奥香肌峡から迷岳へ

コース難易度
上級
  • 日帰り
  • 5時間50分
  • 9.7km

コースガイド

池木屋山から東に延びる群界尾根上に端正な姿を見せる迷岳は、魅力ある風貌の山
テクニック度
岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
5時間50分
歩行距離
9.7km
最大高低差
1,069m
水場
唐谷分岐
トイレ
なし
 迷岳への登路は南北と東から、いくつかのルートがありますが、京阪神からはアプローチが遠く、マイカー利用でも前夜発のプランとなります。本ガイドでは北側、奥香肌峡(唐谷川)からのコースを紹介します。
 京阪神からなら、1日目はスメールで宿泊になります。2日目、早朝出発。スメールを出て唐谷川に向かい、唐谷林道終点まで行きます。4WD車であれば途中まで入れます。林道終点から山道に入ると二ノ滝が足元に落ちています。二ノ滝は15m、15m、12m滝と続く連瀑帯で、総称して二ノ滝と呼んでいます。
 谷はこの先二俣となり、左の谷を大きく絡み終えると本谷には地形図に記載のある三ノ滝二段50mが美しくかかっています。その先で倒壊した小屋が岩場にあり、唐谷分岐に着きます。本谷を飛び石で左岸に渡り杉林の支尾根に取り付いて急斜面を汗して登り切ると、飯盛山からの尾根上北肩のコルに達します。このあたりから迷岳にかけてはブナ林が美しい尾根で、陽春にはヤマツツジやシロヤシオが沿道を彩り、秋には紅葉・黄葉に染まる気持ちの良い尾根歩きが楽しめます。迷岳の直下は急勾配の登りとなって、ひと頑張りすれば、2等三角点の標石が埋まる迷岳の頂を踏みます。展望はわずかに北方のみですが、高見山と三峰山方面が木の間越しに眺められます。また、周辺にはシロヤシオが多く、自然いっぱいの景観が楽しめます。
 山頂での憩いを満喫したら、下山は来た道を北肩のコルまで戻り、飯盛山へと向かう尾根筋を登って行きます。尾根筋にはシャクナゲが多く、花の季節には周囲が美しく飾られます。尾根を登り切ると930mの飯盛山山頂に着きます。北東の視界が開け奥香肌湖が眼下に眺められます。ここからは岩稜帯となり、急勾配を木の根や岩角をつかんでの下降が続くので、転落には十分気をつけて一歩一歩確実に足場を固めて下ってください。鞍部に降り立ち40mほど登り返したピークが飯盛山北峰で、麓のスメールから見上げる山容は均整の取れたピラミッド形で登行欲をそそります。
 飯盛山北峰からの下りも、気の抜けない岩稜帯の急傾斜がしばらく続き、下り切った鞍部が本尾根分岐です。スメールには右に折れて杉、檜の植林帯の急斜をジグザグに下って行くと、唐谷沿いの山道に出合い、左へ取り唐谷橋に出てスメールに着きザックを降ろします。
ピラミダルな山容の飯盛山から迷岳へと続く山稜
唐谷本谷を石飛びで左岸に渡る。
迷岳山頂を彩るシロヤシオ。
2等三角点標石が埋まる迷岳の山頂
登山地図ナビアプリ
山と高原地図ホーダイ
山と高原地図ホーダイ
登山のための専用地図
60年以上の実績を誇る「山と高原地図」がスマホで使える!各山の専門家の現地調査に基づいた信頼できる登山情報アプリ。
登山道、コースタイム情報、コースの見どころ、山小屋や水場など登山者に必須の情報がすべて掲載!

掲載書籍