はまゆう山荘から角落山、剣の峰

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 5時間10分
  • 8.4km

コースガイド

はまゆう山荘から女坂コースで角落山を往復して、その後剣の峰を経て霧積温泉へ抜ける中級コース
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
5時間10分
歩行距離
8.4km
最大高低差
590m
水場
なし
トイレ
なし
 角落山登山道の男坂コースは、ルートファインディングの難しさや鎖場の通過があるなど一般的ではないですが、女坂コースならば比較的安全に山頂に立つことができます。はまゆう山荘から林道赤沢線を歩いて、雨坊主山登山口と男坂コースの登山口がある白沢橋を過ぎ、さらに歩くと赤沢橋です。ここで林道が2つに分かれますが、左の赤沢沿いに登って行く林道を進みます。ここから先林道はさらに落石が多く荒れているので、車で入る際には事前の情報収集と走行の際の注意が必要です。
 赤沢橋から標高差300mの登りで標高1100mの林道終点にある女坂登山道入口です。10台くらい停められる広場になっています。登山道は岩がゴロゴロしたガレ場の沢筋から歩き始めます。ペンキなどの目印を見失わないように注意が必要です。やがて剣の峰直下の急斜面を登山道が横切るように続きます。危険箇所には鎖などが設置されていますが、上部からの落石や滑落などには要注意です。登山口から40分ほどで角落山と剣の峰の間の鞍部で、ここが登山道の分岐でもあります。まずは左を選んで角落山を往復します。途中急坂の登りがありますが、特に危険箇所もなく30分ほどで角落山山頂到着です。ツツジ類の低木に覆われた山頂ですが、展望に恵まれています。山頂には角落大権現の社があり、今も学問成就の祈願など信仰されているそうです。
 剣の峰へはいったん登って来た道を鞍部まで戻ります。そして剣の峰の道を選びます。こちらはすぐに岩場が現れ、鎖をたよりに歩きます。急な細尾根の登りは、ルートのわかりにくい箇所もあり、特に下りルートの場合は要注意です。やがて道がなだらかになると遭難碑があり、山頂はもうすぐです。展望は山頂の一角から浅間隠山方面が開けています。
 霧積温泉への道は、案内標識がないので慎重に確認しながら、山頂から南西方向の急坂を下ります。樹林帯の尾根道から左に切れ落ちた山腹を横切るようになると、鎖場が現れます。ここが犬泣かせと呼ばれている岩場です。足場が悪いので鎖をたよりに注意深く通過です。さらに樹林帯の尾根と急な左斜面をからむように道は続きますが、やがて鼻曲山・霧積分岐にでます。かつて峠越の道があった十六曲峠の霧積温泉側に少し下がった場所になります。
 分岐をそのまま真っ直ぐ進み、下り坂をもうひと頑張りすれば林道に出ます。霧積温泉金湯館へは、林道を右に数分の距離です。宿泊の場合横川駅まで宿の無料送迎がありますが、徒歩の場合は3時間の車道歩きかタクシーで約30分です。
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