみのテラスに出るまでの道は、灌木や草で下が見えにくいですが、崖ギリギリに付けられているので、転倒しないように注意しましょう。
 その後は急登になり、ブナ林が広がり出すと傾斜が緩くなってきます。三峡パークへの道との分岐を右へ行くと、鋸岳方面への縦走路で、すぐに駒ヶ岳山頂に到着します。小さな山頂には、三角点と山頂の標柱、小さな石祠も置かれてます。周囲に灌木がある為、大パノラマとは言えませんが、雨飾山や阿彌陀山など、近くの山々の展望は十分に楽しむことができます。
 下山は往路を引き返しましょう。
根知谷からの駒ヶ岳
根知谷
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