弥山川から弥山へ

コース難易度
上級
  • 1泊2日
  • 12時間55分
  • 23.2km

コースガイド

弥山川には双門滝のほか幾つかの美瀑が懸かり、奇勝・双門や東剣城、西剣城といった絶壁がそそり立っています。
テクニック度
岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
難易度の目安
難易度の目安
テクニック度
    岩場やクサリ場などがなく、問題なく歩ける
    岩場やクサリ場などがあり、部分的に注意が必要
    岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
山行日数
1泊2日
歩行時間
12時間55分
歩行距離
23.2km
最大高低差
1,295m
水場
弥山小屋(有料)
トイレ
弥山小屋
 天川川合から川迫川沿いの車道(国道309号)を行き、熊渡で橋を渡り左岸の林道を歩きます。ミノ川谷を過ぎるとカナビキ谷に出合いますが、その手前ガードレールのある枝道を下ると八丁河原に出ます。白川八丁ともいい「月の上旬15日は水が流れ、下旬の15日は水が河原の下を流れる」との伝説があります。
 釜滝の50〜70mくらい下流の地点で谷は右に曲がり、やがて釜滝5mの前に出ます。行くてはるかにそそり立つ障壁を望み、一息つくにはいい場所です。滝の前から右岸を高巻くと弥山ダムがあり、川沿いに右岸を進みます。3つ目の堰堤の上から河身に下って対岸の梯子を登り、山の鼻を廻り込むと一ノ滝と二ノ滝の前面に立ちます。両岸に岩壁を従え壮観な眺めです。滝の景観を満喫したら、滝前の吊橋を右岸に渡ります。周りは広くなり右から左へと急斜面をジグザグに登り右下に少し下り岩穴をくぐると、落差18mの三ノ滝が現れます。ここからは垂直のハシゴ登りが続き、背後には白川八丁が見下ろせます。登り詰めて2つ目のコブからは左側の梢越しに双門の石門が望めます。そこから少し下ると仙人嵓前のテラスに着きます。対岸には仙人嵓がそそり立ち、奥に一条の長瀑を落とす双門滝がすさまじい。落差は約60mもあり「日本の滝100選」に選ばれただけの価値があります。
 ここからは左上へ尾根道を登ります。通行止めの旧道の分岐からさらに登って弥山への道標から右折して、ザレた急斜を谷間に下ります。前方に懸かるは三鈷滝で道は一旦河原に出て、高巻いて再び河原に降りるとまもなく右岸の台地に河原小屋跡があります。利用度の高い小屋でしたが、2011年9月の台風で流失してしまいました。京阪神を朝出発の場合、メンバーの力量にもよりますが、第1日目はこの辺りでテント泊となります。時間に余裕があれば、あと1時間30分程も頑張れば狼平に建つ避難小屋まで行けます。
 翌朝は早朝出発。小屋跡からは川沿いに樋ノ谷出合へと向かいますが、谷筋は大崩壊の爪痕により土砂が堆積しており道は不明瞭となっています。樋ノ谷出合で巨岩の鎮座する右の本谷の斜瀑に沿って千丈嵓をクサリバシゴで攀じて、聖門滝の左岸を伝い廊下を抜けると明るい谷間になり狼平に架かる吊橋の袂に登り着きます。あとは弥山まではよく踏まれた道(天川川合から弥山、八経ヶ岳へ(コースガイド)参照)で下山は川合道を取り、栃尾辻を経て天川川合に下ります。
 アプローチにマイカーを利用の場合はナメリ坂からナメリ谷の右岸尾根を下り、カナビキ谷の右岸に沿って下れば往路にたどった弥山川沿いの林道に下り着き、そこから25分も歩けば熊渡に到着です。狼平から熊渡まで約2時間30分の道程です。
壮観な眺めの一ノ滝の前面に立つ
遡行を終え、狼平避難小屋へと到着
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