コースタイムより歩くのが遅い人へ 無理のない登山計画の立て方
登山地図に書かれたコースタイムより、いつも時間がかかってしまう。「このペースで山頂まで行けるかな」「日が暮れる前に下山できるかな」と不安に感じたことはありませんか?
コースタイムは登山計画を立てるための目安であり、誰もが同じ時間で歩けるわけではありません。大切なのは、無理に速く歩こうとすることではなく、自分のペースに合わせて計画を立てることです。
この記事では、自分の歩行ペースの調べ方や、登山地図アプリを使った無理のない登山計画の立て方を紹介します。
目次
コースタイムより歩くのが遅くても大丈夫?

登りが続く場所や岩場では、無理にペースを上げず慎重に歩こう
登山地図に記載されているコースタイムは、登山道を歩く時間の目安です。歩く速さは体力や経験、荷物の重さ、登山道の状態などによって変わります。
例えば、コースタイム3時間のルートを3時間30分かけて歩いても、それだけで問題とはいえません。ただし、時間がかかることを考慮せずに計画を立てると、下山が遅れるおそれがあります。コースタイムに無理に合わせるより、自分のペースでも余裕を持って下山できる計画を立てることが重要です。
なお、登山地図のコースタイムには休憩時間が含まれていない場合があります。計画を立てる際は、休憩時間も別に考慮しましょう。コースタイムの基本的な考え方は、関連記事「登山地図のコースタイム通りに歩かないとダメ?」でも紹介しています。
自分の歩行ペースを知るには?

地図のコースタイムと実際に歩いた時間を比較してみよう
自分に合った登山計画を立てるには、過去の登山でどれくらいの時間がかかったかを確認してみましょう
h3 過去の歩行時間をコースタイムと比較する
例えば、標準コースタイム3時間のルートを、休憩を除いて3時間36分で歩いた場合、計算は次のようになります。
3時間36分 ÷ 3時間 = 1.2倍
この場合、標準コースタイムの約1.2倍の時間がかかっていることになります。一度の登山だけで判断せず、複数回の記録を比較すると、自分の歩行ペースの傾向を把握しやすくなります。
登りと下りで歩く速さが違うことも
登りでは標準タイムに近いペースでも、急な下りや岩場では慎重に歩くため、時間がかかることがあります。
また、登山後半は疲労によってペースが落ちる場合もあります。過去の記録を比較するときは、登りと下りの違いやコースの特徴も考慮しましょう。
ヤマチズで自分のペースに合った登山計画を立てる

ヤマチズでは、地図上で登山ルートを設定して登山計画を作成できる
自分の歩行ペースがわかったら、次の登山計画に反映してみましょう。
登山地図アプリ「ヤマチズ」は、登山地図の定番「山と高原地図」をスマートフォンで利用できるアプリです。地図上でルートを設定し、歩くペースに合わせてコースタイムを調整できます。
コースタイムの倍率を変更する

程表のタイム倍率を変更すると、自分のペースに合わせたコースタイムを計算できる
ヤマチズでは、登山計画の行程表で「タイム倍率」を設定できます。例えば、標準コースタイム4時間のルートなら、次のように計算されます。
| タイム倍率 | 歩行時間 |
| 標準(1.0倍) | 4時間 |
| ゆっくり(1.2倍) | 4時間48分 |
※説明用の計算例です。休憩時間は含んでいません。
普段から標準コースタイムより2割程度時間がかかる人なら、1.2倍を目安に設定できます。ただし、倍率はあくまで目安です。登山道の状態や体調によって実際の所要時間は変わります。
行程表で通過予定時刻や下山予定時刻を確認する

地図上に作成した登山計画を表示し、行程表を確認できる
ヤマチズでは、作成した行程表から各地点の通過予定時刻を確認できます。タイム倍率を変更すれば、山頂や下山地点への到着予定時刻も変わるため、自分のペースで無理なく歩けるかを検討できます。
休憩時間と予備時間も考慮する
登山計画では、歩行時間に休憩時間を加え、予期しない遅れに備えた余裕も確保しましょう。
例えば、歩行時間4時間48分に40分の休憩を加えると、合計5時間28分です。午前8時出発なら、計算上の下山予定時刻は午後1時28分となります。ただし、予備時間は含まれていません。季節や山域の日没時刻、登山道の状況も考慮し、余裕を持って下山できる計画にしましょう。
ヤマチズの詳しい操作方法は、「登山アプリ「ヤマチズ」を使いこなすための詳しい活用方法」記事で紹介しています。
ヤマチズで、自分のペースに合った登山計画を作ってみよう
歩く速さに合わせてコースタイムを調整し、各地点の通過予定時刻や下山予定時刻を確認できます。次の登山に向けて、自分に合った行程表を作ってみませんか?

登山当日は予定と実際の歩行時間を確認しよう

登山中は安全な場所で立ち止まり、現在地や残りの行程を確認しよう
登山計画を立てたら、当日も予定どおりに歩けているか、途中で確認しましょう。
予定より遅れていたら計画を見直す
山頂や峠などで、通過予定時刻と実際の時刻を比較します。予定より遅れている場合は、残りの行程や体調、日没までの時間を確認しましょう。
無理にペースを上げるのではなく、必要に応じて早めに引き返す判断も大切です。引き返す場合も、来た道や周囲の状況を確認し、安全に戻れるかを判断してください。
また、登山計画は家族などに共有し、登山届を適切な提出先に提出しましょう。日帰り登山でも、予定外の遅れに備えてヘッドライトを携行することが大切です。
登山記録を次の計画に活かす

ヤマチズでは、保存した登山記録を振り返り、次の計画に活かせる
ヤマチズでは、登山開始時に記録をスタートすると、歩いたルートや時間、標高の変化を記録できます。下山後に実際の歩行時間を振り返れば、登りや下りでのペースの違いを把握し、次の登山計画に役立てられます。
計画を立てて歩き、実際の時間を振り返る。この繰り返しが、自分に合った登山計画につながります。
コースタイムと登山計画に関するよくある質問

自分のペースに合った登山計画を立てるときに、気になる疑問をまとめました。
コースタイムの1.2倍で計画すれば安心ですか?
1.2倍はあくまで目安です。過去の歩行時間や登山道の状態に合わせて調整し、休憩時間や予備時間も確保しましょう。
登山経験が少なく、自分の歩行ペースがわからない場合は?
まずは距離や標高差が小さい、無理なく歩けるコースを選びましょう。余裕のある計画で登山を経験し、実際の歩行時間を記録していくことで、自分のペースを把握しやすくなります。
予定より遅れてしまった場合はどうすればよいですか?
残りの行程や日没時刻、体調などを確認し、登山を続けるか判断しましょう。焦ってペースを上げず、安全に引き返せる状況であれば早めの撤退も検討してください。
自分のペースで無理のない登山計画を立てよう

自分のペースに合った登山計画で、時間に余裕を持って山を楽しもう
コースタイムより歩くのが遅くても、無理にペースを合わせる必要はありません。大切なのは、自分の歩行時間を把握し、余裕のある計画を立てることです。
ヤマチズでは、歩行ペースに合わせたコースタイムの調整や、行程表での予定時刻の確認ができます。次の登山では、自分のペースに合った計画を作り、時間に余裕を持って山歩きを楽しみましょう。
ヤマチズで、次の登山計画を立ててみよう
歩くペースに合わせて所要時間を調整し、無理のない登山計画を作成できます。

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計画が立てやすい計画したルートと現在地を見て登山ができるので今どこにいるのかが一目でわかります。計画の編集もできるようになりました。
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