【岩手県】の登山コースガイド

岩手県

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岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
22件
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検索結果22件中  21-22件
  • 岩手県から秋田県へ和賀岳縦走

    岩手県から秋田県へ和賀岳縦走

    岩手県西和賀町沢内の西に大きな山なみがゆったりと南北に横たわっています。その山なみのさらに奥に和賀岳が隠れ、奥羽山脈の脊梁にある山頂は麓からは容易にその姿を見ることができません。たどり着くには急坂を登り下りし、川を渡り、再び急斜面の道をひたすら登って行かなければなりません。登り切ると大展望が待っています。 県道1号高下バス停から北に進んだ和賀岳登山口の案内標識を左折、舗装道路からやがて未舗装になる高下川に沿った林道を約7.6km入った所に登山口があります。マイカーなら登山口の奥100mに駐車場があり7~8台、路肩にも数台駐車可能です。タクシーならJR北上線ほっとゆだ駅から約50分です。 登山届提出箱のある和賀岳・高下岳登山口から杉林に入るとすぐに幅の狭い急な登りになります。やがてブナの道になりさらに斜度が増していきます。急坂を登り切ると平たんになり赤沢分岐に出ます。ここからは広々とした巨木のブナの森に緩やかな道が続きます。高下分岐を直進し、和賀川へ向かいます。道は下りになり、左に二か所水場を過ぎてやがて木の根が張った足場の悪い急坂で、檜の巨木を過ぎると和賀川渡渉点です。川底がかなり滑るので要注意です。増水時は渡渉できません。引き返しましょう。渡ってすぐ森に入ると道はいきなり急になり、標高差約600mのほぼまっすぐな道をひたすら登ります。休みながら行きましょう。深く掘れた道から灌木帯を抜けるとコケ平に出ます。西に和賀川源流の谷を挟んで小杉山や薬師岳の稜線、北に和賀岳、東に高下岳稜線など、一気に視界が開けます。夏はニッコウキスゲなど高山植物の花畑になる広い尾根から急な湿原の斜面をひと登りで和賀岳山頂です。遮るもののない大展望、岩手山、早池峰山、秋田駒、鳥海山、焼石連峰など岩手秋田の山々が一望です。 下りは秋田県側へ。左下に和賀岳源頭部の深い谷を見ながら、小鷲山、小杉山、薬師平、薬師岳へとアップダウンを繰り返し長い尾根を下って行きます。展望良好、道は一本道、迷うことはありません。所々のヤブもあまり気になりません。薬師平はお花畑です。薬師岳からは東に岩手県側のコケ平と和賀岳、今歩いて来た小鷲山、小杉山の稜線が一望できます。薬師岳から先、左に切れ落ちた崩落地は要注意。やがてブナの森に入り、倉方、滝倉の水場、ぶな台へと急斜面を下って鬱蒼とした広葉樹の森の中の曲沢分岐を過ぎると甘露水の登山口に出ます。林道を右へ歩くこと約10分。車止めゲートが見えると駐車場、トイレ・休憩所のある秋田側登り口に着きます。
    岩手県西和賀町沢内の西に大きな山なみがゆったりと南北に横たわっています。その山なみのさらに奥に和賀岳が隠れ、奥羽山脈の脊梁にある山頂は麓からは容易にその姿を見ることができません。たどり着くには急坂を登り下りし、川を渡り、再び急斜面の道をひたすら登って行かなければなりません。登り切ると大展望が待っています。 県道1号高下バス停から北に進んだ和賀岳登山口の案内標識を左折、舗装道路からやがて未舗装になる高下川に沿った林道を約7.6km入った所に登山口があります。マイカーなら登山口の奥100mに駐車場があり7~8台、路肩にも数台駐車可能です。タクシーならJR北上線ほっとゆだ駅から約50分です。 登山届提出箱のある和賀岳・高下岳登山口から杉林に入るとすぐに幅の狭い急な登りになります。やがてブナの道になりさらに斜度が増していきます。急坂を登り切ると平たんになり赤沢分岐に出ます。ここからは広々とした巨木のブナの森に緩やかな道が続きます。高下分岐を直進し、和賀川へ向かいます。道は下りになり、左に二か所水場を過ぎてやがて木の根が張った足場の悪い急坂で、檜の巨木を過ぎると和賀川渡渉点です。川底がかなり滑るので要注意です。増水時は渡渉できません。引き返しましょう。渡ってすぐ森に入ると道はいきなり急になり、標高差約600mのほぼまっすぐな道をひたすら登ります。休みながら行きましょう。深く掘れた道から灌木帯を抜けるとコケ平に出ます。西に和賀川源流の谷を挟んで小杉山や薬師岳の稜線、北に和賀岳、東に高下岳稜線など、一気に視界が開けます。夏はニッコウキスゲなど高山植物の花畑になる広い尾根から急な湿原の斜面をひと登りで和賀岳山頂です。遮るもののない大展望、岩手山、早池峰山、秋田駒、鳥海山、焼石連峰など岩手秋田の山々が一望です。 下りは秋田県側へ。左下に和賀岳源頭部の深い谷を見ながら、小鷲山、小杉山、薬師平、薬師岳へとアップダウンを繰り返し長い尾根を下って行きます。展望良好、道は一本道、迷うことはありません。所々のヤブもあまり気になりません。薬師平はお花畑です。薬師岳からは東に岩手県側のコケ平と和賀岳、今歩いて来た小鷲山、小杉山の稜線が一望できます。薬師岳から先、左に切れ落ちた崩落地は要注意。やがてブナの森に入り、倉方、滝倉の水場、ぶな台へと急斜面を下って鬱蒼とした広葉樹の森の中の曲沢分岐を過ぎると甘露水の登山口に出ます。林道を右へ歩くこと約10分。車止めゲートが見えると駐車場、トイレ・休憩所のある秋田側登り口に着きます。
  • 沢尻岳から大荒沢岳・根菅岳を踏んで高下岳へ

    沢尻岳から大荒沢岳・根菅岳を踏んで高下岳へ

    大荒沢川、高下川、和賀川から立ち上がる尾根のピークになるのが高下岳で、麓の西和賀町大荒沢集落からはそのたおやかな稜線がすぐ近くに見えます。登山コースは3つ、貝沢コース、高畑コース、高下コースがあり、ここでは貝沢登山口から4座を踏んで和賀岳登山口へ縦走するコースを紹介します。 県道1号線貝沢バス停にある「高下岳登山道入口」看板から西側の集落へ入り、舗装道路、未舗装林道を約3.5㎞でY字路にある登り口です。数台駐車可能の駐車帯と登山届提出箱があります。タクシーならJR北上線ほっとゆだ駅から約1時間です。 ここからY字路を右へ進み、水量の少ない沢を渉って草地に出ると、旧貝沢登山口を示す大きな木柱があります。ここを左折し森へ入るとすぐ急登が始まります。杉林はブナやクロベ、ミズナラの巨木の立つヤセ尾根になり、やがてブナの道になって行きます。郡界分岐、前山分岐と緩急を繰り返して行くと東に展望が開け、ブナは矮小木になり、草付き、灌木帯を登り切ると倒れた県境分岐道標があります。すぐ先を左に一段上がると広い沢尻岳山頂です。360度の大展望、これから歩く大荒沢岳から根菅岳への尾根、その奥に和賀岳が一望です。 登山道に戻り左へ進み、大荒沢岳へ向かいます。灌木帯を下って急坂を登り返すと大荒沢岳分岐です。右折しわずかで大荒沢岳山頂、展望良好です。分岐へ戻り、右折で縦走路に入ると急な下りになり前方に展望が広がります。下り切ったら高下岳まで大展望の爽快な尾根歩きが始まります。道はアップダウンを繰り返して行きますが、刈払いされ歩きやすく常に360度の大パノラマが広がります。急斜面を登り切ると根菅岳です。高下岳が近くなっています。 草付きを下り、和賀岳を右前方に望みながら灌木帯や露岩帯の中の小さなアップダウンを越えていくと高下岳です。南西に和賀川源流の深い谷を挟んで和賀岳、南に高下岳南峰が間近です。 露岩帯を足元に注意して南にわずかに下ると高畑コースとの分岐。直進して南峰へ登り返します。南峰に立つと南北にゆったりと尾根を広げた和賀岳がすぐ西隣に迫って見えます。ミネカエデ、ミネザクラなどの灌木帯越しに和賀岳や鳥海山を眺めながら下ります。高下岳から南に伸びる主尾根上の道は、次第にブナの森に入って行きます。途中、休憩に適したダケカンバの巨木が2本、間隔をあけて立っています。やがて急斜面を巻いて下ると和賀岳への分岐に出ます。左へ進み、なおも続くブナの巨木の道をしばらく下ると赤沢分岐です。 道は左に折れ、急斜面を下り終えると和賀岳・高下岳登山口です。
    大荒沢川、高下川、和賀川から立ち上がる尾根のピークになるのが高下岳で、麓の西和賀町大荒沢集落からはそのたおやかな稜線がすぐ近くに見えます。登山コースは3つ、貝沢コース、高畑コース、高下コースがあり、ここでは貝沢登山口から4座を踏んで和賀岳登山口へ縦走するコースを紹介します。 県道1号線貝沢バス停にある「高下岳登山道入口」看板から西側の集落へ入り、舗装道路、未舗装林道を約3.5㎞でY字路にある登り口です。数台駐車可能の駐車帯と登山届提出箱があります。タクシーならJR北上線ほっとゆだ駅から約1時間です。 ここからY字路を右へ進み、水量の少ない沢を渉って草地に出ると、旧貝沢登山口を示す大きな木柱があります。ここを左折し森へ入るとすぐ急登が始まります。杉林はブナやクロベ、ミズナラの巨木の立つヤセ尾根になり、やがてブナの道になって行きます。郡界分岐、前山分岐と緩急を繰り返して行くと東に展望が開け、ブナは矮小木になり、草付き、灌木帯を登り切ると倒れた県境分岐道標があります。すぐ先を左に一段上がると広い沢尻岳山頂です。360度の大展望、これから歩く大荒沢岳から根菅岳への尾根、その奥に和賀岳が一望です。 登山道に戻り左へ進み、大荒沢岳へ向かいます。灌木帯を下って急坂を登り返すと大荒沢岳分岐です。右折しわずかで大荒沢岳山頂、展望良好です。分岐へ戻り、右折で縦走路に入ると急な下りになり前方に展望が広がります。下り切ったら高下岳まで大展望の爽快な尾根歩きが始まります。道はアップダウンを繰り返して行きますが、刈払いされ歩きやすく常に360度の大パノラマが広がります。急斜面を登り切ると根菅岳です。高下岳が近くなっています。 草付きを下り、和賀岳を右前方に望みながら灌木帯や露岩帯の中の小さなアップダウンを越えていくと高下岳です。南西に和賀川源流の深い谷を挟んで和賀岳、南に高下岳南峰が間近です。 露岩帯を足元に注意して南にわずかに下ると高畑コースとの分岐。直進して南峰へ登り返します。南峰に立つと南北にゆったりと尾根を広げた和賀岳がすぐ西隣に迫って見えます。ミネカエデ、ミネザクラなどの灌木帯越しに和賀岳や鳥海山を眺めながら下ります。高下岳から南に伸びる主尾根上の道は、次第にブナの森に入って行きます。途中、休憩に適したダケカンバの巨木が2本、間隔をあけて立っています。やがて急斜面を巻いて下ると和賀岳への分岐に出ます。左へ進み、なおも続くブナの巨木の道をしばらく下ると赤沢分岐です。 道は左に折れ、急斜面を下り終えると和賀岳・高下岳登山口です。