正面登山口コース

コース難易度
初級
  • 6時間5分

コースガイド

祖母・傾山群とは距離があるが、宮崎県下の名峰という事で、尾鈴山を収録した。この山の魅力は丸みの帯びた岩峰もさることながら、その瀑布群とシャクナゲやコウヤマキなど花々の魅力に尽きる。なおこの山は日本200名山にも選ばれている。
テクニック度
山行日数
歩行時間
6時間5分
歩行距離
最大高低差
水場
トイレ
 舗装された狭い県道を名貫川沿いに登ります。尾鈴キャンプ場の駐車場から林道をさらに進むと三差路に着きます。右手の橋を渡って少し進むと、左側に正面登山口があります。杉林の中には、疑木の階段が設置されており、歩きやすくなっています。やがて赤松や栂の天然林に入ります。登山道は伐採の難を逃れた古木がわずかにあり、この森の素晴らしかった過去を伝えています。山頂までの登りは、とくに急な坂や危険な箇所もなく、樹木の間に谷を隔てて右に神陰山、左に矢筈岳が見え隠れします。頂上までほとんどが同じような変化のないコースです。
 尾鈴山山頂は1等三角点ですが、樹林の中にわずかばかりの広場があるのみで、展望は効きません。ここからの尾根道はアップダウンのあるコースです。4月中旬から5月の連休頃が見ごろのアケボノツツジやシャクナゲの林が続き、またこの山系特有のコウヤマキの群落も見ることができます。長崎尾の3等三角点を過ぎ、次のピーク、シャクナゲ千本林で道は分かれますが、真っすぐ進むと白滝へのコースとなります。白滝へのコースは健脚向きであり、時間を要するので、ここを左に取ると尾根道の下りとなり、やがて林道と交差します。横断して雑木林を下ると林道登山口にたどり着きます。ここからは林道を下ると、やがて登山口近くの三差路に到着します。なおも林道を下ると、キャンプ場入口の駐車場に帰着します。
 時間に余裕があれば、矢研の滝へ足を延ばすのも良いでしょう。橋を渡り、尾鈴キャンプ場の中を横切って矢研谷を30分ほど歩くと、高さ73mの大瀑布、矢研の滝が目に入ります。道も整備されていて楽々コースなので、ぜひおすすめしたいスポットです。
 なお、このほかの白滝経由のコースについては、シャクナゲ千本林を左下に曲がらずそのまま進みます。30〜40年生の杉林のジグザグ道を下って行くと、やがて林道に出ます。林道を横切り、向かい側の杉林を下ります。登山者が少なく、登山道の切り開きがされていないため、迷いやすい箇所も多いです。十分注意しながら、踏み跡を探して確認しながら歩いてください。白滝付近では岩場があるので、足元に特に注意が必要です。滝へは、沢を渡ったところの左岸より少し登ると、滝壺の方に回り込むことができます。下って行くと欅谷の軌道跡があります。軌道は曲がりくねっており、ところによっては近道を取ることができるので、周囲を見定めながら下ってください。さぎりの滝やすだれの滝など、多くの滝が欅谷に落ち込む景観は見事です。小さなトンネルを過ぎると平坦な道になり、やがて登山口に到着します。このコースは距離が長いため、ほとんど下山に利用されています。
 また、若山牧水の故郷である東郷町(現日向市)大内バス停付近からカマエ林道経由の登山ルートもありますが、現在はほとんど利用されておらず、道は荒れて難路となっています。
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