上日川峠から歩く大菩薩嶺登山 初心者におすすめの往復コースと甲州の大パノラマ

日本百名山のひとつ、大菩薩嶺(だいぼさつれい)は、爽やかな樹林帯や歩きごたえのある岩場、そして山頂付近からの雄大な眺望で多くの登山者を魅了しています。
今回は、初心者にも人気の上日川峠から大菩薩嶺を往復するルートを実際に歩いた体験をもとに、コースの特徴や見どころ、天候の変化、服装・持ち物の工夫まで詳しく紹介します。
初めての百名山にどこを選ぼうか悩んでいる方や、安心して楽しめる登山を探している方に向けて、大菩薩嶺の魅力をわかりやすくお伝えします。
目次
大菩薩嶺の魅力と基本情報 登山者を惹きつける理由とは

大菩薩嶺(だいぼさつれい)は、山梨県甲州市の北東部に位置する標高2,057メートルの山で、日本百名山のひとつ。森林限界を超えた山頂付近からは、標高2,000メートル級ならではの広大な眺めが広がり、晴れた日には甲州の美しい景色が眼下に望めます。
登山道はよく整備されており、山小屋や休憩所も充実。標高差の少ないルートもあるため、初心者でも歩きやすく、気軽に2,000メートル級の達成感が味わえるのも魅力です。年間を通じて多くの登山者が訪れています。
大菩薩嶺の見どころ

山頂近くの雷岩(かみなりいわ)は、大菩薩嶺を代表する展望スポット。天気が良ければ、富士山や大菩薩湖(上日川ダム)、甲州盆地、さらに南アルプスの山々まで一望できます。
雷岩から大菩薩峠へ続く稜線は、視界が開けたなだらかな尾根道。歩きながら絶景を楽しめるこの区間は、多くの登山者にとってハイライトです。
おすすめの季節は、紅葉が美しい秋から、空気が澄んだ冬にかけて。秋には唐松尾根が黄金色に染まり、カラマツ林の黄葉トンネルを歩けます。冬は雪をまとった富士山や南アルプスがよりくっきりと浮かび上がり、静寂の中で凛とした景色が広がります。
大菩薩嶺 登山口へのアクセス方法 車・バス・駐車場情報まとめ

大菩薩嶺の代表的な登山口・上日川峠(かみひかわとうげ)へは、車・バス・タクシーでアクセス可能です。道は全て舗装されており、初心者でも安心して訪れることができます。
車でアクセスする場合

第1駐車場
中央自動車道の「勝沼IC」または「大月IC」から国道20号を甲斐大和方面へ進み、県道218号を北上すると上日川峠に到着します。

第2駐車場
駐車場は上日川第1〜第3駐車場(すべて無料)がありますが、週末や紅葉シーズンはすぐに満車になることも。早朝の到着がおすすめです。混雑時には、現地の案内看板を参考にして第4駐車場を利用しましょう。
公共交通機関でアクセスする場合

JR中央線「甲斐大和駅」からは、栄和交通の路線バス「大菩薩上日川峠線」が運行されています。平日は1日3便、土日祝は5便で、運行時間は8時〜14時の間。所要時間は約40分、運賃は片道1,020円です。タクシーの利用も可能です。バス停とタクシー乗り場は、第1駐車場の端にあります。
※「塩山駅」からは、甲州市民バス「大菩薩峠登山口線」も利用できます。
大菩薩嶺 登山コース詳細 上日川峠から往復する初心者向けルート紹介

大菩薩嶺の定番ルートは、上日川峠から始まる往復コース。中継地点の福ちゃん荘を経て、唐松尾根ルートを登り、雷岩を経由して山頂を目指します。下山は同じルートを戻るシンプルな行程で、登山初心者にもわかりやすい構成です。
コース概要と特徴
唐松尾根ルートは、登山道が整備されており歩きやすい反面、雷岩手前は急登が続きます。特に体力に不安がある場合は、こまめに休憩を取りながらゆっくり登るのがおすすめです。
道中の景色や植生の変化も楽しめ、雷岩からは富士山や甲州の山並みを望む絶景が広がります。下山も同じルートを通るため、行きで注意したポイントを意識して歩くと安心です。
タイムスケジュール
上日川峠(1,585m) →【30分】→ 福ちゃん荘/唐松尾根分岐(1,720m) →【1時間40分】→ 雷岩(2,040m) →【10分】→ 大菩薩嶺(2,057m) →【30分】→ 雷岩分岐(2,040m) →【1時間】→ 福ちゃん荘/唐松尾根分岐(1,720m) →【40分】→ 上日川峠(1,585m)
コースデータ
難易度:ふつう(急登・岩場あり)
歩行距離:5.3km
時間:4時間30分
最大高低差:472m
トイレ:上日川峠の駐車場横、唐松尾根分岐点前
登山客の数:多い
登山記録メモ(7月上旬の例)
時期:7月上旬
天候:晴れのち時々雨
気温:最高25℃/最低20℃
体感:上日川峠は標高1,500m超のため、平地より涼しく快適。風が吹くと肌寒さを感じる場面もあり、薄手のウインドブレーカーがあると安心。
ロッヂ長兵衛で登山前の準備

上日川峠にある「ロッヂ長兵衛」は、大菩薩嶺の登山拠点として便利な施設。売店では飲み物や軽食の購入ができるほか、登山グッズも販売されており、登山前の準備や小休憩に立ち寄るのにぴったりです。
外にはトレッキングポールのレンタルも用意されており、傾斜や岩場が多い大菩薩嶺では、足への負担を減らしたい人におすすめ。Tシャツやステッカーなど、大菩薩嶺にちなんだオリジナルグッズも扱っており、登山の記念にもなります。

また、ロッヂ近くの第2駐車場手前にはトイレも設置されています。出発前に利用しておくと安心です。
登山開始 上日川峠から福ちゃん荘へ樹林帯を歩く

準備が整ったら、いよいよ登山スタート。ロッヂ長兵衛の右手にある登山道から、まずは中継地点の山小屋「福ちゃん荘」を目指します。所要時間はおよそ30分です。

進んですぐに「大菩薩嶺(登山道)」と書かれた道標がありました。案内に従い、左の登山道へ進みます。舗装された道を抜けて山道に一歩踏み入れるその瞬間、何とも言えない心地よさを感じさせます。

道は緩やかな登りが続き、両脇には低い草木が広がります。木々の間隔もあり、見通しの良い歩きやすい道ですが、地面には湿り気があり、場所によっては滑りやすい箇所も。木の根や段差を避けながら、バランスに気をつけて進みましょう。

やがて目の前に岩の登り道が出てきました。登りきったところが、休憩や装備チェックにも便利な福ちゃん荘です。
福ちゃん荘でひと休み 山小屋グルメとトイレをチェック

登山開始からおよそ30分。中継地点の山小屋「福ちゃん荘」に到着しました。売店には看板や商品が並び、飲み物や軽食が手軽に購入できます。登山中に立ち寄れるこうした休憩スポットは、とてもありがたい存在です。
名物の「甲州ほうとう」や「馬刺し」は、登りの際に予約しておくと、下山時に楽しむことができます。そのほかにも、おしるこ・みそおでん・もつ煮込み・自家焙煎のコーヒー・ビールなど、バリエーション豊かなメニューがそろっています。

標高は1,720メートル。スタート地点の上日川峠から、ここまで約140メートル登ってきたことになります。山頂まではさらに330メートルほど。ここで一息ついてから、後半の登りに備えましょう。

福ちゃん荘のすぐ先には唐松尾根との分岐があり、その手前に公衆トイレが設置されています。山頂までは約2時間、途中にトイレはありません。必ずここで済ませておきましょう。

この先は、左に進めば雷岩・大菩薩嶺へ向かう唐松尾根ルート、右に進むと巻き道で大菩薩峠方面へ。今回は左の唐松尾根ルートを登り、雷岩を目指します。ここからは本格的な登りが始まるため、気を引き締めて進みましょう。
唐松尾根の急登へ 雷岩までの変化に富んだ登り

歩き始めてすぐ、木々の間から遠くの山並みが見え、自分が標高の高い場所にいることを実感できます。登るにつれて視界がひらけていくのも、このルートの魅力のひとつです。
唐松尾根は、登り坂と緩やかな道を交互に繰り返しながら高度を上げていきます。中盤以降は岩場が増え、下半身への負担が大きくなるため、無理のないペースで歩きましょう。

岩がゴツゴツと目立ち始め、足元も不安定になります。浮石に注意しながら、安定した足場を選んで進むのがポイントです。滑りやすい場所もあるため、トレッキングポールで支えを取りつつ歩くと安心です。

傾斜が増してくる終盤は、ふくらはぎや膝への負担が一気に増します。小まめな休憩をはさみながら、自分のペースを守って登りましょう。

途中でふと振り返ると、登ってきた道とともに、見晴らしのよい景色が広がっていました。雲に覆われて富士山は見えませんでしたが、麓には大菩薩湖(上日川ダム)がはっきりと見え、その静かな姿に心が癒されます。
雷岩に到着 大菩薩嶺山頂を目指す

前方に雷岩が見えてきました。空には厚い雲が広がり、雨の気配を感じつつ、最後のひと踏ん張り。雷岩までラストスパートです。

福ちゃん荘から歩くこと約1時間半。雷岩(標高約2,040メートル)に到着です。空が近くに感じられ、達成感を味わえる場所。

大きな道標の隣で雷岩到達の記念写真を撮ります。ここで少し休憩をとったら、いよいよ大菩薩嶺の山頂へ。山頂までは10分ほど、緩やかな樹林帯の道を進みます。

登山道には木の幹が敷かれており、ルートが分かりやすく整備されています。

やがて前方に開けたスペースと山頂標識が見えてきます。いよいよ大菩薩嶺の山頂に到着です。
静けさに包まれた大菩薩嶺山頂 登頂の達成感を味わう

登山開始からおよそ2時間半。標高2,057メートルの大菩薩嶺山頂に到着しました。山頂は木々に囲まれた静かな空間で、展望はほとんどありませんが、森の中にぽつんと立つ感覚が心を落ち着かせてくれます。
見晴らしこそないものの、自然に包まれたこの雰囲気には特別な魅力があります。静けさの中で、登頂の達成感をじっくりと味わえる場所です。

記念撮影をした後は、「山と高原地図ホーダイ」アプリでここまでのルートや所要時間を振り返ってみるのもおすすめ。20分ほど休憩したら、来た道をそのまま折り返して下山します。
同じルートで下山開始 雷岩から樹林帯へ戻る道のり

山頂から戻り、再び雷岩に到着。登りのときよりも景色はやや霞んでいましたが、標高2,000メートルからの眺めはやはり心に残るものがあります。眼下には大菩薩湖、そしてその右下には福ちゃん荘の屋根も見えました。
唐松尾根ルートで福ちゃん荘を目指して下山していると、甲州の穏やかな山並みを背景に、どこかで雷鳴が響きました。すれ違う登山者の中には、すでに雨具を身につけている人の姿も。

岩場を下っていると、やがて雨がぽつぽつと降り始めます。できれば樹林帯に入るまでに強まらないことを願いたいところですが、急いで下ると滑って転倒する危険も。焦らず、落ち着いて足元を確認しながら歩きましょう。

順調に進んでいたものの、ぬかるんだ土に足を取られて転んでしまいました。樹林帯は湿っている場所が多く、雨が止んだあともしばらく滑りやすい状態が続きます。下山時こそ注意が必要です。

やがてロッヂ長兵衛が見えてきて、上日川峠に無事ゴール。登山を終えた実感が湧いてきます。お疲れさまでした。
登山初心者におすすめの服装・持ち物まとめ 大菩薩嶺登山の必携品とは

大菩薩嶺を安全・快適に歩くためには、気象変化に対応できる服装と、最低限の登山装備が欠かせません。ここでは、登山初心者にもわかりやすいよう、基本の服装と持ち物を整理しました。
季節を問わず快適に歩くための服装例

標高2,000mを超える大菩薩嶺では、夏でも冷えを感じる場面があります。吸湿速乾性のある服を中心に、体温調整しやすい重ね着が基本です。
- ・ベースレイヤー(インナー)
- ・速乾Tシャツ(夏用)
- ・登山パンツ
- ・登山用靴下
- ・登山靴
- ・帽子
安全・快適な登山に欠かせない持ち物チェックリスト

以下は日帰り登山における基本装備の一例です。大菩薩嶺のように整備された山でも、急な天候変化や体調不良に備え、必要なものはしっかり準備しましょう。
- ・飲み物(目安:500ml〜1L以上)
- ・行動食・非常食
- ・タオル、手ぬぐい
- ・トレッキングポール
- ・グローブ
- ・サングラス
- ・虫除けスプレー
- ・日焼け止め
- ・レインウェア
- ・ヘッドライト
- ・モバイルバッテリー
- ・クマ鈴、ホイッスル
- ・携帯トイレ、ティッシュ、ゴミ袋
- ・エマージェンシーシート
- ・救急セット(絆創膏、消毒液、常備薬など)
行動食の一例 おにぎりとチョコレートでエネルギー補給
今回の登山では、コンビニで購入したおにぎりと、ビスケット、チョコレートを行動食として持参しました。山頂での景色を眺めながら食べるおにぎりは格別で、休憩時にはチョコレートで糖分補給。
行動食は「食べきる」より「少し余る」くらいが理想です。残ったお菓子は帰りの電車や翌日の仕事中の間食にも活用できます。
大菩薩嶺の登山帰りに寄りたい温泉・グルメ・観光情報まとめ
下山後の楽しみとして、温泉で疲れを癒したり、地元グルメを味わったりするのも登山の醍醐味。大菩薩嶺の麓・甲州市エリアには、初心者にも立ち寄りやすい観光スポットが点在しています。
ここでは、登山後に訪れたい温泉・食事処・お土産スポットをご紹介します。
甲州市交流保養センター 大菩薩の湯

大菩薩嶺の西側の麓にある「甲州市交流保養センター 大菩薩の湯」は、1,000万年以上前の地層が育んだ高アルカリ性の名湯。筋肉痛や関節痛の緩和、冷え性改善、美肌効果など、疲労回復が期待できます。
さまざまなお風呂を楽しめるほか、地元産の新鮮な食材が並ぶ土産物直売コーナーも充実。下山後も大菩薩嶺の大自然に包まれながら、ゆったりと過ごせます。
アクセス:JR中央線 塩山駅から甲州市民バス大菩薩峠登山口行または落合行で16分、小田原橋で下車後徒歩3分
営業時間:11:30〜14:00、17:30〜20:00
休業日:火曜
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おの屋

「おの屋」は、甲州名物のほうとうと馬刺しをはじめ、そばやうどん、天ぷらが味わえる穴場の食事処です。ほうとうと馬刺しがセットになった定食は2,000円とコスパ抜群。店内は落ち着いた雰囲気で、下山後にゆったりと食事を楽しみたい人におすすめですよ。
アクセス:JR中央線 塩山駅から甲州市民バス大菩薩峠登山口行または落合行で24分、大菩薩の湯で下車後徒歩すぐ
営業時間:10:00〜21:00(最終入場~20:00、入浴~20:45)
休業日:火曜
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甲州古民家ほうとう 完熟屋 本店

農場直営の「完熟屋」は、地元の新鮮な食材を使った郷土料理と地酒が楽しめるお店。築120年の古民家を改装した店内は、江戸時代の趣を感じさせる落ち着いた空間です。味噌蔵で作るこだわりの味噌を使ったほうとうは、体の芯から温まる味わい。甲州の食文化と雰囲気を味わえます。
アクセス:JR中央線 塩山駅から徒歩8分
営業時間:11:30~15:00 17:30~23:00(フードL.O 22:00/ドリンクL.O 22:30)
休業日: 水曜(祝日の場合は営業)
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頑固おやじの手打ちほうとう/勝沼観光センター専果園

「頑固おやじのほうとう」と「勝沼観光センター専果園」は同じ敷地内にあり、ほうとうとブドウ狩りの両方が楽しめるスポット。頑固おやじのほうとうは、山梨ほうとうグランプリで優勝した名店。専果園では新鮮なブドウの食べ放題が楽しめます。
濃厚な味噌味とコシのある手打ち麺、新鮮な野菜が詰まった一杯は、登山後にぴったり。天気の良い日には、ブドウ棚の下の屋外席で食事ができます。
新鮮な野菜をふんだんに使い、濃厚な味噌の味とコシのある手打ち麺はまさに絶品。
アクセス:JR中央本線 勝沼ぶどう郷駅からタクシーで6分
営業時間:11:00~18:00、土日祝日10:30~18:00 ※売り切れ次第終了
休業日:木曜(祝日の場合は営業) ※8~10月は無休
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マンズワイン勝沼ワイナリー

「マンズワイン勝沼ワイナリー」は、キッコーマンが手がける代表的なワイナリー。ワイン製造の見学や有料テイスティング、非公開エリアのツアーなどが楽しめます。限定販売のソラリスシリーズのヴィンテージワインも必見です。
アクセス:JR中央線 塩山駅からタクシーで5分
営業時間:3月〜11月 9:30 〜16:30、12月〜翌2月 10:00〜16:00 ※営業時間変更あり
休業日:無休 ※臨時休業あり
料金:地下セラーツアー ワイン試飲3種付き1,500円、ジュース試飲付き1,000円
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JAフルーツ山梨 奥野田第一共撰所

「JAフルーツ山梨 奥野田第一共撰所」では、ももやぶどうなど、甲州の旬のフルーツが購入できます。わけありの桃が半額近い価格で販売されることもあり、登山帰りのお土産探しにぴったりです。
大菩薩嶺登山のよくある質問(Q&A)

Q. 大菩薩嶺は初心者でも登れますか?
A. 上日川峠からの往復ルートは整備されており、こまめに休憩をとりながら歩けば初心者でも登れます。雷岩付近はやや傾斜が急で岩場もあるため、足元に注意して進みましょう。
Q. 山頂からの景色は見られますか?
A. 大菩薩嶺の山頂は樹林帯に囲まれており、眺望はほとんどありませんが、手前の雷岩からは富士山や南アルプス、大菩薩湖などの景色を望めます。
Q. いつの季節がおすすめですか?
A. 秋のカラマツ黄葉や、冬の雪化粧した稜線は特に人気があります。天候が安定しやすく歩きやすい6〜10月も、登山初心者におすすめのシーズンです。
大菩薩嶺登山で出会う甲州の雄大な自然

大菩薩嶺は、爽やかな樹林帯や稜線歩きなど、甲州らしい自然の魅力が凝縮された山です。四季や天候によって表情を変える風景も、登山の楽しみのひとつでしょう。晴れ間から差し込む木漏れ日も、霧に包まれた静かな稜線も、それぞれに大菩薩嶺らしい美しさがあります。
一方で、標高2,000メートル級の山では天候の急変もつきもの。実際に下山中に雨に見舞われたこともあり、準備の大切さを実感しました。
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