落合峠から寒峰へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 5時間15分
  • 9.2km

コースガイド

早春の福寿草も出迎えてくれる祖谷山系の四国の名だたる山が360度楽しめる眺望抜群の頂。
テクニック度
岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
5時間15分
歩行距離
9.2km
最大高低差
883m
水場
なし
トイレ
住吉神社
 祖谷地方と吉野川方面を結ぶ落合峠は時にカモシカが歩いているような静かな峠です。四国山地の中央脊梁の北側に位置し、黒笠山や矢筈山を有するいわゆる祖谷山系と呼ばれる山塊に寒峰はあります。この寒峰に異常なまで登山者が多くなるのは残雪まだ残る3月中旬頃から4月にかけての初春です。日本の三瑞草であるフクジュソウ(福寿草)の観草登山が盛んになります。その一つ登山口である落合峠は祖谷街道である国道439号を三好市落合からか、吉野川沿いの国道192号を東みよし町西庄から県道44号を上ります。深淵地区を過ぎ、高度を稼いでいくと国土交通省が設置した雨量計施設のある場所が落合峠です。この峠にも小さいながら避難小屋といえる建物がありトイレも設置されています。
 この登山起点からは東に矢筈山・黒笠山に延びる稜線と西に寒峰へと延びる尾根があります。この峠を西に緩やかに続く斜面を登っていくと落禿を通ります。この辺りには鎖を掛けた急坂があり笹が深く少し歩道は整備がなされていませんが踏み跡がしっかりしているので苦労なく歩けます。前烏帽子山は展望が良好で烏帽子山の分岐にもなっています。ここからアップダウンを繰り返し奥ノ井への分岐を過ぎればすぐに寒峰頂上です。ここは南に剣山系、北側の風景は西から愛媛の石鎚山系・赤石山系、阿讃山脈の展望が開けます。このピークは東側にある矢筈山も同様に、四国の高峰を一挙に見たいというのならこの山域をお勧めします。
 フクジュソウの群落を目当てに急勾配を下り栗枝渡の住吉神社へ進みます。フクジュソウは途中の谷あいの残雪がある所に多く、雪の間に鮮やかな黄色い花の大群落を見ることができます。ただし登山道を離れる場合は節度ある行動をして自然破壊にならないよう努めることを忘れずに。この沢筋で転落事故も発生しています。住吉神社付近にも多くのフクジュソウを見ることができますので観草だけが目的であれば、山の中に入らずともこの周辺を散策するのもよいでしょう。なお、この住吉神社を起点に寒峰を周回するルートも取れます。この場合は寒峰を過ぎて奥ノ井分岐を南に下るのですが道中のヒノキ林は残雪期には迷うことがあるのでルートファインディングは慎重に。最も人出が見込まれるフクジュソウのシーズンは雪が多少なりともあります。アイゼンの準備はお忘れなく。
 車を回送する場合は林道登山口、住吉神社登山口ともに駐車できますが、交通の障害にならないようにしましょう。
落合峠と落禿
フクジュソウ
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