白沢登山口から餓鬼岳、唐沢岳へ
コース難易度
中級
- 2泊3日
- 17時間50分
- 18.4km
コースガイド
白沢の渓谷美を味わい、眺めのよい峰を縦走します。餓鬼岳、唐沢岳への健脚コース。歩き応えがあります。

テクニック度 |
難易度の目安 難易度の目安
テクニック度
|
山行日数 |
2泊3日 |
歩行時間 |
17時間50分 |
歩行距離 |
18.4km |
最大高低差 |
1,654m |
水場 |
最終水場 |
トイレ |
白沢登山口 |
全般に道はよく整備されています。しかし以前と異なり、登山口から最終水場までの区間では、沢床を歩く箇所が多くなりました。渡渉を繰り返しますので、テープ印、ペンキ印を確認しながら進みましょう。視界の悪い時は要注意です。
標識を確認して白沢登山口を出発。林道を歩いたのち、左へ進んで登山道に入ります。道は沢筋に延びており、右岸左岸を縫うように進むと紅葉ノ滝、ついで魚止ノ滝に至ります。水音が心地よい場所です。しばらくすると最終水場に出ます。餓鬼岳小屋周辺に水場はありません。休憩を兼ねて汲んでおきましょう。ここまで道はよく整備されていますが、クサリや桟道が架かるところがあるので注意しましょう。
最終水場をあとにすると、ざらざら滑りやすい急坂となります。しだいに足元はよくなりますが、坂が急なことは変わりません。これを越えると大凪山ですが、標識がなければ通り過ぎてしまうくらいです。さらに登ってゆくと「百曲り」と呼ばれる急坂に差し掛かります。またしばらくは我慢です。このあたりはダケカンバやナナカマドが多く、秋は美しい景色が広がります。つづら折りの急坂を越えると、ようやく餓鬼岳小屋に到着します。わずかに登れば好展望の餓鬼岳山頂です。「剣吊り」と呼ばれる岩峰の向こうに燕岳と槍ヶ岳、唐沢岳の横には針ノ木岳、蓮華岳などが望めます。
餓鬼岳山頂から唐沢岳に向かいます。稜線伝いに下ったのち、針葉樹林を抜けてわずかに登り返すと、コマクサの群落地に出て視界が開けます。枝道がありますが、これは展望台を往復する道です。見送って進むと、唐沢岳の姿が視界に入ります。この先しばらくは急坂を下るので足元に注意です。下り終えて樹林の道を登り返すと「餓鬼のコブ」と呼ばれる峰に至ります。頂上部はかなり広く、休憩に適しています。
餓鬼のコブから先もかなり急坂です。鞍部を過ぎてしばらくはゆるやかな登りですが、小さく上下したのち、坂は再びきつくなります。岩場を通過する際は慎重に。しばらくのち岩峰を巻き、コマクサ群落のある砂地の急坂を越えると、ようやく唐沢岳に到着します。岩峰の頂といった趣で、高度感があります。展望はすばらしく、野口五郎岳から鹿島槍ヶ岳に続く後立山の山並みを一望できます。しかも、訪れる人が少ないため静かな時間を楽しめます。
帰路は往路を戻ります。以前は餓鬼岳山頂部を迂回する道を利用できましたが、植生回復のため通行禁止です。山頂経由で餓鬼岳小屋に戻りましょう。
標識を確認して白沢登山口を出発。林道を歩いたのち、左へ進んで登山道に入ります。道は沢筋に延びており、右岸左岸を縫うように進むと紅葉ノ滝、ついで魚止ノ滝に至ります。水音が心地よい場所です。しばらくすると最終水場に出ます。餓鬼岳小屋周辺に水場はありません。休憩を兼ねて汲んでおきましょう。ここまで道はよく整備されていますが、クサリや桟道が架かるところがあるので注意しましょう。
最終水場をあとにすると、ざらざら滑りやすい急坂となります。しだいに足元はよくなりますが、坂が急なことは変わりません。これを越えると大凪山ですが、標識がなければ通り過ぎてしまうくらいです。さらに登ってゆくと「百曲り」と呼ばれる急坂に差し掛かります。またしばらくは我慢です。このあたりはダケカンバやナナカマドが多く、秋は美しい景色が広がります。つづら折りの急坂を越えると、ようやく餓鬼岳小屋に到着します。わずかに登れば好展望の餓鬼岳山頂です。「剣吊り」と呼ばれる岩峰の向こうに燕岳と槍ヶ岳、唐沢岳の横には針ノ木岳、蓮華岳などが望めます。
餓鬼岳山頂から唐沢岳に向かいます。稜線伝いに下ったのち、針葉樹林を抜けてわずかに登り返すと、コマクサの群落地に出て視界が開けます。枝道がありますが、これは展望台を往復する道です。見送って進むと、唐沢岳の姿が視界に入ります。この先しばらくは急坂を下るので足元に注意です。下り終えて樹林の道を登り返すと「餓鬼のコブ」と呼ばれる峰に至ります。頂上部はかなり広く、休憩に適しています。
餓鬼のコブから先もかなり急坂です。鞍部を過ぎてしばらくはゆるやかな登りですが、小さく上下したのち、坂は再びきつくなります。岩場を通過する際は慎重に。しばらくのち岩峰を巻き、コマクサ群落のある砂地の急坂を越えると、ようやく唐沢岳に到着します。岩峰の頂といった趣で、高度感があります。展望はすばらしく、野口五郎岳から鹿島槍ヶ岳に続く後立山の山並みを一望できます。しかも、訪れる人が少ないため静かな時間を楽しめます。
帰路は往路を戻ります。以前は餓鬼岳山頂部を迂回する道を利用できましたが、植生回復のため通行禁止です。山頂経由で餓鬼岳小屋に戻りましょう。
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