生瀬富士から袋田の滝へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 5時間15分
  • 9.3km

コースガイド

男体山火山角礫岩が露頭した岩尾根を山頂付近に持つ生瀬富士。袋田の滝を覗くスリリングな稜線ルートを楽しめます
テクニック度
岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
5時間15分
歩行距離
9.3km
最大高低差
310m
水場
なし
トイレ
袋田の滝
 JR水郡線の袋田駅からスタートします。駅を出て水郡線の踏切を渡ると少し先に「日本二十五勝、袋田の滝」の石碑があります。袋田小学校を過ぎ滝川を橋で2回渡ったら、大子町営第一駐車場の手前にある生瀬富士登山口の標識に従って進んでいきます。真っ直ぐ進むと硯工房があり右側の民家の裏が登山道入口です。登山道は沢沿いの高みに付いていて、暫く歩いて左側の尾根に取り付きます。この尾根はなかなか急な登りで稜線に出る手前にはロープが張ってあります。登り着いた稜線は鞍部になっていて右にルートを取ります。暫く進むと男体山火山角礫岩の急な岩場が現れます。クサリに助けられて岩場を乗越すと程なく生瀬富士頂上です。山頂からは南側の男体山、白木山、長福山等眺望は抜群です。さらに頂上付近の露岩帯を足元に注意して端まで渡れば展望は申し分ないです。
 生瀬富士からはロープの張られた岩場を下ります。立神山から先は袋田温泉や久慈川、月居山北峰等を見ながら下っていきます。急な登山道にはロープが張られており小さなアップダウンをしながら進んでいくと程なく十字路に到着、地名を「かずま」と言います。左は小生瀬、右は滝本でエスケープルートに使えますが、登山道の下半分は多くのロープの張られた急斜面で滑りやすいのでかなりの注意が必要です。ここは直進して袋田の滝上である「滝のぞき」から滝を俯瞰しましょう。滝のぞきからは尾根を下りて行き、渡渉地点である滝川のほとりに着きます。水量があるためよほどの減水期でなければ飛び石で渡ることは難しいです。素足ではなく何かサンダル等の履物を用意した方が良いでしょう。下流に生瀬滝と袋田の滝があるわけですが、穏やかな流れからは想像がつかないです。慎重に貸別荘の建つ対岸まで渡ったら道標に従って尾根に取り付きます。暫く進むと袋田の滝への看板があり、月居山北峰からの登山道が合流します。左に登れば月居山北峰ですが、ここは袋田の滝方面に進みます。コンクリートの階段や登山道が続き、最後に手すりの付いた急な階段を下りれば袋田の滝に降り立ちます。吊り橋を渡り袋田の滝を見学に行きましょう。エレベーターで観瀑台に上がれば袋田の滝の全容が楽しめます。
 帰りは滝本バス停から袋田駅行きのバスがありますが、本数が少ないので袋田駅まで歩いて向かいます。
袋田温泉付近から見た生瀬富士
生瀬富士山頂付近の男体山火山角礫岩の岩稜
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