軽アイゼンのおすすめ5選 4本爪・6本爪の選び方とチェーンスパイクとの違い

軽アイゼンは、冬の低山や残雪期の緩やかな雪面などで、登山靴の滑りを抑えるために使う装備です。4本爪と6本爪では爪の配置が異なり、チェーンスパイクとも構造や得意な路面が違います。

この記事では、軽アイゼンとチェーンスパイクの違い、4本爪・6本爪の選び方を解説し、4ブランドから5モデルを紹介します。爪の本数だけで決めず、予定するコース、雪の状態、登山靴との相性を確認して選びましょう。

2026年9月19日 更新

軽アイゼンとチェーンスパイクの違い

軽アイゼンは、登山靴に取り付けた金属の爪を雪面に食い込ませ、歩行を補助する道具です。この記事では、靴底の一部に爪のある本体を固定する4本爪・6本爪のモデルを中心に紹介します。

チェーンスパイクは、チェーンでつないだ爪を靴底に沿わせ、伸縮性のあるラバーなどで靴を包む構造が一般的です。軽アイゼンとは爪の配置や固定方法が異なり、単純に爪の本数だけで性能を比べることはできません。

どちらも、急斜面や硬く凍結した雪面で、本格的な登山用アイゼンの代わりになる装備ではありません。傾斜や雪の硬さに加え、滑った先に崖や沢がないかも考えて装備を判断してください。

チェーンスパイクの特徴と商品は、登山用チェーンスパイクのおすすめブランド5選で詳しく紹介しています。


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登山に使う軽アイゼンの選び方

軽アイゼンは、まず予定するコースで使えるかを確認し、そのうえで靴との相性や扱いやすさを比べます。購入前に押さえたいのは、次の4点です。

歩くコースに合わせて爪の配置と形状を確認する

4本爪には軽量でコンパクトなモデルが多く、6本爪には4本爪より広い範囲に爪を配置したモデルがあります。ただし、爪の本数が多ければ急斜面を歩けるとは限りません。

爪が靴底のどこに位置するかと、メーカーが想定する用途を確認しましょう。足裏の一部だけに爪がある軽アイゼンは、つま先やかかとだけを接地すると爪が効かないことがあります。商品名の「4本」「6本」だけで判断せず、装着写真も確認してください。

登山靴のサイズと靴底の幅に合わせる

対応する靴のサイズに加えて、靴底の幅や厚み、甲のボリュームを確認しましょう。同じサイズ表記の登山靴でも形状は異なるため、対応範囲内でも取り付けられない場合があります。

幅調整ができるモデルは、説明書に従って本体を靴底に合わせます。幅調整が不要なモデルでも、靴との適合確認は必要です。実際に使う靴に装着し、本体が所定の位置に収まるか、ベルトが届くか、ずれやがたつきがないかを確かめてください。

固定方法と着脱のしやすさを比べる

ベルトを通して締めるタイプは、通し方と締める順序を覚えておくことが大切です。バックルやラチェットで固定するタイプは、留め具を操作して締めたり緩めたりでき、手袋を着けた状態での扱いやすさも比較するポイントになります。

装着の手順は製品ごとに異なります。自宅で調整と着脱を練習し、山では迷わず操作できるようにしておきましょう。

雪の付着を抑えるプレートと携行性を確認する

本体の底に付くスノープレートやスノーガードは、雪が塊になって付着するのを抑える部品です。雪が爪を覆うと効きが悪くなるため、軽さと併せて確認しましょう。ただし、プレートがあっても雪の付着を完全に防げるわけではありません。

持ち運びやすさを比べるときは、収納時の大きさやケースの有無も確認します。重量を見る場合は、片足分か両足分か、ケースを含むかをそろえて比較しましょう。


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登山におすすめの軽アイゼン5選

ここからは、固定方法や調整機構の異なる軽アイゼンを5モデル紹介します。予定するコースで使用できることを確認したうえで、登山靴との相性や着脱方法を比べてください。

ベルモント軽量6本爪アイゼン BS-028バンド式幅調整が可能、スノーガード付きライフスポーツ6本爪アイゼンラチェット式 幅調整タイプラチェット式前後の幅を調整可能、アンチスノープレート付き

ブランド おすすめモデル 固定・調整方法 こんな人におすすめ
エバニュー 6本爪アイゼン EBY014 バックル式/S・Lの2サイズ バックルで着脱できる6本爪を選びたい人
マウンテンダックス 6本爪アイゼン HG-120 ベルト式/幅調整不要 ネジによる幅調整をせずに装着したい人
マウンテンダックス 4本爪アイゼン HG-121 フロントベルト式 軽量でコンパクトな4本爪を携行したい人
ベルモント 軽量6本爪アイゼン BS-028 バンド式/幅調整可能 スノーガード付きで幅を調整できるモデルを選びたい人
ライフスポーツ 6本爪アイゼンラチェット式 幅調整タイプ ラチェット式/前後幅調整 手袋を着けたまま着脱しやすいモデルを選びたい人

※爪の本数は片足分です。仕様はメーカー・取り扱い元の公表情報をもとに整理しています。購入前に商品ページと説明書で最新情報を確認してください。

エバニュー


画像:Amazon

エバニューは、登山用の調理器具やアイゼンなどを展開するブランドです。6本爪アイゼンにはサイズ別モデルと幅調節式があるため、使う登山靴に合うタイプを確認できます。公式の装着動画も購入前に確認しておきましょう。

おすすめモデル 6本爪アイゼン EBY014

「6本爪アイゼン EBY014」は、バックルで靴に固定するモデルです。S・Lの2サイズがあるため、使う登山靴に合うサイズを選びます。購入後は実際に使う靴へ装着し、ずれやがたつきがないか確認してください。

本体には雪の付着を抑えるスノープレートを備え、収納袋も付属します。バックルで着脱できる6本爪を探している人に向くモデルです。


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マウンテンダックス


画像:Amazon

マウンテンダックスは、登山用品を扱うオクトスが展開するブランドです。今回紹介する4本爪と6本爪は、いずれも部材調達から組み立てまで国内で行われています。爪の数だけでなく、重量や幅調整の有無も比べて選びましょう。

おすすめモデル① 6本爪アイゼン HG-120

「6本爪アイゼン HG-120」の特徴は、両側にワイヤーとチェーンを使った、幅調整が不要な構造です。ネジで本体の幅を合わせる手間を省きたい人に向いています。

本体は炭素鋼板(S60C)製で、重さは片足226g。スノープレートと収納ケースが付属します。ネジによる幅調整が不要な6本爪を選びたい人に向いています。


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おすすめモデル② 4本爪アイゼン HG-121

「4本爪アイゼン HG-121」は、片足90gのコンパクトなモデルです。ステンレス製の本体にスノープレートを備え、フロントベルトを締めて固定します。

後ろ側の2本の爪を長くし、4本すべての爪が雪面に接地しやすい構造です。4本爪で対応できるコースと確認したうえで、荷物の重さや収納スペースを抑えたい人に向いています。爪がある範囲は限られるため、軽さだけで6本爪の代わりに選ばないようにしましょう。


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ベルモント


画像:Amazon

ベルモントは、新潟県の燕三条地域に拠点を置くアウトドア用品メーカーです。軽アイゼンにはスノーガードの有無が異なるモデルがあるため、品番と付属品を確認して選びましょう。

おすすめモデル 軽量6本爪アイゼン BS-028

「軽量6本爪アイゼン BS-028」は、バンドで固定する日本製のモデルです。本体の幅を登山靴に合わせて調整できます。メーカーは、緩い傾斜での使用を想定しています。

スノーガードに加え、バンド、調整用スパナ、ケースが付属し、重量は約550gです。同シリーズの「BS-027」はスノーガードが付属しないため、購入時は品番を確認してください。


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ライフスポーツ


画像:Amazon

ライフスポーツは、登山用品店オクトスが取り扱うアイゼンのブランドです。今回紹介するモデルは、ラチェット式のバックルと前後の幅調整機構を備えています。手袋を着けたまま着脱したい人は、操作方法を確認しておきましょう。

おすすめモデル 6本爪アイゼンラチェット式 幅調整タイプ

ラチェット式のバックルで締め具合を調整する6本爪モデルです。手袋を着けたままでもバックルを操作できるため、着脱のしやすさを重視する人に向いています。

幅の調整範囲は前部85〜105mm、後部70〜95mmで、重量は550g。アンチスノープレート、収納袋、六角レンチが付属します。対応サイズの目安は23.0〜29.0cmです。


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軽アイゼンについてよくある質問

軽アイゼンの分類や使用場面、装着するタイミング、使用後の手入れについて、よくある疑問に回答します。

10本爪のアイゼンも軽アイゼンですか?

10本爪でも、製品によっては軽アイゼンに分類されます。爪の本数だけで判断せず、前爪の有無や固定方法、メーカーが示す用途を確認しましょう。10本爪だから本格的な雪山に対応できるとは限りません。

冬の低山や夏の雪渓は軽アイゼンで歩けますか?

軽アイゼンで対応できる場合もありますが、季節や標高だけでは判断できません。低山でも急斜面が凍ることがあり、夏の雪渓も場所や時間帯によって硬くなります。

出発前に山小屋や登山道の管理者などが発信する情報を確認し、必要な装備を判断してください。滑落の危険がある斜面では、ルートに適した本格アイゼンやピッケルなどの装備と、それらを扱う技術が必要です。

軽アイゼンはいつ装着すればよいですか?

雪や凍結した区間に入る前の、足場が安定した安全な場所で装着します。滑る場所に入ってから取り付けると、作業中にバランスを崩すおそれがあります。

歩き始めにずれや緩みを確かめ、歩行中も必要に応じて確認してください。雪のない岩場や舗装路が続く場合は、製品の説明と路面の状況に応じて、安全な場所で外します。

軽アイゼンを使った後はどう手入れしますか?

説明書に従って泥や汚れを落とし、水分を拭き取って十分に乾かしてから保管します。濡れたままケースに入れて放置しないようにしましょう。

次に使う前には、爪の摩耗や変形、ベルトの傷み、バックルの亀裂、ネジの緩みなどを点検してください。


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コースと登山靴に合う軽アイゼンで山歩きに備えよう

軽アイゼンは、予定するコースで使える爪の構造を選び、登山靴へ確実に取り付けられることを確認します。そのうえで、着脱方法、幅調整の有無、重量や収納性を比べましょう。

出発前に装着を練習し、山小屋や登山道の管理者が発信する最新情報も確認してください。コースと雪の状態に合う装備を整え、安全な山歩きに備えましょう。


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