登山用シュラフは、使う時期と場所の最低気温、そして宿泊スタイルに合わせて選ぶのが基本です。温度表記はメーカーによって基準や名称が異なるため、数値だけで比べず、どの基準の数値かを確認することが大切です。
また、睡眠時の暖かさはシュラフだけで決まるわけではなく、マットや服装など複数の要素に左右されます。
この記事では、初めて登山用シュラフを購入する人に向けて、テント泊を中心に、選び方とおすすめのブランド・モデルを紹介します。
目次
登山用シュラフを選ぶ前に確認したいこと

どのシュラフが合うかは、どこで・いつ使うかによって決まります。購入前に泊まる場所とその時期の最低気温を確認しておくと、必要な暖かさの目安がつかめます。
泊まる場所でシュラフが必要か確認する
テント泊や、寝具が用意されていない避難小屋に泊まる場合は、シュラフが必要です。
山小屋に泊まる場合は、寝具の用意やシーツなどの持参ルールが山小屋によって異なります。予約時に、利用する山小屋の案内を確認しましょう。
使う時期と場所の最低気温を調べる
必要な暖かさは、シュラフを使う場所の最低気温から考えます。同じ季節でも、山域や泊まる場所によって夜の冷え込みは大きく変わります。
天気予報のほか、山小屋が発信している情報や山岳気象の情報を確認しましょう。標高も判断材料の一つですが、標高だけで気温を決めつけず、実際の予報や現地の情報を確かめることが大切です。
厳冬期の雪山でテント泊をする場合は、厳冬期に対応した低い温度帯のシュラフが必要になり、冬山の知識や装備も求められます。
登山用シュラフの選び方

登山用シュラフは、温度表記だけでなく、中綿の種類、形状、重量など複数の要素を見て選びます。温度表記は見方を誤ると必要な暖かさを判断しにくくなるため、最初に確認しておきましょう。
快適温度・下限温度を確認して使用場所に合うものを選ぶ
シュラフの温度表記には、主に2種類の目安があります。
・快適に眠れる目安(快適温度):寒さに弱い人でも、リラックスした姿勢で寒さを感じずに眠れるとされる温度
・下限の目安(下限温度):寒さに強い人が、体を丸めた姿勢で寒さを感じずに眠れるとされる温度
初めての1本は、使う場所の最低気温に対して、快適温度が合っているかを基準に選ぶと判断しやすくなります。寒さの感じ方には個人差があるため、寒がりの人は余裕を持たせて選びましょう。
温度表記は、何らかの服装で寝ることを前提にした数値で、前提となる服装はメーカーによって異なります。また、どの温度帯のシュラフを選んでも、テント泊では地面からの冷えを防ぐマットと組み合わせて使います。
注意したいのは、同じ意味の温度でも、メーカーによって呼び方や測定の基準が異なることです。
| メーカー | 快適に眠れる目安 | 下限の目安 | 測定の基準 |
| イスカ | ― | 最低使用温度 | 独自の基準。季節に応じた一般的な山用の服装が前提。快適に眠れる目安は、表示温度よりおおむね5〜10℃高い |
| モンベル | 快適温度 | 使用可能温度 | 国際的な試験基準のテスト方法で測定。アンダーウェアの着用を想定 |
| ナンガ | 快適使用温度 | 下限温度 | 欧州の試験基準(EN13537)に基づく表記 |
| シートゥサミット | コンフォート温度 | リミット温度 | 国際的な試験基準(ISO 23537)に基づく表記 |
| ファイントラック | T Comfort | T Limit | 国際的な試験基準(ISO 23537)で試験 |
規格の名前や番号を覚える必要はありません。同じ「−1℃」でも、快適に眠れる目安なのか下限の目安なのか、どの基準で測ったのかによって意味が変わります。商品を比べるときは、同じ種類の目安どうしで、同じ基準で測った数値かを確認してから比べましょう。
軽さを重視するならダウン、濡れへの備えを重視するなら化繊も検討する
中綿は、ダウンと化学繊維の素材(化繊)に大きく分かれます。
ダウン
同じ暖かさなら化繊より軽く、小さく収納できるのが強みです。荷物を背負って歩く登山では、この差が大きな利点になります。一方、濡れるとふくらみが失われ、保温力が落ちやすいとされています。
ダウンの品質を示す目安として、よく「FP(フィルパワー)」という数値が使われます。FPは、ダウンのふくらみやすさを示す目安で、数値が大きいほど少ない量でもふくらみやすいダウンです。ただし、シュラフの暖かさはダウンの量や作りによっても変わるため、FPだけで暖かさは判断できません。
化繊
同じ暖かさならダウンより重く、収納サイズも大きくなりやすい素材です。その代わり、湿気や濡れの影響を受けにくく、家庭で洗えるモデルもあります。綿状の化繊綿のほか、シート状の化繊素材を使ったモデルもあります。
ただし、ダウンのモデルにも、水をはじく撥水(はっすい)加工を施したダウンや、雨などの水を通しにくく内側の湿気は逃がす「防水透湿素材」を表地に使ったものがあります。濡れへの備えを考えるときは、中綿の種類だけでなく、生地や加工も合わせて確認しましょう。シュラフの上から被せるシュラフカバーで濡れに備える方法もあります。
体に沿うマミー型を基本に、身長に合うサイズを選ぶ
登山用シュラフで主流なのは、体の形に沿った「マミー型」です。頭まで覆えて体とのすき間が少ないため、体温を逃しにくい形状です。
長方形の「封筒型(レクタングラー型)」は、布団のようにゆったり使える反面、主にキャンプや車中泊向けの形状です。このほか、マミー型と封筒型の中間の形状や、軽量化のために背中側や上半身の中綿を省いたモデルもあります。登山用として初めて選ぶ場合は、主流のマミー型から検討すると候補を絞りやすくなります。
サイズは、自分の身長に合うものを選びます。短すぎると足を伸ばせず、長すぎると内部に余分なすき間ができて暖かさを感じにくくなるとされています。同じモデルでもショートやロング、女性用が用意されていることがあるため、対応身長を確認しましょう。
重量は収納袋を含むかどうかをそろえて比べる
重量は、ザックの総重量に直接影響します。ただし、「本体と収納袋込みの両方を示すもの」「総重量のみを示すもの」「収納袋を含むかの記載がないもの」など、表記の条件は商品によって異なります。
数十グラムの差を比べるときは、表記の条件がそろっているかを確認しましょう。収納サイズも、ザックの容量と合わせて確認しておくと安心です。
フードやドラフトチューブで冷気の入り込みを防ぐ
同じ温度帯のシュラフでも、冷気が入りやすい首元やジッパーまわりの作りによって、暖かさの保ちやすさが変わります。
・フード:頭部を覆い、頭から熱が逃げるのを抑える
・ドラフトチューブ:ジッパーの内側に沿って配置された、中綿入りの筒状のパーツ。ジッパーのすき間から冷気が入るのを防ぐ
・ショルダーウォーマー:首元と肩を包み込むパーツ。内部で暖まった空気が首元から逃げるのを抑える
ジッパーが生地を噛み込みにくい工夫があるかどうかも、狭いテント内での使いやすさに関わります。
登山用シュラフのおすすめブランド5選
登山用シュラフを展開するブランドの中から、特徴の異なる5ブランドと、それぞれの代表的なおすすめモデルを紹介します。まずは比較表で、重視したいことに合うブランドの見当をつけましょう。
| ブランド | おすすめモデル | ブランドの特徴 | おすすめモデルが向く人 | 中綿 | メーカー表記の温度 | 重量 |
| イスカ | エアドライト 290 | 寝袋専門メーカー。温度帯ごとのラインナップが豊富 | 撥水加工のダウンを、ショートサイズも含めて選びたい人 | ダウン(撥水加工) | 最低使用温度 −1℃ | 平均560g (収納袋を含むかの記載なし) |
| モンベル | シームレス ダウンハガー800 #3 | 番手で保温性を選びやすく、ダウン・化繊の両方を展開 | マミー型の窮屈さが気になる人 | ダウン | 快適温度 5℃ 使用可能温度 0℃ |
568g (収納袋込み589g) |
| ナンガ | オーロラテックス ライト450DX | ダウン製品を手がけ、防水透湿素材を表地に使ったシュラフを展開 | 結露・濡れへの備えを重視したい人 | ダウン | 快適使用温度 0℃ 下限温度 −5℃ |
総重量865g |
| シートゥサミット | スパーク -1C | 寝袋やライナーなどのスリーピングギアを展開する海外ブランド | 荷物を軽くしたい人 | ダウン(撥水加工) | コンフォート温度 4℃ リミット温度 −1℃ |
493g (収納袋を含むかの記載なし) |
| ファイントラック | ポリゴンネストイエロー | 独自開発の保温素材を使った登山ギアを展開 | 化繊素材を選びたい人 | 化繊(シート状) | T Comfort 7℃ T Limit 3℃ |
695g (収納袋を含むかの記載なし) |
※温度の呼び方と測定の基準はブランドによって異なるため、数値の高い・低いで保温力を比べることはできません。
※重量は、収納袋を含むかどうかなど、表記の条件が商品によって異なります。
イスカ
イスカは、寝袋を専門に扱う国内メーカーです。夏用から厳冬期用まで温度帯ごとにモデルが細かく分かれており、ショートサイズを用意したモデルもあるため、使う季節と体格の両方から絞り込めます。
温度表記は、下限の目安となる「最低使用温度」のみを示す独自の方式です。快適に眠れる目安は表示温度よりおおむね5〜10℃高くなるため、ほかのブランドと比べるときはこの点を踏まえて見ましょう。
エアドライト 290
撥水加工を施したダウンを使ったモデルで、結露が起こりやすいテント泊で、ダウンの濡れが気になる人の候補になります。ショートモデルもあるため、小柄な人も体格に合わせて選べます。
最低使用温度は−1℃です。イスカでは、快適に眠れる目安は表示温度よりおおむね5〜10℃高いとしています。使う場所の最低気温と照らし合わせて選びましょう。
エアドライト 290の特徴
・中綿:770FPのダウン(撥水加工)
・収納サイズ:直径14×長さ24cm
・最大長:肩幅78×全長210cm。ショートモデルあり
・上部は中綿のふくらみを保ちやすい区画構造(ボックス構造)、下部は表地と裏地を縫い合わせた軽い作り(シングル構造)
・ダウンの偏りを防ぐ仕切りを胸まわりに配置
対応身長の目安は示されていないため、購入前に店舗などでサイズを確かめると安心です。
モンベル
モンベルのシュラフは、「EXP.」から「#7」までの番手で保温性の段階が分かれています。番手ごとに快適温度と使用可能温度が示されているため、使う場所の最低気温から番手を絞り込めます。
同じ番手でダウンと化繊の両方のモデルがそろっているため、温度帯を決めてから中綿を選ぶ、という順序で比べやすいブランドです。化繊を選びたい場合は、同じ#3のシームレス バロウバッグ #3も候補になります。
シームレス ダウンハガー800 #3
生地と縫い目が寝返りなどの体の動きに合わせて伸びる構造のモデルです。体に沿うマミー型でありながら窮屈さを抑えたい人の候補になります。
快適温度5℃と使用可能温度0℃の両方が示されているため、使う場所の最低気温と照らし合わせて選びましょう。
シームレス ダウンハガー800 #3の特徴
・中綿:800FPのダウン
・収納サイズ:直径13×長さ26cm
・内部を仕切る布(隔壁)をなくし、内部に張りめぐらせた糸でダウンの偏りを防ぐ独自構造
・生地と縫い目が最大135%伸びる
・183cmまで対応。女性用モデル(173cmまで)もある
表地には撥水加工が施されています。結露の多いテント内で使う場合は、シュラフカバーなどの濡れへの備えも合わせて考えましょう。
ナンガ
ナンガは、ダウンウェアや寝袋を手がける国内メーカーです。登山用シュラフでは、表地に独自の防水透湿素材を使ったシリーズを展開しており、濡れへの備えを重視したい人にとって選択肢の多いブランドです。修理やクリーニングなどのアフターケア(有償)も用意されています。
オーロラテックス ライト450DX
表地に防水透湿素材を使ったダウンのモデルで、テント内の結露や、テントの壁面に触れたときの濡れが気になる人に向いています。対応身長ごとに3サイズから選べるため、体格に合わせたサイズを選びやすいのも特徴です。
快適使用温度0℃、下限温度−5℃が示されているため、使う場所の最低気温と照らし合わせて選びましょう。
オーロラテックス ライト450DXの特徴
・表地:雨などの水を通しにくく内側の湿気は逃がす独自の防水透湿素材「AURORA TEX LIGHT」
・中綿:760FPのダウンを450g
・収納サイズ:直径14×長さ30cm
・ジッパーからの冷気を防ぐドラフトチューブを装備
・ショート(165cmまで)・レギュラー(166〜178cm)・ロング(179〜185cm)の3サイズ
総重量は865gです。軽さを最優先したい場合は、ほかのモデルの重量表記とも見比べたうえで、濡れへの備えとのバランスで判断しましょう。
シートゥサミット
シートゥサミットは、寝袋やライナー(シュラフの内側に入れるインナーシーツ)などのスリーピングギアを展開する海外ブランドです。国内では正規輸入代理店を通じて販売されています。今回紹介するスパークシリーズは、軽さと暖かさの両立を図ったシリーズです。
スパーク -1C
構造やジッパーの長さを工夫して軽量化したダウンのモデルで、荷物を少しでも軽くしたい人に向いています。軽さを優先しながら、結露したテントの壁面に触れやすいフードと足元には防水透湿素材を使っています。
コンフォート温度4℃、リミット温度−1℃が示されているため、使う場所の最低気温と照らし合わせて選びましょう。
スパーク -1Cの特徴
・中綿:850+FPのグースダウン(撥水加工)
・収納サイズ:縦13.5×横19.5×高さ34cm
・フードと足元に防水透湿素材を使用
・上半身は中綿のふくらみを保ちやすい区画構造、下半身は軽い縫い合わせの構造。ジッパーは全長の半分ほど
・レギュラーは185cmまで対応。ロング(198cmまで)と女性用モデルもある
重量493gは収納袋を含むかの記載がないため、ほかのモデルと重量を比べる際は表記条件の違いに注意してください。
ファイントラック
ファイントラックは、登山用のウェアやギアを手がける国内ブランドです。シュラフには、自社開発のシート状の保温素材「ファインポリゴン」を使っています。凹凸のある立体的なシートで暖かい空気をためる素材で、ダウンとも綿状の化繊とも異なる選択肢になります。
ポリゴンネストイエロー
保温素材に、水を抱えにくく乾きやすいシート状の化繊を使ったモデルです。結露や汗など、濡れへの対応を重視して化繊素材のシュラフを選びたい人に向いています。濡れへの備えを重視する点はナンガのモデルと共通していますが、ナンガが防水透湿素材の表地で濡れに備えるのに対し、こちらは保温素材そのものに乾きやすい化繊を使っています。
快適に眠れる目安のT Comfortは7℃、下限の目安のT Limitは3℃です。最低気温がT Comfortより下がる時期に使う場合は、より保温力の高いモデルも含めて検討しましょう。
ポリゴンネストイエローの特徴
・保温素材:シート状の化繊素材「ファインポリゴン」
・収納サイズ:直径17×長さ30cm
・縫い目を最小限にし、縫い目からの冷えを抑える作り
・足元までのファスナーと、吊り干し用のループ付き
・185cmまで対応。日本製
シュラフと組み合わせたいマット・インナーシュラフ・シュラフカバー
使用する場所の最低気温に合ったシュラフを選んだら、地面からの冷えや結露、シュラフ内の汚れにも備えましょう。マット、インナーシュラフ、シュラフカバーはそれぞれ役割が異なるため、季節やテント泊の環境に合わせて組み合わせます。
マットで地面からの冷えを防ぐ
シュラフの中綿は、体の重みでつぶれると保温層が薄くなります。そのため、背中側の冷えを抑えるには、シュラフの下に敷くマットが必要です。マットは地面との間に断熱層をつくり、体の熱が奪われるのを抑えます。シュラフとマットは役割が異なるため、テント泊では両方を用意しましょう。
マットの断熱性は「R値」で示されることがあり、数値が大きいほど地面からの冷えを伝えにくくなります。使用する季節や地面の状態を考え、必要な断熱性を備えたものを選んでください。
乾いた服に着替え、インナーシュラフを活用する
まずは、使用する場所の最低気温に合ったシュラフを選ぶことが基本です。そのうえで、もう少し暖かさを補いたい場合は、シュラフの内側に入れて使うインナーシュラフを組み合わせましょう。インナーシーツと呼ばれることもあり、シュラフ内の汚れを抑えやすくなる点もメリットです。
ただし、インナーシュラフだけで、使用温度が合っていないシュラフの保温性を補うことはできません。また、行動中の汗や雨で服が濡れた場合は、乾いた服に着替えてから寝るようにしましょう。
結露や濡れが気になるときはシュラフカバーを検討する
シュラフカバーは、テント内の結露や外から入り込む水分からシュラフを守るための装備です。結露が発生しやすい時期や、シュラフを濡らしたくない環境でのテント泊に役立ちます。
必要性は、シュラフ表面の撥水性や防水性、テント内の結露のしやすさによって異なります。使うシュラフの仕様と山行時の環境を確認し、濡れへの備えを補いたい場合に追加しましょう。
登山用シュラフに関するよくある質問

宿泊先での寝具の扱いや、手持ちの寝袋を使えるかなど、購入を決める前に迷いやすい点を質問形式で整理しました。
山小屋泊でもシュラフは必要ですか
寝具が用意されている山小屋なら、シュラフを持っていかなくてよい場合があります。ただし、シーツなどの持参を求める山小屋もあるため、予約時に案内を確認しましょう。今後テント泊や避難小屋泊を予定しているなら、そのタイミングでシュラフの購入を検討すると無駄がありません。
下限温度を目安にシュラフを選んでもよいですか
初めての1本では、下限温度ではなく快適温度を目安にするのがおすすめです。下限温度は、寒さに強い人が体を丸めた姿勢で寒さを感じずに眠れるとされる温度で、快適に眠れることを示す数値ではありません。
イスカのように下限の目安だけを示すメーカーの場合は、快適に眠れる目安との関係(イスカでは表示温度よりおおむね5〜10℃高い)を踏まえて、使う場所の最低気温と照らし合わせましょう。
メーカーが違うシュラフの温度はどう比べればよいですか
まず、比べる数値が同じ種類の目安(快適に眠れる目安どうし、下限の目安どうし)かを確認し、次に同じ基準で測った数値かを確認します。
基準が異なる場合は、数値の差で保温力の優劣を判断できません。その場合は、それぞれのシュラフが使う場所の最低気温に合っているかを、商品ごとに確認して判断しましょう。
厳冬期の雪山で3シーズン用のシュラフは使えますか
厳冬期の雪山でのテント泊には向きません。厳冬期向けには、より低い温度に対応するモデルが別に用意されています。冬山や厳冬期のテント泊では、それに対応したシュラフに加え、冬山に必要な知識や装備が求められます。
キャンプ用の寝袋を登山で使えますか
使う場所の気温に合った温度帯か、背負って歩ける重量と収納サイズかを確認して判断しましょう。
キャンプや車中泊向けの寝袋には、ゆとりのある封筒型など、重さや収納サイズより寝心地を優先したものがあります。温度の示し方が登山用モデルと異なる場合もあるため、商品ごとに仕様を確認することが大切です。
使う時期と重視することから自分に合うシュラフを選ぼう

画像:写真AC
登山用シュラフは、まず使う時期と場所の最低気温を確認し、それに合った温度表記のモデルを選ぶことが基本です。温度の呼び方と測定の基準はブランドによって異なるため、どの目安の数値かを確かめてから比べましょう。
今回紹介したブランドとモデルは、次のように選び分けられます。
・撥水加工のダウンを、ショートサイズも含めて選びたいなら:イスカ エアドライト 290
・マミー型の窮屈さが気になるなら:モンベル シームレス ダウンハガー800 #3
・結露や濡れへの備えを重視するなら:ナンガ オーロラテックス ライト450DX
・荷物を少しでも軽くしたいなら:シートゥサミット スパーク -1C
・化繊素材を選びたいなら:ファイントラック ポリゴンネストイエロー
テント泊では、シュラフとあわせてマットも準備し、自分の山行に合った組み合わせで夜を過ごしましょう。
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山と高原地図Webの記事が
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