国見尾根〜国見岳〜裏道
コース難易度
中級
- 5時間0分
コースガイド
御在所岳と隣接し山の雰囲気もよく似ているが、観光地化された喧噪とは離れた静かな山が楽しめる。岩尾根の国見尾根からは、向かい合う藤内壁がワイドに広がり、クライマーのコールが響く。春には、淡い緑の斜面がアカヤシオの華やかなピンクに彩られる。
テクニック度 |
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山行日数 |
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歩行時間 |
5時間0分 |
歩行距離 |
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最大高低差 |
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水場 |
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トイレ |
国見岳へは、湯の山温泉または朝明渓谷を起点とするのが一般的ですが、ここでは藤内小屋をベースにして、変化に富んだ岩尾根の国見尾根を登り、御在所岳や国見岳への代表的なコースである裏道を下るルートをご紹介します。
藤内小屋からは尾根道と岳不動道のふたつの登山道があり、岳不動道は国見尾根上に登り着いた地点で尾根道と合流します。国見尾根は、ゆるぎ岩や天狗岩などの奇岩が点在し、変化に富んだ景観とともに、そこからの展望が素晴らしく、鈴鹿の魅力をもっともよく感じられるコースといえるでしょう。
下山路となる裏道は、険しい道の多い御在所周辺にあって危険な箇所がほとんどない、平易で歩きやすい道です。もっとも多くの登山者に親しまれているコースでもあり、川鹿橋からロープウエイ湯の山温泉駅の下を通って三滝川北谷へと下っていきます。蒼滝茶屋を過ぎてスカイラインを横切ると、流れの上方を通る山腹道が続き、所々に鉄製の桟道が設けられています。
なお、北谷は2008年の豪雨以降、様相が大きく変わってしまい、荒れた状態となっています。常緑樹林の中にあったしっかり踏まれた登山道も、多くの区間で付け替えられましたが、御在所岳や国見岳を目指す登山者や、藤内壁を登るクライマーが行き交う、今も変わらぬ鈴鹿の中心的なルートです。
藤内小屋周辺も、現在では巨岩がごろごろと転がる荒れた谷となっており、裏道・国見尾根・岳不動道・腰越峠道といった登山道の分岐・合流点であった場所も様相が大きく変わっていますので、通行の際には注意が必要です。
国見岳への登山ルートは、かつては岳不動から国見尾根へと登る道が使われていましたが、現在は崩壊により通行止めとなっており、藤内小屋から北谷を渡って国見尾根を直接登っていくことになります。登山道はしっかりと踏まれており、登るにつれて花崗岩の岩の間から展望が広がる、快適なルートです。
大岩が積み重なったピークに着くと、目の前には岩壁の藤内壁が広がり、素晴らしい展望を楽しめます。ここが、通行止めとなった岳不動からの道との合流点です。
国見尾根は、ここから先もゆるぎ岩や天狗岩などの奇岩が連なる変化に富んだ道が続きます。これらの岩の上は眺望が開けていて、休憩場所としても最適な楽しい道です。
やがて県境稜線と合流し、右に少し登ると左側に分岐があります。ここでは「石門」と呼ばれる奇岩を見ることができます。この分岐からさらに進むと、岩が積み重なる国見岳の頂上に到着します。眺望の良い、静かな頂上です。
その後、県境稜線を南に向かって歩きます。先ほど登ってきた国見尾根との分岐を過ぎると、ガレ場が広がる展望の良い斜面を下り、やがて国見峠に出ます。ここで県境稜線と別れ、左側の裏道を下っていきます。この裏道も、以前は樹林に包まれた穏やかな道でしたが、豪雨によって道が付け替えられた区間があります。荒れた岩の多い沢沿いの道を下っていくと藤内小屋に着き、そこからは往路をたどって下山となります。
藤内小屋からは尾根道と岳不動道のふたつの登山道があり、岳不動道は国見尾根上に登り着いた地点で尾根道と合流します。国見尾根は、ゆるぎ岩や天狗岩などの奇岩が点在し、変化に富んだ景観とともに、そこからの展望が素晴らしく、鈴鹿の魅力をもっともよく感じられるコースといえるでしょう。
下山路となる裏道は、険しい道の多い御在所周辺にあって危険な箇所がほとんどない、平易で歩きやすい道です。もっとも多くの登山者に親しまれているコースでもあり、川鹿橋からロープウエイ湯の山温泉駅の下を通って三滝川北谷へと下っていきます。蒼滝茶屋を過ぎてスカイラインを横切ると、流れの上方を通る山腹道が続き、所々に鉄製の桟道が設けられています。
なお、北谷は2008年の豪雨以降、様相が大きく変わってしまい、荒れた状態となっています。常緑樹林の中にあったしっかり踏まれた登山道も、多くの区間で付け替えられましたが、御在所岳や国見岳を目指す登山者や、藤内壁を登るクライマーが行き交う、今も変わらぬ鈴鹿の中心的なルートです。
藤内小屋周辺も、現在では巨岩がごろごろと転がる荒れた谷となっており、裏道・国見尾根・岳不動道・腰越峠道といった登山道の分岐・合流点であった場所も様相が大きく変わっていますので、通行の際には注意が必要です。
国見岳への登山ルートは、かつては岳不動から国見尾根へと登る道が使われていましたが、現在は崩壊により通行止めとなっており、藤内小屋から北谷を渡って国見尾根を直接登っていくことになります。登山道はしっかりと踏まれており、登るにつれて花崗岩の岩の間から展望が広がる、快適なルートです。
大岩が積み重なったピークに着くと、目の前には岩壁の藤内壁が広がり、素晴らしい展望を楽しめます。ここが、通行止めとなった岳不動からの道との合流点です。
国見尾根は、ここから先もゆるぎ岩や天狗岩などの奇岩が連なる変化に富んだ道が続きます。これらの岩の上は眺望が開けていて、休憩場所としても最適な楽しい道です。
やがて県境稜線と合流し、右に少し登ると左側に分岐があります。ここでは「石門」と呼ばれる奇岩を見ることができます。この分岐からさらに進むと、岩が積み重なる国見岳の頂上に到着します。眺望の良い、静かな頂上です。
その後、県境稜線を南に向かって歩きます。先ほど登ってきた国見尾根との分岐を過ぎると、ガレ場が広がる展望の良い斜面を下り、やがて国見峠に出ます。ここで県境稜線と別れ、左側の裏道を下っていきます。この裏道も、以前は樹林に包まれた穏やかな道でしたが、豪雨によって道が付け替えられた区間があります。荒れた岩の多い沢沿いの道を下っていくと藤内小屋に着き、そこからは往路をたどって下山となります。
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御在所・霊仙・伊吹 2025