【兵庫編】まずはここから!登山初心者におすすめの日帰り低山8選

四季折々の美しい風景が広がる兵庫県の山々は、標高が高くなくても魅力たっぷり。初心者でも気軽に日帰りで挑戦できるコースが点在しており、アクセスの良さや景色の美しさはもちろん、登山後には温泉や地元グルメも楽しめるのが魅力です。

今回は、初心者でも安心して挑戦できる兵庫県の低山から、特におすすめの8座を厳選してご紹介します。

2026年7月8日 更新

初心者からベテランまで楽しめる兵庫の低山


海と山のパノラマを両方楽しめる六甲山系

兵庫県は、登山初心者からベテランまで幅広く楽しめる低山の宝庫。標高は高くなくても、眺望や自然の美しさを堪能できる名峰が数多くあり、登山デビューにも最適です。

六甲山系をはじめ、播磨地方の里山や岩山、但馬の森林に囲まれた山々まで、エリアごとに異なる表情を見せてくれる明峰がそろっています。

また、アクセスの良さも大きな魅力で、電車やバスを利用して気軽に訪れることができるのも魅力です。

短時間で達成感!2時間以内で登れる兵庫の山

 
片道2時間以内で標高1,000mを超える山にも登頂可能

片道2時間以内で登頂できる山が多いのも兵庫県の特徴。例えば、神戸市内からアクセスしやすい六甲山系の摩耶山(まやさん、標高702m)は、短時間で達成感のある登山が楽しめる人気の山です。

また、標高1,000mを超える播磨地方の千ヶ峰(せんがみね、標高1,005m)も、比較的短時間で登れるうえ絶景を楽しめるスポットとして知られています。

初心者でも安心して挑戦でき、朝から登って午後には観光や温泉を楽しむプランも可能です。

標高300mでも本格派!兵庫のご当地アルプス

 
標高300m以下とは思えないご当地アルプスの山並み

兵庫県には、「〇〇アルプス」と呼ばれる標高300m前後の山並みがいくつも存在し、縦走気分を味わえる本格的なルートも豊富に揃っています。

中でも、加西市の「加西アルプス」や高御位山(たかみくらやま、標高304m)を中心とした「播磨アルプス」は、岩稜の尾根歩きや絶景ポイントが楽しむことができます。

標高が低くても侮れない、ご当地アルプスの魅力にぜひ触れてみてください。

それではここから、日帰りで楽しめる兵庫県の低山8座を順にご紹介します。初心者でも気軽にチャレンジできるコースばかりなので、登山初心者の方にもぴったりです。

兵庫の登山スポット8座を比較

兵庫県の登山スポットは、低山ながら岩稜歩きや展望、温泉、歴史ある山道など、山ごとに楽しみ方が大きく異なります。加西アルプスや高御位山では迫力ある岩尾根歩き、千ヶ峰や笠形山では自然豊かな山歩き、六甲山最高峰や摩耶山では都市近郊ならではのアクセスの良さと絶景を楽しめます。

まずは標高や難易度、日帰りのしやすさ、主な魅力を比較し、自分の経験や目的に合う山を選びましょう。

表は横にスクロールできます。
山名 標高 難易度の目安 日帰りしやすさ おすすめ時期 主な魅力 向いている人
加西アルプス 251m
(善防山)
244m
(笠松山)
初級〜中級 しやすい 3月〜5月
10月〜12月
善防山と笠松山を結ぶ縦走路が人気。岩尾根や吊り橋、360度の展望を楽しめる、低山ながら冒険感のある山です。 低山で縦走気分を味わいたい人、岩稜歩きに挑戦したい人、短時間でも達成感を得たい人
高御位山 304m 初級〜中級 しやすい 3月〜5月
10月〜12月
播磨アルプスを代表する山。百間岩や開放的な稜線歩き、播磨平野を一望する展望が魅力です。 岩場のある低山を楽しみたい人、展望重視の人、登山経験を少しずつ積みたい人
千ヶ峰 1,005m 初級〜中級 しやすい 4月〜11月 播磨地方を代表する名峰。棚田、原生林、沢、滝をめぐりながら、山頂では360度のパノラマを楽しめます。 1,000m級の山に挑戦したい人、自然の変化を楽しみたい人、歩きごたえのある日帰り登山をしたい人
笠形山 939m 初級〜中級 しやすい 4月〜11月 沢沿いの道や竜ヶ滝、仙人滝、静かな樹林帯が魅力。山頂や展望台からは播磨の山並みを望めます。 滝や森歩きを楽しみたい人、静かな山を歩きたい人、展望と自然をバランスよく味わいたい人
大師山 231m 初級 しやすい 3月〜11月 城崎温泉街からアクセスしやすく、ロープウェイ利用も可能。山頂からは日本海や円山川、温泉街の眺めを楽しめます。 観光と登山を組み合わせたい人、短時間で山歩きを楽しみたい人、下山後に温泉を楽しみたい人
六甲山最高峰 931m 初級〜中級 しやすい 3月〜6月
9月〜12月
芦屋ロックガーデンから山頂を目指す定番ルートが人気。岩場、森、草原、都市と海の展望を楽しめます。 関西の定番ルートを歩きたい人、ステップアップしたい人、アクセスのよい山で本格感を味わいたい人
摩耶山 702m 初級〜中級 しやすい 3月〜6月
9月〜12月
掬星台からの夜景や神戸市街の展望が魅力。ケーブルカーやロープウェイも利用でき、自然と文化をあわせて楽しめます。 神戸近郊で登山を楽しみたい人、展望や夜景を目的にしたい人、公共交通で行きやすい山を探している人
矢筈山 363m 初級 しやすい 3月〜5月
10月〜1月
西脇市街地から近く、約2時間で周回できる里山。山頂からの展望に加え、雲海や初日の出スポットとしても親しまれています。 短時間で歩きたい人、早朝登山を楽しみたい人、雲海や初日の出を見たい人

目的と季節で選ぶ兵庫の登山スポット

兵庫県には、岩場歩きを楽しめる低山から、1,000m級の本格的な山、温泉や観光とあわせて楽しめる山まで、個性豊かな登山スポットがあります。どの山に登るか迷ったら、自分の目的や訪れる季節に合わせて選ぶのがおすすめです。

ここでは、兵庫の登山スポットの中から、目的別・季節別におすすめの山を紹介します。

岩場や稜線歩きを楽しみたい人におすすめ

兵庫県には、標高は高くなくても迫力ある岩場や開放的な稜線歩きを楽しめる山があります。

特に加西アルプスと高御位山は、低山とは思えない岩尾根歩きが魅力です。加西アルプスでは吊り橋や岩場を交えた縦走、高御位山では播磨アルプスらしい開放的な尾根歩きを楽しめます。さらに、六甲山最高峰では芦屋ロックガーデンを経由することで、より変化に富んだ登山を満喫できます。

景色を眺めながら歩く楽しさや、少しだけスリルのある登山を体験したい人におすすめです。

自然豊かな森や滝を楽しみたい人におすすめ

森林浴や渓流沿いの登山道を歩きたい人には、千ヶ峰と笠形山がおすすめです。

千ヶ峰では棚田や原生林、沢沿いの景色など変化に富んだ自然を満喫できます。一方の笠形山は、竜ヶ滝や仙人滝など見どころが多く、沢沿いの涼しい登山道を歩けるのが魅力です。

四季折々の自然を感じながら、落ち着いた雰囲気の中で登山を楽しみたい人に向いています。

登山と観光を一緒に楽しみたい人におすすめ

観光もあわせて満喫したいなら、大師山や摩耶山がおすすめです。

大師山は城崎温泉街からアクセスしやすく、下山後は温泉や食べ歩きを楽しめます。摩耶山では掬星台からの絶景を眺められるほか、神戸観光や異人館エリアと組み合わせるプランも人気です。

登山だけでなく、旅行や街歩きも楽しみたい人にぴったりでしょう。

1,000m級の山に挑戦したい人におすすめ

標高1,000m前後の山に挑戦したい人には、千ヶ峰がおすすめです。

兵庫県内でも登りやすい1,000m峰として知られ、登山道は比較的整備されています。山頂では360度の展望が広がり、達成感も十分です。「低山には慣れてきたので、もう一歩レベルアップしたい」という人にも適しています。

春・秋に快適な登山を楽しみたい人におすすめ

春や秋は、兵庫県の多くの山で歩きやすい季節です。

加西アルプスや高御位山では新緑や澄んだ空気の中で岩稜歩きを楽しめます。千ヶ峰や笠形山では新緑や紅葉が美しく、六甲山最高峰や摩耶山では爽やかな気候の中で快適な登山を満喫できます。

気温が安定しやすい春と秋は、兵庫県で日帰り登山を楽しむベストシーズンといえるでしょう。

短時間で気軽に登りたい人におすすめ

半日ほどで登山を楽しみたい人には、大師山や矢筈山がおすすめです。

大師山はロープウェイを利用すれば気軽に山頂を目指せます。矢筈山は約2時間で周回できるため、早朝登山や午後からの山歩きにも向いています。登山経験を積みたい人や、観光の合間に山歩きを楽しみたい人にもおすすめです。

①加西アルプス|アドベンチャーな岩稜に心踊る。2座縦走コース

 
迫力ある稜線の風景に引き込まれる「加西アルプス」

加西アルプスは、兵庫県加西市に位置する低山群の総称で、手軽に縦走登山が楽しめるエリアです。主に「善防山(ぜんぼうさん、標高251m)」と「笠松山(かさまつやま、標高243m)」を結ぶ縦走路が人気で、アップダウンを繰り返しながら、岩場や稜線歩きが満喫できます。

特に笠松山の山頂は、周囲を遮るものが少なく、360度の大パノラマが広がる絶景スポット。晴れた日には、遠く瀬戸内海や六甲山系まで望めます。

 
岩尾根を歩く道は、まるで天空の遊歩道

人気のルートは、善防山(ぜんぼうさん)と笠松山(かさまつやま)を結ぶ縦走路。岩尾根を歩く道や吊り橋があり、まるでアルプスのようなスケール感を気軽に楽しめます。

善防公民館を起点に8の字を描くルートが定番ですが、累積標高は500mを超え、アップダウンも多め。健脚向けですが、初心者でも時間をかけて歩けばしっかりと達成感が得られます。

短時間で絶景を楽しみたい場合は、古法華自然公園の駐車場を起点に一部区間だけを歩くのもおすすめです。

加西アルプス
住所:兵庫県加西市
標高:251m(善防山)、244m(笠松山)

【立ち寄りスポット】富久錦 ふく蔵

 
登山後に酒どころの銘酒をゲットできるのが嬉しい

実は、兵庫県西南部の播州地域は、日本屈指の酒米の産地として知られています。加西アルプスの登山口からほど近い場所には、地元の老舗酒蔵「富久錦」があり、ここならではの日本酒を手に入れることができます。

中でも筆者のおすすめは「純米原酒Fu.」。日本酒でありながら、まるでフルーティーな果実酒のような華やかな味わいが特徴で、日本酒が苦手な方でも飲みやすい逸品です。

富久錦 ふく蔵
住所:兵庫県加西市三口町1048
電話番号:0790-48-2005
営業時間:Shop&Galleryは10:00〜18:00

②高御位山|天空のトレイルを楽しめる。壮大な播磨アルプス

 
これが標高300m!?と驚く「播磨アルプス」の稜線

播磨アルプスは、兵庫県南西部に位置する低山帯で、雄大な岩稜が続くダイナミックな景観が特徴です。標高こそ300m前後と控えめですが、稜線上には岩場や急登が点在し、まるで本格的なアルプス気分を味わえることから、初心者から経験者まで多くの登山者に親しまれています。

代表的なルートは、高御位山(標高304m)を中心とした縦走コース。播磨平野を一望できる開放的な稜線歩きが楽しめ、岩肌の美しさは格別です。また「天空のトレイルランコース」としても知られ、トレイルランナーにも人気の山ですが、初心者でもゆっくりペースで登れば問題ありません。気軽に絶景を楽しめる山として、登山初心者の方にもぴったりです。

 
百間岩は入山すぐの最高の天然アスレチック

播磨アルプスの見どころの一つが、鹿島神社から入山してすぐ現れる「百間岩」と呼ばれる岩盤です。稜線へと続く道はやや急斜面ですが、その分スリル満点。まるで天然のアスレチックのような感覚で、ダイナミックな登山を楽しめます。

足元に広がるのは高砂(たかさご)市街地の街並み、横には播磨アルプスの険しい稜線が続き、どこを見ても絶景が広がります。開放感あふれる景色の中で、登山の醍醐味を存分に味わえるスポットです。

③千ヶ峰|播磨が誇る名峰。手軽に登れる標高1,000m超のいただき

 
兵庫内陸の自然の奥深さと美しさを味わえる「千ヶ峰」

千ヶ峰(せんがみね)は、兵庫県多可町と神河町にまたがる標高1,005mの山で、播磨地方を代表する名峰のひとつです。氷ノ山や但馬の山々を望むことができる展望の良さが魅力で、初心者からベテランまで幅広い層に親しまれています。

登山ルートはいくつかありますが、最も一般的なのは三谷登山口からのコース。緩やかな樹林帯を進み、途中からはやや急登もありますが、整備された道を登り切れば、開放感たっぷりの山頂が待っています。晴れた日には360度のパノラマが広がり、遠く六甲山系まで望むことができます。

 
三谷コース道中の見事な滝の風景

筆者のおすすめは、岩座神登山口から入り、三谷登山口へと下山するコース。コースタイムは約4時間で、山間に広がる美しい棚田の風景から始まり、緑豊かな原生林を抜けて山頂に至るまで変化に富んだ自然が楽しめます。下山時には沢や滝が点在し、涼やかな景色も魅力です。

さもう少し歩き応えのあるルートを求める方には、隣の笠形山へと続く「仙人ハイク縦走コース」もおすすめ。全長20km以上に及ぶダイナミックなルートで、雄大な自然を存分に満喫しながら、冒険心をくすぐる縦走登山を楽しめます。

④笠形山|静寂な自然と大パノラマに心洗われる里山

 
緑の里山に引き込まれる初夏の「笠形山」山頂の絶景

笠形山(かさがたやま)は、兵庫県のほぼ中央に位置する標高939mの山で、播磨地方を代表する秀峰の一つです。山頂の三角形の美しいシルエットが特徴で、古くから信仰の対象としても親しまれてきました。

登山ルートはいくつかありますが、最も人気があるのは笠形神社を起点とするコース。神社周辺の厳かな雰囲気を感じながら出発し、清らかな沢や滝を眺めながらゆるやかに登っていきます。特に仙人滝は迫力があり、休憩スポットとしても最適です。

 
マイナスイオンがほとばしる竜ヶ滝

筆者のおすすめは、ネイチャーパーク笠形の奥にある駐車場を起点とするルート。前半は沢沿いの道が続き、情緒たっぷり。中でも、「竜ヶ滝」では滝壺のすぐそばまで近づくことができ、豪快に流れ落ちる水音としぶきが心地よい清涼感を与えてくれます。

後半は、静寂に包まれた幻想的な樹林帯を抜け、登り応えのある急坂へ。途中には千ヶ峰を一望できる展望台もあり、ひと休みしながら絶景を楽しめます。距離としては短めながら、滝・森・眺望といった笠形山の魅力をぎゅっと凝縮した“いいとこ取り”のコース。登山初心者でも自然の変化を楽しみながら登れる、おすすめの山です。

⑤大師山|城崎温泉からロープウェイでアクセスできる低山

 
城崎温泉の町並みを望む「大師山」山頂

大師山(だいしやま)は、兵庫県北部の豊岡市に位置する標高約231mの低山。市街地からのアクセスが良く、気軽に登れる手軽さが魅力です。山名は、かつて弘法大師(空海)がこの地を訪れたという伝承に由来し、どこか歴史情緒を感じられます。

登山ルートは複数ありますが、最も一般的なのは城崎温泉街からのコース。ロープウェイを利用して中腹まで上がることもでき、短時間で山頂に到達できます。山頂に立てば、日本海や円山川、そして城崎の温泉街を一望する開放的な景色が広がります。

 
下山後は城崎温泉で外湯めぐりが最高

普段あまり登山に慣れていない方なら、ロープウェイで中腹まで登り、下山を徒歩で楽しむというコースもおすすめ。のんびりと城崎の街並みを眺めながら、気軽にプチ冒険気分を味わえます。

また、大師山のふもとには城崎温泉の外湯が点在しており、登山後に温泉で疲れを癒すのも醍醐味のひとつ。気軽に登れる低山ながら、豊かな自然と歴史、すべてが凝縮された贅沢なひと山。観光とセットで楽しめる“癒し系低山”です。

【立ち寄りスポット】城崎プリン kiman

 
とろけるプリン3種は、ぜひとも味わいたい逸品

城崎温泉は温泉だけでなく、豊富なグルメも大きな魅力。その中でも特におすすめなのが、「城崎プリン kiman」。人気プリンは、新鮮な地たまごの黄身のみを使用し、砂糖を控えめにすることで、たまご本来の優しい甘みを際立たせています。

メニューはたまごプリン・クリームブリュレ・Kimanプレミアムの3種類。中でもイチオシは「クリームブリュレ」。香ばしいカラメルと、とろけるようななめらかなプリンが絶妙なハーモニーを奏でます。欲張りに楽しみたいなら、3種類を少しずつ味わえる「アソート」がおすすめ。木目調のお盆に並ぶおしゃれなビジュアルと、コスパの良さも魅力です。

城崎プリン kiman
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島267
電話番号:0796-32-2241
営業時間:10:00~18:00、不定休

⑥六甲山最高峰|ロックガーデンから夜景まで!初心者も楽しめる変化に富んだコース

 
一度は登りたい関西ハイカーの定番「六甲山最高峰」

六甲山は兵庫県神戸市にそびえる標高931mの山。新日本百名山や日本三百名山にも選ばれており、関西屈指の人気登山スポットです。市街地からアクセスが良く、初心者から上級者まで楽しめる多彩なルートが整備されているのが魅力です。

山頂からは大阪湾や明石海峡大橋、天気が良ければ淡路島や四国まで望むことができ、展望台からのパノラマは圧巻。昼は青々とした山並み、夜は宝石のように輝く神戸の夜景と、時間帯によって異なる絶景を楽しめます。

 
天然のアスレチックをこなしていく芦屋ロックガーデン

特におすすめのルートが「芦屋ロックガーデン」から登るコース。阪急芦屋川駅を起点とし、自然が生み出した岩場を歩く野趣あふれるコースです。登るにつれて視界が開け、海と山の美しいコントラストに心が洗われるような気持になります。風吹岩を越えると、登山道は一転して静かな森の中へ。奥深い山の雰囲気に包まれながら歩を進めることができます。

下山ルートは、東お多福山(標高697m)を経由するコースがおすすめ。森林の中を進む穏やかな道から開放的な草原の尾根道へと変化するコースで、景観の移り変わりも楽しめます。適度なアップダウンがあり、初心者からステップアップしたい方にも最適です。

⑦摩耶山|日本三大夜景の展望台も。六甲山系を代表する名山

 
日本三大夜景の宝石のような夜景が待つ「摩耶山」

摩耶山(標高702m)は、六甲山系に属する人気の山。神戸市街からアクセスしやすく、初心者から上級者まで多くの登山者や観光客が訪れています。山頂近くにある「掬星台(きくせいだい)」は、日本三大夜景のひとつとして有名で、神戸の街を一望できる絶景ポイントです。

登山初心者の方にはロープウェーとケーブルカーを利用する「まやビューライン」がおすすめ。山上まで一気にアクセスでき、気軽に絶景を楽しめます。一方、しっかり歩きたい場合は、「天上寺ルート」や「上野道」など、摩耶山の自然を満喫できるハイキングコースに挑戦するのもおすすめです。ルート上には摩耶天上寺や布引の滝といった歴史ある名所が点在し、自然と文化の両方に触れながら歩けるのが魅力です。

 
「まやビューライン」を使えば、山頂がもっと手軽に

四季ごとに異なる美しい景色を楽しめるも摩耶山の魅力です。春は芽吹きの新緑が鮮やかに彩り、秋には紅葉が山肌を染め、冬は澄んだ空気の中で輝く夜景が格別。訪れるたびに異なる表情を見せ、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しのスポットです。

街からすぐにアクセスできる立地ながら、本格的な山の雰囲気と展望が味わえる摩耶山は、登山初心者の方にぴったりの山です。

【立ち寄りスポット】神戸布引ハーブ園

 
異国情緒あふれる雰囲気が漂う「神戸布引ハーブ園」

新神戸駅からロープウェーでアクセスできる、日本最大級のハーブ園です。標高約400mに位置し、神戸の街並みや海を一望しながら、四季折々のハーブや花々を楽しめます。実は、「天狗道」を経由すれば、摩耶山への登山途中に立ち寄ることも可能です。

園内には約200種のハーブや花が植えられた庭園が広がり、香り豊かな空間が訪れる人を癒してくれます。ハーブを使ったアロマ体験やハーブティーを楽しめるカフェ、地元食材を生かしたレストランもあり、五感で自然を満喫できるのも魅力です。

神戸布引ハーブ園
住所:兵庫県神戸市中央区北野町1-4-3
電話番号:078-271-1160
営業時間:時期、曜日により異なる。詳細はHPにてご確認ください。
>>公式ホームページ

⑧矢筈山|雲海や元旦登山が人気!サクッと登れる里山

 
西脇市街地からサクッと登れる播磨の名山「矢筈山」

矢筈山は、兵庫県西脇市にある標高363mの里山で、市街地から近く気軽に登れる山のひとつです。平成19年に「矢筈の森公園」として整備され、初心者でも安心して歩ける登山道が整っています。

登山コースは、大きく分けて二つ。緩やかな遊歩道が続く「どんぐりロード」と、後半に急坂が待ち構える「登山ロード」があり、2時間ほどで周回できる手軽な内容です。山頂には、戦国時代の山城跡が残り、愛宕社と秋葉社が祀られています。

 
雲海登山や早朝登山も人気が高い

また、山頂からは西脇市街地を一望でき、雲海スポットとしても知られています。歩行時間が短いため、早朝の登山にも最適で、特に年末年始は初日の出を拝むハイカーで賑わいます。

さらに、体力に余裕があれば、千ヶ峰や笠形山など播磨の山々へ足を延ばし、1日で2座を踏破するプランにも挑戦可能!短時間で自然の魅力と達成感を味わえる、初心者にもやさしい魅力的な低山です。

矢筈山
住所:兵庫県西脇市谷町
標高:363m

兵庫の低山に関するよくある質問

Q. 兵庫の低山は登山初心者でも楽しめますか?

A. 兵庫県には整備された登山道が多く、比較的歩きやすい低山が数多くあります。標高が低くても眺望や岩場歩きなど、それぞれ異なる魅力を楽しめるのが特徴です。ただし、低山でも急登や滑りやすい場所があるため、自分の体力や経験に合ったコース選びを心がけましょう。

Q. 兵庫で日帰りできるおすすめの低山はありますか?

A. 兵庫県には高御位山や加西アルプス、摩耶山、大師山など、日帰りで気軽に楽しめる低山が豊富です。公共交通機関でアクセスしやすい山も多く、登山と温泉や観光を組み合わせたプランも人気があります。

Q. 兵庫の低山は一年中登れますか?

A. 多くの低山は四季を通して楽しめます。春は新緑、秋は紅葉、冬は空気が澄んで遠くまで見渡せる絶景が魅力です。一方で、夏は暑さや熱中症対策が欠かせません。季節に応じた服装や十分な水分補給を意識して安全に登山を楽しみましょう。

Q. 兵庫の低山でも登山靴は必要ですか?

A. ハイキングコース中心の低山でも、滑りやすい土道や岩場があるため、登山靴やトレッキングシューズがおすすめです。足首をしっかり支え、グリップ力のある靴を選ぶことで、安全性が高まり快適に歩けます。

Q. 兵庫の低山ではどのような服装がおすすめですか?

A. 動きやすく吸汗速乾性のあるウェアを基本に、防寒着やレインウェアを携行すると安心です。標高が低い山でも天候は変わりやすいため、脱ぎ着しやすい重ね着を意識すると体温調節しやすくなります。

Q. 兵庫の低山を選ぶときのポイントは何ですか?

A. 登山時間や累積標高、アクセス方法、登山道の特徴を確認して選ぶことが大切です。絶景を楽しみたい方は展望が良い山、岩場歩きを体験したい方は岩稜コースがある山など、目的に合わせて選ぶと満足度が高まるでしょう。

標高は低くても魅力満点!兵庫の登山スポット

 
播磨アルプス「百間岩」から高砂市街を一望

兵庫県には、気軽に挑戦できる低山が点在し、登山初心者でも安心して楽しめるコースが数多くあります。

雄大な景色を望む稜線歩き、奇岩が生み出すダイナミックな風景、歴史が息づく静かな山道など、それぞれの山ごとに異なる魅力が広がり、訪れるたびに新たな発見があります。

まずは気になる一座から歩みを進め、登山の楽しさを存分に味わってみませんか?

1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部を卒業後、商社やメーカーで営業職を経験。2019年より複業でトラベルライターとしての活動を始めた後、2021年には本業も旅行業界へ転身し、国内OTAで宿泊施設の集客支援に従事。2025年からは、会社員としては旅行業界から離れ、SaaSスタートアップ企業へ転職。フルリモート勤務を行いながら、フリーランスのトラベルライティング事業を手がけ、地元愛知の製造業支援 × 観光・アウトドアコンテンツ制作という2軸で、地方創生に取り組んでいる。執筆記事は3,000本以上にのぼる。地方の魅力に光を当てながら、「旅をきっかけに人生が少し豊かになる体験」を発信。登山、自転車旅、秘湯巡り、島旅が趣味で、毎年の北海道旅行を家族の恒例行事にしている。notehttps://note.com/yuhei_tonosho
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