雌阿寒温泉から雌阿寒岳へ

コース難易度
初級
  • 日帰り
  • 3時間40分
  • 5.9km

コースガイド

雌阿寒岳を登る3本のコースの中で、最も多くの登山者に利用されているコース。傾斜や距離のバランスがよく登りやすい
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
3時間40分
歩行距離
5.9km
最大高低差
789m
水場
なし
トイレ
公設駐車場
 傾斜や距離などのバランスがとれていて登りやすく、登山口近くに日帰り入浴もできる宿泊施設や水洗トイレのある公設駐車場があることも利用者の多い理由です。
 車を利用する場合は登山口付近は見通しが悪いので駐停車せずに野中温泉の先の公設駐車場に向かい、トイレを済ませてから雌阿寒温泉登山口に向かいましょう。登山はアカエゾマツの純林からスタートします。入林届けのポストの周りには火山活動に関する諸注意の看板があるので、しっかりと確認してください。
 きつい傾斜は一合目まで。二合目前後は林床部の苔が美しい針葉樹の森で、マツの根が階段状になっています。針葉樹の稚樹やゴゼンタチバナを楽しみながら進みます。ここまでは林内で日差しも風あたりも弱いですが、三合目からはハイマツ帯で、常に頭上が開いているので紫外線対策をしておきましょう。ハイマツの中の登山道は途中から水平となり展望が開けて大雪山系なども見えてきます。火砕流が流れた谷に降りて再び登り返すと、五合目までは展望のある岩場とハイマツのトンネルくぐりが繰り返されます。岩場ではメアカンキンバイやメアカンフスマ、イワブクロなどが咲き、登るにつれてオンネトーの湖面が広くなってくるのが見えて気分も盛り上がってきます。
 六合目でハイマツ帯もほぼ終わりガンコウランなどの低矮小木群落に。七合目と八合目の間の岩の上の電気スタンドのようなものは火山活動で避難が必要な際に鳴らされるサイレンです。八合目までしか聞こえないため山頂には長居しないように等、登山口の看板に記されています。八合目前後はメアカンフスマなどの群生地ですが、登山道を外れたり写真撮影のために踏み込むなどで、随分とその数を失っています。
 アマツバメが飛びまわる九合目からはいよいよ火口縁です。この先は風を遮るものがないので防風対策を。噴気の音にポンマチネシリ火口をのぞきこめばその底に赤沼が見えます。山頂までは火口の際ギリギリを進むので規制ロープを守り滑落しないように進みます。強風の時は風に体があおられて、山頂を目の前に諦めざるを得ないこともあります。なだらかな雌阿寒岳山頂からは噴気を上げる中マチネシリ火口と剣ヶ峰、阿寒湖と雄阿寒岳、遠く斜里岳や知床連山の姿も見られます。
 復路は同じ道を雌阿寒温泉登山口まで下山します。
雌阿寒岳山頂。噴気を上げる中マチネシリ火口の奥に阿寒湖、雄阿寒岳を望む。
九合目付近からの展望。ポンマチネシリ火口の底にある赤沼。
ハイマツ帯を縁どるエゾイソツツジ。
麓の針葉樹林
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