白骨温泉から十石山へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 7時間10分
  • 10.8km

コースガイド

十石山を愛する地元有志により整備されたルート。樹林帯の尾根からハイマツ帯を歩くコース
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
7時間10分
歩行距離
10.8km
最大高低差
1,175m
水場
なし
トイレ
白骨温泉バス停付近
 白骨温泉の温泉街の外れに上高地乗鞍スーパー林道のC区間(白骨温泉安房峠間)の入口がありますが、現在は法面の崩壊などで不通となっています。無料化となったため料金所は取り壊されており、林道を少し上がると無線局のアンテナがあり、その近くに十石山への登山口があります。
 杉、檜の植林地の脇を抜けて白骨温泉の旅館街を見ながら、ナラ、ブナ、シラカバに囲まれた広葉樹林の中を歩くと、平坦地に出ます。平坦地はカラマツ林で丁字の分岐があり、左に折れれば「至十石山」の道標があります。曲がらないで直進するとササヤブの平坦地を抜けてスーパー林道へ交差します。
 道標に従ってカラマツ林を登っていくと、ほどなくシラカバ林に変わり、少し急登の尾根道を上がっていきます。ササ刈りは定期的にしてあり、歩きやすい道です。尾根道が平坦になったあたりでササの刈り込みが広くしてあるちょっとした休憩場所があります。尾根の平坦部あたりからは、ツガやシラビソの亜高山帯の樹種が増えてきます。シラビソの丸太の年輪は緻密で、それ程巨木でなくても200年以上の樹齢を誇るものもあります。
 徐々に傾斜がきつくなってくると、矮小化して低い樹高のシラビソ、ツガ類が見られるようになります。針葉樹が低くなり、やがて森林限界が近づくとナナカマドなどの灌木も見られるようになります。森林限界あたりからは北アルプスの山並みを眺望できます。登山道を囲むササ原は、ハイマツの絨毯が混じるようになります。
 ササよりハイマツの割合が多くなっていき、十石峠避難小屋の看板のある小屋に到着。小屋の入口には天水を貯めるタンクが設置してあり、必要な場合は沸かすなどして飲用に利用できます。ロフトもあり、広い小屋です。
 小屋裏に出るとハイマツの中に登山道が続き、十石山の三角点まで行くことができます。三角点が近づくにつれハイマツは背丈を越えてヤブ漕ぎ状態となります。頂上は緩い丘陵部分にあり、三角点がなければピークが分かりにくいです。三角点を越えてさらに登山道は尾根に続いていますが、途中が崩壊しているため通行不可となっています。ハイマツのヤブを抜けて崩壊地側を覗くと、剣ヶ峰から烏帽子岳、四ッ岳までの乗鞍の峰々が望めます。
 帰路は、往路をそのまま戻りますが、ハイマツ、ササ原、雪渓などでは登山道を見失わないように注意して下山しましょう。
十石山より望む乗鞍岳
十石山避難小屋の屋根越しに北アルプスを望む。
森林限界を過ぎると登山道はクマザサの中を縫って歩くようになる
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