ロックガーデンから六甲山最高峰を経て有馬温泉へ

コース難易度
中級
  • 日帰り
  • 5時間10分
  • 12.2km

コースガイド

人気のロックガーデンから六甲山最高峰を越え、屈指の名湯・有馬温泉を目指す、六甲を代表する定番コース
テクニック度
岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
日帰り
歩行時間
5時間10分
歩行距離
12.2km
最大高低差
901m
水場
なし
トイレ
最高峰付近
 本コースは比較的距離が長く、きつい登りが何箇所かあり、歩き応えは充分。体力に自信がない場合は、東おたふく山登山口から土樋割峠を経て七曲りから最高峰を目指してもよいでしょう。
 阪急芦屋川駅から芦屋川の西側を北へ。しばらくは住宅街の道で、道標に従って高座ノ滝へ向かいます。滝の手前には古くから登山者に親しまれてきた茶屋が2軒あります。この先最高峰直下までトイレはないので注意。
 高座ノ滝からロックガーデン中央稜へ。一帯は風化花崗岩の岩場で、一部クサリが設置された箇所もありますが、足場をよく確認しながら丁寧に登れば難しくはありません。
 露岩帯を過ぎると傾斜も落ち着き、歩きやすい樹林帯の道をたどり眺望の良い風吹岩に着きます。展望を楽しんだら、最高峰に向かいます。横池、打越峠、なかみ山、黒五谷方面などの分岐を見送り、ゴルフ場を横切って急坂を登り切ると雨ヶ峠(この間は近年イノシシ被害が頻発しているので注意が必要です)。東屋があり、東おたふく山への道が分かれます。住吉川のほとりへいったん下り、本庄橋跡から七曲りへ。標高差約300mと、本コース中一番長い登りが続くパートです。つづら折りの急登を登り切り、一軒茶屋に出て車道を横切り(トイレあり)、ひと登りすると六甲山最高峰に到着。山頂は1等三角点のある広場で、眺望のよい場所です。
 有馬温泉へは、トイレ横の石畳の道を下ります。間違って車道の方(全山縦走路)へ行かないよう要注意です。
 かつて、深江や魚崎の浜から有馬へ魚を運んだ「魚屋道」と呼ばれる道を下ります。樹林の中にのびる静かで歩きやすい道です。瑞宝寺公園へ向かう筆屋道、紅葉谷へ下る炭屋道の分岐を過ぎて魚屋道を下りきると、温泉噴出のため小動物が落命したという「虫地獄」の碑があり、車道に合流します。
 かんぽの宿、銀の湯、金の湯など、立ち寄り入浴できる施設も多く、土産物屋や飲食店が軒を並べる通りには「関西の奥座敷」と言われる温泉街らしい風情が漂います。時間が許せば温泉で汗を流すのもよいでしょう。金の湯横の足湯(無料)もおすすめです。温泉街を抜けると、神戸電鉄有馬温泉駅に到着です。
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