名頃新登山口から三嶺を経て矢筈峠へ

コース難易度
中級
  • 1泊2日
  • 10時間40分
  • 18.6km

コースガイド

四国一人気のある三嶺から高知徳島県境を歩く静かな尾根道。四国の最深部の山々をつなぐ。
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
1泊2日
歩行時間
10時間40分
歩行距離
18.6km
最大高低差
994m
水場
三嶺ヒュッテ
トイレ
三嶺ヒュッテ
 このルートの醍醐味は何といっても三嶺から天狗塚の笹原を空中散歩するかのごとく絶景の中を歩けることです。三嶺山頂は四国随一360度展望が楽しめます。国道439号(=通称439街道)の案山子の里である名頃の集落の対岸には50台収容可能な駐車場があります。水洗トイレなどが完備される立派な駐車場です。ここが名頃新登山口で道標に従って尾根を忠実にたどります。このルートの一つの見どころであるブナ・ミズナラ林の静かな登山道が迎えてくれます。防獣ネットのあるダケモミの丘を過ぎると少し平坦になり三嶺の東尾根を詰めていきます。勾配が急になり始めどんどん進んでいくと灌木帯になり、水場・大岩を過ぎ、乗越の階段を登れば神秘的な頂上台地の池のほとりに出ます。この台地には三嶺ヒュッテがあり入山が遅ければここで宿とするのも一案です。三嶺の山頂はその先の三角の形をした場所になります。季節には多くの高山植物が足元を飾り、笹の広がる風景と遠望に疲れを忘れるほどです。青ザレ、大タオと稜線の笹をかき分け進み、西熊山を越えれば下方に小屋が見えてきます、高知県が設置したお亀岩避難小屋です。縦走する登山者にはうれしいタイミングで現れる休息地であり宿泊場所です。水場は小屋の下か、徳島側の幕営地にあります。西に進み天狗峠がジャンクションポイントになりますが、少し時間を取って天狗塚に足を延ばしても良いでしょう。これから南下して綱附森を目指します。稜線は笹が再び生い茂り歩行に難がありますが、山頂は展望が開けた心地よい場所です。春にはこの稜線はツルギミツバツツジの花が咲き誇ります。まさに桃源郷を彷彿させるルートです。笹の高原のアップダウンを繰り返せば2時間ほどで矢筈峠(アリラン峠)に到着します。登山には自家用車が最適ですが、縦走するにはこの峠にも駐車可能な広場もあるのであらかじめ回送しておきましょう。ここもトイレが設置され登山起点となるところです。土佐矢筈山、小桧曽山を経由して京柱峠にも歩を進めることができます。
 この近辺では熊の目撃情報があります。絶滅が確実視されている四国のツキノワグマですが、遭遇したら慌てず落ち着いて対処・退避しましょう。決して荷物を置いて逃げ出すことの無いように。登山は人間がその地域のゲストだということを忘れずに。
西熊山から三嶺、右奥に次郎笈
お亀岩にある道標
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